大連体育中心

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大連体育中心

大連体育中心(だいれんたいいくちゅうしん、中国語:大连体育中心)は、中華人民共和国遼寧省大連市甘井子区にある総合スポーツ施設で、西北路と蘭陵路の交差地点に位置し、総敷地面積は82万平方メートルある。2012年から段階的に完成し、国際クラスの試合やイベントを開催している。中国サッカー・スーパーリーグ所属大連人職業足球倶楽部の本拠地である。

概要[編集]

第12回中華人民共和国全国運動会の開催に合わせ建設された。 体育中心内には、スタジアム体育館テニスコート、屋内テニス練習場、野球場プール、メディアセンター、トレーニングセンター、屋内陸上競技場が整備された。合計10棟の施設が建てられ、総建築面積は約50万平方メートルにおよぶ。

スタジアム[編集]

ライトアップ

2009年に着工し、2011年供用開始。敷地面積13万5,000平方メートル、建築面積12万平方メートル、地上6階、座席数6万1,000席ある。陸上競技、サッカー、その他のオリンピック競技や大規模なイベント・コンサート公演も開催可能である。屋外練習場の面積は6万平方メートル。 第12回中華人民共和国全国運動会では男子サッカー、女子サッカー競技が行われた。

体育場[編集]

敷地面積95,000平方メートル、建設面積83,000平方メートル、座席数18,000席ある。中国東北部では最大の多機能屋内スタジアムである。第12回中華人民共和国全国運動会の体操競技会場である。

2013年9月下旬、不動産開発会社中盛グループが大連体育場の命名権を取得したと発表した。それ以降、正式に「中升文化中心」に改名された。

テニスコート[編集]

敷地面積は10万平方メートル、総建築面積は4万4千平方メートル、高さは16.9メートル。10,000人収容可能なテニス決勝会場、屋内テニス練習場4会場、2,000人収容可能な準決勝会場が2会場、予選会場、練習場を整備した。

野球場[編集]

2011年6月に着工している。敷地面積4万平方メートル、建設面積1,900平方メートル、座席数3,015席、プロ野球の国際大会の開催が可能である。野球場は通常のソフトボール場にも転用可能となっている。中国野球が発展途上であり使用頻度は低く、競技場不足のため、2018年からは大連宜芳のサッカー練習場として使用されている。また、予備チームの一部試合を開催している。

遊泳館[編集]

国際競技基準を満たしたプールを建設した。波形の形状をしており、敷地面積は40,000平方メートル、建設面積は37,000平方メートル、高さは25メートル、座席数は4,200席ある。10レーンの競技用50メートルプール、飛び込み競技用プール、8レーンの50メートルトレーニング・ウォーミングアップ用プールが整備された。水泳、シンクロナイズドスイミング飛び込み水球などの競技が開催可能となっている。

アクセス[編集]

外部リンク[編集]