SoftBank X01HT

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ソフトバンクモバイル X01HT
キャリア ソフトバンクモバイル
製造 HTC
発売日 2006年10月14日
概要
OS Windows Mobile 5.0
CPU SamsungスタックCPU (No.2442) 400MHz
音声通信方式 SoftBank 3GW-CDMA
GSM
(1900/2100MHz(W-CDMA)
900/1800/1900MHz(GSM))
データ通信方式 HSDPA
IEEE 802.11b/g
形状 スライド
QWERTY配列
サイズ 58×112.5×21.95mm
質量 176 g
連続通話時間 W-CDMA網:約240分
GSM網:約300分
連続待受時間 W-CDMA網:約250時間
GSM網:約200時間
充電時間 180分
外部メモリ microSD
FeliCa なし
赤外線通信機能 なし
Bluetooth あり
放送受信機能 非対応
メインディスプレイ
方式 TFT液晶
解像度 QVGA
(240×320ドット
サイズ 2.8インチ
表示色数 65,536色
サブディスプレイ
なし
メインカメラ
画素数・方式 200万画素CMOS
機能 なし
サブカメラ
画素数・方式 10万画素CMOS
機能 なし
カラーバリエーション
ホワイト
ブラック
(2007年3月16日追加)
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

SoftBank X01HTソフトバンクX01HT)はHTCが開発しソフトバンクモバイルが販売するWindows Mobile搭載のポケットPC(HTC Hermes)である。

スペック[編集]

主な機能・サービス[編集]

主な対応サービス
S!一斉トーク S!ともだち状況 Yahoo!mocoa
S!ループ S!タウン S!速報ニュース
PCサイトダイレクト 電子コミック S!アプリ
着うたフル着うた デコレメール S!電話帳バックアップ
S!FeliCa S!ミュージックコネクト S!GPSナビ
コンテンツおすすめメール TVコール 国際ローミング
ワンセグ 3G ハイスピード
下り最大1.8Mbps
S!おなじみ操作

機能制限と対策[編集]

  • Yahoo!ケータイ非対応。公式には発表されていないが、WAP用のアクセスポイントに接続することで利用可能である。S!メール2007年3月16日よりMy SoftBankで配布されている「SoftBankメール」アプリを使うことにより対応する。また有志によるMMS受信ソフトも開発されている。
  • 公式にはパソコンやPDAのモデムとしては動作しないとしている。ただし、これはハードウェアの制限によるものではない。

特徴[編集]

開発コードネーム・"HTC Hermes"と呼ばれていた機種(正式な製品名はHTC TyTn)をソフトバンクモバイル向けにカスタマイズを行っている。NTTドコモから販売されているhTc ZもHTC Hermesをベースにした機種だが、ソフトバンクモバイルから販売されている機種はHERM200と呼ばれているものであり、HSDPAを標準でサポートしている(ハードウェアとしてはどちらもHSDPAに対応しており、ソフトウェアにより切り替わる)。

HermesおよびhTc Zにない機能で本機種にのみある機能としては、一定期間ソフトバンクまたは旧ボーダフォンのSIMカードを挿入していない状態が続いた場合、システムを利用できないようにするという機能がある。正規のSIMカードが挿入されているかどうかは電波の到達状況をトリガーにしているため、フライトモードに設定されているとこの判断が先延ばしにされるが、フライトモードを継続している場合であっても、一定期間を過ぎた場合はやはり機能が利用できなくなる。

工場出荷時の時計設定が比較的古い日時のため、購買直後に電波が到達しない場所で時計を設定した場合、この機能に引っかかる場合がある。この問題の対策として、2006年11月に実施されたバージョンアップにおいてデフォルトの日時が未来に設定されるようになった。

解約後の使用を制限するために、ワンセグ携帯などでも同様の機能が導入されている。しかし、専らこれらの機能を回避することを身上にしているユーザーたちによって、次々と対策が練られているのも事実である。

HTCの本格的な日本進出モデル[編集]

時を前後して NTT DoCoMo からハードウェア同型の htc Z が発売されているが、当初は法人チャンネルだけ(のちに本体を7万円前後でWeb販売を一般向けに開始)だったため、HTCにとってはX01HTが初のコンシューマモデルということになる。X01HT発売の2006年10月の時点ですでにPDAの世界市場でトップシェアを持っていたHTCはSoftBank Mobile のマーケティング活動以外にも積極的なマーケティング活動を展開。2007年3月のホワイトモデル発売に際しては「就職活動に使えるケータイ」であるとして、JR新宿駅構内にスマートフォン・カフェを期間限定で出店し、PDAとして使えることをアピールした。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]