2006年バレーボール女子世界選手権
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2006年バレーボール女子世界選手権 | |
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開催国 | 日本 |
期間 | 10月31日 - 11月16日 |
チーム数 | 24 |
優勝 | ロシア (1回目) |
MVP | 竹下佳江 |
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2006年バレーボール女子世界選手権(英語: 2006 FIVB VOLLEYBALL WORLD CHAMPIONSHIPS JAPAN)は2006年に日本で開催された第15回目のバレーボール女子世界選手権である。
予選
[編集]詳細は「2006年バレーボール世界選手権大陸予選」を参照
2005年1月12日から2005年8月28日にかけて予選が行われた。開催国である日本と前回優勝国であるブラジル(男子)、イタリア(女子)の3ヶ国・4チームは予選が免除された。男女併せて174カ国が参加した。
試合形式
[編集]1st Round(STAGE 1)
[編集]- まずは24チームが6チームずつ4グループ(プールA、B、C、D)に分かれて1回戦総当たり戦を行う。
- 次のラウンドに進めるのは各組から4ヶ国の16カ国。
2nd Round(STAGE 2)
[編集]- 16ヵ国を2つのグループに分けて此処でも1回戦総当たり戦を実施。
- 組み分けはプールEがAとDの組の上位4カ国、プールFはBとCの組の上位4カ国。
- 但し1次予選で戦った国の3試合の成績はそのまま持ち越し(成績共有。2次予選では戦わない)となるため、実際に試合をするのは4試合。
- 次のラウンドに進めるのは各組から6ヶ国の12カ国。
Final Round(STAGE 3)
[編集]- 12ヶ国がその順位によって3つのトーナメントグループに分かれて順位を決定。
- 大きく1-4位決定戦(2次リーグの上位2カ国ずつ)、5-8位決定戦(同3・4位の2カ国ずつ)、9-12位決定戦(同5・6位の2カ国ずつ)と分けられ、それぞれ準決勝=予備戦と決勝=順位決定戦が行われる。
- 1~4位決定戦の決勝で勝った国が世界一。
出場国
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1st Round
[編集]Pool A(東京・代々木)
[編集]順位 | チーム | 勝ち点 | 勝 | 負 | ||||||
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1 | チャイニーズタイペイ | - | ○3-1 | ○3-1 | ○3-2 | ○3-0 | ○3-0 | 10 | 5 | 0 |
2 | 日本 | ●1-3 | - | ○3-1 | ○3-1 | ○3-0 | ○3-0 | 9 | 4 | 1 |
3 | ポーランド | ●1-3 | ●1-3 | - | ○3-2 | ○3-1 | ○3-1 | 8 | 3 | 2 |
4 | 韓国 | ●2-3 | ●1-3 | ●2-3 | - | ○3-0 | ○3-0 | 7 | 2 | 3 |
5 | コスタリカ | ●0-3 | ●0-3 | ●1-3 | ●0-3 | - | ○3-2 | 6 | 1 | 4 |
6 | ケニア | ●0-3 | ●0-3 | ●1-3 | ●0-3 | ●2-3 | - | 5 | 0 | 5 |
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Pool B(札幌)
[編集]順位 | チーム | 勝ち点 | 勝 | 負 | ||||||
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1 | ロシア | - | ○3-1 | ○3-1 | ○3-1 | ○3-1 | ○3-0 | 10 | 5 | 0 |
2 | ドイツ | ●1-3 | - | ○3-1 | ○3-0 | ○3-0 | ○3-0 | 9 | 4 | 1 |
3 | 中国 | ●1-3 | ●1-3 | - | ○3-1 | ○3-0 | ○3-0 | 8 | 3 | 2 |
4 | アゼルバイジャン | ●1-3 | ●0-3 | ●1-3 | - | ○3-1 | ○3-0 | 7 | 2 | 3 |
5 | ドミニカ共和国 | ●1-3 | ●0-3 | ●0-3 | ●1-3 | - | ○3-0 | 6 | 1 | 4 |
6 | メキシコ | ●0-3 | ●0-3 | ●0-3 | ●0-3 | ●0-3 | - | 5 | 0 | 5 |
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Pool C(神戸)
[編集]順位 | チーム | 勝ち点 | 勝 | 負 | ||||||
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1 | ブラジル | - | ○3-0 | ○3-2 | ○3-0 | ○3-0 | ○3-0 | 10 | 5 | 0 |
2 | アメリカ合衆国 | ●0-3 | - | ○3-2 | ○3-0 | ○3-2 | ○3-0 | 9 | 4 | 1 |
3 | オランダ | ●2-3 | ●2-3 | - | ○3-0 | ○3-2 | ○3-0 | 8 | 3 | 2 |
4 | プエルトリコ | ●0-3 | ●0-3 | ●0-3 | - | ○3-1 | ○3-0 | 7 | 2 | 3 |
5 | カザフスタン | ●0-3 | ●2-3 | ●2-3 | ●1-3 | - | ○3-0 | 6 | 1 | 4 |
6 | カメルーン | ●0-3 | ●0-3 | ●0-3 | ●0-3 | ●0-3 | - | 5 | 0 | 5 |
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Pool D(名古屋)
[編集]順位 | チーム | 勝ち点 | 勝 | 負 | ||||||
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1 | セルビア・モンテネグロ | - | ○3-1 | ○3-1 | ○3-0 | ○3-2 | ○3-0 | 10 | 5 | 0 |
2 | イタリア | ●1-3 | - | ○3-1 | ○3-0 | ○3-0 | ○3-0 | 9 | 4 | 1 |
3 | キューバ | ●1-3 | ●1-3 | - | ○3-0 | ○3-2 | ○3-0 | 8 | 3 | 2 |
4 | トルコ | ●0-3 | ●0-3 | ●0-3 | - | ○3-2 | ○3-0 | 7 | 2 | 3 |
5 | ペルー | ●2-3 | ●0-3 | ●2-3 | ●2-3 | - | ○3-0 | 6 | 1 | 4 |
6 | エジプト | ●0-3 | ●0-3 | ●0-3 | ●0-3 | ●0-3 | - | 5 | 0 | 5 |
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2nd Round
[編集]Pool E(名古屋)
[編集]A組とD組の上位4ヶ国・合計8カ国で対戦
Team | 勝点 | 勝 | 負 | 得点 | 失点 | 率 |
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イタリア | 13 | 6 | 1 | 568 | 448 | 1.268 |
セルビア・モンテネグロ | 13 | 6 | 1 | 628 | 563 | 1.115 |
キューバ | 12 | 5 | 2 | 578 | 532 | 1.086 |
日本 | 11 | 4 | 3 | 652 | 644 | 1.012 |
チャイニーズタイペイ | 10 | 3 | 4 | 574 | 636 | 0.903 |
トルコ | 9 | 2 | 5 | 493 | 540 | 0.913 |
韓国 | 8 | 1 | 6 | 552 | 592 | 0.932 |
ポーランド | 8 | 1 | 6 | 524 | 614 | 0.853 |
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Pool F(大阪・市中央体育館)
[編集]B組とC組の上位4ヶ国・合計8カ国で対戦
Team | 勝ち点 | 勝 | 負 | 得点 | 失点 | 率 |
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ブラジル | 14 | 7 | 0 | 628 | 517 | 1.215 |
ロシア | 13 | 6 | 1 | 596 | 512 | 1.164 |
オランダ | 11 | 4 | 3 | 620 | 646 | 0.960 |
中国 | 10 | 3 | 4 | 648 | 642 | 1.009 |
ドイツ | 10 | 3 | 4 | 609 | 606 | 1.005 |
アメリカ合衆国 | 10 | 3 | 4 | 605 | 608 | 0.995 |
アゼルバイジャン | 9 | 2 | 5 | 549 | 585 | 0.938 |
プエルトリコ | 7 | 0 | 7 | 394 | 533 | 0.739 |
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Final Round(大阪)
[編集]準決勝 | 決勝 | |||||
11月15日 – 大阪市中央体育館 | ||||||
イタリア | 0 | |||||
ロシア | 3 | |||||
11月16日 – 大阪市中央体育館 | ||||||
ロシア | 3 | |||||
ブラジル | 2 | |||||
3位決定戦 | ||||||
11月15日 – 大阪市中央体育館 |
11月16日 – 大阪市中央体育館 | |||||
セルビア・モンテネグロ | 1 | イタリア | 0 | |||
ブラジル | 3 | セルビア・モンテネグロ | 3 |
5-8位決定予備戦 | 5位決定戦 | |||||
11月15日 - 大阪市中央体育館 | ||||||
オランダ | 1 | |||||
日本 | 3 | |||||
日本 | 0 | |||||
中国 | 3 | |||||
7位決定戦 | ||||||
11月15日 - 大阪府立体育会館 | ||||||
キューバ | 1 | オランダ | 0 | |||
中国 | 3 | キューバ | 3 |
9-12位決定予備戦 | 9位決定戦 | |||||
11月15日 - 大阪府立体育会館 | ||||||
アメリカ合衆国 | 3 | |||||
チャイニーズタイペイ | 0 | |||||
アメリカ合衆国 | 3 | |||||
トルコ | 1 | |||||
11位決定戦 | ||||||
11月15日 - 大阪府立体育会館 | ||||||
トルコ | 3 | ドイツ | 3 | |||
ドイツ | 1 | チャイニーズタイペイ | 0 |
最終結果
[編集]2006年女子世界選手権優勝 |
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ロシア 初優勝 |
旧ソ連時代も含めれば16年ぶり6度目の優勝
順位 | 国 |
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2 | ブラジル |
3 | セルビア・モンテネグロ |
4 | イタリア |
5 | 中国 |
6 | 日本 |
7 | キューバ |
8 | オランダ |
9 | アメリカ合衆国 |
10 | トルコ |
11 | ドイツ |
12 | チャイニーズタイペイ |
13 | 韓国 |
アゼルバイジャン | |
15 | ポーランド |
プエルトリコ | |
17 | コスタリカ |
ドミニカ共和国 | |
カザフスタン | |
ペルー | |
21 | ケニア |
メキシコ | |
カメルーン | |
エジプト |
賞 | 選手 | |
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最優秀殊勲選手(MVP) | 竹下佳江 | 日本 |
ベスト・スコアラー | ネスリハン・ダルネル | トルコ |
ベスト・スパイカー | ロシル・カルデロン | キューバ |
ベスト・ブロッカー | クリスティアネ・フュルスト | ドイツ |
ベスト・サーバー | エレーナ・ゴーディナ | ロシア |
ベスト・セッター | 竹下佳江 | 日本 |
ベスト・リベロ | スザナ・チェービッチ | セルビア・モンテネグロ |
会場一覧
[編集]- Sapporo/きたえーる(札幌市豊平区)
- Sendai/仙台市体育館(仙台市太白区)
- Nagano/ホワイトリング(長野市)
- Saitama/さいたまスーパーアリーナ(さいたま市中央区)
- Tokyo 1st/国立代々木競技場第一体育館(東京都渋谷区)
- Tokyo 2nd/東京体育館(東京都渋谷区)
- Nagoya/名古屋レインボーホール(名古屋市南区)
- Osaka 1st/大阪市中央体育館(大阪市港区)
- Osaka 2nd/大阪府立体育会館(大阪市浪速区)
- Kobe/グリーンアリーナ神戸(神戸市須磨区)
- Hiroshima/広島グリーンアリーナ(広島市中区)
- Fukuoka/マリンメッセ福岡(福岡市博多区)
大会協賛
[編集]- 特別協賛
- 1998年本大会に続き2度目
- 公式飲料
オフィシャルサポーター
[編集]女子大会ではWaTの方が観戦・応援を行っていた。ただし、モーニング娘。は女子開幕戦と男子1次・2次ラウンド、Berryz工房は週末の男子ラウンド日本戦(関東地区内で行われる試合のみ)、DEF.DIVAはWaTと共に男子ファイナルラウンドのみ参加した。
TV放送
[編集]地上波
[編集]- 大会の模様はTBS系列で日本戦と世界一決定戦の決勝戦を独占放送。ゴールデンタイムを中心に40時間に渡って放送。また夏に同系列で放送される世界バスケと共にこの年の『2大スポーツ・世界大会/独占中継』として注目を集めた。
- この大会を盛り上げるための番組、「世界バレーTV Val!」が、TBSで2006年4月13日(木曜深夜、その後金曜深夜に移動)から12月1日まで放送された。
- 試合は11月15日(この日はサッカー日本代表の親善試合があったため)を除いて夜7時台~9時に放送した。基本的に試合進行中ながら生放送ではなく撮って出しで行われた。
- 当日のハイライトは「筑紫哲也NEWS23」(平日)「チューボーですよ!」(土曜日)「世界遺産」(日曜日)の後に10分間放送された。
- 試合翌日が平日のときは「みのもんたの朝ズバッ!」内において7:30前後(11月16日以降7:15前後)に「朝ズバッ!2006世界バレー」として前日のハイライトとこの日、日本と対戦する国の試合展望を放送した。
- 開催地の系列局では、日本戦以外の注目カードの中継も行われた。
- 朝日新聞は、過剰演出や、日本戦での特別扱いに関しての批判記事を掲載した。この種の批判は同様の手法でバレーボール大会中継を行っているフジテレビに対してもなされている[1]。
その他
[編集]- パーフェクト・チョイス、及びスカチャン!110(現・スカチャン)にて無料放送で108試合(男女各54試合)を中継した。1次ラウンドは日本戦を含む各10試合を録画、2次ラウンド以降は全試合を日本戦及び決勝戦は録画、それ以外は生中継。TBSとは別収録の国際映像を使用しており、「WaT×ハロー!プロジェクト」の出演シーンは全てカット。実況もTBSアナウンサーではなく、フリーアナウンサーの下田恒幸、節丸裕一、渡邊哲夫、上野晃、加藤じろう、解説はヨーコ・ゼッターランド、前田健、吉原知子、高橋有紀子が担当した。
- TBSチャンネルでも日本戦など22試合を地上波の同日時差放送。
- BSデジタル放送のBS-iでは、22時より「世界バレーハイライト2006」と題し、当日の試合のハイライトを日本戦中心に全放送。コメンテーターにパンツェッタ・ジローラモ、益子直美。