バレーボールセルビア女子代表

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Volleyball (indoor) pictogram.svgバレーボールセルビア女子代表
国または地域 セルビアの旗 セルビア
大陸連盟 欧州バレーボール連盟
協会 セルビアバレーボール連盟
監督 セルビアの旗 ゾラン・テルジッチ
国名コード SRB (Serbia)
FIVBランキング 3位(2017年8月版)[1]
オリンピック
出場回数 3回
初出場 2008 北京
最高成績 2位銀メダル(2016)
世界選手権
出場回数 4回
初出場 1978 世界選手権
最高成績 3位銅メダル(2006)
ワールドカップ
出場回数 2回
初出場 2007 ワールドカップ
最高成績 2位2位(2015)
欧州選手権
出場回数 15回
最高成績 1位優勝(2011)
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バレーボールセルビア女子代表は、バレーボールの国際大会で編成されるセルビアの女子バレーボールナショナルチームである。

なお、2002年までのユーゴスラビア2004年-2006年セルビア・モンテネグロも本項で扱う。

歴史[編集]

1947年国際バレーボール連盟へ加盟[2]、欧州選手権に初めて出場したのは1951年で銅メダルを獲得した。世界選手権に初めて出場したのは1978年でその時は16位だった。1991年の欧州選手権の12位を最後にしばらく欧州選手権の出場権を逃していたが、2003年に出場権を獲得し成績は9位に終わったが復活の兆しを見せた。

2005年欧州選手権では初戦でドイツを3-1で破り、クロアチアに1-3で敗れ、ルーマニアに3-2の辛勝、アゼルバイジャンポーランドに1-3で連敗しプールⅠを4位で通過と調子はいまいちだった。[要出典]5~8位決定戦ではオランダにストレートで敗れ、7位決定戦はクロアチアにストレート勝利した。

2006年はモンテネグロの分離独立が承認されたためにセルビア・モンテネグロとして国際大会に出る最後の年となった。2006年はオーソドックスなバレーの為ミスが少なく、個人能力を存分に活かすことのできるオープンバレーであった。[要出典]

セルビアモンテネグロとして出場した初めての3大大会であり最後の大会となった2006年世界選手権では開幕戦でイタリアを破ると、2戦目もキューバを接戦の末3-1で勝利し、一気に1次リーグ5戦全勝でプールDを1位通過を果たした。2次リーグは唯一日本に惜敗するもののプールEを2位で通過しベスト4に進出し、準決勝ではブラジルに敗れたが3位決定戦で再びイタリアと激突、ストレートで勝利し銅メダルを獲得した。セルビア・モンテネグロ躍進の立役者は「東欧の至宝」と称されるエース・アーニャ・スパソイエビッチ[要出典]エレーナ・ニコリッチであった。コート上飛び上がって喜ぶ選手達はセルビア国旗セルビア・モンテネグロ国旗両方を掲げ喜んだ。登録された全選手がセルビア出身のセルビア単一チームであったため、代表チームメイトが2007年以降分裂することはなかった。

しかし、2008年ワールドグランプリ欧州予選ではエース・ニコリッチの不調などで精彩を欠き、4位となり3位までに与えられる出場権を逃した。

2007年欧州選手権では初戦からスロバキアに足をすくわれるなどつまずいたが2戦目3戦目とフルセットで強豪のオランダと開催国のベルギーを降し2次進出し、2次では初戦でポーランドに完敗するがチェコブルガリアに勝利して準決勝に進出、抽選の結果、再びポーランド戦になるが若きエースであるヨバナ・ブラコチェビッチや若きチームの爆発力が前回王者ポーランドを降し大番狂わせを演じた。決勝のイタリア戦では敗れたが、ユーゴスラビア時代を含めても獲得したことのなかった銀メダルの栄冠に輝き、日本で行われる2007年ワールドカップの出場権を獲得した。

2008年に日本で開催された北京五輪世界最終予選では開幕から5連勝で早々と初の五輪出場を決めた。ポーランド戦はフルセットの末に敗れたが、最終戦で日本を破り2位通過を果たした。同年8月の北京五輪では予選ラウンドで4位通過となり、準々決勝で強豪キューバと対戦しストレートで敗れてベスト8止まりだった。

2009年、ポーランドで開催されたヨーロッパ選手権は7位と満足のいく結果ではなかったが、[要出典]2010年のヨーロッパリーグで優勝し、来年のワールドグランプリの出場権を獲得した。同年10-11月の世界選手権で2大会連続のメダルを狙ったが、イタリアドイツのライバル国に敗れて最終順位は8位だった。

2011年ワールドグランプリは初出場ながらも、予選ラウンドで中国アメリカ日本を下し4位で予選を突破した。決勝ラウンドには中国タイロシアと3連勝スタートを飾り、3位決定戦で再びロシアを倒して銅メダルを獲得した。同年のヨーロッパリーグでも3連覇を果たし、ワールドグランプリ連続出場を決めた。

2011欧州選手権は初のセルビアでの開催となった(イタリアとの共同開催)、下馬評はセルビアの評価は高かったが[要出典]グループリーグで早々にドイツに惨敗を期す苦しい展開。プレーオフに回るとルーマニアを下し、準々決勝はC組1位で近年4大会連続でベスト4のポーランド。ポーランドに快勝し準決勝はトルコ、1,2セットあっさり取ったが3,4セット僅差で失い5セット目も最後の最後まで劣勢の苦しい展開だったが、決勝がベオグラードで開催された事もありホームの大声援に後押しされトルコを押し切った。決勝はドイツとの再戦になったが、グループリーグの負けを引きずったかセルビアのリズムになかなか持ち込めない展開が続いた。4セット序盤で0-6と連続失点を記すと会場も諦めムードになりかけたが、[要出典]そこから奇跡の大逆転劇を演じ4,5セットを奪い初優勝を飾った。なお、大会のMVPにはブラコチェビッチが選ばれた。

2012年のロンドンオリンピック世界最終予選は、3位通過と辛くも出場権獲得したが、タイ3-0と敗退、日本に3-2、韓国、ペルーに3-1で苦戦する。怪我人が続出し、ベストメンバーが組めなかったワールドグランプリでは3勝6敗で11位に終わった。同年のロンドンオリピックでは、予選B組で全敗を喫して11位に沈んだ[3]

2013年は主力選手が復帰し、ベストメンバーで挑んだFIVBワールドグランプリで銅メダルを獲得した。

問題[編集]

2017年6月、2018年日本開催の世界選手権の出場を決めた女子代表選手の集合写真にて、全員が「東アジア人差別蔑視」の「つり目(スラントアイ)ポーズ」をしており、国際バレーボール連盟FIVB)の公式サイトに掲載されていた。と、USA TODAYが報じた。FIVBは「文化的配慮に欠けていた」と、問題写真を削除したが、非難は拡大し(写真を)掲載したFIVBは釈明に追われた。ただし、セルビアバレーボール連盟と当事者の女子代表選手達からは釈明もコメントも無い。日本バレーボール協会JVA)は「報道で把握している。が、コメントする立場にない」と、事態を静観する方針とした。知識人の中にはFIVBの時代遅れの組織構造を指摘する意見もある。

過去の成績[編集]

オリンピックの成績[編集]

1964年から2004年まで出場なし

世界選手権の成績[編集]

1952年から1974年まで出場なし

ワールドカップの成績[編集]

欧州選手権の成績[編集]

現在の代表[編集]

2017年FIVBバレーボール・ワールドグランプリに登録されたメンバー[4][5]

監督 セルビアの旗 ゾラン・テルジッチ
No. 選手名 シャツネーム 身長 所属 P 備考
1 ビアンカ・ブシャ Busa 186 Promoball Flero WS
3 サーニャ・マラグルスキ Sanja 193 Promoball Flero OP
4 ボヤナ・ジブコビッチ Zivkovic 185 ヴォレロ・チューリッヒ S
5 ミナ・ポポビッチ Popović 187 バレー・ベルガモ MB
6 ティヤナ・マレセビッチ Malesevic 184 ネスレ・オザスコ WS
7 アナ・アントニエビッチ Antonijevic 185 CS Volei Alba BLAJ S
8 ダニツァ・ラデンコビッチ Radenkovic 184 アゼルレイル・バクー S
9 ブランキツァ・ミハイロビッチ Mihajlovic 189 天津渤海銀行 WS
11 ステファナ・ベリコビッチ Veljkovic 190 CHEMIC Police SA MB
12 テオドラ・プシッチ Pusic 170 Vizura Beograd
13 アナ・ビエリカ Bjelica 190 ネスレ・オザスコ OP
14 ナディア・ニンコビッチ Ninkovic 193 CS Volei Alba BLAJ MB
15 ヨバナ・ステバノビッチ Stevanovic 190 Pomì Casalmaggiore MB
16 ミレーナ・ラシッチ Rasic 193 ワクフバンクSK MB キャプテン
18 ティヤナ・ボシュコビッチ Boskovic 191 エジザージュバシュ OP
19 ボヤナ・ミレンコビッチ Milenkovic 185 Crvena Zvezda Beograd WS
20 エレーナ・ブラゴエビッチ Blagojevic 181 KPS Chemik POLICE WS
21 アナ・ラザレビッチ Lazarevic 186 Olympiakos PARAEUS

歴代代表選手[編集]

脚注[編集]

  1. ^ FIVB. “FIVB Senior World Ranking - Women”. 2017年8月22日閲覧。
  2. ^ Confédération Européenne de Volleyball (CEV)”. FIVB. 2010年8月5日閲覧。
  3. ^ london2012.com. “Women's Volleyball - Preliminary Round”. 2012年8月16日閲覧。
  4. ^ TEAM ROSTER
  5. ^ FIVB女子バレーボールワールドグランプリ2017仙台大会 オフィシャルプログラム 22-23ページ

関連項目[編集]

外部リンク[編集]