東京都立武蔵高等学校・附属中学校

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東京都立武蔵高等学校・附属中学校
東京都立武蔵高等学校・附属中学校
過去の名称 東京府立第十三高等女學校
東京府立武蔵高等女學校
東京都立武蔵女子高等学校
国公私立の別 公立学校
設置者 東京都の旗 東京都
設立年月日 1940年
共学・別学 男女共学
中高一貫教育 併設型
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
学期 3学期制
高校コード 13266H
所在地 180-0022
東京都武蔵野市境四丁目13番28号
公式サイト 東京都立武蔵高等学校
東京都立武蔵高等学校附属中学校
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東京都立武蔵高等学校・附属中学校の位置(東京都区部および多摩地域内)
東京都立武蔵高等学校・附属中学校

東京都立武蔵高等学校・附属中学校(とうきょうとりつむさしこうとうがっこう・ふぞくちゅうがっこう)は、東京都武蔵野市境四丁目にある都立中学校高等学校中高一貫制共学校

概要[編集]

府立十三高女を前身とする東京多摩地域の都立高等学校である。2008年度から併設中学を3クラス編成し、併設型中高一貫制となる。定時制は2007年度から募集停止となった(2008年度から杉並区荻窪高校内へ武蔵高校荻窪分校定時制課程として移転し、2010年3月に閉課)。学校群制度時代は三鷹高校と共に74群をなしていた。

「自主自律」と「文武両道」の精神が根付いた校風で、高校3年間は自由服など自由度は高く、行事や学校予算など、学校生活の大部分が生徒の自主性と裁量に任されている。部活動でも生徒の自主性が尊重されており、部活動加入率は100%近い(#部活動も参考)。2002年には校舎が建て替えられた。

中学1年次から習熟度別授業少人数授業が多用されるほか、土曜日講習も月2回程度実施される。また高校1年次には勉強合宿が実施される。独自科目の地球学では「地球の視点から物事を見る」ことをモットーに、社会科学自然科学を横断して地球上のあらゆる事象について学ばれ、教科の枠を越えた学習がされる。高校1年次は高入生と別クラス、高校2年次より混合クラスとなる。高校の入試は2007年度入試から自校作成問題が3教科で実施されていたが、2014年度入試からは併設型中高一貫教育校グループ内でのグループ作成問題が同じく3教科で実施されている。

附属中学校の入学者選抜で課される適性検査は他の公立中高一貫校と比較して問題量が多く、難易度も高めに設定されており、小石川と同じく、私立中学併願者が多いことをかなり意識した問題内容となっている。小石川・武蔵・両国で「都立中御三家」と称されることがある[1]

2015年度入学分から適性検査は選択式となり、共通問題と独自問題の2種類に分かれ、おおよそ3:2の比率である。

教育目標[編集]

  • 豊かな個性、優れた知性
  • 健康な体と心
  • 向上進取の精神

名称[編集]

練馬区に私立の武蔵高校があり、同校と混同されることがある。武蔵野市内の都立高校には他に武蔵野北高校があるが、こちらは「野」が付いている。

沿革[編集]

行事[編集]

三大行事として6月に音楽祭、9月中旬に体育祭、文化祭が行われる。これ以外にも地球学発表会、新入生歓迎会、遠足、球技大会、修学旅行など様々な行事がある。

地球学発表会[編集]

「地球学」で行った個人研究集大成として、中学3年次に中間発表が開催され、高校2年次に最終発表が開催される。大学レベルの論文を目標とする。なお、高入生は高校2年次の発表会に参加する。

音楽祭[編集]

武蔵高校伝統の行事である。たいていの場合、一学期の中間考査後に本格的に準備が始まり、生徒は朝練習や放課後練習など、生活の様々な時に合唱練習に打ち込む。本番は所沢市民文化センター ミューズの大ホールを利用して行われる。クラス発表と各部活の発表があり、最後にクラス発表に関連した表彰がある。音楽祭は音楽祭実行委員会(通称音実)によって夏から、つまり開催される前の年から打ち合わせを重ね企画されている。高校の衣装は各クラスによって異なっており、主に曲に合わせてデザインされている。1年生の衣装はプリントTシャツが好まれ、2年生からは自由な衣装が作られる。

体育祭[編集]

夏休み前から準備段階に入り、夏休み後半に集中して練習がある。高校1〜3年生を赤・青・黄・白・緑の5つの団に分け、団対抗で競技を行う。個人競技はなく、全員リレーや騎馬戦、棒倒しなど団体競技のみである。目玉競技はダンスであり、各団ごとにダンスを行う。男子のみを"カタ"、女子のみを"ギャルズ"、男女数ペアのものを"アトラク"という(カタ、ギャルズは全員参加だがアトラクは各団20組程度)。これは総合順位と別に順位と表彰がある。また、競技の他にも各団が前々から準備・作成する団旗があり、概ね2m×3mの布に絵が描かれたものである。これもまた、総合順位と別に順位と表彰がある。中学のほうも3団に分けて行う。

文化祭[編集]

2日にわたって開催される。発表形式はクラスは展示と食品、部活は展示・舞台発表・競技実演・食品などがある。また職員劇もある。地域住民などの来客が多く、生徒以外が多くなるため、生徒は接客に奔走する。準備はたいていの場合、夏休み明けから行われ、文化祭前々日は午後準備、前日は全日準備である。また、文化祭後の2日は振り替え休日で、文化祭の次の金曜日に体育祭が行われる。

武蔵高校の文化祭実行委員会は通称文実(ぶんじつ)と呼ばれる。文実は、正式にはクラス文実文化祭実行委員の2種類がある。ここで説明するのは「文化祭実行委員」の文実である。文実は委員長をはじめとする、以下に示す8つの班から成り立つ。文実は、各クラスから2人ずつ年度始めに選出されるが、前年度に文実だった者は、この各クラス2人に関係なく、文実になることができる。

活動期間は主に4月から文化祭当日までと、文化祭後の大きく分けて2つがある。前者の期間では、主に、文化祭当日へ向けた準備がなされる。また、後者の期間では、会計処理や総括の作成がある。これら、すべての活動は生徒が主体となって行われ、顧問はアドバイスをする程度に留まる。

企画班
各団体の出し物の管理をする。危険な出し物がないか、企画段階でチェックし、来校者の安全確保に努める。また、各団体で、装飾の行き過ぎを防ぎ、公平を期するため、装飾規定を定め、文化祭当日は、規定違反があった場合、警告する。
会場班
会場班の主な役割は、体育館や会議室の照明である。照明は原則すべて会場班が設置しており、その年によって、設置の仕方が微妙に異なる。また、会場班は、文化祭外でも活躍する、文実内唯一の班であり、ダンス部の公演の照明も担う。
後夜祭班
後夜祭の運営の全般を担う。通常、前年度文化祭経験者の内、会場班から1人のみ選抜される。普段は会場班として、この班の構成員は活動するが、後夜祭関係になると、会場班のサポートはあるものの、事実上1人で活動する。オーディションや、タイムテーブル等が主たる仕事となる。
会計班
各団体で使用する予算の管理を行う。クラス団体には15,000円、有志団体には3,000円が予算として提供される。これ以上の額は、各団体が支払うことになる。余った分は、返却する。予算として使用した分は、各団体が文実に会計を報告しなければならない。各団体からの会計報告をチェックし、最終的に生徒会に報告する。この予算で、文化祭の準備等に不必要な物を購入することを防ぐための基準等も会計班が決めている。また、会計報告は、文化祭後に行われるため、事実上、文実の中で最後まで活動している班となる。
食品班
食品団体の調整や、売上金の管理などを行う。2006年は4つの団体が主食を提供した。
ゲート・PR班
ゲート班は、校門付近に毎年設置されるゲートのデザイン募集から、作製までの全工程を担う。PR班は、文化祭のポスターとパンフレットのデザイン募集から、作製までの全工程を担う。また、PR班は校内に、掲示される各団体のポスターの管理も行っており、各団体で掲示可能なポスターの枚数などを決めている。
物品班
文化祭で使われる机、椅子や暗幕等の管理を行う。一番の大仕事は、文化祭前日と、文化祭後に行われる、物品移動と呼ばれる、机、椅子の移動である。武蔵高校の文化祭では各クラス団体が必ずしも自分のクラスで出し物を出せるとは限らない。そのため、文化祭前日には自分のクラスから出し物を行うクラスへ大移動を行う必要がある。その際に、事前に文実へ提出した使用希望の物品の移動を行う。移動は混乱を避けるため文実が放送によって指示を出している。
文実企画班
通称文企。文実3年生から構成される。特に、前年度、委員長や各班の班長だった人が中心となる。後夜祭において、文実からの出し物として毎年何らかの出し物を行う。2006年には帰ってきた!!輝け☆第2回文化祭大賞の入賞団体発表、2005年は後夜祭のパンフレットの配布と来校者ヒアリングアンケート、2004年は輝け☆第1回文化祭大賞の入賞団体発表が行われた。

部活動[編集]

中高共にあるものは◎、中学単独のものは☆、高校単独はのものは◆を記してある。

体育系クラブ[編集]

  • 陸上競技部◎
  • ラグビー部◎※
  • 硬式野球部◆
  • 男子バレーボール部◆
  • 女子バレーボール部◎
  • バドミントン部(男・女)◎※
  • バスケットボール部(男・女)◎
  • ソフトテニス部◆
  • 卓球部◆
  • 水泳部◆
  • 柔道部☆
  • 山岳部◆
  • サッカー部◎
  • 剣道部◎
  • 硬式テニス部(男・女)◎
  • ダンス部◆
  • 合気道部◆

注・※があるものは、2017年度から中学新入生募集停止である。

文化系クラブ[編集]

  • 合唱部◎
  • 吹奏楽部◎
  • お菓子研究部◎※
  • 生物部◎
  • 美術部◎
  • 軽音楽部◆
  • 茶道部◎
  • 漫画研究部◆
  • 室内楽部◎
  • パソコン部◎
  • 天文部◎
  • 演劇部◎

注・※があるものは2017年度から中学新入生募集停止

部(生徒会に付属)[編集]

  • 放送部◆
  • 編集部◆

同好会[編集]

  • 柔道同好会◆

委員会活動[編集]

委員会活動も生徒の自主性が重んじられており、盛んに行われている。

*印のものは高校のみ・※印は中学のみ

  • HR委員会(附属中では学級委員会と呼称)
  • 風紀委員会
  • 厚生委員会
  • 整備委員会
  • 給食委員会※
  • 図書委員会
    • 広報班*
    • 整備班*
  • 新入生歓迎会実行委員会(高1のみ)*
    • 部活班*
    • 当日班*
    • 冊子班*
  • 音楽祭実行委員会
  • 体育祭実行委員会
  • 文化祭実行委員会⇒#文化祭参考
  • 選挙管理委員会
  • クラブ委員会(各クラブの代表者によって構成)
  • 旅行委員会(臨時)

クラブ委員会を除き、基本的に各HRからそれぞれ2名が委員になる。

制服(附属中学)[編集]

制服は、現在多くの学校に於いて主流であるブレザーを採用している。 世界に羽ばたくリーダーを目指す教育目標をもとに、国連ブルーを基調としたデザインとなっている。女子の制服はスカートにストライプの柄があり、青が基調になっている[2]

特徴[編集]

ブレザー、ズボンは基本的に黒一色であり、スカートには青色と紺色、黒色でのチェック柄の装飾が施されている。

ネクタイ、リボンには 青 白 黒の斜めストライプ柄の装飾が施されている。

女子はスラックス(ズボン)、ネクタイを着用することは認められている。

制服の規定[編集]

指定品
  • ブレザー
  • ズボン
  • スカート
  • リボン
  • ネクタイ
  • 校章と学年学級章を付けた切手大サイズの布
指定品またはそれに準ずるもの
  • カーディガン
  • セーター
  • ベスト
  • Yシャツ/ブラウス
指定品でないもの
  • コート(パーカー)
  • マフラー

冬季の登下校時のみ可。華美でないものに限る。 なお、華美でないものの基準は明確には定まっていない。

冬服[編集]

冬服は、ブレザーとズボン・スカートと長袖Yシャツ・ブラウスを着用し、ネクタイ、リボンの着用も義務付けられる。

夏服[編集]

夏服は、ズボン・スカートに半袖、長袖Yシャツ・ブラウスを着用し、ネクタイ、リボンの着用は学年集会のような正装時のみ義務付けられる。

著名な現職教諭[編集]

  • 山藤旅聞 - NHK高校講座生物基礎 講師・東京書籍教科書執筆者
  • 高橋勝也 - NHK高校講座現代社会出演講師
  • 家弓明丈 - 全国高等学校体育連盟テニス部部長
  • 山本崇雄 - 『なぜ「教えない授業」が学力を伸ばすのか』執筆者、New Crown English Series(三省堂)編集委員

著名な卒業生[編集]

政治[編集]

行政[編集]

法曹[編集]

学者[編集]

文化[編集]

スポーツ[編集]

芸能[編集]

放送・ジャーナリスト[編集]

交通アクセス[編集]

なお、武蔵境駅から徒歩で行く際には、Nonowa口改札(駅西側)から北上に道なりに進むと分かりやすい。Nonowa口は交通系ICカードでしか通れないので注意が必要。

脚注[編集]

  1. ^ 『公立中高一貫校の本』市進学院
  2. ^ 付属中学校生徒手帳、ウェブサイトより

関連項目[編集]

外部リンク[編集]