多羅尾光睦
多羅尾 光睦(たらお みつちか、1957年8月23日 - )は、日本の地方公務員。東京都港湾局長兼東京臨海高速鉄道取締役、東京都生活文化局長、東京都総務局長、東京都副知事、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会副会長、東京都職員共済組合理事長を経て、東京都参与、建設資源広域利用センター代表取締役社長、東京都競馬代表取締役社長。
経歴
[編集]東京都立武蔵高等学校を経て、1980年青山学院大学法学部を卒業し、東京都入庁[1]。2004年東京都立保健科学大学事務局長。2006年東京都総務局行政改革調整担当部長。2007年東京都港湾局総務部長。2010年東京都人事委員会事務局長。2012年東京都港湾局長、東京臨海高速鉄道取締役[2]。
東京都生活文化局長を経て、2016年から東京都総務局長を務め、2020年東京オリンピックに向け、LGBT担当部局の設立などを進めた[3][4]。
2018年からは東京都副知事として[5][3][6]、総務局、福祉保健局、産業労働局、港湾局、東京消防庁、青少年・治安対策本部、病院経営本部、選挙管理委員会、人事委員会、公安委員会、労働委員会を担当[7][8]。
2019年から総務局、オリンピック・パラリンピック準備局、産業労働局、港湾局、東京消防庁、人事委員会、公安委員会を担当し[8]、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会副会長や[9][10]、東京都職員共済組合理事長[11]、東京マラソン財団評議員[12]、嘉納治五郎記念国際スポーツ研究・交流センター評議員なども務めた[13]。
2020年には小池百合子東京都知事に関する告発本『築地と豊洲』を出版した澤章東京都環境公社理事長に対し、理事長として問題があったわけではないとしつつ、「都として決めたこと」として解任を言い渡した[14]。
2021年6月には、小池百合子が過労により静養しため、公務代理を務めた[15]。
2021年10月24日、副知事を退任[16]。同月から東京都参与(新型コロナウイルス感染症に係る危機管理対応等に関すること)を務めたほか[17]、建設資源広域利用センター代表取締役社長にも就任[18]。
2023年3月30日、東京都競馬代表取締役社長に就任[19]。
人物
[編集]趣味は鉄道[7]。休日は「青春18きっぷ」でローカル線を延々乗り歩く。鉄道の信号の歴史を約30年間研究しており、鉄道専門雑誌に寄稿している。
座右の銘は「一日一生」。
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ 多羅尾光睦総務局長が副知事に|建設ニュース 入札情報、落札情報 ... 多羅尾光睦総務局長が副知事に|建設ニュース 入札情報、落札情報 ... 建通新聞2018/6/27 東京
- ^ 役員の状況 東京臨海高速鉄道有価証券報告書
- ^ a b 「小池百合子都知事、新副知事に多羅尾氏検討 舛添カラー一掃へ」 産経ニュース2018.6.23 06:39更新
- ^ 東京都が2020年に向けてLGBT担当部署を立ち上げる意向を表明、2018年度内に条例も制定 OUT Japan記事日付:2018/03/03
- ^ 「小池知事 多羅尾総務局長を副知事に選任へ 川澄氏は退任 /東京」 毎日新聞2018年6月27日
- ^ 「東京都副知事に多羅尾総務局長 都議会が同意 」 日本経済新聞2018/6/27 21:30
- ^ a b 「横顔/東京都副知事に就任した多羅尾光睦氏 」 日刊工業新聞(2018/8/24 05:00)
- ^ a b 「東京都副知事について」
- ^ 新理事に山下JOC会長ら=東京五輪組織委 時事通信
- ^ 山下氏、多羅尾氏が副会長に=東京五輪・パラ組織委 時事通信2019年07月30日
- ^ 東京都職員共済組合の機関 東京都職員共済組合
- ^ 一般財団法人東京マラソン財団 2020 大会年度臨時評議員会議事録
- ^ 一般財団法人 嘉納治五郎記念国際スポーツ研究・交流センター 役員名簿
- ^ 検索結果 文春オンライン 豊洲「内幕」を告発 都関連団体トップを小池百合子知事が“更迭 2020年7月23日号 genre : ニュース, 社会, 政治, 読書
- ^ 「小池都知事が休養 過度の疲労で入院 公務は副知事が代行」『毎日新聞』2021年6月21日。2023年2月19日閲覧。
- ^ “東京都副知事に黒沼・潮田の2局長 都議会が同意”. 日本経済新聞 (2021年10月13日). 2021年10月16日閲覧。
- ^ 東京都 参 与 一 覧東京都
- ^ ごあいさつ建設資源広域利用センター
- ^ 「新社長」『毎日新聞』2023年2月15日、5面。2023年2月19日閲覧。
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