大石吉彦
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大石 吉彦(おおいし よしひこ、1963年5月4日 - )は、日本の警察官僚。第97代警視総監。
人物・来歴
[編集]静岡県静岡市出身。静岡県立静岡高等学校[1]、東京大学法学部卒業、警察庁入庁[2]。警察庁警備局警備企画課危機管理企画官[3]、内閣官房内閣参事官[4]、警察庁警備局警備課長を経て、2012年安倍晋三内閣総理大臣秘書官[2]。2019年、警察庁警備局長[2]。2021年9月16日、警視総監[5][6]。2022年9月に実施された故安倍晋三国葬儀について大石は、警察として安倍晋三銃撃事件を防げなかったことを踏まえ、「国葬儀の警備は、警視庁、ひいては警察の存在意義そのものが問われる」[7]と述べた。2022年10月6日、警視総監退任[8]。安倍晋三銃撃事件を受けた事実上の引責辞任と見られる[9]。
2023年4月1日付で富士通の執行役員SEVPに就任した[10]。
脚注
[編集]- ^ 毎日フォーラム・霞が関人物録静岡県毎日新聞会員限定有料記事 2020年3月10日 09時47分
- ^ a b c 警察庁警備局長に大石氏日本経済新聞2019/1/8 23:34
- ^ 第10回シンポジウム警察政策学会平成19年6月11日(月)
- ^ 「内閣官房 参事官 大石 吉彦氏 「テロに強い社会の構築」継続的強化 関係機関の緊密な連携の下、各種テロ対策を推進 内閣官房」セキュリティ産業新聞2010年2月25号
- ^ 警察庁長官に中村格氏、警視総監に大石吉彦氏が就任へ 閣議で承認朝日新聞デジタル2021年9月14日 11時00分
- ^ “第97代警視総監に大石氏就任、サイバーに災害、特殊詐欺…「警視庁の力を最大限発揮」”. 産経ニュース (2021年9月16日). 2021年9月16日閲覧。
- ^ “警察の存在意義、総監「問われる」 国葬警備へ初会議:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2022年8月27日). 2022年9月10日閲覧。
- ^ “大石警視総監が退任、後任に警察庁の小島官房長”. 産経新聞 (2022年10月3日). 2022年10月10日閲覧。
- ^ “大石警視総監が辞職 安倍元首相銃撃で引責か”. 西日本新聞 (2022年10月4日). 2022年10月10日閲覧。
- ^ “人事、富士通(1)”. 日本経済新聞 (2023年1月31日). 2023年8月12日閲覧。
官職 | ||
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先代 斉藤実 |
警視総監 第97代 2021年9月16日 - 2022年10月6日 |
次代 小島裕史 |
先代 村田隆 |
警察庁警備局長 2019年 - 2021年9月16日 |
次代 櫻澤健一 |