君の膵臓をたべたい

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君の膵臓をたべたい
著者 住野よる
発行日 2015年6月19日
発行元 双葉社
ジャンル 青春小説
日本の旗 日本
言語 日本語
公式サイト www.futabasha.co.jp/introduction/2015/kimisui/
コード ISBN 978-4575239058
ISBN 978-4575519945双葉文庫版)
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君の膵臓をたべたい』(きみのすいぞうをたべたい)は、住野よるによる日本青春小説。略称は「キミスイ」。住野よるの作品が初めて出版された本でもある[1][2][3]

概要[編集]

住野よるのデビュー作であり、小説投稿サイト「小説家になろう」に投稿したところ、ライトノベル作家の井藤きくの目に留まり、双葉社に紹介され、出版に至った[4]。「本屋大賞」2016第2位、「ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR 」2位、「2015年 年間ベストセラー」6位(文芸書・トーハン調べ)、「読書メーター読みたい本ランキング」1位、「埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本2015」1位、「2016年年間ベストセラー」総合5位、文芸書1位(トーハン調べ[5])、「2016年 年間ベストセラー」総合4位、単行本フィクション1位(日販調べ[6])と高く評価された[1][7][8][9]。2017年8月時点で累計発行部数は200万部[10][11][12][13][14]

2016年12月、第3回Yahoo!検索大賞 カルチャーカテゴリ 小説部門賞を受賞[15]

2017年に実写映画化[16]。翌2018年にはアニメ映画化されることが決定している[17]

あらすじ[編集]

「君の膵臓をたべたい」…主人公である「僕」が病院で偶然拾った1冊の「共病文庫」というタイトルの文庫本。

それは「僕」のクラスメイトである山内桜良 (やまうち さくら) が綴っていた、秘密の日記帳であり、彼女の余命が膵臓の病気により、もう長くはないことが記されていた。

「僕」はその本の中身を興味本位で覗いたことにより、身内以外で唯一桜良の病気を知る人物となる。

「山内桜良の死ぬ前にやりたいこと」に付き合うことにより、「僕」、桜良という正反対の性格の2人が、互いに自分の欠けている部分を持っているそれぞれに憧れを持ち、次第に心を通わせていきながら成長していく。そして「僕」は「人を認める人間に、人を愛する人間になること」を決意。桜良は恋人や友人を必要としない僕が初めて関わり合いを持ちたい人に選んでくれたことにより「初めて私自身として必要されている、初めて私が、たった一人の私であると思えた」と感じていく。

登場人物[編集]

「僕」(ぼく)(志賀春樹)
友人や恋人などの関わり合いを必要とせず、人間関係を自己完結する。山内桜良との交流により、人を認め、人と関わり合う努力を始める。ある日、病院で桜良の「共病文庫」を見つける。
山内 桜良(やまうち さくら)
よく笑い、元気で、表情豊かな少女。膵臓の病気のため、「僕」と会った時には余命1年になっていた。病気になった自分の運命を恨まないと決めたため日記のタイトルを「闘病日記」の代わりに「共病文庫」とつける。
恭子(きょうこ)
桜良の親友。桜良と「僕」の交流を快く思わない。桜良の死後、「僕」の初めての友人となる。
ガムをくれるクラスメイト/宮田一晴
教室の掃除を通して関わりを持った。すがすがしいほどの無粋な物言いをするが素直。人との交流を決意した「僕」の友人となる。
学級委員/タカヒロ
桜良の元カレ。「僕」と桜良の仲を疑っている。

漫画[編集]

桐原いづみによる作画で、『月刊アクション』(双葉社)2016年10月号から[18]2017年7月号まで連載された[19]

オーディオブック[編集]

2016年8月、オーディオブック配信サービスの「FeBe」でオーディオブック版が配信された。収録時間は9時間5分[14]

キャスト

映画[編集]

実写版[編集]

君の膵臓をたべたい
監督 月川翔
脚本 吉田智子
原作 住野よる『君の膵臓をたべたい』
製作 神戸明
製作総指揮 山内章弘
上田太地
出演者 浜辺美波
北村匠海DISH//
大友花恋
矢本悠馬
桜田通
森下大地
上地雄輔
北川景子
小栗旬
音楽 松谷卓
伊藤ゴロー(追加編曲)
主題歌 Mr.Childrenhimawari
撮影 柳田裕男
編集 穂垣順之助
制作会社 東宝映画
製作会社 「君の膵臓をたべたい」製作委員会
配給 東宝
公開 2017年7月28日
上映時間 115分
製作国 日本の旗
言語 日本語
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同名タイトルの映画が、2017年7月28日に公開された。監督は月川翔、脚本は吉田智子、主演は浜辺美波北村匠海DISH//)のダブル主演となる[16]。 当作品には原作にはない12年後の世界が描かれており、高校生時代のエピソードは過去として扱われている[22]

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

アニメ版[編集]

2018年に公開予定[17]。企画販売はアニプレックスが担当する[23]

出典[編集]

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  1. ^ a b 双葉社公式サイト
  2. ^ “「セカチュー」に匹敵! 2015年はネット発の純愛小説「キミスイ」ブームが来る!”. ダ・ヴィンチニュース. (2015年7月6日). http://ddnavi.com/news/247121/a/ 2016年2月26日閲覧。 
  3. ^ “2016年「本屋大賞」受賞作を大胆予想!――本命、対抗、…又吉『火花』は?”. T-SITE. (2016年3月2日). http://top.tsite.jp/entertainment/book01/i/28013435/ 2016年3月10日閲覧。 
  4. ^ 『君の膵臓をたべたい』 (住野よる 著)|本の話WEB
  5. ^ 2016年 年間ベストセラー(トーハン調べ) (PDF)”. 2016年12月1日閲覧。
  6. ^ 2016年 年間ベストセラー(日販調べ) (PDF)”. 2016年12月1日閲覧。
  7. ^ “「県内高校司書有志 1位は「君の膵臓をたべたい」/埼玉”. 毎日新聞. (2016年2月20日). http://mainichi.jp/articles/20160220/ddl/k11/040/226000c 2016年3月9日閲覧。 
  8. ^ “本屋大賞に宮下奈都さん『羊と鋼の森』”. 産経新聞. (2016年4月12日). http://www.sankei.com/life/news/160412/lif1604120030-n1.html 2016年4月14日閲覧。 
  9. ^ “16年本屋大賞に宮下奈都さんの「羊と鋼の森」”. 日刊スポーツ. (2016年4月12日). http://www.nikkansports.com/general/news/1630681.html 2016年4月14日閲覧。 
  10. ^ “『君の膵臓をたべたい』 ヒットの背景に共感 小説200万部、映画化 若者が支持”. 毎日新聞. (2017年8月3日). https://mainichi.jp/articles/20170803/dde/014/200/015000c 2017年8月7日閲覧。 
  11. ^ “原作関連書籍発行部数200万部突破「君の膵臓をたべたい」2018年劇場アニメ化決定!”. 産経新聞. (2017年8月7日). http://www.sankei.com/economy/news/170807/prl1708070012-n1.html 2017年8月7日閲覧。 
  12. ^ “原作関連書籍発行部数200万部突破「君の膵臓をたべたい」2018年劇場アニメ化決定!”. 時事通信社. (2017年8月7日). https://www.jiji.com/jc/article?k=000000577.000016356&g=prt 2017年8月7日閲覧。 
  13. ^ “【動画】実写『君の膵臓をたべたい』の90秒予告映像が解禁!』”. T-SITE. (2017年3月23日). http://top.tsite.jp/news/cinema/i/34801675/ 2017年3月24日閲覧。 
  14. ^ a b 鈴村健一&堀江由衣主演で「君の膵臓をたべたい」オーディオブック化”. 映画.com (2016年8月8日). 2016年8月30日閲覧。
  15. ^ “りゅうちぇる、心霊写真の正体は“もののけ”「勘違いして寄ってきた」”. ORICON STYLE. (2016年12月7日). http://www.oricon.co.jp/news/2082668/full/ 2016年12月7日閲覧。 
  16. ^ a b c d e f g “浜辺美波と北村匠海W主演で「君の膵臓をたべたい」実写化、小栗旬、北川景子も出演”. 映画ナタリー. (2016年9月13日). http://natalie.mu/eiga/news/201632 2016年9月13日閲覧。 
  17. ^ a b “「キミスイ」劇場アニメ化決定 公開中の実写化に続き”. ORICON NEWS. (2017年8月7日). http://www.oricon.co.jp/news/2095284/full/ 2017年8月7日閲覧。 
  18. ^ “本屋大賞2位の青春小説「君の膵臓をたべたい」を桐原いづみがマンガ化”. コミックナタリー (ナターシャ). (2016年8月25日). http://natalie.mu/comic/news/199407 2016年8月28日閲覧。 
  19. ^ “紺野あずれの新作ラブコメが月刊アクションで、創刊4周年の色紙プレゼントも”. コミックナタリー (ナターシャ). (2017年5月25日). http://natalie.mu/comic/news/234076 2017年5月25日閲覧。 
  20. ^ 君の膵臓をたべたい 上, 双葉社, http://www.futabasha.co.jp/booksdb/book/bookview/978-4-575-84925-7.html 2017年3月7日閲覧。 
  21. ^ 君の膵臓をたべたい 下, 双葉社, http://www.futabasha.co.jp/booksdb/book/bookview/978-4-575-84993-6.html 2017年6月20日閲覧。 
  22. ^ 映画「君の膵臓をたべたい」特報映像に反響続々!「ハンカチ必須でしょ!」「絶対泣けるやつ」ダ・ヴィンチニュース 2017年2月26日付 2017年8月8日閲覧
  23. ^ 『君の膵臓をたべたい』公式アカウントの2017年8月9日のツイート2017年8月9日閲覧。

外部リンク[編集]