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ポルトガルグランプリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Portuguese Grand Prix
アルガルヴェ・インターナショナル・サーキット
レース情報
周回 66
コース長 4.648 km (2.905 mi)
レース長 306.768 km (191.730 mi)
開催回数 26
初回 1951年
最終開催 2021年
最多勝利
(ドライバー)
イギリスの旗 ナイジェル・マンセル (3)
フランスの旗 アラン・プロスト (3)
最多勝利
(コンストラクター)
イタリアの旗 フェラーリ (7)
最新開催(2021年):
ポールポジション フィンランドの旗 バルテリ・ボッタス
メルセデス
1:18.348
決勝順位 1. イギリスの旗 ルイス・ハミルトン
メルセデス
1:34:31.421
2. オランダの旗 マックス・フェルスタッペン
レッドブル-ホンダ
+29.148s
3. フィンランドの旗 バルテリ・ボッタス
メルセデス
+33.530s
ファステストラップ フィンランドの旗 バルテリ・ボッタス
メルセデス
1:19.865

ポルトガルグランプリポルトガルGP, Portuguese Grand Prix)は、ポルトガル国内で行われていたF1グランプリのレースである。

概要

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1958年1960年ポルトボアビスタ)で、1959年モンサントで、1984年から1996年までエストリルで行われた。1996年を最後にF1カレンダーから脱落していたが、後述の理由で2020年にポルティマンのアルガルヴェ・インターナショナル・サーキットでポルトガルGPが復活し、翌2021年も継続開催された。2022年以降は再びF1カレンダーから姿を消したが、同地で2027年と2028年の開催に合意した[1]。契約期間が2年の短期となったのは、今後ヨーロッパのレースを隔年開催する「ローテーションシステム」に組み込むための一環とされている[2]

主なレース

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1961年以降開催が途絶えたポルトガルグランプリは、1984年にエストリルで復活した。エストリルでのポルトガルGPでのあわやという出来事はしばしば注目を集めた。

  • 1987年
    プロストがF1通算28勝目を記録し、当時のF1最多勝記録を更新した。また予選ではゲルハルト・ベルガーが初のポールポジションを獲得した。
  • 1988年
    レース1周目の終了時にマクラーレンのセナがチームメイトのプロストに対し直線で幅寄せし、2人の確執の始まりを予感させた。
  • 1989年
    フェラーリを駆るナイジェル・マンセルがピットインの際にオーバーランし、定位置までリバースギアで逆走する違反を犯した。マンセルはピットインを命ずる黒旗を提示されたがそのまま走行を続け、第1コーナーでセナと接触し、共にストップした。黒旗に従わなかった事とプロストとチャンピオンシップを争っていたセナをリタイアさせた事で、マンセルの行動は論議を呼んだ。マンセルはこのレースを失格とされ、続くスペインGPへの出走を禁じられた。
  • 1990年
    ポールポジションを獲得したマンセルは、スタート直後にチームメイトでセナとチャンピオンシップを争っていたプロストに対して幅寄せするような挙動を見せた。予選2位だったプロストは同3位のセナに抜かれ、最終的にマンセルが優勝、セナが2位、プロストは3位となった。マンセルはこの年限りでフェラーリを去ることが確定しており、この幅寄せは物議を醸した。
  • 1991年
    レースをリードしていたマンセルは、ピット作業ミスによりピットレーンでタイヤが外れた。タイヤをピットの所定外の場所で取り付け直して出走したために失格となった。
  • 1992年
    決勝レース中、ピットに向かうベルガーに、その直後を走行していたリカルド・パトレーゼが追突した。マシンは上方へと跳ね上げられ、あやうくコース上に架かるブリッジに衝突する寸前だった。激しいクラッシュながら、両者ともに怪我は無かった。レースはマンセルが制し、年間9勝目を達成し当時の年間最多勝及び年間最多ポイント獲得記録(108ポイント)を更新した。
  • 1995年
    決勝のスタート直後に片山右京のマシンが数回転する大クラッシュが発生し、パーツなどが散らばった。片山は病院に運ばれたが一命を取り留めた。また、このレースでデビッド・クルサードがF1初優勝を達成した。

過去の結果と開催サーキット

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  • ピンク地はF1世界選手権以外で開催された年。

1951年-1957年及び1964年はスポーツカーレース、1965年-1966年はF3レースとして開催された。

決勝日ラウンドサーキット勝者コンストラクター
(括弧内はプライベートチーム)
結果
1951 6月17日非選手権ボアビスタポルトガルの旗 カシミーロ・デ・オリヴェイラ英語版フェラーリ[8]
1952 6月22日非選手権ボアビスタイタリアの旗 エウジェニオ・カステロッティフェラーリ[9]
1953 6月22日非選手権ボアビスタポルトガルの旗 ホセ・アローヨ・ノゲイラ・ピントフェラーリ[10]
1954 7月25日非選手権モンサントアルゼンチンの旗 ホセ・フロイラン・ゴンザレスフェラーリ[11]
1955 6月26日非選手権ボアビスタフランスの旗 ジャン・ベーラマセラティ[12]
1956 開催されず
1957 6月9日非選手権モンサントアルゼンチンの旗 ファン・マヌエル・ファンジオマセラティ[13]
1958 8月24日9ボアビスタイギリスの旗 スターリング・モスヴァンウォール詳細
1959 8月23日7モンサントイギリスの旗 スターリング・モスクーパー-クライマックス
ロブ・ウォーカー
詳細
1960 8月14日8ボアビスタオーストラリアの旗 ジャック・ブラバムクーパー-クライマックス詳細
1961
-
1963
開催されず
1964 7月26日非選手権カスカイスイギリスの旗 クリス・ケリソンフェラーリ[14]
1965 7月26日非選手権カスカイスイギリスの旗 ロドニー・バンティング英語版クーパー-フォード[15]
1966 7月24日非選手権カスカイススイスの旗 ユルク・デューブラーブラバム-フォード[16]
1967
-
1983
開催されず
1984 10月21日16エストリルフランスの旗 アラン・プロストマクラーレン-TAG詳細
1985 4月21日2エストリルブラジルの旗 アイルトン・セナロータス-ルノー詳細
1986 9月21日14エストリルイギリスの旗 ナイジェル・マンセルウィリアムズ-ホンダ詳細
1987 9月20日12エストリルフランスの旗 アラン・プロストマクラーレン-TAG詳細
1988 9月25日13エストリルフランスの旗 アラン・プロストマクラーレン-ホンダ詳細
1989 9月24日13エストリルオーストリアの旗 ゲルハルト・ベルガーフェラーリ詳細
1990 9月23日13エストリルイギリスの旗 ナイジェル・マンセルフェラーリ詳細
1991 9月22日13エストリルイタリアの旗 リカルド・パトレーゼウィリアムズ-ルノー詳細
1992 9月27日14エストリルイギリスの旗 ナイジェル・マンセルウィリアムズ-ルノー詳細
1993 9月26日14エストリルドイツの旗 ミハエル・シューマッハベネトン-フォード詳細
1994 9月25日13エストリルイギリスの旗 デイモン・ヒルウィリアムズ-ルノー詳細
1995 9月24日13エストリルイギリスの旗 デビッド・クルサードウィリアムズ-ルノー詳細
1996 9月22日15エストリルカナダの旗 ジャック・ヴィルヌーヴウィリアムズ-ルノー詳細
1997
-
2019
開催されず
2020 10月25日12ポルティマオイギリスの旗 ルイス・ハミルトンメルセデス詳細
2021 5月2日3ポルティマオイギリスの旗 ルイス・ハミルトンメルセデス詳細
2022
-
2026
開催されず

開催されたサーキット

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ポルトガルGPの開催地

優勝回数

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複数回勝利を挙げた者のみ対象とする。

ドライバー

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回数 ドライバー 優勝年
3 フランスの旗 アラン・プロスト 1984, 1987, 1988
イギリスの旗 ナイジェル・マンセル 1986, 1990, 1992
2 イギリスの旗 スターリング・モス 1958, 1959
イギリスの旗 ルイス・ハミルトン 2020, 2021

コンストラクター

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回数 コンストラクター 優勝年
7 イタリアの旗 フェラーリ 1951, 1952, 1953, 1954, 1964, 1989, 1990
6 イギリスの旗 ウィリアムズ 1986, 1991, 1992, 1994, 1995, 1996
3 イギリスの旗 クーパー 1959, 1960, 1965
イギリスの旗 マクラーレン 1984, 1987, 1988
2 イタリアの旗 マセラティ 1955, 1957
ドイツの旗 メルセデス 2020, 2021
  • 太字2026年のF1世界選手権に参戦中のコンストラクター。
  • ピンク地はF1世界選手権以外で開催された年。

エンジン

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回数 メーカー 優勝年
7 イタリアの旗 フェラーリ 1951, 1952, 1953, 1954, 1964, 1989, 1990
6 フランスの旗 ルノー 1985, 1991, 1992, 1994, 1995, 1996
3 アメリカ合衆国の旗 フォード [† 1] 1965, 1966, 1993
2 イタリアの旗 マセラティ 1955, 1957
イギリスの旗 クライマックス 1959, 1960
ルクセンブルクの旗 TAG [† 2] 1984, 1987
日本の旗 ホンダ 1986, 1988
ドイツの旗 メルセデス 2020, 2021
  1. コスワースが製造。
  2. ポルシェが製造。

脚注

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注釈

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出典

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  1. Formula 1 to return to Portugal in 2027 and 2028”. Formula 1.com (2025年12月16日). 2025年12月16日閲覧。
  2. F1カレンダー復帰でローテーションに入ったポルトガル。一方で5年の開催契約を目指していたトルコには逆風に”. autosport web (2025年12月21日). 2025年12月23日閲覧。
  3. Ayrton Senna's First Win! | 1985 Portuguese Grand Prix: Race Highlights”. FORMULA 1 2020-10-19. 2021年8月21日閲覧。
  4. ポルトガルGP復活に向け、アルガルベ・サーキットとF1オーナーが協議www.as-web.jp(2017年6月17日)2020年7月25日閲覧。
  5. F1ポルトガルGP、24年ぶりに復活? 9月末にポルティマオで2連戦かformula1-data.com(2020年6月14日)2020年7月25日閲覧。
  6. F1改定カレンダー第3版、ポルティマオ、イモラ、ニュルブルクリンク正式決定formula1-data.com(2020年7月24日)2020年7月25日閲覧。
  7. F1ポルトガル決勝:ハミルトン、圧勝! F1最多勝記録の92勝目。フェルスタッペンは3位”. motorsport.com (2020年10月26日). 2020年10月26日閲覧。
  8. Portugal Grand Prix 1951 - Race Results”. Racing Sports Cars. 2024年2月5日閲覧。
  9. Portugal Grand Prix 1952 - Race Results”. Racing Sports Cars. 2024年2月5日閲覧。
  10. Portugal Grand Prix 1953 - Race Results”. Racing Sports Cars. 2024年2月5日閲覧。
  11. Monsanto 1954 - Race Results”. Racing Sports Cars. 2024年2月5日閲覧。
  12. Portugal Grand Prix 1955 - Race Results”. Racing Sports Cars. 2024年2月5日閲覧。
  13. Monsanto 1957 - Race Results”. Racing Sports Cars. 2024年2月5日閲覧。
  14. GP Portugal 1964 - Race Results”. Racing Sports Cars. 2024年2月5日閲覧。
  15. Watson, Paul (1966-01-28). “Formula 3 racing”. Autosport: 146–150 2024年2月5日閲覧。.
  16. Watson, Paul (1967-01-20). “Seasonal Survey 4: Formula Three”. Autosport: 91–95 2024年2月5日閲覧。.

関連項目

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外部リンク

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