イギリスグランプリ

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Flag of the United Kingdom.svg British Grand Prix
シルバーストン・サーキット
Silverstone circuit.svg
レース情報
周回 52
コース長 5.891 km (3.66 mi)
レース長 306.291 km (190.32 mi)
開催回数 72
初回 1926年
最多勝利
(ドライバー)
イギリスの旗 ジム・クラーク
フランスの旗 アラン・プロスト
イギリスの旗 ルイス・ハミルトン (5)
最多勝利
(コンストラクター)
イタリアの旗 フェラーリ (15)
最新開催(2017年):
ポールポジション イギリスの旗 ルイス・ハミルトン
メルセデス
1:26.600
決勝順位 1. イギリスの旗 ルイス・ハミルトン
メルセデス
1:21:27.430
2. フィンランドの旗 バルテリ・ボッタス
メルセデス
+14.063s
3. フィンランドの旗 キミ・ライコネン
フェラーリ
+36.570s
ファステストラップ イギリスの旗 ルイス・ハミルトン
メルセデス
1:30.621

イギリスグランプリ(イギリスGP, British Grand Prix)は、イギリスで行われるモータースポーツレース。現在はF1のイベントとして開催されている。

1950年、F1世界選手権が初めて開催された際の第1戦がこのイギリスGPであり、F1の中ではもっとも伝統のあるレースのひとつである。

イギリス国内で行われた、イギリスGP以外の名称をもつF1レースも本項目で記述する。

概要[編集]

1926年に初開催され、1928年1947年の中断を経て開催が続けられている。1950年以降は、同年に発足したF1に組み込まれ、F1において同一名称のグランプリが1年も欠かさず開催されているのは、このイギリスGPとイタリアGPのみである。

1950年にF1グランプリの第1戦として初開催された際にはシルバーストン・サーキットで行われた。以降、ブランズ・ハッチなどのサーキットでもイギリスGPは開催されたが、1987年以降はシルバーストンでの開催が続いている。

シルバーストンの施設の老朽化、タバコ広告禁止を含めた金銭的・興行的問題など多数の問題から、2010年はドニントンパーク・サーキットに開催が移ると一旦発表されたが、その後ドニントンパークのサーキット運営会社がコース改修資金の調達に失敗、F1開催が困難な状況となってしまった[1]。そのため2010年以降もシルバーストンでの開催が継続する可能性が高くなり[2]、2009年12月7日、シルバーストンにて2026年までのイギリスGP開催が決定した。

しかし、シルバーストン・サーキットのオーナーであるブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ(BRDC)は2017年のイギリスGP開催直前、開催費用の負担増加により経済的損失が大きくなりすぎることを理由に、開催契約の解除条項を行使した。これにより、シルバーストンでの開催契約は2019年までに短縮されることになった[3]

開催されたサーキット[編集]

1926年の初開催と、翌1927年ブルックランズで開催され、1928年1947年の20年間は開催されなかったものの、1948年に場所をシルバーストンに変えて再び開催され、以降も時折開催地を変えながら現在まで毎年欠かさず開催されている。

1948年1954年まではシルバーストンで行われた。1955・1957・1959・1961・1962年の5回はエイントリーで、1956・1958・1960・1963年はシルバーストンで開催された。

エイントリーでF1が開催されなくなって以降は、1964年から1986年までは偶数年がブランズハッチ、奇数年がシルバーストン・サーキットで交互に開催されていたが、1987年以降はシルバーストン・サーキットで開催されている。

1983年1985年1993年には、英国内でイギリスGPではない名称のグランプリが、イギリスGPと併催されている。詳細は後述のイギリスグランプリ以外のF1レースを参照のこと。

イギリスグランプリ以外のF1レース[編集]

英国内で実施されながら、別の名称が付与されたレースがある。1国で年内に2回の開催を行ったが、1国1開催の原則等の理由でヨーロッパGPという名称が付与された。

ブランズハッチ開催
1983年と1985年に開催。シルバーストンにイギリスGPの名が付けられたため、ブランズ・ハッチで開催されたレースはヨーロッパGPの名が冠せられた。1983年ブラバムBMWネルソン・ピケ1985年ウィリアムズホンダナイジェル・マンセルが優勝した。
ドニントンパーク開催
1993年に1回のみ開催。2輪の世界選手権でよく使用されている、ドニントン・パークで開催された。マクラーレンフォードアイルトン・セナが優勝した。

特筆すべき過去のレース[編集]

1991年のイギリスGPのウィニングラップの様子。予選1回目、予選2回目、PPFL、そして1周から59周まで全てにおいてマンセルが1位を獲得した。セナはガス欠によりリタイアとなり、マンセルのマシンに摑まって勝利を祝うようにパドックへ戻っていった。

数多く開催されたイギリスGPの中でも、大きな出来事が起こった、または記念すべきレースをいくつか取り上げて紹介する。

過去の結果と開催サーキット[編集]

エイントリー(1955–1962、シルバーストンと交互開催)
ブランズ・ハッチ(1964–1986、シルバーストンと交互開催)

F1世界選手権として開催された1950年以降の結果について記載する。シルバーストン・サーキットのコースレイアウトの変遷については、シルバーストン・サーキット#改修履歴を参照。

決勝日 ラウンド サーキット 勝者 所属チーム 結果
1950 5月13日 1 シルバーストン イタリアの旗 ジュゼッペ・ファリーナ アルファロメオ 詳細
1951 7月14日 5 シルバーストン アルゼンチンの旗 ホセ・フロイラン・ゴンザレス フェラーリ 詳細
1952 7月19日 5 シルバーストン イタリアの旗 アルベルト・アスカリ フェラーリ 詳細
1953 7月18日 6 シルバーストン イタリアの旗 アルベルト・アスカリ フェラーリ 詳細
1954 7月17日 5 シルバーストン アルゼンチンの旗 ホセ・フロイラン・ゴンザレス フェラーリ 詳細
1955 7月16日 6 エイントリー イギリスの旗 スターリング・モス メルセデス 詳細
1956 7月14日 6 シルバーストン アルゼンチンの旗 ファン・マヌエル・ファンジオ フェラーリ 詳細
1957 7月20日 5 エイントリー イギリスの旗 トニー・ブルックス
イギリスの旗 スターリング・モス
ヴァンウォール 詳細
1958 7月19日 7 シルバーストン イギリスの旗 ピーター・コリンズ フェラーリ 詳細
1959 7月18日 5 エイントリー オーストラリアの旗 ジャック・ブラバム クーパー 詳細
1960 7月16日 7 シルバーストン オーストラリアの旗 ジャック・ブラバム クーパー 詳細
1961 7月15日 5 エイントリー 西ドイツの旗 ヴォルフガング・フォン・トリップス フェラーリ 詳細
1962 7月21日 5 エイントリー イギリスの旗 ジム・クラーク ロータス 詳細
1963 7月20日 5 シルバーストン イギリスの旗 ジム・クラーク ロータス 詳細
1964 7月11日 5 ブランズ・ハッチ イギリスの旗 ジム・クラーク ロータス 詳細
1965 7月10日 5 シルバーストン イギリスの旗 ジム・クラーク ロータス 詳細
1966 7月16日 4 ブランズ・ハッチ オーストラリアの旗 ジャック・ブラバム ブラバム 詳細
1967 7月15日 6 シルバーストン イギリスの旗 ジム・クラーク ロータス 詳細
1968 7月20日 7 ブランズ・ハッチ スイスの旗 ジョー・シフェール ロブ・ウォーカー(ロータス) 詳細
1969 7月19日 6 シルバーストン イギリスの旗 ジャッキー・スチュワート マトラ 詳細
1970 7月18日 7 ブランズ・ハッチ オーストリアの旗 ヨッヘン・リント ロータス 詳細
1971 7月17日 6 シルバーストン イギリスの旗 ジャッキー・スチュワート ティレル 詳細
1972 7月15日 7 ブランズ・ハッチ ブラジルの旗 エマーソン・フィッティパルディ ロータス 詳細
1973 7月14日 9 シルバーストン アメリカ合衆国の旗 ピーター・レブソン マクラーレン 詳細
1974 7月20日 10 ブランズ・ハッチ 南アフリカの旗 ジョディー・シェクター ティレル 詳細
1975 7月19日 10 シルバーストン ブラジルの旗 エマーソン・フィッティパルディ マクラーレン 詳細
1976 7月18日 9 ブランズ・ハッチ オーストリアの旗 ニキ・ラウダ フェラーリ 詳細
1977 7月17日 10 シルバーストン イギリスの旗 ジェームス・ハント マクラーレン 詳細
1978 7月16日 10 ブランズ・ハッチ アルゼンチンの旗 カルロス・ロイテマン フェラーリ 詳細
1979 7月15日 9 シルバーストン スイスの旗 クレイ・レガツォーニ ウィリアムズ 詳細
1980 7月13日 8 ブランズ・ハッチ オーストラリアの旗 アラン・ジョーンズ ウィリアムズ 詳細
1981 7月19日 9 シルバーストン イギリスの旗 ジョン・ワトソン マクラーレン 詳細
1982 7月18日 10 ブランズ・ハッチ オーストリアの旗 ニキ・ラウダ マクラーレン 詳細
1983 7月17日 9 シルバーストン フランスの旗 アラン・プロスト ルノー 詳細
1984 7月22日 10 ブランズ・ハッチ オーストリアの旗 ニキ・ラウダ マクラーレン 詳細
1985 7月21日 8 シルバーストン フランスの旗 アラン・プロスト マクラーレン 詳細
1986 7月13日 9 ブランズ・ハッチ イギリスの旗 ナイジェル・マンセル ウィリアムズ 詳細
1987 7月12日 7 シルバーストン イギリスの旗 ナイジェル・マンセル ウィリアムズ 詳細
1988 7月10日 8 シルバーストン ブラジルの旗 アイルトン・セナ マクラーレン 詳細
1989 7月16日 8 シルバーストン フランスの旗 アラン・プロスト マクラーレン 詳細
1990 7月15日 8 シルバーストン フランスの旗 アラン・プロスト フェラーリ 詳細
1991 7月14日 8 シルバーストン イギリスの旗 ナイジェル・マンセル ウィリアムズ 詳細
1992 7月12日 9 シルバーストン イギリスの旗 ナイジェル・マンセル ウィリアムズ 詳細
1993 7月11日 9 シルバーストン フランスの旗 アラン・プロスト ウィリアムズ 詳細
1994 7月10日 8 シルバーストン イギリスの旗 デイモン・ヒル ウィリアムズ 詳細
1995 7月16日 8 シルバーストン イギリスの旗 ジョニー・ハーバート ベネトン 詳細
1996 7月14日 10 シルバーストン カナダの旗 ジャック・ヴィルヌーヴ ウィリアムズ 詳細
1997 7月13日 9 シルバーストン カナダの旗 ジャック・ヴィルヌーヴ ウィリアムズ 詳細
1998 7月12日 9 シルバーストン ドイツの旗 ミハエル・シューマッハ フェラーリ 詳細
1999 7月11日 8 シルバーストン イギリスの旗 デビッド・クルサード マクラーレン 詳細
2000 4月23日 4 シルバーストン イギリスの旗 デビッド・クルサード マクラーレン 詳細
2001 7月15日 11 シルバーストン フィンランドの旗 ミカ・ハッキネン マクラーレン 詳細
2002 7月07日 10 シルバーストン ドイツの旗 ミハエル・シューマッハ フェラーリ 詳細
2003 7月20日 11 シルバーストン ブラジルの旗 ルーベンス・バリチェロ フェラーリ 詳細
2004 7月11日 11 シルバーストン ドイツの旗 ミハエル・シューマッハ フェラーリ 詳細
2005 7月10日 11 シルバーストン コロンビアの旗 ファン・パブロ・モントーヤ マクラーレン 詳細
2006 6月11日 8 シルバーストン スペインの旗 フェルナンド・アロンソ ルノー 詳細
2007 7月08日 9 シルバーストン フィンランドの旗 キミ・ライコネン フェラーリ 詳細
2008 7月06日 9 シルバーストン イギリスの旗 ルイス・ハミルトン マクラーレン 詳細
2009 6月21日 8 シルバーストン ドイツの旗 セバスチャン・ベッテル レッドブル 詳細
2010 7月11日 10 シルバーストン オーストラリアの旗 マーク・ウェバー レッドブル 詳細
2011 7月10日 9 シルバーストン スペインの旗 フェルナンド・アロンソ フェラーリ 詳細
2012 7月08日 9 シルバーストン オーストラリアの旗 マーク・ウェバー レッドブル 詳細
2013 6月30日 8 シルバーストン ドイツの旗 ニコ・ロズベルグ メルセデス 詳細
2014 7月06日 9 シルバーストン イギリスの旗 ルイス・ハミルトン メルセデス 詳細
2015 7月05日 9 シルバーストン イギリスの旗 ルイス・ハミルトン メルセデス 詳細
2016 7月10日 10 シルバーストン イギリスの旗 ルイス・ハミルトン メルセデス 詳細
2017 7月16日 10 シルバーストン イギリスの旗 ルイス・ハミルトン メルセデス 詳細

冠スポンサー[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ バーニー・エクレストン 「ドニントンの望みは消えた」 - F1-gate.com・2009年10月29日
  2. ^ シルバーストン、F1イギリスGPの開催へ近づく - F1-gate.com・2009年11月25日
  3. ^ シルバーストンがF1イギリスGP開催契約を解除。多額の損失に耐えかね、条件変更を望む”. AUTOSPORTweb (2017年7月12日). 2017年7月13日閲覧。
  4. ^ "特集:1976年イギリスGP". ESPN F1.(2011年12月18日)2013年4月15日閲覧。
  5. ^ 決勝序盤、3台の左リヤタイヤが相次いでバースト - オートスポーツweb(2013年6月30日)※2013年7月2日閲覧
  6. ^ トッド、ピレリに作業部会への出席を求める - オートスポーツweb(2013年7月1日)※2013年7月2日閲覧
  7. ^ ピレリ「原因はタイヤの適切でない使い方」 - オートスポーツweb(2013年7月3日)
  8. ^ ピレリ、F1イギリスGPでタイヤ構造を無断変更か - TopNews.jp(2013年7月3日)
  9. ^ ハミルトン母国GP4年連続V F1英国GP最多勝利に並ぶ - スポーツニッポン 2017年7月17日配信 2017年7月20日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]