スーパーファミスタ5

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スーパーファミスタ5
ジャンル 野球ゲーム
対応機種 日本の旗 スーパーファミコン [SFC]
開発元 ナムコ
発売元 ナムコ
デザイナー 岸本好弘
音楽 堀込高樹
美術 島本昌弘
人数 1人 - 4人(対戦プレイ)
メディア ROMカートリッジ
発売日 日本の旗 1996年2月29日
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スーパーファミスタ5Super Famista 5)は、1996年2月29日に、ナムコ(後のバンダイナムコゲームス)から発売された、プロ野球ゲームソフトである。略称は「パースタ5」。対応機種はスーパーファミコン。スーパーファミコン版のファミスタシリーズとしては最後の作品であり、ナムコのスーパーファミコン用ソフトの中で最後に店頭発売されたソフトである。日本野球機構公認作品。著作権表示の年度は、前作『スーパーファミスタ4』に引き続き、発売前年(1995年)のものとなっている。

家庭用ゲーム機版のファミスタシリーズ全体としては、前年10月に発売された『ギアスタジアム平成版』までは、「ナムコット」(namcot)ブランドで発売していたが、同作を最後に会社名の「ナムコ」(namco)に統一された[1]ため、本作は初のナムコブランドによる発売となった。それに伴い、試合結果告知をする架空の新聞「ナムコットスポーツ」も「ナムコスポーツ」に変更された。

概要[編集]

前年3月発売のスーパーファミスタ4(パースタ4)から設けられた高低差を駆使した3D仕様となっている。前々年(1994年)にコナミから実況パワフルプロ野球シリーズが始まるというターニングポイントがあり、多数のモードと最新版のチームデータを前面に押し出し、スーパーファミスタ以来の多くのチームが用意されている。パースタ4に引き続き、キリンビバレッジ(KIRIN)とCM契約しており、球場やゲーム画面など所々にKIRINの商品の広告が入っている。

また、史上2人目の日本人メジャーリーガー野茂英雄の活躍を反映し、アメリカンズが復活(選手データとしては、概ね前作に登場したドリームスを流用している)。アメリカ合衆国の地名をもつ選手が在籍するなか、1人野茂と同じくトルネード投法を駆使する右投げの投手「ジャパン」も所属している。

本作では、基本的に1996年シーズン開幕前時点のデータを採用しているが、過去の『スーパーファミスタシリーズ』同様、前年シーズン終了後日本プロ野球界を去った外国人選手として、元千葉ロッテマリーンズフリオ・フランコ(打撃フォームも再現されており、アメリカンズの全選手にも設定された)が登場したが、一方でセントラル・リーグ特別表彰を受ける活躍を見せながらシーズンオフの契約問題で去就が不透明だったロビンソン・チェコ広島東洋カープ投手)は登録されなかった。また、前作に引き続き、一部選手の背番号が実際のシーズン開幕時点と異なる場合がある(例:中日ドラゴンズ音重鎮が50番ではなく5番、山田和利が7番ではなく4番)。

モード[編集]

  • 一戦勝負
好きなチーム(実在12球団+ナムコ+アメリカンズ)と好きな球場を選んで対戦する。基本的に前作と同じ。
  • リーグ戦
好きなチーム編成・試合数などで行うリーグ戦、またファミスタシリーズ史上初となるリーグ優勝→日本シリーズ優勝を目指す実際の日本プロ野球さながらのペナントレースをプレイする事ができる(ペナントレースについては、実在12球団しか使用できない)。
  • 夢のFA
FA制度に掛けて、勝利試合の成績ごとに資金が追加され、好きな選手を補強していくモード。3チーム分保存可能。ただし、作ったチームはリーグ戦に参戦することはできない。
  • OBに挑戦
好きなチーム(実在12球団)で1960年代1970年代1980年代1990年代のOBからなるチームと対戦する。OB同士、OBで対戦も可。
  • オールスター
通常のオールスターゲームに加え、前作4に引き続き「東西対抗(オールイースト[2]対オールウエスト[3])」、前年のオールスターゲームを反映した「全日本人対全外国人」で対戦するモードが追加された。この全日本人対全外国人限定で登場する外国人選手もいる(現実では横浜ベイスターズに残留しながらも他モードで使用される際の横浜には登録されなかったマイク・バークベックなど)。また、外国人捕手がいなかった関係で出場に至ったジョー(定詰雅彦)やデーブ(前年に読売ジャイアンツで引退した大久保博元)も登場した。
  • 選手エディタ
自由に好きな選手をエディットができる。能力数値は制限内であれば自由に設定できる。背番号は、00,0-99のほか、01-09も使用できるようになった。なお、上記「OBに挑戦」モードには一部下手投げ投手が登場したが、本モードでは設定することができない。選手名についても、ドット一コマごとに書く入力方式も導入された。また、既存選手の名前をコピーすることにより、その選手のデータが全てコピーされる使用も存在しており、一部選手の特殊フォーム[4]を引き継ぐこともできる。
  • マルチプレイ
マルチタップを使い、最大4人でプレイする事ができる。本モード限定の新しい操作として、ベースカバーが入った。
  • オプション
エラー率、ゲームバランスの設定をする。新たに「ひいき機能」が搭載。これは、ひいきチーム(実在12球団のみ)を設定すると、ファン向けの仕様として、OPが特別バージョンに変わり、このチームでプレイすると全打者の打率が5分アップ、全投手の防御率が0.5ダウンする。OPのタイトル画面とチーム選択時に「がんばれ、○○(ひいきチームのニックネーム)」というボイスが入る。また、実在12球団の「ごひいきチーム専用シール」が箱に同悃された。

登場球団[編集]

セントラル・リーグ
パシフィック・リーグ
架空チーム

本拠地球場[編集]

球場別野次[編集]

前作に引き続き、オプションモードで野次を“あり”に設定すると、球場ごとの方言にちなんだ野次など(檄の類も含む)が流れる。以下、その一覧である(参考書籍:『スーパーファミスタ5 スーパーファミコン公式ガイドブック』)。

※ナムコ球場は、野次の代わりに、1980年代頃のナムコゲームBGMが流れる。

主な開発スタッフ[編集]

備考[編集]

「選手エディタ」モードのBGMは、のちにサウンド担当の堀込が弟と組んだバンドキリンジ」の楽曲『汗染みは淡いブルース』としてセルフリメイクされた(1998年10月25日発売のメジャー1st.アルバム『ペーパー・ドライヴァーズ・ミュージック』に収録)。

『4』に引き続き、ゲーム中の各所に『ディグダグ』『ディグダグII』の効果音・BGMが使われていた。起動時の効果音(クレジット音)、ナムコ球場で野次ありにした際の試合の通常時のBGM(IIのメインBGM)・打者がヒットを打った時のBGM(IIのスパートBGM)・タイム時のメニュー画面(ネームエントリー)。

玉子ドームのライトスタンド上段に、当時発売予定だった『スーパーファミリーゲレンデ[5]の看板が掲示されている。

「一戦勝負」で、代打(控え野手)を全て出場させたうえで延長戦に持ち込むと、攻撃イニングで監督を代打として出場させることができる。

関連書籍[編集]

※いずれも攻略本

  • スーパーファミスタ5必勝攻略法
1996年3月、双葉社より「スーパーファミコン完璧攻略シリーズ」の第130巻として発行。編者:ファイティングスタジオ。書籍コード:ISBN 4575285714
  • スーパーファミスタ5 スーパーファミコン公式ガイドブック
1996年3月、小学館より「ワンダーライフスペシャル」シリーズの1冊として発行。書籍コード:ISBN 4091025315
「OBに挑戦」モードに登場する選手の名鑑も収録している。

脚注[編集]

  1. ^ 3月31日発売のプレイステーション用ソフト『鉄拳』を最後に、『ギアスタジアム平成版』以外はナムコブランドで発売していた。
  2. ^ 当時のイースタン・リーグ(日本プロ野球の二軍によって構成されるリーグの一つ)と同じく、関東地方のチームで構成(読売ジャイアンツ、日本ハムファイターズ、横浜ベイスターズ、千葉ロッテマリーンズ、西武ライオンズ、ヤクルトスワローズ
  3. ^ 当時のウエスタン・リーグ(日本プロ野球の二軍によって構成されるリーグの一つ)と同じく、中部以西のチームで構成(中日ドラゴンズ、近鉄バファローズ、阪神タイガース、オリックス・ブルーウェーブ、広島東洋カープ、福岡ダイエーホークス)。
  4. ^ コピーが可能となっている特殊フォーム
  5. ^ 1998年、専用カセットによる書き換え販売サービスのニンテンドウパワーを通じて発売された。著作権表示上の年号は1995年となっている。

外部リンク[編集]