秋山拓巳
阪神タイガース #27 | |
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基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 香川県丸亀市 |
生年月日 | 1991年4月26日(33歳) |
身長 体重 |
187 cm 90 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2009年 ドラフト4位 |
初出場 | 2010年8月21日 |
年俸 | 1,100万円(2012年) |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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秋山 拓巳(あきやま たくみ、1991年4月26日 - )は、阪神タイガースに所属するプロ野球選手(投手)。
経歴
アマチュア時代
香川県丸亀市に生まれ、3歳から野球を始める。小学校入学と同時に「今津スポーツ少年団」に所属[1]。小学3年生の5月に父親の仕事の都合で愛媛県西条市に転居、「西条リトルリーグ」に所属し全国大会への出場も果たす。その後、西条南中時代には「西条リトルシニア」に所属し、3年時にシニア日本代表として世界大会に出場した。
「西条リトルリーグ~シニア」時代をともにした多くの仲間とともに西条高校に進み、1年生秋から4番を打ち、2年生春からエースとなる。2年生秋の秋季四国大会では自身の投打に渡る活躍で優勝し、翌春の第81回選抜大会に出場。この時は初戦で敗退したが、夏の愛媛県大会を制して出場した第91回選手権大会では初戦突破を果たした。
2009年のドラフト会議で阪神に4位で指名された。しかし本人はもっと上位でのドラフト指名を希望しており、指名後に取材を受けた際には悔し涙を流した。ただし、この件については「悔しい気持ちもあったが、安心したのが一番だった」と後に語っている。11月27日に契約金4,000万円、年俸600万円で仮契約。
プロ時代
2010年8月21日の対読売ジャイアンツ(巨人)戦(東京ドーム)でプロ初登板・初先発。高卒ルーキーでプロ初登板・初先発の相手が巨人だった選手は球団史上初であり、高卒ルーキーの先発は2000年の岡本浩二以来10年ぶりである。この時は6回を投げて4失点と健闘したものの敗戦投手になったが、1週間後の8月28日に対東京ヤクルトスワローズ戦(明治神宮野球場)で先発し、5回1失点で阪神の高卒ルーキーとしては遠山昭治以来24年ぶりとなるプロ初勝利を挙げる。9月12日の対ヤクルト戦(阪神甲子園球場)では初の無四球完封勝利を挙げた。阪神の高卒ルーキーとしての完封勝利は1986年の遠山以来24年ぶりで、セ・リーグの高卒ルーキーの完封勝利としても1989年の川崎憲次郎以来21年ぶり、さらに、高卒ルーキーの無四球完封は1988年の野村弘(大洋)以来22年ぶりで、セ・リーグでは7人目の快挙であった[2]。また、阪神の高卒新人でシーズンに2勝以上は1986年の遠山以来3人目で、右腕としては初であった[3]。
2011年は2軍でじっくり育てる首脳陣の方針と首の怪我により、シーズンの大半を2軍で過ごした。9月に1軍に登録され、9月28日と10月4日のヤクルト戦で先発登板したが、どちらも結果を残せず勝ち星はなかった。11月にはオーストラリアン・ベースボールリーグのキャンベラ・キャバルリーに派遣され、4試合に先発登板し1勝0敗、22回を投げ、被安打13, 与四球10, 奪三振16, 自責点3で防御率1.23、WHIP1.05と派遣期間を終えて帰国するまではリーグ防御率トップの活躍だった。
プレースタイル
投手としては、柔らかく豪快な腕の振りから最速150 km/h(プロ入り後の最速は147 km/h)の角度ある速球と、縦のカーブ、プロ入り後から使用し始めた落差の大きいフォークボール[4]
打者としてはライナー性の打球が持ち味。恵まれた体格から高校通算48本塁打のスラッガーとして注目を浴び、「伊予ゴジラ」の異名を取った[5]。高校2年の冬に腰に怪我をして以降は調子が悪く[4]、本人のこだわりもあり投手としてプロ入りしたが、2010年9月12日の東京ヤクルト戦では7回裏に先発の村中恭兵からレフト前に適時打を打っている。
人物
趣味は釣りと買い物。好きな言葉は「捲土重来」[4]。
詳細情報
年度別投手成績
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2010 | 阪神 | 7 | 7 | 1 | 1 | 1 | 4 | 3 | 0 | 0 | .571 | 166 | 40.1 | 33 | 3 | 13 | 1 | 0 | 23 | 0 | 0 | 16 | 15 | 3.35 | 1.14 |
2011 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 37 | 7.1 | 8 | 1 | 7 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 7 | 5 | 6.14 | 2.05 | |
通算:2年 | 9 | 9 | 1 | 1 | 1 | 4 | 4 | 0 | 0 | .500 | 203 | 47.2 | 41 | 4 | 20 | 2 | 1 | 24 | 0 | 0 | 23 | 20 | 3.78 | 1.28 |
- 2011年度シーズン終了時
記録
- 投手記録
- 初登板・初先発:2010年8月21日、対読売ジャイアンツ18回戦(東京ドーム)、6回4失点で敗戦投手
- 初奪三振:同上、1回裏にアレックス・ラミレスから
- 初勝利・初先発勝利:2010年8月28日、対東京ヤクルトスワローズ19回戦(明治神宮野球場)、5回1失点
- 初完投・初完封勝利:2010年9月12日、対東京ヤクルトスワローズ23回戦(阪神甲子園球場)、被安打4、与四死球0
- 打撃記録
- 初安打:2010年9月5日、対広島東洋カープ20回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、3回表に齊藤悠葵から中前安打
- 初打点:2010年9月12日、対東京ヤクルトスワローズ23回戦(阪神甲子園球場)、7回裏に村中恭兵から左前適時打
背番号
- 27 (2010年 - )
登場曲
脚注
関連項目
外部リンク
- 秋山拓巳 (@t_akkyaman27) - X(旧Twitter)