福田聡志
読売ジャイアンツ #59 | |
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基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 大阪府岸和田市 |
生年月日 | 1983年9月12日(40歳) |
身長 体重 |
180 cm 76 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2005年 希望入団枠[1] |
初出場 | 2006年4月1日 |
年俸 | 1,300万円(2012年) |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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福田 聡志(ふくだ さとし、1983年9月12日[1] - )は、読売ジャイアンツに所属するプロ野球選手(投手)。大阪府岸和田市出身。
来歴・人物
甲子園経験はないが、大学で頭角を現し3年生時に全日本大学選手権で強気な投球でリリーフ、抑えとして活躍し、チームを優勝に導いてMVPを獲得、ドラフトの目玉とされる。4年生時には腰痛のため球威・制球力がともに低下。しかしジャイアンツは獲得の方針を変えず、東北福祉大学の先輩、佐々木主浩の背番号22を用意し、迎え入れた。
キャンプ当初は二軍スタートだったものの、オープン戦で自責点0の結果を出し同期のルーキーでは唯一の開幕一軍入りとなった。4月2日の開幕カード、ベイスターズ戦でプロ初勝利。7月1日に二軍落ちしその後一軍に戻ることなくシーズンを終えた。
開幕一軍はならなかったが、右先発の一角として期待されていた姜建銘の不振を受けて5月1日に一軍登録。当日のナゴヤドーム対中日ドラゴンズ戦でプロ初先発を果たす。5回5失点と苦しむも、勝敗はつかなかった。チームは9-5で逆転勝利。5月8日の対阪神タイガース戦で8回1失点の好投を見せ、先発としてのプロ初勝利を飾った(スコアは7-1)。その後は先発・中継ぎ両方で起用され、5勝を挙げた。
不振に終わり、思うような結果を出せなかった。2軍での成績は31試合に登板、53回を投げ43奪三振、4勝4敗2セーブ、防御率は3.23だった。これにより、福田の背番号22を中継ぎで台頭した越智大祐に譲ることになり、背番号を59に変更する。
開幕から先発ローテーション入りし2勝を挙げた。日程が空くセ・パ交流戦では中継ぎに回ったがここで打ち込まれ2軍落ち。2軍でも13試合に登板し、70回を投げ68奪三振、3勝3敗で防御率5.40と結果を残すことはできず、その後1軍への昇格はなかった。
7月4日に中継ぎとしてシーズン初登板。それからしばらく中継ぎとしての登板を続けていたが、先発陣の不調が続いていたため7月21日の試合に先発として出場し以後先発としての出場を続け8月1日の広島カープ戦で5回途中無失点で先発としてシーズン初勝利を挙げる。最終的には先発として6試合に登板した。この年は中継ぎも含め18試合に登板。3勝4敗防御率3.68と一定の成績を残した。
プレースタイル
独特のダイナミックな投球フォームから150km/h超のスピードボールと数種類のキレのあるスライダーを繰り出す。また、カーブ・チェンジアップで緩急をつけたり、フォークを投げることもある。基本的に、球威で押していくタイプである。
詳細情報
年度別投手成績
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2006 | 巨人 | 22 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 2 | 0 | 6 | .600 | 118 | 24.2 | 20 | 2 | 22 | 1 | 3 | 20 | 5 | 0 | 15 | 15 | 5.47 | 1.70 |
2007 | 15 | 11 | 0 | 0 | 0 | 5 | 5 | 0 | 0 | .500 | 276 | 59.2 | 77 | 3 | 25 | 1 | 3 | 46 | 3 | 0 | 36 | 35 | 5.28 | 1.71 | |
2008 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 12 | 2.1 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 2 | 2 | 7.71 | 1.71 | |
2009 | 9 | 6 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 185 | 44.0 | 41 | 6 | 17 | 2 | 3 | 31 | 1 | 0 | 24 | 17 | 3.48 | 1.32 | |
2010 | 18 | 6 | 0 | 0 | 0 | 3 | 4 | 0 | 0 | .429 | 182 | 44.0 | 36 | 4 | 17 | 0 | 3 | 22 | 0 | 1 | 19 | 18 | 3.68 | 1.20 | |
2011 | 6 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 75 | 17.2 | 22 | 2 | 6 | 0 | 0 | 12 | 0 | 0 | 9 | 9 | 4.58 | 1.58 | |
通算:6年 | 72 | 25 | 0 | 0 | 0 | 13 | 12 | 0 | 6 | .520 | 848 | 192.1 | 199 | 17 | 88 | 4 | 12 | 134 | 9 | 1 | 105 | 96 | 4.49 | 1.49 |
- 2011年度シーズン終了時
記録
- 投手記録
- 初登板:2006年4月1日、対横浜ベイスターズ2回戦(東京ドーム)、7回表2死に2番手で救援登板、1/3回無失点
- 初勝利:2006年4月2日、対横浜ベイスターズ3回戦(東京ドーム)、5回表無死に3番手で救援登板、2回無失点
- 初奪三振:同上、5回表に村田修一から
- 初ホールド:2006年4月9日、対中日ドラゴンズ3回戦(ナゴヤドーム)、8回裏2死に4番手で救援登板、1/3回無失点
- 初先発:2007年5月1日、対中日ドラゴンズ4回戦(ナゴヤドーム)、5回5失点
- 初先発勝利:2007年5月8日、対阪神タイガース8回戦(阪神甲子園球場)、8回1失点
- 打撃記録
- 初安打:2009年5月7日、対横浜ベイスターズ6回戦(東京ドーム)、6回裏に藤江均から左前安打
背番号
- 22 (2006年 - 2008年)
- 59 (2009年 - )
脚注
- ^ a b c d 『プロ野球カラー名鑑 2008』ベースボール・マガジン社、2008年、13頁。ISBN 978-4-583-61526-4。