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熊野市駅

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熊野市駅
駅舎(2005年8月)
くまのし
Kumanoshi
大泊 (2.4 km)
(2.0 km) 有井
所在地 三重県熊野市井戸町809-3
北緯33度53分22.80秒 東経136度5分56.11秒 / 北緯33.8896667度 東経136.0989194度 / 33.8896667; 136.0989194
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 紀勢本線
キロ程 157.6 km(亀山起点)
電報略号 クノ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
585人/日(降車客含まず)
-2010年-
開業年月日 1940年昭和15年)8月8日
備考 駅長配置駅管理駅
みどりの窓口
* 1959年に紀伊木本駅から改称。
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ホーム

熊野市駅(くまのしえき)は、三重県熊野市井戸町にある、東海旅客鉄道(JR東海)紀勢本線である。

特急「(ワイドビュー)南紀」を含む全列車が停車し、また紀勢本線運行上の節目の駅ともなっている。

駅構造

単式ホーム(1番のりば)・島式ホーム(2・3番のりば)混合の2面3線を持ち単式ホーム側に駅舎がある地上駅。このあたりの駅の中では規模が大きい。ホームとホームの間の連絡は跨線橋でなされている。大きな三角屋根が目印の駅舎は開業当初からの木造のもので、改装しながら大切に使っている。

駅長駅員配置駅(直営駅)である。管理駅として、二木島駅 - 鵜殿駅間の各駅を管理している。みどりの窓口設置駅。自動改札機の設置はないがJR東海の紀勢本線では亀山駅津駅松阪駅尾鷲駅と共に自動券売機が設置されている。

熊野市駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先 備考
1 紀勢本線 下り 新宮方面[1] 特急「南紀」を含む
2 紀勢本線 上り 尾鷲名古屋方面[1]
3 紀勢本線 上り 尾鷲・名古屋方面 待避・始発
下り 新宮方面
  • 特急列車の下りは1番線、上りは2番線を使用する。普通列車も待避等がなければ基本的に同様。
  • 夜間留置の設定が多い。

利用状況

三重県統計書によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。

  • 869人(1998年度)
  • 854人(1999年度)
  • 823人(2000年度)
  • 814人(2001年度)
  • 759人(2002年度)
  • 720人(2003年度)
  • 644人(2004年度)
  • 630人(2005年度)
  • 643人(2006年度)
  • 655人(2007年度)
  • 647人(2008年度)
  • 597人(2009年度)
  • 585人(2010年度)

駅周辺

この駅は井戸川の河口附近に発達した熊野市(旧・木本町)の市街地の北の端に位置していて、同市の玄関口となっている。北の端ではあるが市街地の中にあるため、市役所をはじめとする各種機関にとても近い。駅附近にはジャスコ(徒歩10分)など大規模な商店もある。

公的機関

学校

その他

バス路線

一般路線バス

三重交通

コミュニティバス・公営バス

熊野市自主運行バス

  • 清流・那智黒石の里線 : 尾川 行き/新町 行き
  • 飛 鳥 ・ 五 郷 線  : 湯の谷 行き(水曜のみ)、桃崎 行き/三交南紀 行き
  • 潮風かほる熊野古道線: 二木島駅 行き/三交南紀 行き

南紀広域バス御浜町、熊野市)

  • 熊野古道瀞流荘線: 瀞流荘 行き/木本高校 行き

北山村営バス

  • おくとろ公園(道の駅おくとろ)行き、小松 行き

中・長距離バス

歴史

この駅は昭和15年8月、国鉄紀勢西線の新宮駅から当駅までの開通により国鉄紀勢西線の終着駅として開業した。当時は熊野市はまだ誕生しておらずこの駅は木本町の代表駅としての位置づけがなされていた。

開業してから十年以上この駅は和歌山方面からの終着駅であり続けたが、昭和31年4月に紀勢西線が当駅から新鹿駅まで延長され中間駅となった。その後、昭和34年に紀勢西線と紀勢東線が接続し、亀山駅と和歌山駅(現在の紀和駅)の間が紀勢本線となったことを受け国鉄紀勢本線の駅となり、さらに国鉄分割民営化を経て現在に至っている。

年表

  • 1940年昭和15年)8月8日 - 国鉄紀勢西線の紀伊木本駅(きいきのもとえき)として開業。
  • 1956年(昭和31年)4月1日 - 紀勢西線が当駅から新鹿駅まで延伸。
  • 1959年(昭和34年)7月15日 - 現在の紀勢本線が全通し、紀勢本線所属となる。これにあわせて熊野市駅(くまのしえき)に改称。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄の分割民営化により東海旅客鉄道の駅となる。
  • 1990年平成2年)3月 - 駅舎改築。
  • 1992年(平成4年)3月 - 特急「(ワイドビュー)南紀」乗り入れ開始。

駅名改称について

1959年(昭和34年)の改称にあたっては「熊野市駅」にするか「熊野駅」にするかが国鉄や地元で問題となった。しかし、「熊野駅」では広大な吉野熊野地域の観光中心地の印象を与えるし、熊野地方はむしろ和歌山県側に多くかかっており、三重県内である熊野市はその一部分で地域の中心ではない、という国鉄側の意見で「熊野市駅」とすることとなった[2]

その他

  • 熊野市駅の公式なローマ字表記はKumanoshi Stationであるが、国道42号の案内ではKumano City Stationと表記している。

隣の駅

※特急「南紀」の隣の停車駅は列車記事を参照のこと。

東海旅客鉄道
紀勢本線
大泊駅 - 熊野市駅 - 有井駅

脚注

  1. ^ a b 駅掲示用時刻表の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(2011年1月現在)。
  2. ^ 「「熊野市駅」に内定 国鉄紀伊木本駅を改称」朝日新聞 1959年(昭和34年)3月1日付 12面 三重版

関連項目

外部リンク