海山

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Dexbot (会話 | 投稿記録) による 2014年10月19日 (日) 19:58個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (Removing Link GA template (handled by wikidata))であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

海山(かいざん、: seamount[1])とは、底面が円形又は楕円形で、海底において周囲よりも高く盛り上がっていながら、その頂上が海面上に出ていないためとなっていない地形場所、すなわち海中ののことである。

概要

海山と海丘とは、一般に頂上とその周囲の海洋底との比高で区別され、比高が1,000m以上のものが海山、1,000m未満のものが海丘と呼ばれる。海山のうち、頂部が200mよりも深く、頂上が平坦なものをギヨー(平頂海台)と呼ぶ[2]

海山から採集された基盤岩がほぼ玄武岩であることから、海山はすべて海底火山であると推定されている[2]。したがって、海山はホットスポット上や海溝近辺に多く存在する。その頂上の深度と噴火の規模によっては、頂上が海面上に現れ、新たな島となることもある。

脚注

  1. ^ 文部省編『学術用語集 地学編』日本学術振興会、1984年、57頁。ISBN 4-8181-8401-2http://sciterm.nii.ac.jp/cgi-bin/reference.cgi 
  2. ^ a b 用語解説 海上保安庁

参考文献

関連項目

外部リンク