東京工業大学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。114.182.255.225 (会話) による 2012年5月22日 (火) 17:04個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎グローバルCOEプログラム)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

東京工業大学
大岡山キャンパス 本館
大学設置 1929年
創立 1881年
学校種別 国立
設置者 国立大学法人東京工業大学
本部所在地 東京都目黒区大岡山2丁目12-1
学生数 10,357
キャンパス 大岡山(東京都目黒区・大田区)
すずかけ台(神奈川県横浜市緑区)
田町(東京都港区)
学部 理学部
工学部
生命理工学部
研究科 理工学研究科
生命理工学研究科
総合理工学研究科
情報理工学研究科
社会理工学研究科
イノベーションマネジメント研究科
ウェブサイト http://www.titech.ac.jp/
テンプレートを表示

東京工業大学(とうきょうこうぎょうだいがく、英語: Tokyo Institute of Technology)は、東京都目黒区大岡山2丁目12-1に本部を置く日本国立大学1881年創立、1929年大学設置。大学の略称は東工大(とうこうだい)、英語では Titech、またはTokyo Tech。

概観

大学全体

東京工業大学は日本の国立大学である。工業立国を模索する明治政府が、専門技術の素養を備えたすぐれた職工長・工業教員の養成を目的に設立した、学制下での最初の工業教育機関、東京職工学校を母体とする。現在は、伝統的な理工学に加え、情報系、バイオ系、社会・経営系をカバーする理工系総合大学となっている。

建学の精神(校訓・理念・学是)

「世界最高の理工系総合大学の実現」という長期目標を掲げ、「国際的リーダーシップを発揮する創造性豊かな人材の育成」「進化する創造性教育」などを目的としている。

教育および研究

スーパーコンピュータのTSUBAME 2.0。

教員および卒業生により、テレビの発明(2009年IEEEマイルストーン)、磁気記憶材料「フェライト」の発明(2009年IEEEマイルストーン)、ビタミンB2の合成技術の開発、電気を通すプラスチックの発見(2000年ノーベル化学賞)、インターネットを支える光ファイバ通信技術の開発など、現代社会の基盤となる技術が継続的に生み出されている。

教育面では、基礎科学を重視するとともに、学内に「世界文明センター」を設置し文化・芸術も学べるようにするなど、創造性の開発に力をいれていると言える。

2006年4月、日本国内最速となるスーパーコンピュータTSUBAME」を稼働させ(2007年当時、国内1位、アジア1位)、教育や研究に無料ないし低い利用料で提供するとともに、日本の大学としては初めて学部学生でも研究やレポートの作成用として自由に利用できるようにした。また、このスパコンを利用した教育活用としてSupercomputing Programming Contestが有名である。

英ザ・タイムズ紙系の教育専門誌「The Times Higher Education Supplement(THES)」による世界大学ランキングでは、特に工学分野で常に上位にランクされている。2004年からの順位は次の通りである(括弧内は日本の大学の中での順位)。

2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
総合 51(3) 99(3) 118(4) 90(4) 61(4) 55(4) 60(4)
工学・情報技術分野 11(2) 11(2) 18(2) 22(2) 21(2) 19(3) 23(3)
自然科学分野 55(4) 50(3) 67(5) 79(4) 57(4) 48(4) 64(4)

沿革

1940年(昭和15年)の本館。奥は八九式艦上攻撃機、手前は九二式戦闘機

略歴

東京工業大学の創立年は、東京職工学校が設立された1881年(明治14年)とされているが、その源流は、1874年(明治7年)、ゴットフリード・ワグネルの進言によって東京開成学校の中に設置された「製作学教場」に遡る[1][2]

明治14(1881)年5月26日に創設され,同15年6月10日文部省より東京市浅草区蔵前東片町に浅草文庫の建屋を交付され,校舎新築の工事を起こした。明治初期の工業教育機関は、工部大学校(東京大学工学部の前身)と東京職工学校の2校だけであったが、前者がイギリス人をスタッフに迎え、鉱山・土木・電信など国土経営に関する指導者養成を目指したのに対し、後者は英独仏諸国の技術教育に関する調査に基づき、手島精一ら日本人によって構想され、製造現場及び工業教育の指導者養成を目的として、化学工芸科及び機械工芸科の2科で発足した[3]

その後、学科課程の分化拡充を経て、東京高等工業学校となり、その所在地から長く「蔵前」と称された。1923年関東大震災により壊滅的被害を受けたのを機に市外荏原郡大岡山に移転、1929年旧官立大学昇格時には工学系8学科に加え理学系4教室を設置した。1949年新制大学へ移行、戦後も拡充を続け、2004年国立大学法人となった。

年表

  • 1881年5月 東京職工学校設立[4]
    • 予科及び本科を設置、本科に化学工芸科と機械工芸科を設置
  • 1890年3月 東京工業学校と改称
    • 化学工芸部(染織工科、陶器玻璃工科、応用化学科)、機械工芸部(機械科、電気工業科)に改組
  • 1894年6月 工業教員養成所(1902附設工業教員養成所へ移行)を設置
  • 1896年5月 規制改正を実施
    • 染織工科(色染分科、機織分科)、窯業科、応用化学科、機械科、電気科(電気機械分科、電気化学分科)に改組
    • 入学資格を中学校(旧制)卒業程度とし、実質的な高等教育機関であることを明確にする
  • 1901年5月 東京高等工業学校[5]と改称
    • 前後して、工業図案科(1900-1914[6])、建築科(1902.12[7] -)を新設
  • 1919年1月 蔵前工業会臨時総会で大学昇格を決議、2月日本工業倶楽部も建議書を政府に提出
  • 1923年3月 大学昇格が正式決定するも、9月関東大震災に罹災、実現延期を余儀なくされる
  • 1924年4月 校舎を大岡山へ移転(現在の大岡山キャンパス)
  • 1929年4月 東京工業大学(旧制)へ昇格
    • 染料化学、紡織学、窯業学、応用化学、電気化学、機械工学、電気工学、建築学の8学科を設置
    • 数学、物理学、物理化学、分析化学の4教室を設置
    • 高等工業レベルの特設予科を設置(1932 附属予備部と改称)、高等工業在学生は、附属工学専門部及び附属工業教員養成所に移行(いずれも1931廃止)
  • 1942年5月 附属高等工業教員養成所を設置
    • この間、化学工学(1940-)、金属工学(1941-)の2学科を新設
    • また、無機化学(1930-)、有機化学(1930-)、工業経済(1935-)等の教室を新設
  • 1945年8月 太平洋戦争終結
    • 戦時下には、航空機工学科(1939-1945)、燃料工学科(1941-1945)を設置
    • また、附属工業専門部を設置(1944-、1948廃止)
  • 1946年2月 和田小六学長の下「東京工業大学刷新要綱」を策定し先駆的な大学改革を実施[8]
    • 細分化した教員組織を、理学系、応用化学系、応用物理系、建築系、経営系に再編しセクショナリズムを是正
    • 学科制からコース別学習課程に改め、修学の自由度を向上
    • 教養科目の充実と「クサビ型」カリキュラム[9]の形成
  • 1949年5月 新制大学へ移行
    • 工学部を設置
    • 附属予備部及び附属高等工業教員養成所を吸収
  • 1953年4月 大学院工学研究科を設置
  • 1955年7月 工学部を理工学部に改称
    • 数学、物理学、化学、化学工学、機械工学、電気工学、金属工学、繊維工学、建築学、経営工学の10学科を設置
  • 1956年4月 大学院工学研究科を理工学研究科と改称、原子核工学専攻新設
  • 1967年6月 理工学部を理学部と工学部に分割
    • この間、理学系で応用物理学科(1961-、1998改組解消)、材料・化学工学系で4学科、機械系3学科、電気電子系2学科、及び土木工学科(1964-)、社会工学科(1966-)を新設
    • この後、理学部に情報科学科(1970-)、地球惑星科学科(1992-)、工学部に情報工学科(1974-)等を設置
    • また一時、工業教員養成所(1961-69)を設置
  • 1975年4月 大学院総合理工学研究科を設置、9月長津田キャンパス(現在のすずかけ台キャンパス)開設
  • 1990年6月 生命理工学部を設置
    • 理学部生命理学科(1988-)、生体機構学科(1986-)、工学部生物工学科(1986-)、生体分子工学科(1988-)を振替
  • 1992年4月 大学院生命理工学研究科を設置
  • 1994年4月 大学院情報理工学研究科を設置
  • 1996年4月 大学院社会理工学研究科を設置
  • 2004年4月 国立大学法人法の規定により国立大学法人となる
  • 2005年4月 大学院イノベーションマネジメント研究科を設置

基礎データ

所在地

ただし、キャンパスのうちで本館を含む南半分は大田区石川町1丁目地内に位置する。

象徴

  • 現在の大学歌は1957年に制定された、三好達治作詞、諸井三郎作曲の『東京工業大学歌』で、4番からなる。祝典(入学式、卒業式)などで使用される。管弦楽団の伴奏で、男声合唱団Schwalben chorによって歌われる。
  • 東京工業大学学生歌『桜花散り敷く丘』があるが、現在ではほとんど歌われない。
  • シンボルマークは『ツバメと窓』、「工」の文字を窓に見立て「大」をツバメの形にデザインした。当時東京美術学校教授だった堀進二が1948年に図案した。
  • スクールカラーは『ロイヤルブルー』、DICカラーガイドの641番で指定される色(系統色名:こい紫みの青)。2004年に正式に定められた。参考値であるが、RGB値で指定する場合は(R,G,B)=(0,83,150)である。

教育および研究

組織

3学部、6大学院研究科、4附置研究所等からなる。平成12年までに全学において大学院重点化を完了させた。

学部と類

学部1年生は、大学入試出願時に選択した類に所属する。2年次から、1年次の成績順に希望する学科に振り分けられる。研究室配属は4年生からである。



(注)社会工学科には第1類を除く各類からも若干名ずつ進級できる。

大学院

  • 理工学研究科
    • 数学専攻
    • 基礎物理学専攻
    • 物性物理学専攻
    • 化学専攻
    • 地球惑星科学専攻
    • 物質科学専攻
    • 材料工学専攻
    • 有機・高分子物質専攻
    • 応用化学専攻
    • 化学工学専攻
    • 機械物理工学専攻
    • 機械制御システム専攻
    • 機械宇宙システム専攻
    • 電気電子工学専攻
    • 電子物理工学専攻
    • 集積システム専攻
    • 土木工学専攻
    • 建築学専攻
    • 国際開発工学専攻
    • 原子核工学専攻
  • 生命理工学研究科
    • 分子生命科学専攻
    • 生体システム専攻
    • 生命情報専攻
    • 生物プロセス専攻
    • 生体分子機能工学専攻
  • 総合理工学研究科
    • 物質科学創造専攻
    • 物質電子化学専攻
    • 材料物理科学専攻
    • 環境理工学創造専攻
    • 人間環境システム専攻
    • 創造エネルギー専攻
    • 化学環境学専攻
    • 物理電子システム創造専攻
    • メカノマイクロ工学専攻
    • 知能システム科学専攻
    • 物理情報システム専攻


附属機関

新しい附属図書館(チーズケーキ)
  • 附置研究所
    • 資源化学研究所
    • 精密工学研究所
    • 応用セラミックス研究所
    • 原子炉工学研究所
  • 図書館
文部科学省から理工学系外国雑誌センターの指定を受けている。2008年5月現在、19,000種を超える雑誌、77万冊を超える図書を収集している他、1998年度からは電子図書館サービスを開始、約7,600種の電子ジャーナルを契約している。図書館機能の高度化と耐震補強の目的から、2009年6月に新図書館の建設が始まり、2011年2月に竣工した。2011年5月から、新図書館への図書の移転作業のため旧図書館が閉館したことに伴い、2・3階の学習棟(通称チーズケーキ)が先行オープンした。また、同年7月に新図書館への完全移行が完了し、新図書館が開館した。
  • 統合研究院
未来の課題を理工学を中心とした諸学を統合して解決することを目的として、いわゆるスーパーCOEとして採択された学長直属の研究機関。ソリューション研究機構と先進研究機構からなり、文部科学省の振興調整費対象となるソリューション研究機構には、産業開拓、生活開拓、社会開拓、地球開拓の4研究部門が設置されている。

研究

21世紀COEプログラム

21世紀COEプログラムの採択数は12件だった。

採択年度 分野 プログラム名
平成14年度
(2002年度)
生命科学 生命工学フロンティアシステム
化学・材料科学 分子多様性の創出と機能開拓
産業化を目指したナノ材料開拓と人材育成
情報・電気・電子 フォトニクスナノデバイス集積工学
平成15年度
(2003年度)
数学・物理学・地球科学 量子ナノ物理学
機械・土木・建築・その他工学 先端ロボット開発を核とした創造技術の革新
都市地震工学の展開と体系化
世界の持続的発展を支える革新的原子力
学際・複合・新領域 大規模知識資源の体系化と活用基盤構築
平成16年度
(2004年度)
革新的な学術分野 インスティテューショナル技術経営学
エージェントベース社会システム科学の創出
地球:人の住む惑星ができるまで

グローバルCOEプログラム

グローバルCOEプログラムでは平成19年度から21年度まで併せて9件が採択されている。

採択年度 分野 プログラム名
平成19年度
(2007年度)
生命科学 生命時空間ネットワーク進化型教育研究拠点
化学・材料科学 材料イノベーションのための教育研究拠点
新たな分子化学創発を目指す教育研究拠点
情報・電気・電子 計算世界観の深化と展開
フォトニクス集積コアエレクトロニクス
平成20年度
(2008年度)
数学・物理学・地球科学 ナノサイエンスを拓く量子物理学拠点
機械・土木・建築・その他工学 震災メガリスク軽減の都市地震工学国際拠点
学際・複合・新領域 エネルギー学理の多元的学術融合
平成21年度
(2009年度)
学際・複合・新領域 地球から地球たちへ

東京工業大学が関連した研究

  • テープレコーダ等磁性記録電子機器の基礎となったフェライトの発明(加藤与五郎武井武
  • クォーツ時計等の基礎となった水晶振動子の発見(古賀逸策
  • 歯車工学および自動制御分野での先駆的研究(中田孝
  • 光通信技術の先駆的研究(末松安晴
  • 電気を流すことのできるプラスチック(ポリアセチレン)の発見(白川英樹
  • 面発光レーザーの発明と実現(伊賀健一
  • セメントを、黒鉛の2倍以上という高い電気伝導を示す金属状態に変える(細野秀雄
  • 鉄系高温超電導体の発見(細野秀雄
  • プルームテクトニクス理論の提唱(丸山茂徳

学生生活

主な部活動・クラブ活動・サークル活動

サークル連合会
東工大の公認サークル及び同好会によってサークル連合会が組織されている。
工大祭実行委員会
略称はJIZI(ジツイ)。毎年10月に大岡山キャンパスで開催される工大祭の企画・立案及び運営を行う学生組織である。
E-staff(イースタッフ)
年2回の他大学生とのパーティー(Hello Party、Christmas Party)、学内でのソフトボール大会の企画、運営を行う。東工大生協の学生委員会。
LANDFALL編集委員会
東工大の研究室紹介冊子LANDFALLの編集・発行を行う。東工大生協の学生委員会。
Meister(マイスター)
東工大のものづくりサークル。毎年琵琶湖で行われる『鳥人間コンテスト選手権大会』の人力プロペラ機部門に出場する部門と、省エネルギーレース『ワールド・エコノムーブ』に出場する部門がある。鳥人間コンテストでは、優勝三回、準優勝二回の記録を持つ。
コールクライネス (Chor Kleines)
東工大および周辺大学の学生による混声合唱団。全日本合唱コンクールにおいては1998年度から2011年度まで14年連続して金賞を受賞している。
端艇部
昭和60年に全日本準優勝(エイト)した。
サイクリング部
サイクリング部のうちサイクルサッカー班は、2007年に全日本大会で優勝、2008年に世界大会日本代表に選ばれている。
剣道部
2005年に100周年を迎えた、伝統のある部活である。

学園祭

工大祭
大岡山キャンパスで行われる学園祭。工大祭実行委員会(JIZI)が主導し、各サークルの催し物や模擬店が並ぶ。毎年10月に行われ、同時にオープンキャンパスも開かれる。
すずかけ祭
すずかけ台キャンパスで行われる。大学院・研究室への案内という色が強い。2003年より毎年5月に行われている。

大学関係者と組織

  • 社団法人蔵前工業会
    全学科・全専攻にわたる同窓会団体。科学技術とそれらの教育の振興事業も行っており、経済産業省管掌の社団法人となっている。名称は旧所在地からとられたものである。

大学関係者一覧

施設

キャンパス

大岡山キャンパス
理学部、工学部、大学院理工学研究科(附属像情報工学研究施設を除く)、大学院情報理工学研究科、大学院社会理工学研究科、学術国際情報センター、大学院イノベーションマネジメント研究科の一部
東急大井町線目黒線大岡山駅より徒歩1分。なお石川台地区は石川台駅、緑が丘地区は緑が丘駅が最寄となる。
敷地面積は244,643m²。大岡山キャンパスは、中心の大岡山地区、公道の下を通るトンネルの南側にある石川台地区(大田区)、東急線の線路を挟んで北側にある緑が丘地区の3つに大きく分けられる。正門を入ると桜並木が連なる。その正面にある本館は関東大震災の教訓から、非常に剛健な造りとなっている。体育館の裏手に位置するグラウンドは、区と区の境界にあたり、バッターボックスの右が大田区、左が目黒区である。
また、学内の東急線上に架かる陸橋は東京富士見坂に指定されており、空気の澄んだ冬には富士山を見ることができる。
夜のすずかけ台キャンパス。
すずかけ台キャンパス
生命理工学部、大学院生命理工学研究科、大学院総合理工学研究科、大学院理工学研究科附属像情報工学研究施設
資源化学研究所、精密工学研究所、応用セラミックス研究所、フロンティア創造共同研究センター、バイオ研究基盤支援総合センター
東急田園都市線すずかけ台駅より徒歩5分
2001年5月25日に長津田キャンパスから現名称へ改訂された。
敷地面積は225,244m²。キャンパスの中心に位置する学内通称「加藤山」周辺は、学生たちの憩いの場ともなっている。
「すずかけ」の名は東京工業大学名誉教授であった谷口修が学問と関係の深い植物ということで、プラトンが開設したアカデミアに多く植えられていたというスズカケノキ(プラタナス)を駅名とすることを東京工業大学内で提案、賛成が得られたため、東京工業大学として東急へ要望を実施したという経緯がある。
田町キャンパス
大学院イノベーションマネジメント研究科の一部
キャンパス・イノベーションセンター
JR線田町駅より徒歩1分。
キャンパス・イノベーションセンターの他、東京工業大学附属科学技術高等学校が存在している。

その他

  • 大岡山キャンパスとすずかけ台キャンパスの間に、日本では最初に光ファイバーによる専用線を敷設して学内ネットワークを整備。このインフラストラクチャーの上に、Grid型のスーパーコンピュータが構築されている。
  • 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスとの間にも、専用線ネットワークを敷設して、インターネット黎明期の実験運用なども行ってきた(JUNET)。なお、同時期のネットワークとしては、東京理科大学が接続していた、BitNetがあり、こちらはIBMの専用線ネットワーク。
  • インターネットの黎明期にあって、東京大学大型計算機センター(現:東京大学情報基盤センター)や学術情報センター(現:国立情報学研究所)のNACSISネットワークとも、専用線接続が行われており、現在のSuperSInetなどを構築する上での貴重な経験を蓄積している。

対外関係

単位互換制度

他大学との協定

附属学校

Wiki関係他プロジェクトリンク

公式サイト

脚注

  1. ^ 「学制百年史」第一編第一章第四節一
  2. ^ 「学制百年史」第一編第二章第六節一
  3. ^ "日本近代技術教育と学校モデルの移転",『職業と技術の教育学』第17号(2006年),7~14項
  4. ^ 初期の沿革については「東京工業大学要覧 創立百年記念特集号」(昭和56年)を参照した。
  5. ^ 類似名称の東京高等工芸学校(現千葉大学工学部)は工業図案科の流れを汲み1921年創立。1927年創立の東京高等工学校(現芝浦工業大学)とは直接の関係はない。
  6. ^ 工業図案科は1914年9月東京美術学校図案科に吸収合併された。卒業生は1917年まで送り出している。
  7. ^ 建築科の授業開始は設備の関係で1907年からであった。
  8. ^ 「戦後教育改革期における東京工業大学のアドミニストレーション」、名古屋高等教育研究第3号、2003
  9. ^ 在学期間の全体にわたり教養科目を配し徐々に専門科目を増やしていくカリキュラム。
  10. ^ 東京工業大学と慶應義塾大学との間における学生交流に関する協定書
  11. ^ 慶應義塾大学経済学部との単位互換

この項目は、ウィキプロジェクト 大学テンプレートを使用しています。 座標: 北緯35度36分18秒 東経139度41分2秒 / 北緯35.60500度 東経139.68389度 / 35.60500; 139.68389