小池龍太

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小池 龍太
名前
愛称 リュウ、 栄子[1]
カタカナ コイケ リュウタ
ラテン文字 KOIKE Ryuta
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1995-08-29) 1995年8月29日(28歳)
出身地 東京都八王子市
身長 169cm
体重 64kg
選手情報
在籍チーム 日本の旗 横浜F・マリノス
ポジション DF
背番号 13
利き足 右足
ユース
2002-2005 松ヶ谷FC(八王子市立別所小学校
2006-2007 横河武蔵野FCジュニア(八王子市立別所小学校)
2008-2013 JFAアカデミー福島広野町立広野中学校 / 福島県立富岡高等学校
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2014-2016 日本の旗 レノファ山口FC 89 (4)
2017-2019 日本の旗 柏レイソル 85 (0)
2019-2020 ベルギーの旗 スポルティング・ロケレン 27 (2)
2020- 日本の旗 横浜F・マリノス 78 (9)
代表歴2
2022-  日本 2 (0)
1. 国内リーグ戦に限る。2023年12月7日現在。
2. 2022年7月27日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

小池 龍太(こいけ りゅうた、1995年8月29日 - )は、東京都八王子市出身のプロサッカー選手Jリーグ横浜F・マリノス所属。ポジションはディフェンダー(サイドバック)。日本代表

来歴[編集]

小学生時代は地元の松ヶ谷FCや横河武蔵野FCの下部組織でプレー。2008年の中学進学時にJFAアカデミー福島の入校テストに合格し、3期生として入校。同期に金子翔太安東輝平岡将豪がいる。高校2年生まではミッドフィールダーとして攻撃的なポジションを任され、JFAアカデミー福島のU-18プレミアリーグ昇格にも貢献した[2]。高校3年生からはサイドバックにコンバートされる。

レノファ山口FC[編集]

当初からプロ志望だったが、2014年の卒業時にJリーグクラブからのオファーはなく、この年からJFL に参戦するレノファ山口へ入団[3]。入団1年目から当時チーム最年少ながら17試合に先発出場するなどし、山口のJ3リーグ参入に貢献。翌年は背番号も1桁となりレギュラーポジションを獲得して初得点も記録。山口のJ2リーグ昇格後の2016年シーズンは全試合に出場を果たし、3得点をマークした。

柏レイソル [編集]

2016年11月22日、J1柏レイソルへ完全移籍[4][5]。JFLから4年で毎年ディビジョンをステップアップさせた[6][7]。入団後当初はカップ戦のメンバーとしての出場だったが、第4節のベガルタ仙台戦以降はレギュラーポジションを奪取した[8]

スポルティング・ロケレン[編集]

2019年8月8日、スポルティング・ロケレンへ完全移籍[9]。背番号は「3」。10月5日、リーグ第9節のOHルーヴェン戦で移籍後初ゴールを決めた[10]。しかし、所属していたロケレンが2020年4月に裁判所から破産宣告を受け、退団を余儀なくされた。

横浜F・マリノス [編集]

FIFAからの特例で期間外の移籍が可能になったため、ロケレンでチームメイトであった天野純と共に横浜F・マリノスへの完全移籍(天野は期限付き移籍からの復帰)が発表された[11]。横浜FMでは本職の右サイドバックだけではなく左サイドバックやボランチもこなして存在感を発揮し[12]、2022年のリーグ優勝に貢献。ベストイレブンに選出された。

2023年1月14日、背番号を25から13に変更する事が発表された。同クラブOBの小林祐三の背番号を受け継ぐ形になった。3月29日、練習中の負傷で右膝蓋骨を骨折。手術を受け、全治6か月の見込みと診断され、1月の同箇所脱臼とあわせて長期離脱を余儀なくされた[13]

代表 [編集]

2022年7月13日に発表されたEAFF E-1サッカー選手権に出場する国内組のみで構成される日本代表に初選出された[14](JFAアカデミー出身者としても初の日本代表選出[15])。

エピソード[編集]

  • JFL時代の山口は大半の選手がアマチュア契約であり、小池もサッカースクールのコーチのアルバイトで得た月収15万円ほどで生計を立てていた[6][7]
  • 山口時代の2016年7月に結婚している[7]。2017年12月に第一子となる長男が誕生した[16]
  • 同じくプロサッカー選手で浦和レッズ所属の中島翔哉は母方の従兄[17]。2017年5月14日に行われたJ1第11節FC東京vs柏戦(味の素スタジアム)では、FC東京の左MFとして途中出場した中島とマッチアップし「いとこ対決」が実現した[18]
  • 2022年に横浜FMで優勝したことで、岡本知剛に次ぐ史上2人目の、J1・J2・J3全てのカテゴリーで優勝メンバーとなった経験を持つ選手となった。ただし、柏でJ2優勝した時の2019年はシーズン途中でロケレンに移籍しており、フルシーズン在籍しての全カテゴリー制覇は2023年の森脇良太が初となる[19]

所属クラブ[編集]

個人成績[編集]

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2014 山口 18 JFL 17 0 - - 17 0
2015 4 J3 30 1 - 1 0 31 1
2016 J2 42 3 - 3 0 45 3
2017 13 J1 32 0 3 0 3 0 38 0
2018 32 0 4 0 0 0 36 0
2019 J2 21 0 0 0 1 0 22 0
ベルギー リーグ戦 リーグ杯ベルギー杯 期間通算
2019-20 ロケレン 3 プロキシマス 27 2 - 0 0 27 2
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2020 横浜FM 25 J1 21 2 1 0 - 22 2
2021 31 4 7 0 0 0 38 4
2022 26 3 2 0 0 0 28 3
2023 13 0 0 1 0 0 0 1 0
2024
通算 日本 J1 142 9 18 0 3 0 163 9
日本 J2 63 3 0 0 4 0 67 3
日本 J3 30 1 - 1 0 31 1
日本 JFL 17 0 - - 17 0
ベルギー プロキシマス 27 2 - 0 0 27 2
総通算 279 15 18 0 8 0 305 15
国際大会個人成績
年度 クラブ 背番号 出場 得点
AFCACL
2018 13 4 0
2020 横浜FM 25 2 0
2022 5 0
通算 AFC 11 0
その他の国際公式戦

タイトル[編集]

クラブ[編集]

横浜F・マリノス

代表[編集]

個人[編集]

代表歴[編集]

試合数[編集]

  • 国際Aマッチ 2試合 0得点(2022年 - )


日本代表国際Aマッチ
出場得点
2022 2 0
通算 2 0

出場[編集]

No. 開催日 開催都市 スタジアム 対戦国 結果 大会
1. 2022年7月24日 日本の旗豊田 豊田スタジアム 中華人民共和国の旗 中国 △0-0 EAFF E-1サッカー選手権2022
2. 2022年7月27日 大韓民国の旗 韓国 ○3-0

脚注[編集]

  1. ^ サッカーダイジェスト 2017J1&J2&J3選手名鑑(日本スポーツ企画出版社)p66
  2. ^ “[プレミアリーグ参入戦]“戦うエリート軍団”JFAアカデミー福島が「最短」4年でプレミアリーグ昇格決定!”. ゲキサカ. (2012年12月15日). http://web.gekisaka.jp/news/detail/?108720-111372-fl 2015年5月13日閲覧。 
  3. ^ 小池龍太選手 加入のお知らせ』(プレスリリース)レノファ山口FC、2014年2月1日http://www.renofa.com/news/index.php?mod=news&act=detail&no=509&cate=&mon=2015年5月13日閲覧 
  4. ^ 小池龍太選手 柏レイソルへ完全移籍のお知らせ』(プレスリリース)レノファ山口FC、2016年11月22日http://www.renofa.com/archives/17747/2016年11月22日閲覧 
  5. ^ “【柏】山口から右SBの小池を獲得「多くのタイトルを獲得し、新しい歴史を」”. スポーツ報知. (2016年11月22日). https://web.archive.org/web/20161122225052/http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20161122-OHT1T50111.html 2016年11月22日閲覧。 
  6. ^ a b 河野正樹 (2017年5月12日). “JFLからはいあがる 柏支える169センチDF”. 朝日新聞. http://www.asahi.com/articles/ASK5C4S40K5CUTQP01D.html 2017年6月4日閲覧。 
  7. ^ a b c “柏DF小池龍太 JFLから1年ごとに“成り上がり” 胸に抱くその先の「道」”. スポーツニッポン. (2017年2月11日). https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/02/11/kiji/20170211s00002000057000c.html 2017年6月4日閲覧。 
  8. ^ 『SEVENDAYS FOOTBALLDAY』 :Tomorrow Never Knows(柏レイソル・小池龍太)”. ゲキサカ (2017年12月29日). 2017年12月30日閲覧。
  9. ^ 小池 龍太選手 スポルティング・ロケレンに移籍』(プレスリリース)柏レイソル、2019年8月8日https://www.reysol.co.jp/news/topteam/032413.html2019年8月8日閲覧 
  10. ^ GK一歩も動けず…ロケレン小池龍太が決勝弾となる移籍後初ゴール!! ゲキサカ(2019年10月6日)2019年10月14日閲覧。
  11. ^ 小池龍太選手 完全移籍加入のお知らせ』(プレスリリース)横浜F・マリノス、2020年5月28日https://www.f-marinos.com/news/category=5_id=69722020年5月28日閲覧 
  12. ^ 水沼貴史が選ぶJ1中盤戦の注目選手ベストイレブン。「数字的に圧倒」「必死さが伝わってくる」期待のGK&DFとは?”. webスポルティーバ (2022年6月16日). 2022年7月13日閲覧。
  13. ^ 横浜FMに大打撃…DF小池龍太が復帰直後に再負傷、今年2度目の手術実施で6カ月の離脱に”. SOCCERKING (2023年4月1日). 2023年7月18日閲覧。
  14. ^ SAMURAI BLUE(日本代表)メンバー EAFF E-1 サッカー選手権 2022 決勝大会(7/19-27)』(プレスリリース)日本サッカー協会、2022年7月13日https://www.jfa.jp/news/00030053/2022年7月13日閲覧 
  15. ^ 横浜FM小池龍太がJFAアカデミー卒業生初のA代表入り!! “JFL発”超異例の昇進劇に反町技術委員長「活躍を期待したい」”. ゲキサカ (2022年7月13日). 2022年7月13日閲覧。
  16. ^ 柏DF小池に第1子となる長男が誕生”. ゲキサカ (2017年12月25日). 2019年4月6日閲覧。
  17. ^ 『僕らがサッカーボーイズだった頃3 日本代表への道』カンゼン、2016年、191頁。 
  18. ^ “FC東京―柏戦でいとこ対決実現 母親姉妹見守る中、柏が勝利「感慨深い」”. スポーツニッポン. (2017年5月14日). https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/05/14/kiji/20170514s00002179443000c.html 2017年6月4日閲覧。 
  19. ^ 【データが語る】J3V王手の愛媛「史上最高タイトルコレクター」森脇良太全カテゴリー制覇へ”. 日刊スポーツ (2023年11月10日). 2023年11月19日閲覧。
  20. ^ 2015明治安田生命J3リーグ第36節山口vs藤枝戦結果 - 2015年11月3日 Jリーグ

関連項目[編集]

外部リンク[編集]