天王はるか

半保護されたページ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Moimenziesii (会話 | 投稿記録) による 2022年11月29日 (火) 23:16個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎原作漫画)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

天王 はるかてんおう はるか
美少女戦士セーラームーンのキャラクター
登場(最初) Act 24「無限1—予感」
美少女戦士セーラームーンS・第92話「素敵な美少年? 天王はるかの秘密」
作者 武内直子
声優 緒方恵美テレビアニメ
皆川純子『Crystal』シリーズ
俳優 #キャストを参照
プロフィール
別名 セーラーウラヌス
種類 地球人
テンプレートを表示

天王 はるか(てんおう はるか)は、メディアミックスの作品『美少女戦士セーラームーン』に登場する架空の人物

原作漫画『Crystal』第三期、テレビアニメ『S』から登場。DICエンターテイメントによる北米版の海外名はAmara Tenou(アマーラ・テンノウ)。

人物

セーラーウラヌスに変身する天才レーサー。原作漫画ではの姿との姿を行き来する人物で、テレビアニメでは男の心を持つ男装麗人として登場。すらっとした長身で、淡い金髪のベリーショートヘア(原作のみ銀髪)、青に近い灰色の目を持つ。セーラーネプチューンに変身する海王みちるとは「お似合いのカップル」と噂されている[1]

初登場時は私立無限学園の高等部1年生。常にみちると行動を共にし、デス・バスターズの本拠地である無限学園に潜入した。クールでワガママなお坊ちゃんタイプで、キザで風のように気ままな性格。スポーツ万能で人当たりもよく女子にモテる。途中からは冥王せつな(セーラープルート)、土萠ほたる(セーラーサターン)を加えた四人で行動する。

高層マンションでみちると同棲している。原作によるとマンションの家賃は月100万で「パトロンがいるからお金には困らない」とのこと。幾原邦彦監督によるテレビアニメでは、先に戦士に覚醒したみちると出会って運命の恋に落ちるエピソードが登場した[2]。みちるとの肉体関係を仄めかすなどの描写は原作者の武内直子の提案で[3]、武内の初期案の中ではるかが光でみちるが影と設定されていた[4]。アメリカ版テレビアニメでは同性愛的な描写を抑えるため、みちるとは従姉妹同士という設定になっている。

中学生の頃は陸上競技バスケットボールフェンシングハンググライダーをしていた。テレビアニメではモトクロスレース優勝経験がある。車にも乗るが、数種類のバイクヘリコプターの「天王丸」も所有している。原作の愛車は武内の好きなメタリックブルーのFerrari F512M、テレビアニメのイエローの愛車はTOYOTA 2000GTオープントップにそっくりだが左ハンドルでリアシートがある。

テレビアニメでは少なくとも高校1年の頃から、制服姿で愛車のスポーツカー公道で走らせている[注釈 1]。原作ではヘリコプターの送迎で無限学園に通学した(十番高校編入後はみちるを後ろに乗せた自転車通学)。テレビアニメではウラヌスの姿でネプチューンとヘリ移動していた。バンダイ版のミュージカルではヘリ送迎がネタとなっており、はるかはジャガーの自転車通学に、みちるは徒歩通学に変更されている。

ピアニストの才能があり、ヴァイオリニストが本業のみちると二重奏を披露した(テレビアニメはパーティー、原作はファンタスティック国際音楽祭)。テレビアニメにおけるウラヌスとネプチューンのテーマ曲「ウラヌス、そしてネプチューン」も二人をイメージしたバイオリンピアノの二重奏である。

プロフィール

プロフィールはほとんど原作のもの。

原作漫画

男性体と女性体の二つの姿に変身する力があるようで、男性体で初登場。男子生徒として無限学園に潜入した。女性体での一人称は「アタシ」、男性体での一人称は「オレ」。ウラヌスに変身すると一人称は「あたし」になり、女性形態と男性形態を足した言葉遣いになる。性別で服装を使い分ける。男女両方の強みを持つ人物らしい。

みちるとは肉体関係もあるようだが、恋人というよりは戦友に近い仲にある。孤独な使命に生きていた前世ではプリンセスを心の支えにしており、その生まれ変わり・月野うさぎに憧れて今度こそ守りたいと思っている。最初からタリスマンを所持し、通常なら出会わない外部太陽系セーラー戦士のタリスマンが三つ揃うと、セーラーサターンが目覚める。

ウラヌス形態は仮面とマントを付けて初登場。うさぎが変身するセーラームーンにいきなりキスをし、男性時もうさぎにキスしようとしたが未遂に終わる。以降もうさぎを気にしており、うさぎに性別を聞かれて「男とか、女とか、そんなに大切なコト?」と答えた。武闘派の木野まこととの柔道対決に男性体で勝利して「女だから男に勝てなくて当然と思っていたら大切な人を守れない」と言い、性に縛られない生き方でまことに憧れの女性として認識される。

第四部では転生した土萠ほたるを育てるため、みちるとせつなと誓いを込めた指輪を薬指にはめて家族のように暮らしていた。ほたるには『はるかパパ』と呼ばれている[注釈 3]。ほたるの養育の傍らでテストレーサーの仕事に専念していたが、青春を夢見てうさぎ達と同じ十番高校に編入する[注釈 4]

無限学園崩壊後は女性体で過ごし、番外編で無限学園の女子制服を着たり、十番高校にも女子制服で通っている。うさぎの親友の大阪なるとも昼食を取る仲の様子。陸上部のエースであり、新入部員の星野光に記録を更新されて悔しがった。自分の城「ミランダ・キャッスル」でセーラーギャラクシアにセーラークリスタルを抜かれ、ギャラクシアの傀儡にされてセーラームーンに倒されるが、ギャラクシー・コルドロンの海でセーラームーンと再会し、うさぎと衛の結婚式に出席した。

テレビアニメ

男装の麗人であり実存主義アンチヒーローとして登場。一人称は「僕」。月野うさぎたちを「子猫ちゃん」と呼ぶ。男性的な女性で、恋愛対象も女性。キザな遊び人風の人物だが、相棒で恋人でもあるみちる一筋。ナンパ癖があるものの、みちるが男に言い寄られていると不機嫌になる。みちる曰く「モテる男は嫌い」。

ウラヌス形態を除いて女性的な服は着ず、十番高校に転入した設定のミュージカルでも男子制服を着用。青年の顔つきと体格で初登場してうさぎと美奈子に憧れられるが、性別が判明してうさぎと美奈子は失恋する(しかし当の本人は希望を持たせようとした)。以降は男装の少女として作画される。ウラヌスとしてはシルエットで初登場。

みちるに『女の子』、うさぎ達にも『女の人』と呼ばれ、モノローグではクイーンを自称したことからも性自認は女性。美奈子には「自分が普通の女子高生だったらと思ったことはあるか」と聞かれたことも。ただし、放送当時のアニメ誌では三人称を「彼」とされた。

自由な風に憧れ、中学時代は天才陸上選手として優勝を総なめにしたが満たされず、モータースポーツにのめりこんでいった。中学時代に先に覚醒したみちると運命的な出会いを果たし、ダイモーンの攻撃で負傷した彼女を守ろうとウラヌスに初変身。ネプチューンと一緒に犠牲者を出しながらデス・バスターズと戦ってきた。

人間の「ピュアな心の結晶」に隠されているという「タリスマン」と、世界を救う力を持つ「沈黙のメシア(救世主)」を探している。ピュアな心を抜き取られた者はやがて衰弱死してしまうので、タリスマンになるピュアな心の持ち主を殺してしまう覚悟だった。自分の手を汚すことを恐れるが、タリスマンを手に入れるためには手段を問わないと改めて決意し、みちるに「私はあなたの手が好きよ」と手を握られる。

無邪気なうさぎ達を微笑ましく思う一方、浄化能力で簡単に人を助けてしまい、全ての人を守ることを訴えるセーラームーンの甘さを認められずに反発し、自分達らしいやり方を貫こうとする。第110話ではうさぎと対立して変身ブローチを奪ってしまうが、ネプチューンがユージアルの攻撃から自分を庇って倒れ、そのピュアな心がタリスマンに変わるのを見て愕然とする。助けに来たうさぎに後を託し、ネプチューンに「自分だけの世界にいくなんてずるいじゃないか」と言いながら自らのタリスマンを抜いて倒れていく。しかしセーラープルートの出現で三つのタリスマンが揃うと、タリスマンからピュアな心が分離して息を吹き返した。

プルートを仲間に加え、タリスマンが揃って現れた「伝説の聖杯」の真の持ち主であるメシアを探しながら、世界の終わりに目覚めて全てを滅ぼしてしまう破滅と誕生の戦士・セーラーサターンが転生した土萠ほたるの命を狙ったが、セーラームーン達に阻止される。

無限学園に乗り込む途中でプルートの犠牲に救われて最終決戦に挑むが、ミストレス9に捕らえられて聖杯強奪の人質にされてしまう。構わずセーラームーンに聖杯を守らせようとしたが、ほたるを想う土萠教授に心を打たれたセーラームーンはミストレス9の奸計に騙されて聖杯を渡してしまい、ファラオ90をパワーアップさせてしまう。世界の終わりが近づき、サターンまでも復活してセーラームーンを非難するが、予想に反してサターンはファラオ90の消滅に動いていく。そして聖杯を失った状態でサターンを助けようともがくセーラームーンに心を打たれ、彼女に力を送って結末を見届けた。世界が救われると、ほたるを守るために世界を滅ぼしかけたセーラームーンに怒って攻撃するが、それはサターンをも味方にした彼女を「真のメシア」と確信して自分達の心にケジメをつけるための芝居であり、未来のクイーンとして攻撃を跳ね返したセーラームーンの力を確認して和解。晴れやかな様子でみちると街を去る。

第四期『SuperS』にはスペシャルおよび劇場版にしか登場していない。テレビアニメ第五期『セーラースターズ』には時折登場する。

アニメイトカセットコレクション」によると、魚屋ゲイバーでバイトしたことがある。

『スターズ』では土萠教授からほたるを預かったプルートと再会し、ギャラクシアの陰謀で急成長したほたるを世話していた。ネヘレニア編ではみちると引き離されて水野亜美と行動した。スリーライツ、特にみちるに接触した上にうさぎに付きまとう星野光セイヤ コウを目の敵にするが、最終決戦では劣勢を悟ってギャラクシアに下り、プルートとサターンを倒してしまう。ギャラクシアを油断させて倒そうとしたが敗れてしまい、星野の正体・セーラースターファイターにうさぎを託し、ネプチューンと手を繋いで倒れていく。その後、心を取り戻したギャラクシアにスターシードを返されて復活し、星野がうさぎを衛に託して帰っていくのを見届けた。

セーラーウラヌス

天王星守護星に持つ天空飛翔の戦士。ミュージカルでは「戦いの戦士」「疾風の戦士」とも自称。宝剣のタリスマン「スペース・ソード」を持つ。のように走り、風と重力[5][注釈 5]を操る。肉弾戦も得意。外部太陽系三戦士の1人で、遠い宇宙を監視しながら地球を見守る存在。原作のネプチューンいわく「男であり女でもある、双方の性と双方の強さを持つ戦士」。

コスチュームの色はダークブルーで、リボンの色は胸がゴールドで腰はダークブルー。金の輪のピアス(テレビアニメでは男らしさを意味する左耳ピアス)、ハイヒールのショートブーツ、無地のチョーカーとセーラーカラーを着用。手袋はネプチューンと同じく短い。

決めゼリフは「天王星の風騒ぐ、新たな時代に誘われて、セーラーウラヌス、華麗に活躍」。原作第四期やテレビアニメの3人揃い踏みの名乗りと『Eternal』では「天空の星、天王星を守護に持つ、飛翔の戦士セーラーウラヌス」。原作第三期及び『Crystal』の登場台詞は「風の星!天王星を守護にもつ天空の戦士!セーラーウラヌス!」。『Crystal』及び『Eternal』での名乗りシーンの背景は、天王星と赤色と白色の薔薇の花。

外部太陽系戦士の事実上のリーダー格[注釈 6]。抜群のパワーとスピードで、いままでのセーラー戦士たちを上回る攻撃力を発揮する[6]。ミュージカルでは切り込み隊長のように先制攻撃を仕掛けることが多い。敵の強さを表現するにあたり、「ウラヌスですら適わない=強い敵」と演出される。ミュージカルによれば「パワーならジュピター、格闘ならウラヌス」。

パワーアップ形態

スーパーセーラーウラヌス(原作第三期、テレビアニメ『スターズ』、『Eternal』)
原作ではセーラームーン、テレビアニメではセーラーサターンの力でパワーアップした姿。パワーとスピードが上がった。ブローチが球体からハートになり、腰のリボンが伸びて透明のフリルが肩に加わり、セーラーカラーに1本の白線が入った。テレビアニメではピアスが両耳に増える。チョーカーのデザインや手袋の長さが原作とテレビアニメでは異なる(原作は短→長、テレビアニメは短いまま)。
エターナルセーラーウラヌス(原作第五期、『Eternal』)
原作漫画と『Eternal』での最終形態。セーラーサターンの力でパワーアップした姿。ティアラの宝石とピアスとブローチが星型になり、服は肩の丸いプロテクターと二段スカートが付き、靴も白いロングブーツに変わった。
プリンセス・ウラヌス(原作第四期、『Eternal』)
新しい聖杯が誕生して変身した天王星のプリンセスの姿。天王星にセーラープリンセスの城「ミランダ・キャッスル」を持つ。
タンクトップ風のマーメイドドレスを着ている。飾りベルトが脇につき、スカートの左右に入った深いスリットから薄い色のスカートが見え隠れる。
備考
神話のウラヌスゼウスの祖父、息子クロノスの反乱で男性器を切り落とされた先代の天空神で、「男でも女でもある」(男にも女にも当て嵌まらない)性質の取材元と言える。
スペース・ソードのモデルは三種の神器天叢雲剣(草薙剣)。惑星に命名の慣習に従い、まだ未使用だった神話上の神の名を付けられたので天体の外見や運行上の特徴と関わりや五行との関わりは希薄[注釈 7]。これは海王星、冥王星も同様。外部太陽系戦士の技は「神話から取材した背景イメージの上でボイジャー2号の惑星探査データに基づく惑星を模した光の玉をぶつける」演出で描写された。

アイテム

変身アイテム

変身リップロッド(テレビアニメ『S』 - スターズ第1話)
リップスティックをイメージした杖型のアイテム。当時の玩具ではリップグロスを入れて販売された。内部太陽系セーラー戦士の変身アイテムとは形が違う。柄の部分は青く、ハート型のキャップには守護星マーク入りの星を乗せた青い玉(V字の飾り入り)がついている。
ウラヌス・クリスタル(原作第四期、『Eternal』)
ウラヌスのセーラークリスタル。スーパー戦士に覚醒したほたるに与えられたハート型の宝石。エターナル戦士にパワーアップして星型に変化した。

魔具タリスマン

宇宙の剣スペース・ソード
攻撃を司るタリスマン[7]。モデルは草薙の剣。宝剣のスペース・ソードで強力な風を操り敵を切り裂く。
原作版では青と白の短い短剣で、使用時にサーベルに伸びる。タリスマン同士の共鳴でも同じことが発生する。
テレビアニメ版では色とりどりの宝石がついたに入り、中の刀身は赤い。使用時は鞘を外し、短剣のまま刀身をピンクか金色に発光させる。『SuperS』の劇場版で一度刀身が伸びている。
『Crystal』では宝石がついた鞘に入った青と白のサーベル。刀身は銀色。使用時には刀身が伸びる。

その他

腕時計型通信機(テレビアニメ『S』)
みちるとお揃いの通信アイテムで正式名称は不明。色はダークブルーで守護星マークがあしらわれている。
薄紫のスカーフ(テレビアニメ『S』)
テレビアニメ第96話「冷酷なウラヌス? まことのピンチ」より。
はるかが横断歩道でバイクでぶつかりかけて、うさぎを庇い擦り傷を負ったまことの手に巻いたスカーフ。

変身呪文

ウラヌス・プラネットパワー!メイクアップ!(原作第三期、『テレビアニメS』、『Crystal』)
原作では手を掲げて唱えるだけで変身する。
テレビアニメではリップロッドの守護星マークを光らせ、青いマニキュアをつけた手でリップロッドを握りながら唱える。金色の光を発したリップロッドでジェット音を鳴らしながら円陣を描き、風が吹き上げてレオタードを纏い、地割れのエフェクトが入る。変身を完了すると前髪をかき上げ、光のルージュを唇にさして腰に手を当てるポーズを決める。
『Crystal』ではリップロッドを使わず、手を掲げて光のマニキュアをさし、守護星マークを額に浮かべて呪文を唱える。マニキュアの色も金色に変更された。円陣から風を巻き上げるとスカートも纏い、直後に手袋・ブーツが装着されるプロセスも追加された。変身完了するとルージュを唇に光らせ、額の天王星マークが消えてティアラが装着される。
ウラヌス・クリスタルパワー!メイクアップ!(原作第四期、『Eternal』)
胸の中のウラヌス・クリスタルを使用して変身する。
『Eternal』では青く光る天王星のマークを額に浮かべ、手を掲げることでマニキュアがさす。基本動作はプラネットパワーから引き継がれ、変身完了すると、天王星と守護星マークを背景にポーズを決める。

セーラーウラヌスの必殺技

天界震ワールド・シェイキング
原作では手のひらから強力な衝撃波を発する。
テレビアニメでは握りこぶしの中で金色の光を生み出し、体を回して地面に拳を叩き付け、天と地のエネルギーを帯びた惑星型の光の玉を炸裂させる。光の玉は地面を砕きながら疾風の速さで転がり、命中した敵を震えさせて引き裂く。天界の力[8]や地震エネルギー[9]を宿している。
3DO対戦格闘ゲームでは地を這う光の玉を炸裂させて大ダメージを与える。『ANOTHER STORY』では地面を砕く効果が強調された。
『Crystal』では金色に輝く守護星マークを浮かべ、金色の光の玉を手から発射する技になっている。
『Eternal』では、テレビアニメをリメイクした基本動作だが、光る溶岩の玉を掲げて光の玉にして放つ技となっている。
宇宙剣乱風スペース・ソード・ブラスター
原作では宇宙の剣スペース・ソードに風のエネルギーを纏わせて、敵を斬撃する。初使用では「わが魔具タリスマン 汝の御力 示したまえ われを保護せよ!」と叫んで攻撃しいる。
テレビアニメではスペース・ソードを空中で振り、エネルギーを込めた斬撃を飛ばしていく。敵の数に応じて斬撃の数は変わる(単体型の刃は金色で、複数型の刃は濃いピンク色)。テレビアニメ『S』124話とテレビアニメ『スターズ』190話では、刃型の斬撃を爆破させている。
スーパーファミコン版の対戦格闘ゲームではスペースソードを振りかざして斬撃を発射する。プレイステーション版とセガサターン版の対戦格闘ゲームでは稲妻を落としてスペースソードを召喚し、斬撃を地に這わせて相手に大ダメージを与える。
『Crystal』では原作と同じ言葉を唱えるが、テレビアニメの「ワールド・シェイキング」と「スペースソード・ブラスター」を合わせた演出が入る。スペースソードの切っ先に光の玉をまとわせ、ソードを振り下ろして発射する。光の玉は分裂しながら地を這うように進み、三日月カッターに変化して敵に襲い掛かる。
『Eternal』では『Crystal』の基本動作を引き継いでいるが、三日月カッターが球体に変更されている。
宇宙乱気流スペース・タービュレンス(原作第五期)
エターナル形態の最強技。凄まじい乱気流を上空から広範囲に降り注ぐ。
ギャラクティカ宇宙乱気流ギャラクティカ・スペース・タービュレンス(原作第五期)
ギャラクシアに操られて使用した宇宙乱気流。右手から乱気流の渦を放つ。
ウラヌス・ワールド・アタック(格闘ゲームのみ)
全身に風のエネルギーを纏わせて突進し、アッパーを繰り出す。
ダイビング・ガイアクラッシュ(ゲームのみ)
パイルドライバーに似た技で、掴んだ相手を空高くから地上に叩きつける。
デストラクティブ・カーニバル(ゲームのみ)
ゲーム内の超必殺技で、前方に猛ダッシュしながら乱舞をお見舞いし、最後にダイビング・ガイアクラッシュで地上に叩きつける。
サマーソルトキック(ゲームのみ)
後ろに宙返りしながら蹴る技。
エアー・スラッシュ(ゲームのみ)
両腕を広げた状態で空中に体を1回転させ、相手を打ち倒す。
スパイラル・バスター(ゲームのみ)
ダイビング・ガイアクラッシュに似た技で、掴んだ相手と共に回転しながら降下する。

キャスト

声優
女優

脚注

注釈

  1. ^ 国際運転免許証を持っていると考えれば合法だが、日本国内においては18歳まで公道では運転できない。北米版では留年した成人という設定。
  2. ^ 原作では無限学園への転校以前は都立十番高校に通っていたことになっている。また無限学園転校前は男子生徒として在籍していたと思われるが、第五部では女子生徒として在籍している。
  3. ^ ほたるが自発的に『パパ』と呼んだのか、はるかがほたるに『パパ』と呼ばせていたのかどうかは不明。
  4. ^ 女子生徒として編入したのか、無限学園の男子制服から一転して女子制服のセーラー服を着ている。
  5. ^ 『美少女戦士セーラームーン 設定資料集』によれば風と光を操る。
  6. ^ ミュージカルでは『スペース・ソードをぶんぶん振り回す』『偉そうに命令する』『無駄に格好つける』と内部戦士たちにコメントされてしまうほど。
  7. ^ 天王星は望遠鏡で天体観測が行われるようになり地動説が確定した後の1781年、イギリスの天文学者ウィリアム・ハーシェルに当初彗星として発見され、後に惑星と確定した。暫くは「ハーシェル」と呼ばれており、天王星の守護星マーク(惑星記号)もハーシェルの「H」を他の惑星記号に似せて図案化された。
  8. ^ 『劇場版R』の少年時代の地場衛、『R』の魔界樹編で第47話のヴァンピルと第54話のセイレーン、ブラック・ムーン編ではあやかしの四姉妹ペッツをそれぞれ演じていた。
  9. ^ 『夢戦士・愛・永遠に…』では「MOON」名義で「Over the Moon」を作詞し、クイーン・セレニティの歌を担当している。
  10. ^ 過去に「スターライツ・流星伝説」で二代目大気光 / セーラースターメイカー役を演じていた。

出典

  1. ^ 『テレビマガジンデラックス53 決定版 美少女戦士セーラームーンS』第19頁より「はるかとみちる。二人の心は強い友情で結ばれている。」で述べる。
  2. ^ テレビアニメ第106話「運命のきずな! ウラヌスの遠い日」より。
  3. ^ 原作新装版4巻あとがきより。
  4. ^ 原作旧装版第9巻、Act29の初期設定より。
  5. ^ 『なかよしメディアブックス&アニメアルバム27 映画 美少女戦士セーラームーンSuperS メモリアルアルバム』第38頁より。
  6. ^ 『テレビマガジンデラックス53 決定版 美少女戦士セーラームーンS』第12頁より。
  7. ^ 『なかよしメディアブックス&アニメアルバム44 美少女戦士セーラームーンS II』第38頁より。
  8. ^ 『なかよしメディアブックス&アニメアルバム13 映画 美少女戦士セーラームーンS メモリアルアルバム』第46頁より。
  9. ^ 『美少女戦士セーラームーン 20周年記念BOOK』第86頁より。