デス・バスターズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

デス・バスターズとは、漫画『美少女戦士セーラームーン』およびその関連作品に登場する組織である。主人公であるセーラームーンと原作三期やテレビアニメ「S」で敵対する組織として描かれる。

主な構成員[編集]

師ファラオ90〔マスター・ファラオナインティ〕
タウ星系からやってきた生命体。原作では意志がありセリフもあったが、テレビアニメでは単なるエネルギーの集合体(巨大エネルギー生命体)として扱われている。
原作では、タウ星系の破滅によって母星を失ったため[1]、地球を第2の母星とするためにやってきた。
原作ではセーラーサターンによって異空間へ道連れにされた後、セーラープルートに封印される。テレビアニメでは体内に入り込んだサターンによって倒され、四散消滅した。
ミストレス9
声優 - 皆口裕子、ミュージカル / 演 - 藺波知子秋山千夏
土萠ほたる(セーラーサターン)の体に巣食うダイモーンでファラオ90に仕える巫女のような存在。身長より長いストレートの黒髪が特徴。この髪はいくら切ってもすぐ元の長さに戻ってしまうらしい。
原作ではほたるの魂が離れた後に彼女の身体を内側から食い破り、他のダイモーン同様のグロテスクな本来の姿を見せるが、サターン復活の影響で体が粉砕されて消滅した。
テレビアニメでは同作でのキーワードとなった「沈黙のメシア」そのもので、純粋な心の結晶を次々に取り込んで力を蓄え、最後にちびうさの純粋な心の結晶を取り込み復活、完全にほたるの体を乗っ取った。ほたるの体を乗っ取る前はほたると同じ姿をしていたが、ほたるの体を完全に乗っ取った後は黒いドレスを着た長髪の女性の姿になる。「S」のストーリー終盤でセーラームーンを騙して聖杯を奪い消滅させるが、その直後師ファラオ90降臨の余波で重傷を負い、眠っていたほたるの意識が復活。最後は父や友を想うほたるの精神力に敗れ、消滅した。
土萠創一(教授)
声優 - 神谷明、ミュージカル / 演 - 矢島俊作青木要
ほたるの父でダイモーンの超生物の研究者であり、無限学園の理事長。正体は異次元生物ゲルマトイド
原作では、超生物の研究のために動物実験や遺伝子操作を繰り返していたが、それが行き過ぎた行為であったとして学会を追放された狂科学者となっている。その後研究継続のために無限洲の土地を購入、ビル建設中の大火災に巻き込まれて妻・蛍子を亡くしたものの、その歪んだ研究心から同じ火災で重傷を負ったほたるの身体を改造し、サイボーグ化した。その際落雷と共に現れた師ファラオ90からダイモーンの卵を手に入れ、超生物誕生を成し遂げるために実験を繰り返していた。最期は自分自身も超生物(ダイモーン)化するという、土萠の歪んだ心に似合った醜い成れの果てで、最後はスーパーセーラームーンによって粉砕される。
テレビアニメでは普通の遺伝子工学の科学者となっており、ダイモーンの卵が研究所の事故の際、ほたるの命と引き換えという条件で土萠に憑依したという設定になっている。中盤までは顔が陰に隠れており(明るい場所でも同様)、円眼鏡と三日月型の真っ赤な口のみが描かれていた。典型的なマッドサイエンティストの風情である一方で、コミカルな言動も多かった。後に憑依していたダイモーンの卵はウラヌスやネプチューンと戦う際に分離して、大量のゴムスーツに宿り2人を苦戦させたが、最後はウラヌスのスペースソードで本体を串刺しにされて砕け散った。その後、土萠本人は卵が分離したため正気に戻って助かったが、ミストレス9を説得しようとして攻撃を受けた上、ミストレス9消滅の直後にセーラームーンと共に無限学園の建物の崩落に巻き込まれ、気絶から目覚めた際にはダイモーンに憑依されていた間の記憶が欠落していた[2]。スターズの第1話にも登場している。
アニメイトカセットコレクション」ではテレビアニメの設定は踏襲してるものの、セーラームーンの偽者「セーラームーン・ダーク」を作り上げたり、スーパーバトルスーツ・オメガ1号を身にまといセーラー戦士と対決したりと、機械工学にも精通した典型的な悪の幹部的キャラとなっている。
「ゲルマトイド」の命名の由来はゲルマン鉱(ゲルマナイト)だと思われる。
カオリナイト
声優 - 上村典子、ミュージカル / 演 - 花山佳子福麻むつ美河崎美貴
本来は土萠の秘書兼助手で秘術師(マグス)の最高位にいて、普段は「カオリ[3]」と名乗る。
原作では、土萠教授の助手としてほたるの改造手術に立ち会っていたとき、落雷と共に現れたダイモーンの卵に憑依された。「カオリ」としては土萠ほたるの世話係も務め(但し、ほたるとの関係はあまり良好とは言えなかった)、土萠教授とは親密な間柄であったが、度重なる失敗への嫌味を言う土萠に対して、自分の苦労を知らないと苛つく場面もあった。ミストレス9出現の焦りからウィッチーズ5を復活させて汚名返上のチャンスをうかがっていたが、結局スーパーセーラームーンに倒される。
テレビアニメ版では元は人間だったのかどうかは不明。ウラヌスによって序盤で一度倒されたが[4]、土萠教授に密かに助けられており復活。服装も赤から黒を基調としたものにチェンジ。なお、登場初期は教授に対する恋愛感情はまったく無かったが、後に自分を助けてくれたことにより恋愛感情が湧いたようである。また102話において、変身ブローチを奪い、セーラームーンの正体を察知しかけたが、変装ペンで変身したセーラービーナスの影武者[5]に疑いながらも、気付かないという抜けた一面を見せた。
復活後はほたるの世話係の女性「カオリ」として活動し(こちらも原作同様ほたるとの関係は良好とは言えなかった)、終盤で沈黙のメシア(ミストレス9)復活のためにちびうさを捕えたが、最後は復活したミストレス9によって粛清され、消滅した。
命名の由来は陶芸に用いる鉱物のカオリナイト

ウィッチーズ5[編集]

第3部での反セーラーチーム。カオリナイトの部下[6]で、無限学園の各教室を担当している[7]5人(実際は6人)の魔女。

原作では彼女らは「超生物の完成体」との土萌教授のセリフがあるが、テレビアニメではこのあたりの詳細は不明。テレビアニメではメンバーが倒されるごとにアジトの扉に書かれた「Witches5」の数字が減らされていた。原作ではムーンや外系戦士に倒され、後にカオリナイトの呪術によって復活するも再び倒された。テレビアニメでは仲間同士の裏切りや自滅などに変わっていて、ユージアルとミメット以外のメンバーは一話限りの活躍だった。なお原作ではレベルによるランク付けがされていたが、テレビアニメではオミットされている。

ユージアル
声優 - 川村万梨阿、ミュージカル / 演 - 津村瞳
普段は有村ゆう子(ありむら ゆうこ)として哲学クラスと礼儀作法部を担当する。原作では炎を操る武闘家で必殺技は「ファイヤーバスター」だが、テレビアニメでは同名の武器を携帯しており、標的のいる場所まで白のライトバン[8]で乗り付けて、捕獲銃でターゲットからピュアな心を取り出していた。ファイヤーバスターおよびスーパーファイヤーバスターの威力は、セーラームーンの必殺技を破るほどであった。
原作ではレベル78のランクを持つ。セーラーマーズの攻撃を受けてメデューサに酷似した姿に変身した後、通常形態のムーンによって倒され、他の仲間から「ウイッチーズ5を語る資格無し」と酷評される。
テレビアニメではウィッチーズ5の中で一番の先輩であり、他のメンバーからは「ユージアル先輩」と呼ばれていた。また仕事のやり方も嘗てはユージアルが教えていたようである。タリスマンの持ち主がはるかとみちるであることを突き止めて一度は2人からタリスマンを奪うが、せつなによって2人のタリスマンを奪い返され、更にその直後に3つのタリスマンに反応して現れた聖杯を奪おうとするも先にセーラームーンが聖杯を手にしたため失敗。スーパー化したセーラームーンに吹き飛ばされ、車で逃走を図ったが、彼女のことを「カタツムリ女」とバカにしていたミメットの謀略によってブレーキを壊され[9]、最期は車ごと崖から転落した[10]
命名の由来は鉱物のユージアル石。イメージカラーは赤(紅色)。
ミメット
声優 - かないみか、ミュージカル / 演 - 本田しおり工藤明希
普段は芸能クラス担当のアイドル羽生美々(はにゅう みみ)として活躍する。テレビアニメ版では美奈子と同じオーディションに出場するが、2人とも落選する(第114話を参照)。「チャームバスター」が必殺技。
原作ではネプチューンとウラヌスの連携攻撃によって直接倒される。ランクはレベル40と最も低く、苦戦に陥るとすぐダイモーンの加勢を求め、情けないと酷評された。テレビアニメでもセーラー戦士との戦闘は部下のダイモーンに任せ、自身は指令に徹することが多かった。
テレビアニメでは二面性が激しい性格で抜けたところや幼いところもあるが、嫌がらせの張り紙をユージアルに無視されるとわざわざ目に付かざるを得ない場所(彼女の愛車の運転席)に貼りなおすなど陰湿で執念深い点も併せ持っている。また機械には強く、一般人に化けて行動していた際には家電製品のコンセントや乾電池から自作したと思われるスタンガンを武器として使用したこともある。卵焼きが大好き。鵜を連想させるダイモ-ンを使い、沈黙のメシア覚醒のために必要なピュアな心を集めようとしていた。ユージアルとは違いピュアな心を奪うのはダイモーンが行なっていた。ターゲットは自分の好みの男性有名人ばかりで、教授にもそれを指摘されているが、当人は「カリスマ性の高い人間のピュアな心こそが、メシアの覚醒に適している」と誤魔化している。第120話では度重なる失敗から教授に見限られ、名誉挽回を賭けてテルルの仕事を奪い、部下のダイモーンが倒され自ら戦うことを余儀なくされ、ユージアルの遺した装置の中に転移してテレビ画像から攻撃しようとするも、最期は逆に装置の欠点を知るテルルにより、装置の電源を切られて永遠にテレビの中に閉じ込められた。
命名の由来は鉱物のミメタイト。イメージカラーは橙色。
テルル
声優 - 本多知恵子、ミュージカル / 演 - 布川美生岩崎亜希子
普段は照野留々(てるの るる)としてフィジカル(体力)クラスと植物園の担当で、自分が開発した「テルルン」で聖体(オスティー)を集める。必殺技は「マンドラゴラバスター」。
原作ではレベル404のランクを持つ。ちびムーンの攻撃によって怪物に変身した後、プルートの必殺技によって4番目に倒される。
テレビアニメでは妖花テルルンを使ってピュアな心を集めようとしていた。後に正体を暴かれ、テルルンを破壊されるとテルルンの強化型・ハイパーテルルンをセーラー戦士たちと戦わせ、その隙に逃げようとしたが、タキシード仮面のバラ攻撃の余波で暴走したハイパーテルルンに捕まってしまい、最期はハイパーテルルンの自爆に巻き込まれて死亡した。
命名の由来は元素鉱物のテルル。イメージカラーは緑。
ビリユイ
声優 - 鷹森淑乃、ミュージカル / 演 - 二木奈緒桑原由夏
普段はサイエンスクラス担当の美堂ゆい(びどう-)という名の成績優秀な学生として、ナノロボット(ナノマシン)を使って聖体を集める。必殺技はナノマシンを敵に打ち込む「モザイクバスター」。
原作ではレベル202のランクを持つ。ウラヌスのスペースソードによって配下のダイモーンともども真っ二つにされ、死後テルルに中途半端と評される。
テレビアニメでは模擬試験を利用してピュアな心を大量に集めようとしたが失敗。スーパーセーラームーンの必殺技で腕に装着しているナノロボット制御装置が破壊された為、制御不能に陥ったナノロボットの攻撃を受け死亡する。
命名の由来は鉱物のヴィリュイ石。イメージカラーは水色。
シプリン
声優 - 渕崎ゆり子、ミュージカル / 演 - 松本美千穂天野沙恵理
ウィッチーズ5最後の魔女で、魔女養成プロフェッショナルクラスを担当。必殺技の「リボンバスター」という悪の心を増大させる魔法を持ち、それを含んだに乗じて町中の人たちを混乱に陥れた。その後、妹のプチロルと共にリボンバスターで四守護戦士と外部太陽系三戦士とを敵対させるが、聖杯の力でスーパーセーラームーンに変身したセーラームーンによってプチロルと共に倒された。
原作では(妹と合わせて)ウィッチーズ5で最も高いレベル999のランクを持つ。
テレビアニメではクライマックスが近かったせいか、ピュアな心の大量搾取(未遂)以外あまり目立った活躍は無く、最期はムーンと守護戦士の連携プレーでプチロルと相打ちとなり死亡する。
命名の由来は鉱物のシポリン。イメージカラーは青(群青色)。
プチロル
声優 - 笠原留美
シプリンの双子の妹で、普段は姉の影に隠れている。
原作ではシプリンと共に必殺技のリボンバスターで四守護戦士と外部太陽系三戦士とを敵対させたが、「皆の心を一つに」と訴えかけたムーンによって聖杯が発動し、その余波で誕生したスーパーセーラームーンによってシプリンと共に倒された。
テレビアニメではムーンと守護戦士たちの連係プレーでシプリンと相討ちとなり死亡する。
命名の由来は鉱物の斜プチロル沸石。イメージカラーは赤(真紅色)。

ダイモーン[編集]

デスバスターズ配下の女性型怪人。ダイモーン(Daimon)とはギリシア語で「精霊」で、英語のデーモンの起源である。

原作では本来はタウ星系の住人。グロテスクなモンスターで聖体を抜き取った人間に憑依していた[11]

テレビアニメでは妖魔と同様のザコ敵の総称。敵基地にて教授により科学的手法で作られている様子。誕生した際は卵の形をとっており、基本的には器物に寄生させることで初めて動きはじめる。元々の素材が同様のためか、全員がグラマーな女性となっており、セクシャル的な表現も多い。物語が進むにつれ作成方法含め何回かのバージョンアップが行われ、最終的には量産され卵の状態で大量に保管されていた。いずれも倒されると素材から卵が飛び出し、二つに割れて悪魔の影のようなものが現れて消える。ダイモーンは基本的には主人に忠実だが、自我を持っているため妙に人間くさい者も多く、たびたび主人と漫才じみたやりとりをする他、愚痴をこぼしたり反抗的な態度をとることもある。

テレビアニメ版(前期)[編集]

カオリナイト配下のダイモーンは対象物に卵を植えつけてタリスマンの探索の手伝いを行なっていた。身体のどこかにピュアな心の結晶を取り出すための黒い星がついている。ただ星の位置により谷間アップ、片乳丸みせなどが発生し、そのセクシャル表現からアメリカなどでは一部編集されるほどだった。

基本的にセーラームーンの必殺技「ムーン・スパイラル・ハート・アタック」で倒されたが、最初に登場したミクージだけはセーラーウラヌスとセーラーネプチューンに倒された。ムーンに倒された時の捨て台詞は「ラブリー!!」。

ミクージ
声優 - 阿部道子
90話に登場。火川神社の木から誕生した最初のダイモーン。ムーンの必殺技「ムーン・プリンセス・ハレーション」を大凶トライアングルで容易く打ち破り、ブローチを破壊して変身を解除した他、おみくじに因んだ多彩な攻撃をする。火野レイのピュアな心を奪うが、背後からセーラーウラヌスとセーラーネプチューンに攻撃されて消滅した。捨て台詞は「厄除け!!」と叫んだ。星の位置は胸元。
ネコンネル
声優 - 片石千春
91話に登場。猫の描かれたジグソーパズルから誕生。紫がかった猫の獣人の姿をしている。元がジグソーのため些細な衝撃で崩れるが、砕け散っても短時間で再生する。星の位置はスカートをめくった太腿の上部。「~ネル」が口癖。
ステアリング
声優 - 小山裕香
92話に登場。スポーツカーから誕生。F1カーのようなスピードで移動する。ピュアな心を持ち帰る途中に車のエンジン音やはるかみちるが乗っていたバイクと衝突した時に効果音を自分で演出した。星の位置は胸元。
オクターブ
声優 - 深居みさ
93話に登場。ヴァイオリンから誕生。口からの超音波で攻撃をする。星の位置は腹部。
オウソージ
声優 - 松岡洋子
94話に登場。掃除機から誕生。吸引ハリケーン・電源ケーブル鞭・ゴミ爆弾と多彩な攻撃をする。星の位置は胸元。
ダイハート
声優 - 根谷美智子
95話に登場。ハート型モニュメントから誕生。コスチュームのお尻部分にハート型の穴が空いていたりするセクシーなデザイン。幻覚攻撃を得意とする。星の位置は目元。
スカー
声優 - 江森浩子
96話に登場。スカーフから誕生。触手のように伸びる布に奇妙な風貌の仮面を付けている(元々はデロリンマンがモチーフ)。第2の姿は可愛らしい女の子の顔をしている[12]。星の位置は左の乳房。
ドブリン
声優 - まるたまり
97話に登場。プールの水から生まれたダイモーン。水泳選手の姿をしている。プールの水と水泳道具を自在に操る。しかし、自分自身は泳げないという弱点をもつ。星の位置は頭。
タイヤーン
声優 - 大野由佳
98話に登場。バイクから誕生。前輪と後輪、2体へと分身攻撃・チェーンで二人を繋げての体当攻撃を繰り出す。胸元にはライトが付いていて、暗い所で探索に利用する。星の位置は額。
トデーン
声優 - 丸尾知子
99話に登場。電車の車両から誕生。自在にレールを生み出し、縛りつけ攻撃をする。星の位置は脇の下。なお、当初の設定画ではお尻だったが「H過ぎる」との理由で変更された[12]
ハイキューン
声優 - 浦和めぐみ
100話に登場。バレーボールから誕生。ボール状のエネルギーをバレーのように自在に操る。捨て台詞は「日本、チャチャチャーー!!」。星の位置は手。
セニシエンタ
声優 - 吉田古奈美
101・102話に登場した、カオリナイト配下での最後のダイモーン。衛がうさぎの誕生日プレゼントとして送ったガラスの靴から誕生。西洋の鎧をまとった青い肌の女性の姿をしている。他のダイモーンがほとんど喋れないのに対し、非常に多弁で、語尾に「○○シエンタ」とつけるのが特徴。ガラス製の自身を含めてガラスを自在に操る力を持ち、口からガラスを吹き出し人を中に閉じ込める・体からガラスの剣を生成して戦うなどの力がある。ガラスで出来ているため体が破損しやすいという欠点があるが、なぜか保証書がついている。星の位置は二の腕。
テレビゲーム『美少女戦士セーラームーン ANOTHER STORY』では物語冒頭で登場するほか、色違いのホワイトセニシエンタが登場する。

テレビアニメ版(中期)[編集]

ユージアル配下のダイモーンは黒い星を付けず、戦闘に特化。また器物との合成も敵基地にて行われ、カバンに収納されて運ばれていた。他、役割や捨て台詞、基本的にセーラームーンの「ムーン・スパイラル・ハート・アタック」で倒されるのはカオリナイト配下と同様。

ソイヤー
声優 - 大野由佳
103話に登場。太鼓から誕生した。鼓笛隊のように太鼓をぶら下げ、法被姿にハイヒールのような草履を履いている。
チャガーマ
声優 - ならはしみき
104話に登場。茶道の茶釜から誕生した。着物を投げつけて相手を拘束し、「お持て成し」と叫びながら超高温の茶を浴びせかける。ちびムーンの攻撃を受けて怒り、必殺技と思しき「本当のお持て成し」を見せようとするが、準備している最中に倒される。
アイアンダー
声優 - 西川宏美
105話の回想シーンにのみ登場。アイロンから誕生した。セーラージュピター(木野まこと)が過去にパワー負けした敵で、まことが山籠もりして修行するきっかけとなった。
ダルマー
声優 - 佐々木優子
105話に登場。ダルマから誕生。主な攻撃は筆の毛を針にして飛ばす攻撃、筆の墨の部分で敵を縛り付ける攻撃。体の一部をダルマ落としのように飛ばす攻撃、目から電撃を放つ攻撃を得意とする。また姿はダルマ形態にもなる。セーラージュピターの必殺技「スパークリング・ワイドプレッシャー」で倒される。
ハードラー
声優 - 江森浩子
106話に登場。陸上競技のハードルから誕生。陸上競技の選手をモチーフにした姿をしている。
チョーコッカー
声優 - 片石千春
107話に登場。彫刻刀から誕生。前衛画をモチーフにした姿をしている。砂を成型し、動く彫刻を作り出す能力を持つ。作り出された彫刻は、不意打ちとはいえウラヌスを苦戦させるなど能力は高いが、元が砂であるため水に弱い。自身も水溶性の粘土で出来ているため、やはり水が弱点。
チクオーン
声優 - 阿部道子
108話に登場。蓄音機から誕生。当初は仮面舞踏会を思わせる姿で登場し、手から放たれるエネルギー波で攻撃したが、ウラヌスの攻撃でドレスを破られ、人間と蓄音機が融合したような正体を現す。肩に乗せた蓄音機から実体化した巨大な音符「地獄のワルツ」を射出したり、人間の中枢を破壊する特殊な音波「悪魔のヨーデル」を放って攻撃するが、蓄音機を失うと攻撃手段が無くなるという弱点を持つ。倒される直前に「ラッパを投げるんじゃなかった!!」と叫んでいた。
ドアノブダー
声優 - 南央美
109話に登場した、ユージアル配下での最後のダイモーン。ドアが素材の予定だったが、製造機に入らなかったためドアノブ部分だけ切り取って誕生させた。自身が「私は戸締り専門で」と言っており、周囲の通路を封鎖してターゲットの監禁及び邪魔者の侵入を防ぐ能力には長けているが、変身もしていないはるかとみちるの攻撃で容易く力負けてしまうなど、他のダイモーンに比べて戦闘能力は低い。加えて士気や忠誠心にも乏しく、形勢が不利になるや「こいつ(ユージアル)から先にやっつけた方がいいっスよ!」などと叫んでいた。

テレビアニメ版(後期)[編集]

ミメット配下のダイモーンからは目的がファラオ90復活の為のピュアな心の収集へと変更。それに伴い、確実にピュアな心を持ち帰れるよう、口からピュアな心を吸引、そのまま飲み込ませるようになった。鵜飼いから着想を得ているため、名前の上に「う」が付き、卵が割れた後の影が鳥の形をしている。また、ここからのダイモーンはスーパーセーラームーンの必殺技「レインボー・ムーン・ハート・エイク」で倒されるようになり、捨て台詞も「ラブラブ・リー!!」に変化した。

う・エスタン
声優 - 平松晶子
112話に登場。リボルバー式の拳銃から誕生した。サボテンが付いたソンブレロをかぶり、バネ仕掛けの馬に跨ったガンマンの姿をしている。手にしている銃はただのペイント弾だが、ムーンの必殺技を迎撃する威力を持つ。
う・ヘンシュウ
声優 - 安達忍
113話に登場。漫画の原稿から誕生した。頭に角を生やし、寅柄の服を着たのような姿をしている。名前どおり編集者の心を持ち、ミメットを「編集長」と呼ぶ。漫画の執筆に使われる文房具を武器としており、当初はムーン一人との戦いだったため優勢だったが、次々と増援に現れるセーラー戦士の前に武器を使い果たしてしまい、ムーンに倒される。捨て台詞は「締め切り厳守ー!!」。
う・タヒメー
声優 - まるたまり
114話に登場。マイクから誕生した。名前どおり歌手の姿で、ネオンのような文字で「STAR」と描かれた派手な服装をしている。「殺人ソング」なる必殺技を持つが、発声練習に時間をかけた挙句、歌詞を忘れてしまい、ようやく思い出すも攻撃が間に合わずムーンに倒される。その際、いつもの捨て台詞も歌いながら叫んでいた。
う・トモダチ
声優 - 西原久美子
115話に登場。ドラマの台本から誕生した。一昔前の小学生のような外見をしている。「友達になってあげる」と言いながら、縄跳びなどを武器に攻撃する。セーラー戦士の攻撃を受けて泣きじゃくり逃亡するが、一時的に能力を覚醒させたほたるに動きを封じられ、ムーンに倒される。
う・バーラ
声優 - 伊藤美紀
116話に登場。薔薇の花から誕生した。戦いの中で何度もパワーアップを遂げ、ムチのようにしなる伸縮自在の腕でムーンたちを追い詰めたが、一時的に能力を覚醒させたほたるにエネルギーを吸収されて枯れてしまい、ムーンに倒された。捨て台詞は「バラバラー!!」。
う・ンドーカイ
声優 - 松岡洋子
117話に登場。巻貝とゼッケンから誕生したダイモーンで、ハードラーの強化型と言える。運動会にちなんだ攻撃を得意とし、ピンチの時には貝の中に隠れて身を守る。ピュアな心を奪取した後一時的に能力が覚醒したほたるの攻撃を受けた後、ムーンによって倒される。
う・イカサマン
声優 - 川浪葉子
118話に登場。賭博用のカードが素材となるはずだったが、ミメットが勝手に大量のギャンブル用具や関連書籍をブレンドした[13]ため、製造機が暴走して誕生した。バニーガールのような姿をしている。虚数空間を自在に操るなど能力は高いが、自ら「変なダイモーン」を名乗るなど他のダイモーンに比べて快楽的な性格。「暴力は良くない、平和を愛する悪者」を自称し、かなりのギャンブル好きであるが、チェックメイトすると爆発するチェス板を使うなど、名前どおりイカサマばかり行う。イカサマでセーラー戦士を捕獲するが、ちびうさとほたるのタッグに敗れ、脱出したムーンによって倒される。倒される直前にも「暴力反対」と叫んでいた。
う・チョウテン
声優 - 大谷育江
119話に登場。天球儀から誕生した。上半身が星型のニプレスを付けているという半裸に近い衣装で過激なデザイン。このため、アメリカではこのエピソードは放送されず、後に大幅な修正を加えて放送された。その名の通り、褒められるとすぐに有頂天になる。「お星様にお願い」のセリフと共に、帽子の星マークから星型の光線を放つ。セーラー戦士に付け入る隙を与えなかったが、一時的に能力を覚醒させたほたるによって動きを封じられ、ムーンに倒される。
う・パソコン
声優 - 松井摩味
120話に登場した、ミメット配下での最後のダイモーン。パソコンから誕生した。マウスなど、パソコンの周辺機器を使って攻撃する。セーラー戦士5人を相手に互角以上の戦いを見せたが、ちびムーンの攻撃で注意を逸らした隙を突かれ、倒される。
レンジー
声優 - 深居みさ
第127話(S最終回)に登場。デス・バスターズの残党として、崩壊した無限学園の跡地に一つだけ残っていたダイモーンの卵が、ダイモーン製造レンジに寄生して誕生。町中の人々から無差別にピュアな心の結晶を奪い、ダイモーン出現に気づいて駆けつけたセーラー戦士たちと戦う。セーラームーンが聖杯を失いスーパーセーラームーンに変身できなくなっていたこともあり戦士たちを苦戦させたが、最後はセーラームーンの必殺技で倒された。

その他[編集]

ハデーネ
キャラクターショーに登場。懐中時計から誕生した。
キザーヨ
キャラクターショーに登場。携帯電話から誕生した。ちなみに男性である。
クイーズ
プレイディア対応ソフト『美少女戦士セーラームーンS クイズ対決!セーラーパワー結集!!』とてれびっこコードレス対応ソフト『美少女戦士セーラームーンS こたえてムーンコ~ル!』に登場。絵本から誕生した。

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ タウ星系について「暗黒さえも飲み込む重力の墓場と成り果てた我が死のふるさと」と呼ぶ台詞がある。
  2. ^ 崩落に巻き込まれた直後の時点ではまだ意識があり、セーラームーンの前に現れたセーラーサターンを見て「ほたる」と呼んでいる。
  3. ^ 『美少女戦士セーラームーン原画集 Vol.III』より「黒峰カオリ(くろみね かおり)」という本名を表記する。
  4. ^ 余談だが、この時の戦闘ではセーラー・プラネット・アタックを喰らうも致命傷には至らなかった。
  5. ^ 視聴者には明らかにニセモノとわかる外見。
  6. ^ テレビアニメではビリユイやシプリンのカオリナイトへの皮肉めいた台詞からその上下関係が伺える程度の描写である。
  7. ^ 但し、テレビアニメでは研究員であり、無限学園の生徒として活動していたのはビリユイだけであった。
  8. ^ ルーフに拡声器をつけた日産・アベニールカーゴと思われる車。
  9. ^ 事前にこれを示唆するような悪戯書きがスリッパに画鋲を仕込んだり実験動物のカタツムリをばら撒くといった陰湿なトラップを添えて彼女のロッカーに仕込まれていたが、ユージアルは犯人がミメットだと看破するものの気にしなかった。
  10. ^ 言明されてはいないが死亡したものと思われ、後に彼女のロッカーには遺影と花が掛けられていた。
  11. ^ テレビアニメ106話の回想シーンにもこれと同様の外見のダイモーンが登場した。
  12. ^ a b アニメージュ』vol.195より。
  13. ^ 何故かラーメンのどんぶりも混ざっていた。