スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ

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スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ
Star Wars: The Clone Wars
監督 デイブ・フィローニ
脚本 スティーブ・メルチング
ヘンリー・ギルロイ
スコット・マーフィ
製作 キャサリン・ワインダー
製作総指揮 ジョージ・ルーカス
出演者 マット・タイラー
アシュリー・エクスタイン
ジェームズ・アーノルド・テイラー
サミュエル・L・ジャクソン
トム・ケイン
クリストファー・リー
ディー・ブラッドリー・ベイカー
音楽 ケビン・カイナー
編集 ジェイソン・W・A・タッカー
製作会社 ルーカスフィルム・アニメーション
配給 ワーナー・ブラザーズ
公開 アメリカ合衆国の旗 2008年8月15日
日本の旗 2008年8月23日
上映時間 98分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 $68,282,844[1]
次作 スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ(テレビシリーズ)
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スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』(原題:STAR WARS: THE CLONE WARS)は、2008年に公開されたアメリカ3DCGアニメ映画

SF映像作品『スター・ウォーズ』シリーズスピンオフ(外伝)作品。実写映画スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』と『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』の間の物語で、本作の続編である3DCGアニメ『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズテレビシリーズのプロローグ(序章)となる作品でもある。

概要

『スター・ウォーズ』シリーズにおける「ルーカスフィルム ストーリー・グループ」公認の「カノン(正史)」に属するスピンオフ作品。

本作は2Dアニメ『スター・ウォーズ クローン大戦』の好評を経て製作されたものの、『クローン大戦』は、すでに『エピソード2/クローンの攻撃』から『エピソード3/シスの復讐』冒頭の惑星コルサントの艦隊戦までに到る物語を描き終えていたため、本作は『クローン大戦』の直線的な続編ではない。本国アメリカでは、2Dアニメ版と本作を混同しない様、副題の「CLONE WARS」の前に“THE”があるかないかでタイトルに差別化がなされた(『CLONE WARS』⇒2Dアニメ版、『THE CLONE WARS』⇒本作3Dアニメ版)。日本でも混同を避けるため、2Dアニメ版の副題を『クローン大戦』と呼称したのに対して、本作とその続編となる3Dアニメ版テレビシリーズの副題を『クローン・ウォーズ』と呼称することで差別化している。

2Dアニメ『クローン大戦』では、全編合計約2時間ほどでクローン大戦をダイジェスト的に描いたが、本作および本作を序章とする3Dアニメのテレビシリーズ『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』は、映画1本+テレビシリーズ約100話分と、時間的な制約に余裕がある分、クローン大戦の中で起こった様々な戦場での物語を、より詳細に描いている。

全編3DCG制作だが、作品の描写は2Dアニメ『スター・ウォーズ クローン大戦』に近いカートゥーン調のディフォルメが施されており、戦艦や輸送船、戦闘機、戦車、ドロイド等もあえてローポリゴンで製作されている。一方で、3DCGの特色を生かして、戦艦や輸送船、戦闘機、戦車、ドロイド、クローン・トルーパーの装甲服等に使い込まれたかのような汚れを、『スター・ウォーズ』シリーズの主要実写映画と同様に施していることも特徴的である。

また本作は、今までの『スター・ウォーズ』シリーズの主要実写映画とは違なり、ワーナー・ブラザーズの配給作品であるため、20世紀フォックスのロゴからオープニングロールまでの一連の導入部分が踏襲されていない。

あらすじ

ジオノーシスの戦い以降、クローン大戦は激しさを増し、銀河系の各地で激戦が繰り広げられ、銀河は疲弊していた。狡猾なシスの暗黒卿、ドゥークー伯爵は、惑星コルサント等銀河共和国の主要な惑星が集中するコア・ワールドへと続く、各航路のあちこちに機雷を設置した。銀河の外縁地域(アウター・リム)はコア・ワールドから切り離され、そこで戦う共和国軍は補給が滞り、苦戦していた。

そんな中、ハットの中でも有力な氏族の出身であるジャバ・ザ・ハットの息子ロッタ・ザ・ハットが誘拐されるという事件が発生した。ジャバは息子の救出を共和国に依頼する。これを機にパルパティーン最高議長とヨーダは、ロッタ救出によりジャバの信用を得、ハットの支配する宙域の安全な航行による新たな物資人員輸送網を確保しようと、オビ=ワン・ケノービ、アナキン・スカイウォーカーの2人にロッタの捜索、及びジャバとの交渉を託すことにした。

これを受けて、惑星クリストフシスウォーム・ロースサム将軍が指揮する独立星系連合の猛攻を受け、苦戦を強いられているオビ=ワンとアナキン達の元へ、コルサントから1機の共和国攻撃用シャトルが派遣された。戦場に着陸したシャトルから降りてきた少女アソーカ・タノはヨーダ達からの伝言を伝えると、加えて自分はアナキンのパダワンだと名乗ったのだった。

声の出演

※括弧内は日本語吹き替え

スタッフ

受賞・ノミネート

部門 候補者 結果
第35回サターン賞 アニメ映画賞 ノミネート
第29回ゴールデンラズベリー賞 最低リメイク及び続編賞 ノミネート

関連項目

出典

  1. ^ Star Wars: The Clone Wars (2008)” (英語). Box Office Mojo. 2010年7月13日閲覧。

外部リンク