カルビー
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
本社所在地 |
日本 〒100-0005 東京都千代田区丸の内一丁目8番3号 |
設立 | 1949年(昭和24年)4月30日 |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 8010001133757 |
事業内容 | スナック菓子を中心とした菓子の製造・販売、コーンフレーク等の製造・販売 |
代表者 |
代表取締役会長兼CEO 松本晃 代表取締役社長兼COO 伊藤秀二 |
資本金 | 77億5699万円 |
売上高 |
単体1153億02百万円 連結1464億52百万円 (2010年3月期) |
従業員数 | 2609人(2010年3月現在) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | アメリカ合衆国 ペプシコ社 20% 他 |
関係する人物 | 松尾孝(創業者) |
外部リンク | http://www.calbee.co.jp/ |
歴史
略史
1949年(昭和24年)、広島県広島市(現在の南区宇品)にて、松尾糧食工業株式会社として設立。現在の会社名のカルビーは、当時の日本人に不足しているとされたカルシウムの「カル」と、ビタミンB1の「ビー」を組み合わせた造語である[1]。
1964年に発売された、瀬戸内海の小海老を使ったかっぱえびせんがヒット商品となり、カルビーの名が知られるようになる。仮面ライダーのカード付きスナック菓子や、藤谷美和子を起用したポテトチップスのCMでも話題になった。1973年に、本社を広島から東京に移転。
2005年には、3代続いた同族経営をやめて、創業家外の社長兼CEO・CIOとして、中田康雄が就任。バランスト・スコアカード(BSC)を経営に積極活用し、BSCを用いて立てた仮説を検証するために、経営の見える化を図った。2009年6月には米ペプシコの全額出資子会社であるジャパンフリトレーの買収を発表。「ドリトス」などトウモロコシを材料とする商品で強みを持つジャパンフリトレーを傘下に加えることで、ポテト関連商品の割合が70%を超える同社が新たに成長軌道を描くための基盤を整えた。
2009年6月24日より伊藤秀二に代表取締役社長をバトンタッチし、同時に社外取締役制度の強化を図り、カゴメ会長喜岡浩二・キッコーマン名誉会長茂木友三郎・日本IBM会長大歳卓麻・一橋大学教授一條和生を迎え入れた。
年表
- 1949年(昭和24年):広島に松尾糧食工業株式会社を設立。
- 1955年(昭和30年):
- 1964年(昭和39年):『かっぱえびせん』を発売。
- 1968年(昭和43年):宇都宮工場を操業。
- 1969年(昭和44年):千歳工場を操業。
- 1971年(昭和46年):『仮面ライダースナック』を発売。
- 1972年(昭和47年):
- 1973年(昭和48年):
- 本社を東京に移転。
- 社名をカルビー株式会社に改める。
- 『仮面ライダーV3スナック』を発売。
- 『プロ野球スナック』を発売。
- 1975年(昭和50年):
- 鹿児島工場、下妻工場を操業。
- 『ポテトチップス』を発売。(当初は内容量90gで定価100円)
- 1976年(昭和51年):宇都宮第2工場、滋賀工場を操業。
- 1976年(昭和51年):原料部門が独立し、カルビーポテト株式会社を設立。
- 1983年(昭和58年):各務原工場を操業。
- 1986年(昭和61年):広島西工場を操業。
- 1988年(昭和63年):シリアル食品市場に参入。
- 1989年(平成元年):シリアル製造の清原工場を操業。
- 1990年(平成2年):スナックフード・サービス株式会社を設立。
- 1991年(平成3年):東京研究開発センターを開設。
- 1992年(平成4年):『ピザポテト』発売。
- 1994年(平成6年):東京都北区赤羽南一丁目に旧本社ビルが完成。
- 1995年(平成7年):
- 新宇都宮工場を操業。
- 『じゃがりこ』を発売。
- 1996年(平成8年):ガーデンベーカリー株式会社を設立。
- 1999年(平成11年):綾部工場を操業。じゃがいも不作により「ポテトチップス」を価格据え置きで100g→90gに減量。
- 2000年(平成12年):株式会社カルナックを設立。
- 2004年(平成16年):
- シリアル製造部門が独立し、オイシア株式会社を設立。
- 研究開発の拠点となるR&DDEセンターを設立。
- 2005年(平成17年):滋賀工場が独立し、カルビー湖南株式会社を設立。
- 2006年(平成18年):
- 2007年(平成19年):『ポテトチップス』のベーシックラインのレギュラーサイズを従来の90gから85gに減量。参考価格は税込み145円で据え置き。
- 2009年(平成21年):ペプシコと業務・資本提携を締結、ペプシコがカルビーの発行済み株式を20%取得し、カルビーがジャパンフリトレーを完全子会社化する[2]。
- 2010年(平成22年):本社を現在地(丸の内トラストタワー本館)に移転[3]。旧本社屋は、現在吉野家ホールディングスの本社となっている。また、2008年11月より「ポテトチップス」のレギュラーサイズが158円(85g、税込参考価格)となっていたが、値下げされ148円となった。
- 2011年(平成23年):東京証券取引所1部上場。
CI
コーポレートメッセージは、「掘りだそう、自然の力。」
以前[いつ?]は「健康とまごころをお届けする。」だった。
顧客サポート
電話のお客様相談室は現在では珍しく土曜日も行っている。
商品一覧
- かっぱえびせん
- ポテトチップス
- プロ野球チップス
- Jリーグチップス
- サッカー日本代表チームチップス
- ※この3つの商品は、トレーディングカードがおまけに必ず付いてくることで人気のロングセラー商品。当たり(=ラッキーカード)が出ると、当たり1枚でカードを収納するアルバム、2枚で全選手サイン入りカードが貰える。
- 1999年に復刻版として「仮面ライダーチップス」が発売される。第2弾カードにレアカードが続出、オークションで高値売買される。
- 仮面ライダーV3スナック
- 仮面ライダー放送終了後に後継商品として発売された、後に発売されるおさつクッキーと同じ物を採用。
- ドラえもんチップス
- 忍者ハットリくんチップス
- パーマンチップス
- ドラハッパーチップス
- ※この4つの商品もカード付きで当たりが出るとカードアルバムが貰える。1980年代前半の藤子不二雄劇場の放送に合わせて発売された。
- 1985年頃発売 カルビー初の厚切りウェーブカット
- 1990年頃の激辛ブームに乗せて発売
- ポテリッチ こだわりの黒こしょう味
- お酒のつまみに合うポテトチップスをローソンで2012年3月20日に限定で発売。
- ポテトチップス 贅沢バニラ
- 冷やして食べるとうまいポテトチップスがコンビニで2012年4月16日に、コンビニ以外では4月30日に期間限定で発売。
- サッポロポテト
- じゃがりこ
- Jagabee
- じゃがポックル(地域限定)
- 野菜スナック(サッポロポテトつぶつぶベジタブル、さやえんどう、ベジたべるなど)
- フルーツグラノーラ
- コラボ商品
提供番組
現在
- テレビ
過去
- テレビ
- 笑点(日本テレビ、2002年頃まで提供)
- 仮面ライダー(毎日放送、1971年から1973年まで提供)
- まんが日本昔ばなし(毎日放送、1976年から1994年まで提供)
- 提供読みは「健康と真心をお届けするカルビー」だった。
- カルビーミュージックザ・イーング(同、一社提供)
- カックラキン大放送!!→カックラキン決定版!(日本テレビ、「─大放送!!」の第2期、「─決定版」まで一貫して提供)
- ドラえもん(テレビ朝日、1989年頃まで提供)
- おはよう!ナイスディ(フジテレビ)
- 志村けんのだいじょうぶだぁ(同)
- キテレツ大百科→こちら葛飾区亀有公園前派出所 (同)(途中降板)
- 明石家マンション物語(同)
- とんねるずのみなさんのおかげでした(同)
- ザ・ベストテン(TBS)
- リンカーン(同、2008年頃まで提供)
- ミュージックステーション(テレビ朝日)
など多数。
CM出演者(過去の出演者も含む)
- 山本リンダ(ポテトチップス発売当時)
- 三田寛子(ポテトチップス)
- 藤谷美和子(ポテトチップス)
- 木ノ葉のこ(ポテトチップス)
- 本田美奈子(ポテトチップス)
- 宮沢りえ(ポテトチップス)
- 鶴田真由(ポテトチップス)
- 加藤紀子(ポテトチップス)
- 国仲涼子(ポテトチップス)
- 蒼井優(ポテトチップス)
- タイガーマスク (4代目)(ポテトチップス)
- ジャルジャル(ポテトチップス)
- 二瓶正也(サッポロポテトバーべQ味)
- 清水由貴子(かっぱえびせん)
- クロード・チアリ(かっぱえびせん)
- 小林綾子(かっぱえびせん)
- 明石家さんま(かっぱえびせん)
- ジミー大西(かっぱえびせん)
- 竹野内豊(かっぱえびせん)
- ラッキィ池田(青のりえびせん)
- 鳥越まり(ルイジアナ)
- 濱田マリ(ポテトチップス ジャングル)
- 酒井ゆきえ(おさつスナック)
- 森昌子(おさつスナック)
- 白石美帆(じゃがりこ)
- 矢沢永吉(かっぱえびせん)
- 大橋のぞみ(ポテトチップス)
- ヨンア(ジャガビー)
- ベッキー(ジャガビー)
- 香里奈(ジャガビー)
- 高田里穂(ア・ラ・ポテト)
- ブラックマヨネーズ(うま辛ポテト ヒ~ハー) など多数。
関連会社
- ジャパンフリトレー株式会社(スナック菓子メーカー、子会社)
- カルビーポテト株式会社
文化活動
日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)発足当初からリーグスポンサーを務めていたが、広島発祥の企業ということもあってサンフレッチェ広島に出資。1999年から2010年までユニフォーム(袖)スポンサーを務めていた。従来はJの理念(地域密着)と矛盾する点はないということで特例的に並立が認められていたものの、リーグスポンサーシステムの見直し(原則単年契約に移行)もあってサンフレッチェのほうの表立ったスポンサーは降りる形となった。[要出典]
脚注・出典
- ^ 本間之英『誰かに教えたくなる「社名」の由来』講談社+α文庫
- ^ かっぱえびせんのカルビー、ペプシと提携 Yomiuri Online・2009年6月24日
- ^ カルビー、本社を移転 日本食糧新聞社・2010年1月8日