VOCALOID

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VOCALOID2 Editor
開発元 ヤマハ
最新版
対応OS Windows XP/Vista
種別 音声合成DTM
ボーカルシンセサイザー(歌唱合成)
公式サイト VOCALOID
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VOCALOID(ボカロイド、ボーカロイド)とはヤマハが開発した音声合成技術、及びその応用製品の総称である[1]。略称としてボカロという呼び方も用いられる。メロディーと歌詞を入力することでサンプリングされた人の声を元にした歌声を合成することができる。パソコン向けパッケージについては、主にヤマハとライセンス契約を締結した各社がサンプリングされた音声を収録した歌手ライブラリを独自に製作し、ヤマハ製のソフトウェア部分と組み合わせて製品として販売されている[2]

なお、VOCALOIDという言葉は応用製品に設定されているキャラクターを指すために用いられる場合もある。

概要

リアルな歌声を合成するためのソフトウェアであり[3]、「実際に収録した人の声を音声ライブラリとして合成するため、より自然な歌声を合成できるほか、ビブラートやこぶしなど歌声に必要な音程変化や抑揚を指定でき、表情豊かな楽曲を手軽に作れるのが特徴[4]」とされる。VOCALOIDにより、DTMにおいて実際に人間の歌声を録音せずともパソコンだけで人間らしい歌声のボーカルパートの作成が可能となっている。なおVOCALOIDで作成できるのは歌唱のみであり、伴奏などを作成する場合は別のソフトを使用するなどの手段が必要となる。

VOCALOIDの開発は2000年3月に開始され[5]2004年にVOCALOID技術を使用した最初のパソコン向けのパッケージ製品が発売、2007年以降はより自然な歌声になるよう改良されたバージョンアップ版の「VOCALOID2」を使用した製品が販売されている。2010年12月現在、パソコン向けのパッケージ製品はZERO-G(イギリス)、クリプトン・フューチャー・メディア、PowerFX(スウェーデン)、インターネットAHS、ビープラッツ、キューンレコードの日本国内外7社から計20製品ほどが商品化されている。また、2009年以降ネットワーク経由で音声合成機能を提供するNetVOCALOIDの技術を使用した携帯電話向けサービスをはじめ、パソコンでの音楽製作以外の用途へのVOCALOID技術の利用も行われている。2010年2月に企業向けの提供が発表された合成エンジン「VOCALOID-flex」では歌声だけでなく喋りの表現にも対応している[6]

VOCALOIDの利用目的については開発当初はバックコーラスのような使い方がメインになるとの想定もされていたが、発売後はメインボーカルへの利用も盛んに行われた[7]。特に日本国内においては「VOCALOID2」を採用した「初音ミク」が発売された2007年以降ネット上を中心にVOCALOIDをメインボーカルに起用した楽曲が数多く発表されるようになり、そうした中の人気楽曲からメジャーレーベルから発売されるものも現れるなど一つの楽曲文化の様相を見せるようにもなった[8]。2010年、2011年には『EXIT TUNES PRESENTS Vocalogenesis feat.初音ミク‎』、『EXIT TUNES PRESENTS Vocalonexus feat.初音ミク‎』といったVOCALOIDをボーカルに用いた楽曲を集めたアルバムがオリコン週間チャートで1位を獲得している[9]

名称の由来

VOCALOIDという名称は、「vocal(ボーカル)」に接尾辞の「oid」を組み合わせて作られた造語である。「oid」は「human(人)」と組み合わせれば「humanoid(ヒューマノイド)」、ギリシャ語で男を意味する「andr」と組み合わせれば「android(アンドロイド)」となる、「~のようなもの」「~状の」という意味の接尾辞で、VOCALOIDについては「ボーカルのようなもの」といった意味となる[5]

ただし、名称の由来とは別に「ボーカル・アンドロイド=VOCALOID(ボーカロイド)」という説明が行われている場合[10]もある。

技術

VOCALOIDの歌声合成技術は「素片連結型」と呼ばれるもので[11]人の歌声の録音から切り出した歌声の素片を周波数領域(周波数ドメイン)で接続、加工することで歌声を合成する。合成の際、ビブラートなどの表情の情報を楽譜情報に加えることでリアルな歌声が作られる[12]。なお、VOCALOIDの合成技術の名称は「周波数ドメイン歌唱アーティキュレーション接続法(Frequency-domain Singing Articulation Splicing and Shaping)」という名前で発表されている[3]。この名称の「歌唱アーティキュレーション」については「ビブラートや音の断片など歌唱に必要な“声の表情”」として説明されている。ただし2009年現在、この「周波数ドメイン歌唱アーティキュレーション接続法」という名称はヤマハのVOCALOID公式サイト[13]などでは使用されていない。

なお初代のVOCALOIDおよびVOCALOID2の合成エンジンは、歌を作成することを前提に開発されており、文章の読み上げには対応していない[14]。また歌唱に係わる表現でも、だみ声やシャウトなどを自然に再現することは出来ない[15]

VOCALOIDは当初はWindows用のアプリケーションのみであったが、2010年10月にiOS上で動作するiPadiPhone向けのアプリケーションや、組み込み用のハードウェアとしての提供も発表されている[16]

システム構成

VOCALOIDのシステム構成

VOCALOIDのシステム構成をVOCALOID2を例に説明する。大きく分けてユーザーが歌詞やメロディなどを入力する「スコアエディタ(VOCALOID2 Editor)」、音声素片を収録した「歌手ライブラリ」、音声素片を連結して歌声を合成する「合成エンジン」の三要素で構成される。「スコアエディタ」に入力された情報が合成エンジンに送られ合成エンジンが「歌手ライブラリ」から適切な音声素片を選び出し、接続して出力する流れとなる。ヤマハの提供部分である「スコアエディタ」と「合成エンジン」についてはVOCALOID2同士であれば基本的に製品ごとの違いは無いため、既にVOCALOID2製品がインストールされているパソコンに別のVOCALOID2製品をインストールする場合はライブラリの追加だけで使用可能となる。日本語と英語の二言語に対応。スタンドアローン(再生、WAVファイルに書き出し)及び、ReWireアプリケーション又はVSTiとしてDAW等から使用も可能となっている。

歌声の入力が可能なシーケンスソフトに用いられるピアノロール表示の例[注 1]。VOCALOIDのスコアエディタでは図のものと同様、ピアノロールの音符の中に歌詞を入力することで歌を表現する。
スコアエディタ(Score Editor)
ユーザーが入力を行う部分。
音符はピアノロールスタイルで入力し、歌詞はピアノロールの音符の中に入力する。日本語用のライブラリを使用する場合は平仮名片仮名もしくはローマ字を用いて五十音で歌詞を入力。英語用のライブラリでは英単語を入力し、内部の発音辞書により自動的に発音記号に変換される。発音辞書に登録されていない単語は発音記号を直接編集する。日本語用のライブラリと英語用のライブラリでは歌詞の入力方法は異なるが、プラットホームが同じであるためVOCALOID2同士であれば日本語版のスコアエディタでも英語用のライブラリを読み込ませることも出来、逆も可能。歌詞の入力は上記のようにライブラリ依存となっているため、日本語版のスコアエディタと英語版のスコアエディタの違いはメニューの表示のみである。
スコアエディタは歌声に表情付けを行うための各種パラメータを備えており、歌声を作成する際はこうしたパラメータを調整し曲にあわせた加工を施すことが前提となっている[17]
ReWireに対応しておりDAWと同期可能。あらかじめ歌詞を入力しておきMIDIキーボードを使ってリアルタイムに歌を「演奏」することも出来る。
歌手ライブラリ(Singer Library)
ヤマハからライセンス供与を受けた各社の担当部分で、人間の声からサンプリングした音声素片(歌声の断片)を含むデータベース。
音声素片は、音(音素)が変化する際の移り変わりの部分(二音素連鎖、diphone)と、母音鼻音の伸ばし音が収録されている。例えば「さーいーたー」([sa i ta])という歌詞を合成する場合は二音素連鎖「#-s,s-a,a-i,i-t,t-a,a-#」(#は無音を示す)と母音の伸ばし音「a,i」を用い、これらを接続して歌声が作られる。これら音声素片は合成する際に入力されたメロディに合うピッチ(音高)に変換されるがより自然な合成を得られるよう歌手ライブラリには異なるピッチのものを複数用意している[注 2][19]。1ピッチあたりの二音素連鎖は日本語用ライブラリでは約500個、英語では約2500個収録している[20]。この違いは言語の特性の違いによるもので日本語の二音素連鎖が少ないのは日本語の音素の数が少ないことと、音節がほとんどの場合開音節(母音で終わる音節)であるためである。日本語の子音を含む二音素連鎖では基本的に「無音-子音」「母音-子音」「子音-母音」という組み合わせのパターンとなるが英語の場合は閉音節(子音で終わる音節)も多く存在し、「子音-子音」や「子音-無音」といったように組み合わせのパターンも多くなるため日本語用ライブラリに比べ収録しなければならない二音素連鎖の数も多くなる。またこのような違いがあるため、日本語用ライブラリで英語の歌詞を発音させるといったような使用は適さない。
合成エンジン(Synthesis Engine)
スコアエディタに入力された情報を元にライブラリから音声素片を選び出し周波数領域でピッチ、音色などを調整、連結して歌声に合成する。
エディタに入力された情報はVOCALOID MIDIという専用のMIDIメッセージを用いて合成エンジンへ送られる。DAW等からVOCALOIDをVSTiとして使用する場合は、製品に同梱されているVSTプラグインを用いてスコアエディタを介さず合成エンジンへ直接VOCALOID MIDIメッセージを送る形となる[21]
合成エンジンに送られたVOCALOID MIDIメッセージは合成用の楽譜情報に変換される。子音+母音の音節の場合は音符の位置と実際の発音の開始位置にずれがあり音符の位置より早く発音が始まるため、子音ではなく母音の開始位置を音符の位置と合わせるようタイミングが調整される。入力された音符とアタック、ビブラートのパラメーターを元にピッチの変化も計算されこれらの情報を元にライブラリから必要な音声素片が選択される[22]
合成する際は音声素片のピッチの変換を行うがピッチを調整しただけでは同じ音素であっても音声素片毎に音色に違いがあることから、音色の合わせこみも行う。伸ばし音部分では前後の二音素連鎖の末端部のスペクトル包絡に合わせ伸ばし音のスペクトル包絡の変化を決定し、ピークの強度を調整することで音色の突然の変化が生じないようにする。周波数領域でピッチ、音色といった調整がされた後、逆高速フーリエ変換(IFFT)などの処理を行い、合成音声が出力される。

バージョン

VOCALOID
2003年に発表され、2004年から2006年にかけてパソコン用のパッケージ5製品が発売された。後のVOCALOID2との間には互換性は無く、初代のVOCALOIDの歌手ライブラリをVOCALOID2のエディタで使用することは出来ない。
VOCALOID2
2007年に発表され、パソコン用のパッケージの他、NetVOCALOIDでのサービス提供も行われている。初代のVOCALOIDから合成エンジンが完全に入れ替えられ、エディタのインターフェースも一新された[23]。よりリアルな歌声が実現できるようノイズとしてカットしていた息遣いなどを原音のまま生かしており、ハスキーな歌声にも対応できるようになっている[19]

ライブラリの収録

歌手ライブラリの音声素片は必要な音素の組み合わせを効率的に採取するために作られたスクリプトと呼ばれる専用の歌を録音し、そこから必要な部分を切り出して作成される。英語用のライブラリでは日本語に比べ必要な音声素片が多いことから必要とする録音も多く、データベースの容量も大きくなる[24]。なお、亡くなった歌手の声からライブラリを作るといったことは、ボーカルのトラックだけで、かつ必要な音素がそろった録音が必要であることから基本的に出来ない[25]。スクリプトは多くの製品では歌詞に特に意味の無い「呪文」のようなものが使用されているが[26]、2010年9月に発売されたVY1では提供者のストレス軽減を狙い歌詞に意味のある単語を混ぜるなどの工夫が取り入れられている[2]

VOCALOIDのライブラリを作成するには歌声の提供を受ける必要があるが実際には歌手の協力は得られにくく、VOCALOID製品への歌声の提供者では初めて名前を明らかにした歌手ミリアム・ストックリーも自身の歌声の提供を決めるまで2、3カ月かかったことを明らかにしている[27]。日本国内のメーカーについても、クリプトン・フューチャー・メディア社では2007年より展開しているキャラクター・ボーカル・シリーズに歌手でなく声優を起用することになったきっかけとして歌手の起用がうまくいかなかったことをあげており[28]、またインターネット社でも2008年に発売したがくっぽいどに続く第2弾の企画において歌手の起用が難航していたことが伝えられている[29]。しかし一方で、2010年に発売されたLilyのように、VOCALOIDを発売することによる宣伝効果も想定して歌手の側から企画される製品も現れるようになっている[30]

パソコン向けパッケージ

ZERO-G

ZERO-Gは最初にVOCALOID製品を発売したイギリスのメーカー。当初より音楽のプロの用途を想定したVOCALOIDを販売しているが、SONIKAについてはそれまでの路線と異なり幅広い利用を想定した製品となっている[31][32]。日本国内での販売についてはクリプトン・フューチャー・メディア社が代行、ZERO-G社のウェブサイトまたは各ソフトの公式サイトでダウンロード販売も行っている。

LEON - 英語/男声
LOLA - 英語/女声
使用エンジン:VOCALOID
発売日:NAMM 2004 Winter(2004年1月1518日)にてリリース(日本国内2004年3月3日
LEONとLOLAはVOCALOIDエンジンを使用した初めての製品。音声を担当した歌手はイギリスのプロのセッション・シンガーとされるが、名前は明らかにされていない[27]。パッケージには男女の口周りの写真があるだけで具体的な人物像は描かれていない。
MIRIAM - 英語/女声
使用エンジン:VOCALOID
発売日:2004年7月1日[33](日本国内2004年7月26日[34]
アディエマスのヴォーカル、ミリアム・ストックリーが音声を担当、パッケージにも描かれている。
PRIMA - 英語/女声
使用エンジン:VOCALOID2
発売日:2008年1月14日[35](日本国内2008年2月22日[36]
ソプラノオペラ歌手の声をもとに作られた製品で、高域に魅力のある声が特徴とされる[37]。英語用のソフトではあるがデモ曲にはイタリア語フランス語のものも用意されている[37]
SONIKA - 英語/女声
使用エンジン:VOCALOID2
発売日:2009年7月15日[38](日本国内2009年8月7日
甘く澄んだ(sweet and pure)声が特徴とされ、サンプリング音声に起用されているのは「歌手」や「声優」ではないという。パッケージには緑色の髪に黄色い服を着た少女のキャラクターが描かれており、それまでのZERO-G社製品とは一線を画したものとなっている。
TONIO - 英語/男声
使用エンジン:VOCALOID2
発売日:2010年7月13日[39][38](日本国内2010年8月2日[40]
プロの男性オペラ歌手の声をもとに作られた製品。テノールからバリトンの音域を得意とする[40]

クリプトン・フューチャー・メディア

クリプトン・フューチャー・メディアはZERO-Gと共に初代のエンジンからVOCALOID製品を販売している日本の企業。幅広い客層の取り込みを目指す意味から当初よりパッケージにキャラクターイラストを使用した製品を販売している[31]。特に初音ミク、鏡音リン・レン、巡音ルカの3製品からなる「キャラクター・ボーカル・シリーズ(CVシリーズ)」についてはキャラクターが歌うというイメージを前面に押し出しバーチャルアイドル歌手をプロデュースするというコンセプトの製品となっている。2010年以降は、それまでの製品に対する追加のライブラリの発売が順次進められている[41]

MEIKO - 日本語/女声
使用エンジン:VOCALOID
発売日:2004年11月5日
VOCALOID日本語ライブラリの第1弾。ポップス、ロック、ジャズ、R&B、童謡まで幅広く歌いこなすとされる。拝郷メイコ(元ヤマハミュージックコミュニケーションズのシンガーソングライター)が音声を担当。パッケージには拝郷メイコ本人ではなく、赤い服を着た女の子のイメージイラストが描かれている。初年度で約3,000本を売り上げ、発売当時におけるDTM市場では異例のヒット商品となった。
KAITO - 日本語/男声
使用エンジン:VOCALOID
発売日:2006年2月17日
VOCALOID日本語ライブラリの第2弾。声質は伸びやかで清涼感が有り、POPSを始めとした歌謡曲~童謡までをオールマイティにこなすとされている。スタジオ・ミュージシャン風雅なおとが音声を担当。パッケージには青いマフラーに白い服を身にまとった青い髪の男性が描かれている。発売当時は売り上げが伸び悩みMEIKOの売れ行き3,000本に対して出荷数500本とMEIKOの実績から見ると明らかな失敗に終わったとされたが、初音ミクのヒットでVOCALOIDが注目されるようになってからはKAITOの人気も上昇し2007年末以降売り上げを大きく伸ばしている。
初音ミク - 日本語/女声
使用エンジン:VOCALOID2
発売日
「キャラクター・ボーカル・シリーズ」第1弾。パッケージにはアニメ調のキャラクターイラストが使用されており、16歳の少女という設定がつけられている。音声は声優藤田咲が担当。新エンジンの採用、キャラクターの人気などにより発売から約1年で4万本以上を出荷する大ヒット商品となった[42]。既存のパッケージに加え、表現の幅を広げるために2010年4月に6種類の追加ライブラリを収録した「初音ミク・アペンド」が発売された[43]
鏡音リン・レン- 日本語/女声・男声
使用エンジン:VOCALOID2
発売日
  • 鏡音リン・レン:2007年12月27日
  • 鏡音リン・レン act2:2008年7月18日
  • 鏡音リン・レン・アペンド:2010年12月27日
「キャラクター・ボーカル・シリーズ」の第2弾。女声の鏡音リンと男声の鏡音レン、2つ併せて一つの製品としている。初音ミクと同じくパッケージにアニメ調のキャラクターイラストが使用されており、14歳の少年少女という設定がつけられている。音声は声優・下田麻美が一人二役で担当している。2008年7月に"act2"と銘打ったライブラリアップデートが行われた。2010年12月には6種類の追加ライブラリを収録した「鏡音リン・レン・アペンド」が発売された[44]
巡音ルカ - 日本語・英語/女声
使用エンジン:VOCALOID2
発売日:2009年1月30日
「キャラクター・ボーカル・シリーズ」の第3弾。パッケージはキャラクターイラスト、20歳女性という設定となっている。日本語と英語、2つのライブラリを収録した日英バイリンガルで得意ジャンルはラテン・ジャズ~エスノ系ポップス、ハウス~エレクトロニカ系ダンスとされている。音声は英語に堪能な声優の浅川悠が担当。

PowerFX

PowerFXはスウェーデンのメーカーでVOCALOID2から参入した。日本国内での販売についてはクリプトン・フューチャー・メディア社が代行している。

SWEET ANN - 英語/女声
使用エンジン:VOCALOID2
発売日:2007年6月29日[45](日本国内2007年9月21日[46]
VOCALOID2エンジンを搭載した最初の製品。ポップシンガーであり、ダンスミュージック等を想定している。MySpaceのプロフィールではスウェーデン人となっている(Sweet Ann - MySpace)。音声を提供したのは、ジョディというアーティスト名のオーストラリアの歌手[47]。パッケージには首に縫い目のある金髪で小麦色の肌の女性のイラストが描かれている。
BIG AL - 英語/男声
使用エンジン:VOCALOID2
発売日:2009年12月22日[38](日本国内2010年3月5日[48]
VOCALOID2の英語ライブラリでは初の男声製品で、クールな中低域ボイスを持つことを特徴とする[48]。公式サイトでのダウンロード販売が先行し2010年1月にDVDパッケージ版が発売された。音声を提供したのは元PowerFX社の従業員で声優のフランク・サンダーソン、パッケージには男性のイラストが描かれている[47][注 3]

インターネット

インターネットは日本の老舗DTMメーカーで、初音ミクのヒットに触発される形で2008年に参入した[29]。有名アーティストの歌声で歌わせられることをコンセプトとした、「アーティストボーカル」と銘打った製品や[29]、他社との協業による既存のキャラクターを利用した製品を展開している。同社の製品ではアーティストやキャラクターといった製品のモデルに近い特徴を出すことが追求されている[50]

がくっぽいど - 日本語/男声
使用エンジン:VOCALOID2
発売日:2008年7月31日
VOCALOID2エンジンでは男性の声を元にした最初の製品で「アーティストボーカル」の第1弾。ボーカリストGACKTの声を元にしており、GACKTの声質をリアルに再現することが重視されている。パッケージには漫画家の三浦建太郎のデザインによるイメージキャラクター「神威がくぽ」のイラストが使用されている。
Megpoid - 日本語/女声
使用エンジン:VOCALOID2
発売日:2009年6月26日
Megpoid(メグッポイド)は歌手で声優の中島愛の歌声を元にした製品で「アーティストボーカル」の第2弾。パッケージには漫画家のゆうきまさみのデザインによるイメージキャラクター「GUMI」のイラストが描かれている。
Lily - 日本語/女声
使用エンジン:VOCALOID2
発売日:2010年8月25日
エイベックス・マネジメント所属の音楽グループ「m.o.v.e」のボーカリストyuriの声をベースに制作した製品で、「m.o.v.e」のカバーアルバム『anim.o.v.e 01』のジャケットイラストに用いられたキャラクター「Lily」の歌うVOCALOIDとして開発された。「ボーカロイドアーティスト」と銘打っている。歌手ライブラリをエイベックスとヤマハが開発し、販路とユーザーサポートをインターネットが担当している。m.o.v.eのアニメソングカバーアルバム『anim.o.v.e 02』との同時発売。
ガチャッポイド - 日本語/男声
使用エンジン:VOCALOID2
発売日:2010年10月8日
テレビ番組ポンキッキシリーズのキャラクター・ガチャピンの声をベースに制作された製品[51]。本製品のためにガチャピンをモチーフとした人間の幼児の男の子のキャラクターイラストが描き下ろされている。購入者は特典として、VOCALOID-flexを使ったガチャピンの「しゃべり声」を作成できるサービスを6ヶ月間無料で利用できる[51][52]

AHS

AH-Softwareは日本のソフトウェア販売会社で2009年12月に3製品を同時発売し参入した。各製品では人間らしい歌声が追求されており、また後発の参入であったことから既存の製品のキャラクターとかぶらないことも意識されている[53]

氷山キヨテル - 日本語/男声
使用エンジン:VOCALOID2
発売日:2009年12月4日
「ボカロ先生」と銘打った製品で、VOCALOIDの開発にかかわった歌手の比山貴咏史[注 4]の歌声を元に作られている。パッケージにはメガネをかけ背広を着た青年教師のイラストが用いられている。
歌愛ユキ - 日本語/女声
使用エンジン:VOCALOID2
発売日:2009年12月4日
「ボカロ小学生」と銘打った製品で実際の小学生の女の子の歌声を元につくられており、子供らしい歌声を表現できるとされる。パッケージには氷山キヨテルの生徒という設定の、赤いランドセルを背負った小学生児童のイラストが用いられている。
SF-A2 開発コード miki - 日本語/女声
使用エンジン:VOCALOID2
発売日:2009年12月4日
アーティストエディション01と銘打たれた、シンガーソングライターフルカワミキの歌声を元にした製品。フルカワミキの歌声の特徴が忠実に再現されているとされる。パッケージには漫画家のコザキユースケによるキャラクターイラストが用いられている。
猫村いろは - 日本語/女声
使用エンジン:VOCALOID2
発売日:2010年10月22日
サンリオウェーブが展開する企画「ハローキティといっしょ!」に登場する、イラストレーターのokamaがデザインしたキャラクター「猫村いろは」の歌声を表現した製品。VOCALOID製品化以前から存在しているキャラクターだが、本製品のために新たなコスチュームがデザインされた。

ビープラッツ

ビープラッツは日本の情報関連企業で、2010年9月よりヤマハが自ら商品企画を行ない音声ライブラリを制作した製品を、自社の運営するVOCALOID関連製品販売サイト「VOCALOID STORE」を通じて販売している[2]。ビープラッツの発売したVY1より以前VOCALOID製品は、2004年に最初のVOCALOIDの製品化がなされて以来すべてライセンス先の各社が音声ライブラリの制作に関与したものであった[2]。VYシリーズとして、音声の提供者やソフトのキャラクターのイメージのついていない製品の需要に応えることを狙い、従来のVOCALOID製品とは異なりキャラクターを設定せず音声の提供者も明らかとしない製品を展開している[2]

VY1 - 日本語/女声
使用エンジン:VOCALOID2
発売日:2010年9月1日[2]
ヤマハが初めて自ら企画し音声ライブラリを制作したVOCALOID製品である[2]。VY1では「MIZKI」というハナミズキをイメージして付けられた音声データベースのコードネームが存在するが、これについては歌声の主の名前が「MIZKI」であるという扱いではなく、音声提供者とも無関係である[55]。収録に際し、VOCALOIDの合成と相性の良い声の声優が選ばれており、ライブラリ収録方法については従来意味の無い「呪文」のようなものだったスクリプト(収録用の歌)に意味のある単語を織り交ぜるといった試行錯誤が行われた[2]。パッケージは和風のデザインで、ハナミズキをモチーフとした扇子かんざしが描かれる[2]。デラックスパッケージと標準パッケージの二種類が存在し、デラックスパッケージには様々なクリエイターによるイメージがされたオリジナルCDアルバムが同梱されている[55]
VY2 - 日本語/男声
使用エンジン:VOCALOID2
発売日:2011年4月25日
VY1と同じく和風をイメージしており、パッケージにはなぎみそのデザインによる刀のイラストが用いられている[56]。歌声の提供者は男性声優で、2011年4月までの男声VOCALOIDでは実年齢が最も若いとされる[57]。VY1と同じく、キャラクターは設定されていないが、「勇馬」(ゆうま)というコードネームが存在する[57]

キューンレコード

キューンレコードはソニーグループに属するレコード会社。自社でのVOCALOID製品の販売は2010年発売の「開発コードPIKO「歌手音ピコ」」からであるが、キューンレコード所属の歌手を起用した製品としては前年に「SF-A2 開発コード miki」が発売されている。

開発コードPIKO「歌手音ピコ」 - 日本語/男声
使用エンジン:VOCALOID2
発売日:2010年12月8日
キューンレコード所属の歌手ピコの声をサンプリングした製品で、広い音域と多彩な音色を売りとする[58]。ネット上でVOCALOIDを用いて発表された楽曲のカバーを歌うという活動を経てメジャーデビューしたVOCALOIDとの縁のある歌手の起用となっている[59]。パッケージにはユキタのデザインによるイメージキャラクターのイラストが用いられている[60]。ピコのセカンドシングル「勿忘草」との同時発売。

一般提供されていない歌手ライブラリ

VOCALOIDの歌手ライブラリにはパソコン向けパッケージとして提供されているもの以外にも一般向けに提供されていないもの、商品化が未定のものも存在する。ヤマハによるVOCALOID開発の際には歌手のみならず開発者自身の声をサンプリングするなどといったことも行われており[7]、当時のヤマハの専務の声をサンプリングした音源なども作られている[61]。こうした商品化されていないライブラリの中には、企業のキャンペーンになどに使用されているものもあるという[62]。また、ビープラッツの販売しているVY1のように元々はヤマハ社内で研究開発目的で作られたライブラリが、後にパソコン向けパッケージとして商品化された例もある[62]。ライセンス先においても製品化に至らなかったライブラリや[47][63]、イベントでのデモ用に即席でライブラリが作られたケースがある[注 5]。以下はパソコン向けのパッケージ製品として提供されていない音声のうち利用が明らかにされているもの。

  • CEATEC JAPAN 2009」などのイベントで行われた産業技術総合研究所開発の女性型ヒューマノイドロボット「HRP-4C未夢(ミーム)」のデモンストレーションで、「HRP-4C」の声に声優の中村繪里子の声をサンプリングして作られたライブラリ「CV-4Cβ」が使用されている[65][66]。このライブラリは元々クリプトン・フューチャー・メディアのキャラクター・ボーカル・シリーズ(CVシリーズ)として試作されていたものであるが2010年10月現在、CVシリーズのパッケージ製品としての発売は予定されていない[63]。なお、「CV-4Cβ」という名前は「HRP-4C」からつけられたものである[65]
  • 2010年4月29日にコナミより発売されたゲームソフト『メタルギアソリッド ピースウォーカー』のボスキャラクターの音声に、女優の菊地由美の声をサンプリングしたオリジナルの音声ライブラリが使用され[67]、日本国外向けの製品のために英語版のVOCALOID音源も用意されている[68]。同ゲーム中ではVOCALOID-flexを使って作成されたボスキャラクターの声が使用され[69]、また後述のNetVOCALOIDを使ったサービスも行われている[68]

VOCALOID-flex

VOCALOID-flex(ヴォーカロイド フレックス)は2010年2月に企業向けの提供が発表された[注 6]、話し言葉の表現にも対応したバージョン[6]。音符の入力を元にしてピッチの変化などを作るのではなく手動で直接ピッチの変化や音素の長さを入力し[注 7]、それによって話し言葉、特にテキスト入力による音声合成とは異なる細かな抑揚の表現なども可能にしている[70]。音声のライブラリについてはパソコン向けのバージョンと同じものが使用できる[6]。用途は動画コンテンツのアフレコへの利用の他、ロボット、キャラクター玩具、工場現場や緊急時などのアラート音声といったものへの利用が考えられている[6]。2010年10月にはアプリケーションの開発コンテスト「Mashup Awards 6」にあわせ、VOCALOID-flexをWebサービスとして使用するためのAPIである「NetVOCALOID-flex API」が期間限定で開発者向けに無償で公開され、同技術を使用したアプリケーションの一般公募も行われている[71]。音声の制作にVOCALOID-flexを使用した一般市場向けの製品としては、2010年4月に発売されたゲームソフト『メタルギアソリッド ピースウォーカー』における、ゲーム中の音声の例がある[69]。一般ユーザーへの音声合成のサービス提供については、インターネットがガチャピンの声質でしゃべり声を作成できるサービス「V-Talk」を2010年10月18日に開始している[52]

VOCALOID-board

VOCALOID-board(ヴォーカロイドボード)は2010年10月に発表された、パソコン向けのVOCALOIDソフトウェアとほぼ同等の機能を備えた組み込み用のハードウェア。さまざまな電子機器に組み込むことで、パソコン上でのみ機能した従来のソフトウェアよりも利用範囲を広げることを狙っている[72]。VOCALOID MIDIデータにより歌声を合成する「Playbackモード」、あらかじめ歌詞を入力しておき、MIDIキーボードなどのノートメッセージにより歌声を合成する「Realtimeモード」、VOCALOIDーflexと同等に動作する「VoiceSynthモード」の3つのモードを備える[72]。介護・エンターテインメント用ロボットやキャラクター玩具、カラオケ機器、電子楽器などへの応用が想定されている[72]。企業向けで一般ユーザー向けの提供は予定されていない[72]

iVOCALOID

iOS上で動作する製品については、2010年12月13日にヤマハより「VY1」の音声を使用した「iVOCALOID VY1」と「iVOCALOID VY1t」が発売されている[73]

iVOCALOID VY1
iPad向けのアプリケーションで、従来のソフトウェアと同様のピアノロール式のインターフェイスを採用している[16]。従来のVOCALOID製品になかった単体での伴奏の同時再生機能も搭載している[16]。制作した楽曲のデータをメールに送信する機能を備えており、パソコンでの本格的な楽曲制作との連携が可能となっている[16]
iVOCALOID VY1t
iPhoneおよびiPod touch向けのアプリケーションで、ピッチカーブを描く方法による入力を採用し、直感的かつ手軽な音声合成を可能としている[16]

NetVOCALOID

NetVOCALOIDは、サーバ上にVOCALOIDを実装し歌声合成機能をネットワークを介して事業者向けに提供するSaaS型のサービス。ヤマハの社内プロジェクト「Y2プロジェクト」の一環として提供が行われているもので一般ユーザー向けのサービスはヤマハ自体ではなく提供を受けた事業者が行い、入力内容は事業者によってNetVOCALOIDサーバへ送られ歌声の合成が行われる[74]。インターネットにつながっている機器であればVOCALOIDの機能を提供出来、スペックの低いパソコンや携帯電話やゲーム機といった機器からVOCALOIDを利用するサービス[74]、インターネット上のアバターに歌を歌わせる、ロボットへの応用、広告への利用といった展開も可能とされる[75]

携帯電話向けサービス

NetVOCALOIDを活用した携帯電話向けサイトとしてインターネット社の「ケータイがくっぽいど」、クリプトン・フューチャー・メディアの「ミクと歌おう♪」が2009年4月9日に開設され[76]それぞれ携帯電話を通じて「がくっぽいど」、「初音ミク」の歌声を利用できる。また、KDDIの携帯電話ブランド「iida」の期間限定のユーザー参加型キャンペーン「iida calling」のver.2、ver.3、ver.3.1でもNetVOCALOIDによる合成音声が利用されている(パソコンからの利用も可能)[77]。いずれのサービスも携帯電話から歌詞をテキスト入力するとあらかじめ用意された楽曲に合わせた合成音声が生成されて曲が完成し、これを着うたなどに利用できるものとなっている。

ゲームソフトでの利用

ゲームソフト『メタルギアソリッド ピースウォーカー』では、NetVOCALOIDを使用し、プレーヤーが自ら作成した歌を歌わせる機能が搭載されている[68]。NetVOCALOIDのサーバは本ゲーム専用のサーバシステム内に設置され[68]、プレイヤーの編集に合わせて各ゲーム機端末へデータがダウンロードされる。

VocaListener

VocaListener(ボーカリスナー)は産業技術総合研究所で研究されている、歌声を入力に用いてVOCALOIDのパラメーターを設定し合成歌唱を作り出すことのできるシステム。略称は「ぼかりす」。入力された歌唱からパラメーターを推定し、更に合成歌唱と元の歌唱とを比較しながらパラメータの再調整を繰り返すことで歌手ライブラリごとの特性などによらず元の歌唱の歌い回しを真似た合成歌唱を得ることができる。元となる歌唱の音高や歌唱スタイルを調整する機能も備えており、ユーザーの歌唱力が低い場合やユーザが歌唱できない表現にも対応する。なおVocaListenerについては2008年5月28日の第75回音楽情報科学研究会での発表に先立つ同年4月28日に、動画投稿サイトニコニコ動画にてVocaListenerを用いて作成された歌声が公開されその人間が歌っているかのような自然な歌声が話題となった[78]

VocaListenerの利用としては、NetVOCALOIDと同じヤマハのY2プロジェクトの一環として簡易版のVocaListenerの機能をネットワーク経由で提供するサービス「Netぼかりす」の開発が進められており[79]、ビープラッツの「VY1」および「VY2」向けのサービスの提供予定が発表されている[80]

年表

  • 2000年
    • 3月 - ヤマハ、VOCALOIDの開発を開始[5]
  • 2003年
  • 2004年
    • 1月 - ZERO-G、ロサンゼルスで開催されたNAMM ショー(15-18日)にて初めてのVOCALOID製品であるLEON」、「LOLAを発売(日本国内での発売は3月3日)。
    • 7月1日 - ZERO-G、「MIRIAM」を発売(日本国内での発売は7月26日)。
    • 11月5日 - クリプトン・フューチャー・メディア、初の日本語用VOCALOID「MEIKO」を発売。
  • 2005年
    • 6月 - ヤマハ、VOCALOIDのエンジンをVer1.1 へバージョンアップ[81]
  • 2006年
    • 2月17日 - クリプトン・フューチャー・メディア、「KAITO」を発売。
  • 2007年
    • 1月 - ヤマハ、アナハイムで開催されたNAMMショー(18-21日)にてVOCALOID2を発表[82]
    • 6月29日 - PowerFX、VOCALOID2を使用した初めての製品「SWEET ANN」を発売(日本国内での発売は9月21日)。
    • 8月31日 - クリプトン・フューチャー・メディア、初めての日本語用のVOCALOID2製品「初音ミク」を発売。
    • 12月27日 - クリプトン・フューチャー・メディア、「鏡音リン・レン」を発売。
  • 2008年
  • 2009年
    • 1月30日 - クリプトン・フューチャー・メディア、「巡音ルカ」を発売。
    • 4月7日 - ヤマハ、NetVOCALOIDのサービス開始を発表[74]
    • 4月9日 - NetVOCALOIDを利用した携帯電話向けサイトとしてインターネットの「ケータイがくっぽいど」、クリプトン・フューチャー・メディアの「ミクと歌おう♪」開始[76]
    • 6月26日 - インターネット、「Megpoid」 を発売。
    • 7月15日 - ZERO-G、「SONIKA」を発売(日本国内での発売は8月7日)。
    • 9月9日 - KDDIの携帯電話ブランド「iida」のNetVOCALOIDを利用した期間限定のキャンペーン「iida calling 2」開始。
    • 12月4日 - AHS、「氷山キヨテル」、「歌愛ユキ」、「SF-A2 開発コード miki」を発売。
    • 12月22日 - PowerFX、「Big Al」のダウンロード販売を開始(日本国内での発売は2010年3月5日)。
  • 2010年
    • 2月25日 - ヤマハ、VOCALOID-flexの提供開始を発表。
    • 4月29日 - コナミ、NetVOCALOIDとVOCALOID-flexを利用したゲームソフト『メタルギアソリッド・ピースウォーカー』を発売。
    • 4月30日 - クリプトン・フューチャー・メディア、「初音ミク」の拡張データベース「初音ミク・アペンド」を発売。
    • 7月13日 - ZERO-G、「TONIO」を発売(日本国内での発売は8月2日)。
    • 8月25日 - インターネット、「Lily」 を発売。
    • 9月1日 - ビープラッツ、「VY1」を発売。
    • 10月8日 - インターネット、「ガチャッポイド」 を発売。
    • 10月14日 - ヤマハ、VOCALOID-boardを発表。
    • 10月22日 - AHS、「猫村いろは」 を発売。
    • 12月8日 - キューンレコード、「開発コードPIKO「歌手音ピコ」」 を発売。
    • 12月13日 - ヤマハ、iPad向けアプリ「iVOCALOID VY1」、iPhone、iPod touch向けアプリ「iVOCALOID VY1t」を発売。
    • 12月27日 - クリプトン・フューチャー・メディア、「鏡音リン・レン」の拡張データベース「鏡音リン・レン・アペンド」を発売。
  • 2011年
    • 4月25日 - ビープラッツ、「VY2」を発売。

注釈

  1. ^ 図はミュージックシーケンサーなどに使われるピアノロールの例を図示したものであり、VOCALOIDのスコアエディタの画面とは異なる。
  2. ^ 2009年12月に行われた講演によると通常は3段階のピッチで収録、「SF-A2 開発コード miki」については4段階で収録しているという[18]
  3. ^ 最初のデモ版はマイケル・キングというエルヴィス・プレスリーものまねタレントの声を基に作られていた[47]。またパッケージのキャラクターについても当初公開されていたもの[49]から変更されている[47]
  4. ^ 歌声の提供者は当初以来非公開となっていたが、2010年8月12日にニコニコ生放送の公式番組「あそビバーチェ・8月の宴」に比山がゲスト出演した際に番組中で公表された[54]
  5. ^ 2009年11月4日に法政大学学園祭で開催されたイベント「VOCALOID on STAGE@Hosei University」では、司会を務めたラジオパーソナリティ鷲崎健の声を元にした合成音声が公開されている[64]。同イベントの開催前に収録した音源を使いクリプトン・フューチャー・メディア社によって即席で制作されたもので、「鷲音ザキ」と名づけられた[64]
  6. ^ 発表は2010年2月であるがflexで作成された音声はそれ以前に2009年10月のCEATEC JAPAN 2009の産業技術総合研究所開発の女性型ヒューマノイドロボット「HRP-4C未夢(ミーム)」のデモで披露されている[70]
  7. ^ 例えばビブラートの表現のピッチの揺れはVOCALOID2では自動で計算される[22]が、VOCALOID-flexのエディタを使って表現しようとする場合はマウスを使って直接揺れを書くことになる[70]

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関連項目

外部リンク

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