LCAC-1級エア・クッション型揚陸艇
| LCAC | |
|---|---|
アメリカ海軍のLCAC。甲板中央の四角い構造が人員輸送用モジュール |
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| 種類 | 揚陸艇 |
| 原開発国 | |
| 運用史 | |
| 配備期間 | 1986年〜現在 |
| 開発史 | |
| 製造業者 | テキストロン・マリン&ランド エイボンデール |
| 諸元 | |
| 全長 | 26.4m |
| 全幅 | 14.3m |
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| 主兵装 | 機関銃用架台×2基 |
| エンジン | ハネウェルTF-40 ガスタービン×4基 12,280 bhp |
| 搭載容量 | 標準:60トン
速度を落とした場合:75トン (54/68 メートル法によるトンの場合) |
| 行動距離 | いずれも積載時 |
| 速度 | 最大積載時40+ ノット (46+ mph; 74 km/h)、最大速度70+ノット |
LCAC-1級エア・クッション型揚陸艇(エルシーエーシーいちきゅう エア・クッションがた ようりくてい)は、アメリカ海軍や海上自衛隊で使用されているエア・クッション型揚陸艇(上陸用舟艇)。Landing Craft Air Cushionの頭文字からLCAC(エルキャック)と通称されている。海上自衛隊では「エアクッション艇1号型」として配備している。
目次 |
概要 [編集]
1970年代から本格的な開発が開始され、就役は1984年から行われた。水陸両用のホバークラフトであるため、揚陸艦から直接海上に出て水上を航行し、目的の海浜から陸地に上がった後は、そのまま陸上を走行して移動することも可能。兵員や物資を揚陸する場合、従来は上陸用舟艇や揚陸艇を用いて海岸へ輸送していたが、ホバークラフト型ではこれらの舟艇より移動速度が向上し、条件の厳しい海浜にも上陸可能となった。
1970年代初頭にJEFF AとJEFF Bの実物大の試験機が2隻建造された。JEFF Aはカリフォルニア州のエアロジェット・ゼネラル社で建造され4基のダクテッドファンを搭載していた。JEFF Bはルイジアナ州ニューオーリンズのベル・エアロスペース社で建造された。JEFF Bは後部に2基のダクテッドファンを備え、以前にベトナムで試験されたSK-5/SR.N5 から派生したSK-10ホバークラフトに似ていた。これら2隻は技術的な有効性と運用能力を確認し、成果は生産型へ反映された。JEFF Bの設計が選択され現在のLCACの基になっている。[2]
最初の33隻が1982年から1986年の予算で購入され15隻が1989年、12隻が90、91、92年で7隻が93年に購入された。最初のLCACは1984年に海軍に納入され1986年に初期作戦能力を獲得した。1987年に量産が承認された。
2012年より後継としてSSC(Ship-to-Shore Connector)の開発が始まったが、納入は2017年、初期作戦能力(IOC)獲得は2020年の予定の為、延命改修工事を実施して2028年まで運用される予定。
日本向けには1994年(平成6年)4月8日にアメリカ政府から輸出が承認され、ルイジアナ州ニューオーリンズのテキストロン・マリン&ランドシステムズで建造された。93年度予算で1隻目が購入され95年に2隻目、99年に3隻目、5と6隻目が2000年度予算で購入された。
構造 [編集]
艇の中央部は全通式の車両甲板となっており、艇の前後に傾斜路がある。機関は艇の左右に分けて搭載されており、右側前部に操縦席、左側前部には見張所がある。見張所の下層には人員を収容できる船室があり、高速走行による合成風とガスタービンエンジンの排気と騒音、それに高速走行中に艇が巻き上げる激しい波飛沫を避けるため、後述の人員輸送用モジュール(PTM)を搭載しない場合には人員はこの船室内にのみ収容して輸送する。艇の後部には4翅の推進用シュラウド付大型プロペラが装備されている。
約70tの積載能力があり、M1エイブラムスや90式戦車といった主力戦車を1両輸送できる。人員輸送用モジュールを搭載した場合には180名(搭載最大限界は240名)を輸送可能である。
派生型 [編集]
- ソルゲ型エアクッション揚陸艇
- ソルゲ(솔개=鳶)型エアクッション揚陸艇(LSF-2)は、韓進重工が独島級揚陸艦搭載用に開発した揚陸艇である。
配備数と搭載隻数 [編集]
アメリカ海軍(91隻) アメリカ海軍は74隻を運用している。
- タラワ級強襲揚陸艦:1隻
- ワスプ級強襲揚陸艦:3隻
- アンカレッジ級ドック型揚陸艦:2隻
- ホイッドビー・アイランド級ドック型揚陸艦:4隻
- ハーパーズ・フェリー級ドック型揚陸艦:2隻
- オースティン級ドック型輸送揚陸艦:1隻
- クリーブランド級ドック型輸送揚陸艦:1隻
- トレントン級ドック型輸送揚陸艦:1隻
- サン・アントニオ級ドック型輸送揚陸艦:2隻
海上自衛隊(6隻) 海上自衛隊は6隻を取得し、当初はおおすみ型輸送艦各艦の搭載艇扱いとされ、LA-01からLA-06までの艇番号が付されていたが、2004年より自衛艦に種別変更し、LCAC-2101からLCAC-2106までの艇番号とエアクッション艇1号からエアクッション艇6号までの艇名称が付与された。また、新たに第1輸送隊隷下に第1エアクッション艇隊を編成し、状況に応じ母艦搭載を変更できる弾力的な運用が可能になった。平成23年度と24年度予算で2隻分の艦齢延伸のための部品調達予算が、25年度予算で2隻分の艦齢延伸のための改修工事予算が計上された。
- おおすみ型輸送艦:2隻
大韓民国海軍(2隻)
- 独島級揚陸艦:2隻
登場作品 [編集]
- 映画
- 漫画
- ゲーム
- 『大戦略シリーズ』
- 『EXTERMINATION』
- クライマックスの脱出シーケンスに使用し、搭載機関銃でラストバトルを行う。
出典 [編集]
- Saunders, Stephen (RN). Jane's Fighting Ships, 2003-2004. ISBN 0 7106 2546 4.