光山勝治

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光山 勝治(みつやま しょうじ、1942年 - )は日本漫画家、元アニメーター福井県出身。

来歴[編集]

福井市生まれ[1]。学生時代より手塚治虫のアシスタントとして活動し、1961年虫プロダクション(旧社)設立メンバーとなりテレビアニメ鉄腕アトム』や『ビッグX』、アニメーション映画ある街角の物語』で原画や演出を担当した[2]

1966年に有限会社キングプロダクションを設立して独立し、1968年には石川球太の後継で『少年画報』に特撮怪獣王子』のコミカライズを執筆する。1972年にはカナダトロントへ渡って現地でアニメのキャラクターデザイン・原画・美術などを担当した[2]。この前後より貸本漫画劇画作品も発表しており、1990年代以降は主に伝記漫画や宗教漫画を手掛けている。

作品[編集]

  • 怪獣王子(『少年画報』1968年1 - 3月号) - 1967年12月号まで連載した石川球太の後継。
  • 仏典物語(文:光山善雄、大乗刊行会『大乗』1970年1月号 - 1972年12月号) - 挿絵

単行本[編集]

  1. 毒美人
  2. 色道残虐史 ロシア怪僧ラスプーチン
  3. ビーナスの接吻

参考文献[編集]

  • 朝日新聞社福井支局 編『ふくい百年の人脈』(実業之福井社、1968年) NCID BN15483854
  • 藤掛和美『説経節の世界 千秋万ぜいのエレジー』(ぺりかん社、1993年) ISBN 4-8315-0590-0

脚注[編集]

  1. ^ 朝日新聞福井支局(1968)、320ページ
  2. ^ a b 『まんが「日本の神話」』掲載プロフィールより。
  3. ^ 「(女)」の正確な表記は「女」を丸囲み。1・2巻は成人向け
  4. ^ 藤掛(1993)、133ページ