ヴァーユ
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(Vayu)は、梵語ではワーユと発音される。インド神話における風の神。風の意。『リグ・ヴェーダ』ではインドラ神と密接に結びつき、三界(天・空・地)のうち、空界をインドラとともに占める。『リグ・ヴェーダ』にはワーユの他にもワータという風神が登場しているが、ワーユのほうがより擬人化が進み、讃歌の数も多い。又、パヴァナ あるいはプラーナとも呼ばれる。イランにおける風神ウァユ(ワユ)にあたり、語源を等しくすることから、インド・イラン語派に共通の、古い風神に由来すると考えられる。時代とともに宗教的地位は低下したが、『マハーバーラタ』の英雄ビーマや、『ラーマーヤナ』の猿将ハヌマーンはワーユの息子とされ、いずれも風神の化身と呼ぶにふさわしい活躍を見せる。
仏教に取り入れられて風天となった。
又、ワーユはインド哲学の五大要素(パンチャマハーブータ)の一つである。その意味は「風」、「空気」あるいは「気」である。