ラグビー・ワールドカップ

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ラグビー・ワールドカップ
分類 ラグビー
開始年 1987年
主催 IRB
参加チーム 20ヶ国(本大会)
前回優勝チーム 南アフリカ共和国の旗(2007年)
公式サイト 大会公式サイト(英語)

ラグビー・ワールドカップは、ラグビー(ユニオン)のナショナルチームの世界一を決定する大会で、1987年以降、4年に一度、開催されている。優勝トロフィーは「ウェブ・エリス・カップ」。国際ラグビー評議会IRB)主催。

大会規模は開催ごとに大きくなっており、2007年の大会収益は216億円を超え、今やスポーツイベントとしてはFIFAワールドカップ夏季オリンピックに次ぐ世界で3番目に大きな大会となっている[1] 大会テーマソングはWorld in Union

目次

[編集] 概説

1987年にニュージーランド・オーストラリアによる共催で第1回大会が行われた。当初は両国協会の主催による大会であり、予選等は無く、16カ国の招待大会として行われた。その後の大会は、国際ラグビー評議会IRB)に主催者が変更され、第2回大会以降は予選大会と本大会による形式に変更となった。本大会は4年毎に行われる(夏季五輪の前年・FIFAワールドカップの翌年に開催)。また、1995年大会までは、北半球、南半球それぞれの国内シーズン(北半球10-11月、南半球5-6月)を中心に開催されていたが、1999年大会以降は南北いずれの半球でも、9月から11月を中心とした日程になっている。

日本は第1回大会から毎回出場しており、毎回本大会へも出場している。1991年の第2回大会でジンバブエに1勝するも、第6回大会までの戦績は1勝1分18敗と大きく負け越しており、決勝トーナメントに残ったことはない。なかでも1995年の第3回大会でニュージーランドに17-145で負けたのは、大会の1試合最多失点記録となっている。第1回大会から南半球の国々の優勝が続いていたが、2003年の第5回大会で初めて北半球のイングランドが優勝した。

[編集] 日本の開催招致活動

日本2011年の第7回大会の開催国に立候補していたが、投票の結果、ニュージーランドに敗れた。日本ラグビー協会は、2015年2019年の開催国に再度立候補している(詳細はラグビーワールドカップ日本招致活動の項を参照)。

[編集] 大会の方式

第1回大会(1987年)から第3回大会(1995年)までは16か国で、第4回大会(1999年)から20か国に増加している。出場国増加による試合レベルの低下を理由に出場枠の減少の動きもあったが、第7回大会(2011年)も維持されることが決定している。

[編集] 予選大会

  • 第7回大会(2011年)では、前回大会ベスト12(予選プール上位3位)が免除されることになっている。
  • 第1回大会では、招待国による開催のため予選が行われなかった。第2回大会以降は、開催国及び前回大会の上位国が予選免除されている。第2・3・5・6回大会(1991年・1995年・2003年・2007年)では前回大会8強、第4回大会(1999年)は前回大会4強が予選免除された。
  • 第7回大会(2011年)大会の予選枠は、ヨーロッパ2、アメリカ2、アフリカ1、オセアニア1、アジア1、最終プレーオフ1が決定している。
  • 第2回大会(1995年)での予選出場国は33カ国であったが、第6回大会(2007年)では94ヶ国となっており大会毎に出場国が増加している。

[編集] 本大会

予選プールと決勝トーナメントから構成される。

予選プールは、出場チームをいくつかのプールに振り分け、プール内の各チームと1試合ずつ対戦する。試合の結果ごとに「勝ち点」(マッチポイント)が与えられる。第5回大会(2003年)以降は、出場20ヶ国が5ヶ国ごとの4組に分かれて、予選プールを戦い、勝利が4点、引き分けが2点、敗戦が0点であり、ボーナスポイントとして、4トライ以上で1点、7点差以内での敗戦で1点が与えられ、合計ポイントの上位2チームが決勝トーナメントに進出する方式となっている。

決勝トーナメントは、8チームによるノックアウト方式で実施され、規定の時間内で決着がつかなかったときは延長戦が行われる。

[編集] 過去の方式

  • 第1回(1987年)から第3回(1995年) - 16か国が出場。まず4か国ずつ4つの組(プール)に分かれて1回戦総当たりで戦い、各組の上位2か国が準々決勝へ進出。
  • 第4回(1999年) - この大会から出場枠が20か国に拡大。4か国ずつ5組でプール戦を行う。マッチポイントは、勝利3、引き分け2、敗戦1。各組1位の5か国はそのまま決勝トーナメントへ進出。各組2位の5か国と、3位になったうち最も成績の良かった1か国、計6か国の間でプレーオフを行い、勝った3か国が決勝トーナメントへ進出する方式であった。

[編集] 各大会の概要

開催年 開催国 決勝戦 3位決定戦
優勝 スコア 2位 3位 スコア 4位
1 1987年
詳細
ニュージーランドの旗&オーストラリアの旗
ニュージーランド(主)
&オーストラリア(副)
ニュージーランドの旗
ニュージーランド
29 - 9 フランスの旗
フランス
ウェールズの旗
ウェールズ
22 - 21 オーストラリアの旗
オーストラリア
2 1991年
詳細
イングランドの旗
イングランド[2]
オーストラリアの旗
オーストラリア
12 - 6 イングランドの旗
イングランド
ニュージーランドの旗
ニュージーランド
13 - 6 スコットランドの旗
スコットランド
3 1995年
詳細
南アフリカ共和国の旗
南アフリカ
南アフリカ共和国の旗
南アフリカ
15 - 12
(延長)
ニュージーランドの旗
ニュージーランド
フランスの旗
フランス
19 - 9 イングランドの旗
イングランド
4 1999年
詳細
ウェールズの旗
ウェールズ[3]
オーストラリアの旗
オーストラリア
35 - 12 フランスの旗
フランス
南アフリカ共和国の旗
南アフリカ
22 - 18 ニュージーランドの旗
ニュージーランド
5 2003年
詳細
オーストラリアの旗
オーストラリア
イングランドの旗
イングランド
20 - 17
(延長)
オーストラリアの旗
オーストラリア
ニュージーランドの旗
ニュージーランド
40 - 13 フランスの旗
フランス
6 2007年
詳細
フランスの旗
フランス[4]
南アフリカ共和国の旗
南アフリカ
15 - 6 イングランドの旗
イングランド
アルゼンチンの旗
アルゼンチン
34 - 10 フランスの旗
フランス
7 2011年
詳細
ニュージーランドの旗
ニュージーランド
8 2015年
詳細
未定
9 2019年
詳細
未定

[編集] 決勝会場

[編集] 個人成績

[編集] 大会別トライ王

大会 トライ王 成績
1987 クレイグ・グリーン ニュージーランド
ジョン・カーワン ニュージーランド
7トライ
1991 デイヴィッド・キャンピージ オーストラリア
ジャンバティスト・ラフォン フランス
6トライ
1995 マーク・エリス ニュージーランド
ジョナ・ロムー ニュージーランド
7トライ
1999 ジョナ・ロムー ニュージーランド 8トライ
2003 ダグ・ハウレット ニュージーランド
ミルズ・ムリアイナ 南アフリカ共和国
7トライ
2007 ブライアン・ハバナ 南アフリカ共和国 8トライ

[編集] 大会別得点王

大会 得点王 成績
1987 グラント・フォックス ニュージーランド 126点
1991 ラルフ・キーズ アイルランド 68点
1995 ティエリ・ラクロワ フランス 112点
1999 ゴンサロ・ケサダ アルゼンチン 102点
2003 ジョニー・ウィルキンソンイングランドの旗 イングランド 113点
2007 パーシー・モンゴメリー 南アフリカ共和国 105点

[編集] 大会通算最多記録

記録は2007年大会終了時点

[編集] 出場国成績

出場回数 優勝 2位 3位 4位 1987 1991 1995 1999 2003 2007 2011
オーストラリアの旗 オーストラリア 6 2 1 0 1 4位 優勝 8強 優勝 2位 8強
南アフリカ共和国の旗 南アフリカ[5] 4 2 0 1 0 優勝 3位 8強 優勝  
ニュージーランドの旗 ニュージーランド 6 1 1 2 1 優勝 3位 2位 4位 3位 8強
イングランドの旗 イングランド 6 1 2 0 1 8強 2位 4位 8強 優勝  2位
フランスの旗 フランス 6 0 2 1 2 2位 8強 3位 2位 4位  4位
アルゼンチンの旗 アルゼンチン 6 0 0 1 0 P P P 8強 P 3位
ウェールズの旗 ウェールズ 6 0 0 1 0 3位 P P 8強 8強 P
スコットランドの旗 スコットランド 6 0 0 0 1 8強 4位 8強 8強 8強 8強
アイルランドの旗 アイルランド 6 0 0 0 0 8強 8強 8強 PO 8強 P
フィジーの旗 フィジー 5 0 0 0 0 8強 P PO P 8強
サモアの旗 サモア 5 0 0 0 0 8強 8強 PO P P
カナダの旗 カナダ 6 0 0 0 0 P 8強 P P P P
イタリアの旗 イタリア 6 0 0 0 0 P P P P P P
日本の旗 日本 6 0 0 0 0 P P P P P P
ルーマニアの旗 ルーマニア 6 0 0 0 0 P P P P P P
トンガの旗 トンガ 5 0 0 0 0 P P P P P
アメリカ合衆国の旗 アメリカ 5 0 0 0 0 P P P P P
ナミビアの旗 ナミビア 3 0 0 0 0 P P P
グルジアの旗 グルジア 2 0 0 0 0 P P
ウルグアイの旗 ウルグアイ 2 0 0 0 0 P P
ジンバブエの旗 ジンバブエ 2 0 0 0 0 P P
ポルトガルの旗 ポルトガル 1 0 0 0 0 P
スペインの旗 スペイン 1 0 0 0 0 P
コートジボワールの旗 コートジボワール 1 0 0 0 0 P
※PO:プレーオフ敗退、P:予選プール敗退、―:本大会出場せず

[編集] 日本における放送体制

1995年まではNHKで日本戦全試合や決勝戦などが生中継された。

1999年はNHKで日本戦全試合と決勝戦などが録画中継され、CS,ケーブルテレビではJ SPORTS(1999年はSky sports 2)が全試合生中継を行った(J SPORTSは以後の大会も継続して全試合生中継)。

2003年はテレビ東京で「開局40周年記念」と題し日本戦及び決勝トーナメントが、他の同系列局では日本代表戦と決勝戦のみが編集の上録画中継された。尚、テレビ東京以外の系列でも「開局40周年記念」、「ラグビーワールドカップ完全中継」と銘打って告知CMが放送されたため、関東地方以外の視聴者から決勝トーナメントの放送がされないことが直前まで説明されなかったため多くの批判を受けた。

2007年は日本テレビが放映権を獲得した。ワールドカップ開幕直前として日本代表の特集、予選プールである日本戦4試合と決勝トーナメント3試合が現地から10分遅れの形で録画中継がなされた。しかし、日本対カナダ戦では試合終了直前のプレーに対するビデオ判定に時間がかかり、後半ロスタイムが長引いたことで放送時間が収まらない可能性があると日本テレビが判断し、急遽、録画中継から生放送に切り替えが行われた。結果として、放送終了前のスポットで同点の望みがつながる日本代表のトライが放送されたが、5-12で劣勢だった日本代表の同点の可能性を残すトライを決めた瞬間が放送上カットされたことになり、同点となるコンバージョンからの中継となって視聴者から多くの批判を受けた。放送後、日本テレビはこの件についてHP上で謝罪している。

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

  1. ^ "Rugby Football History". rugbyfootballhistory.com. 2008年8月27日 閲覧。
  2. ^ フランス、ウェールズ、スコットランド、アイルランドでも一部試合が行われた。
  3. ^ イングランド、スコットランド、フランス、アイルランドでも試合が行われた。
  4. ^ ウェールズ、スコットランド でも試合が行われた。
  5. ^ 第1回大会及び第2回大会はアパルトヘイト政策により、ラグビー強豪国でありながら、出場できなかった。

[編集] 外部リンク


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