アストラ (自動車)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アストラ (Astra) は、ゼネラルモーターズ(通称GM)が生産・販売するコンパクトカーである。
目次 |
[編集] 概要
アストラは、元々はイギリスのGM傘下のヴォクソールブランドの1車種に対して使われていた名称であり、ドイツのオペルでは、ヴォクソール・アストラと同じプラットフォームから作られたものを最初オペル・カデット(Kadett)という名称で販売していた。
1991年にGMのコーポレートアイディンティティ(CI)政策により、世界的に車名がアストラに統一された。そのとき、カデットF=アストラFとなり、その流れで現在でもアストラF、アストラG、アストラHと呼ばれている。なおイギリスでは逆にカデットの流れとして、アストラF=アストラMk-II/III(シャーシが変更になる大規模なマイナーチェンジを区別する為1上げされた)、アストラG=アストラMk-IV、アストラH=アストラMk-Vと呼んでるユーザも見られる。 「アストラ」とはラテン語で「星、新星」を意味する。
2009年現在GMグループ内の下記のブランドで販売されているオペル(欧州・中国・台湾)、ヴォクソール(イギリス)、ホールデン(オセアニア)、サターン(北米)、シボレー(南米)
[編集] Astra-F
1991年にドイツ・リュッセルスハイム本社工場(サルーン、ワゴン)、ボーフム(ワゴン)、ベルギー・アントウェルペン(ハッチ)で製造が開始された。 1994年にイタリア・トリノのベルトーネの工場でカブリオレの製造が開始された。南アフリカのデルタモーターズがライセンス製造、これにより世界80個所で270万台を販売し、GMグループで最高の販売台数になるとともに、カローラに次いで世界第2位の販売台数を誇る車種となり、1997年には西ヨーロッパにおける販売台数で第1位を記録した。
競合であるフォルクスワーゲン・ゴルフにはワゴンモデルが存在しなかったため、1994年からの欧州、日本のワゴンブームにのり、ワゴン車でもドイツでは第1位を記録した。この影響により、その後、フォルクスワーゲンはゴルフにワゴンモデルを投入するに至っている。
Astra-Gが登場してからも、一部地域ではアストラ・クラシックとしてサルーンモデルを生産していた。
[編集] 日本仕様
3または5ドアハッチバック、4ドアサルーン、5ドアワゴン、2ドアカブリオレのガソリンエンジンのモデルが輸入された。
1993年から1996年モデルまでは、全ボディともにC20NEと呼ばれる2.0LのSOHCエンジンに4ATを組み合わせたものが基本となった。
1997年モデルより全車エコテック (ECOTEC) と呼ばれるDOHCエンジンを搭載した(SPORTグレードのみ前年からの搭載)。ECOTEC搭載車はリヤエンブレムに"16V"とあるのが、外装からの判別ポイントになる。それまではスポーツモデルを除き、グレードによるエンジンの違いは無かったが、この年よりGL系は1.6L、CDX/ワゴンクラブ/カブリオは1.8L、SPORT系は2.0Lとなった。1998年モデルは限定車のワゴンクラブスペシャルのみで、これを最後にAstra-Gにバトンタッチした。
なお外装が大きく変わったのは1995年モデルからである。フロントグリルや灯火類、サイドモール、エンブレムが全車変更され、ワゴン以外の車種にリヤガーニッシュ追加、ハッチバックはリヤスポイラーとリヤバンパー形状がそれぞれ変更された。
1994年モデルまでは、瞬間燃費などが表示されるマルチインフォメーションディスプレイ(MID)が装備(GL/ワゴンGLS/カブリオ除く)されたが1995年以降は時計やオーディオ情報のみ表示のトリプルインフォメーションディスプレイ(TID)に全車変更された。
運転席エアバッグは1994年モデルから、助手席エアバッグは1995年モデルより全車種に標準装備された。なおABSは初年度(1993年)より全車標準装備である。カブリオとコンフォートエディション(1997年の限定車)を除き、後席の窓は手動だった。
- ハッチバックGLには5MT(2.0Lワイドレシオ、1,6Lクロスレシオ)の設定あり。1994年モデルの5ドアのみ左/右ハンドルが選べたが、それ以外は右ハンドル。
- 3ドアGsi-16V(1993-1994)と5ドアSPORT(1995)には、C20XEと呼ばれるF3ベースのコスワース製(1994年以降はコスキャスト製)2.0LDOHCエンジンに5MT(クロスレシオ)が搭載された。なおGsi-16VとSPORTではギヤ比が変更されている。これらは左ハンドルのみの設定だった。
- SPORTグレードは、年式(モデルイヤー)によって全く違う内容になっている。
[編集] Astra-G
1997年に発表。1998年に発売開始。アルミニウム製のサブフレーム、シボレー・コルベットが採用した高水圧高張力ボディにより、ボディ剛性が2倍に引き上げられた。その他、クリアスルーテールランプを装備したほか、アクティブヘッドレスト(同じGMグループのサーブ・オートモービルが開発)、ブレーキペダル脱落装置(特許取得)など、安全面の強化が図られた。
2001年以降のスポーツモデルに搭載される、サターン製の2.2LDOHCエンジンはGMグループでもっとも成功したエンジンといわれ、スピードスターやトラヴィックなどにも搭載されている。
[編集] 日本仕様
5ドアハッチバック、4ドアサルーン、5ドアワゴン、2ドアクーペ、2ドアカブリオレのガソリンエンジンモデルが輸入された。全車ニュートラルコントロール付き4ATのみだった。
大きく分けて、1998-2000年モデルのXエンジン搭載車と2001-2003年モデルのZエンジン搭載車に分けることができる。
- グレード(ハッチ、ワゴン)
- LS
- CD
- SPORT
サルーンはCDのみ、クーペとカブリオはベルトーネエディションというサブネームが付くモノグレード。後期のLS(Z16エンジン)とCD(Z18エンジン)のみレギュラーガソリン仕様である。
[編集] Astra-H
| オペル・アストラH | |
|---|---|
| メーカー | {{{メーカー}}} |
| 親会社 | {{{親会社}}} |
| 製造国 | ベルギー・アントウェルペン工場 |
| 製造期間 | 2004-2006 |
| 設計統括 | {{{設計統括}}} |
| デザイナー | フリードヘルム・エングラー |
| 乗車定員 | 5名 |
| ボディタイプ | 5ドアハッチバック/ワゴン |
| ハイブリッド | {{{ハイブリッドシステム}}} |
| エンジン | Z18XE DOHC(Z18),Z20 LER DOHC-II(Z20),4EH2-TC |
| モーター | |
| 最高出力/トルク | {{{最高出力/トルク}}} |
| 最高出力 | 92kW/5600rpm(Z18),147kW/5400rpm(Z20) |
| 最大トルク | 170Nm/3800rpm(Z18),262Nm/4200rpm(Z20) |
| 変速機 | AF17-4[4AT](Z18),M32-6[6MT](Z20) |
| 駆動方式 | FF |
| サスペンション | 前: マクファーソンストラット / 後: トーションビームトレーリングアーム |
| 全長x全幅x全高 | 4255x1760x1470mm 4520x1760x1475mm(ワゴン) |
| 全長 | {{{全長}}} |
| 全幅 | {{{全幅}}} |
| 全高 | {{{全高}}} |
| 最低地上高 | 170mm (Z18),150mm (Z20) |
| ホイールベース | 2614mm 2705mm(ワゴン) |
| 車両重量 | 1270kg (Z18),1320kg (Z20) 1320kg (Z18),1390kg (Z20)(ワゴン) |
| 乾燥重量 | {{{乾燥重量}}} |
| 総重量 | {{{総重量}}} |
| 最大積載量 | 345L(フルフラット時) |
| 燃料タンク容量 | 52L |
| 燃費 | [10/15モード]12.0km/L(Z18) / 12.4km/L(Z20) |
| {{{自由項目1(項目名)}}} | {{{自由項目1(内容)}}} |
| {{{自由項目2(項目名)}}} | {{{自由項目2(内容)}}} |
| 別名 | {{{別名}}} |
| 先代 | ASTRA-G |
| 後継 | {{{後継}}} |
| 姉妹車/OEM | {{{姉妹車}}} |
| 車台共有車 | {{{同車台}}} |
| 同クラスの車 | {{{同クラス}}} |
| -自動車のスペック表- | |
- 2003年 - フルモデルチェンジ発表。
- 2004年 - 販売開始。世界で40万台を売る。
- 2005年 - 世界で51万台が登録された。ADAC誌読者による「カーオブザイヤー2005」を獲得。
- 2006年 - 発売2年で100万台を達成した。
- 2008年 - この年からは北米でもサターンブランドで販売が開始された。
ASTRA-G同様に各国で販売され、ボディタイプは投入順にハッチバック、ワゴン、クーペ(GTC)、カブリオ(TwinTop)、セダン。1.7リッターのディーゼルエンジンはいすゞから供給されている。
[編集] 日本仕様
[編集] ハッチバック、ワゴン
- CD:右ハンドル、Z18エンジン(2005年、2006年)
- SPORT:右ハンドル、Z18エンジン(2005年、2006年)
- TURBO:右ハンドル、Z20エンジン(2005年、2006年はハッチバックのみ)
[編集] パッケージモデル(純正アクセサリーを装着)
- OPCエアロ: SPORT又はTURBOにエアロを装着(2005年,2006年)
- CDスタイル: CDに16インチアルミ、カバー(ドアミラー、ドアハンドル)、ボディ同色モールを装着(2006年)
- SPORTナビ: SPORTにHDDナビ、ステップシールドを装着(2006年)
[編集] 関連項目
- オペル
- ヴォクソール
- オペル・ザフィーラ -アストラベースのミニバン
- ホールデン (自動車)
- サターン (自動車)

