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== あらすじ == |
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群島国家「クレモナ」では、凶悪犯罪者ばかりが殺される事件が発生しており、犯人は現場に「B」を刻むことから、「Killer B」という通称がつけられていた。天才捜査官として知られるキース・フリックは王立警察特殊犯罪捜査課へと戻り、「Killer B」の謎を追う。一方、キースの同僚である星名リリィの実家のバイオリン工房には、黒羽という少年が職人見習いとして出入りしていた。異形の姿へと変ずる力を持つ黒羽は、ある人物を探すべく夜の街を駆け回っていた。テロ組織「マーケットメイカー」のリーダーである皆月は、ある憎しみをもって黒羽を追っていた。 |
群島国家「クレモナ」では、凶悪犯罪者ばかりが殺される事件が発生しており、犯人は現場に「B」を刻むことから、「Killer B」という通称がつけられていた。天才捜査官として知られるキース・フリックは王立警察特殊犯罪捜査課(通称「RIS」)へと戻り、「Killer B」の謎を追う。一方、キースの同僚である星名リリィの実家のバイオリン工房には、黒羽という少年が職人見習いとして出入りしていた。異形の姿へと変ずる力を持つ黒羽は、ある人物を探すべく夜の街を駆け回っていた。テロ組織「マーケットメイカー」のリーダーである皆月は、ある憎しみをもって黒羽を追っていた。 |
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== 登場人物 == |
== 登場人物 == |
2018年3月5日 (月) 10:16時点における版
B: The Beginning | |
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ジャンル | クライムアクション |
アニメ | |
原作 | 中澤一登、Production I.G |
監督 | 中澤一登、山川吉樹 |
シリーズ構成 | 石田勝也 |
キャラクターデザイン | 中澤一登 |
メカニックデザイン | 常木志伸 |
音楽 | 池頼広 |
アニメーション制作 | Production I.G |
配信サイト | Netflix |
配信期間 | 2018年3月2日 - |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
プロデューサー | 黒木類 |
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総作画監督 | 中澤一登 |
美術デザイン | 伊井蔵 |
プロップデザイン | 津坂美織、冨田収子 |
色彩設計 | 境成美 |
美術監督 | 田中孝典 |
3DCGディレクター | 磯部兼士 |
撮影監督 | 荒井栄児 |
編集 | 植松淳一 |
音響監督 | 長崎行男 |
『B: The Beginning』(ビー ザ ビギニング)は、2018年3月2日からNetflixで配信予定の日本のアニメ作品である。
あらすじ
群島国家「クレモナ」では、凶悪犯罪者ばかりが殺される事件が発生しており、犯人は現場に「B」を刻むことから、「Killer B」という通称がつけられていた。天才捜査官として知られるキース・フリックは王立警察特殊犯罪捜査課(通称「RIS」)へと戻り、「Killer B」の謎を追う。一方、キースの同僚である星名リリィの実家のバイオリン工房には、黒羽という少年が職人見習いとして出入りしていた。異形の姿へと変ずる力を持つ黒羽は、ある人物を探すべく夜の街を駆け回っていた。テロ組織「マーケットメイカー」のリーダーである皆月は、ある憎しみをもって黒羽を追っていた。
登場人物
- キース・風間・フリック
- 声 - 平田広明[2][3]
- 本作の主人公。「Killer B」事件を機に、特殊犯罪捜査課に復帰してきた捜査官。天才的な頭脳を持つ反面、運動は苦手。リリィを苦手としており、ことあるごとに彼女を避ける。
- 黒羽
- 声 - 梶裕貴[2][3]
- リリィの父が営むバイオリン工房に職人見習いとして出入りする少年。異形の者に変化する力を持つ。
- 星名リリィ
- 声 - 瀬戸麻沙美[3]
- 特殊犯罪捜査課に所属する新人捜査官。無神経だが、他者にはない発想としぶとさを持つ。
- エリック・トガ
- 声 - 東地宏樹[3]
- 特殊犯罪捜査課の現場指揮官で、キースの弟子。
- ボリス・マイヤー
- 声 - 稲葉実[3]
- 特殊犯罪捜査課の捜査官で、引退が近い。キースとは旧知の仲であり、彼が一線を退くきっかけとなった事件について知っている。また、他の捜査官たちの相談相手でもある。
- 吉永カエラ
- 声 - 小清水亜美[3]
- 特殊犯罪捜査課の捜査官。後方支援を主としており、エリックと行動することが多い。臆することなく発言するため、相手を困らせてしまうことがある。
- マリオ・ルイス・ズリータ
- 声 - 田中進太郎[3]
- 特殊犯罪捜査課の捜査官。体力に自信がある。
- ジャン・アンリ・リシャール
- 声 - 後藤敦[3]
- 特殊犯罪捜査課の捜査官で、キースとは旧知の仲である。
- ブライアン・ブランドン
- 声 - 豊永利行[3]
- 特殊犯罪捜査課の若手捜査官。カエラに片思いをしている。
- ギルバート・ロス
- 声 - 森川智之[3]
- 王立法医学研究所のスタッフで、キースとは学生時代からの知り合い。
マーケットメイカー
「狂気をプロデュースする」をモットーにするテロ組織。
- 皆月
- 声 - 石川界人[2][3]
- マーケットメイカーのリーダーで、黒羽に憎しみを抱く。
- ライカ
- 声 - 喜多田悠[3]
- 皆月の部下。
- クエン
- 声 - 粟根まこと[3]
- 皆月の部下。組織の中で、最初に黒羽と接触した。
- カムイ
- 声 - 中井和哉[3]
- 皆月の部下。目立ちたがり屋で、殺人の際も派手に行う。
- ユナ
- 声 - 佐藤聡美[3]
- 皆月の部下である無口な少女。皆月同様黒羽に憎しみを抱いている。
- イザナミ
- 声 - 斎賀みつき[2][3]
- 皆月の部下。遊ぶように黒羽を追い詰める。
- タケル&ククリ
- 声 - 亀田望美(タケル)[3]
- 皆月の部下である双子の兄弟。
制作
企画・スタッフィング
本作において、中澤一登は、原作、監督、キャラクターデザイン、総作画監督を務めた[4]。 このうち、監督は山川吉樹との共同監督という形をとっており、中澤は山川を起用した理由について「仕事量を考えた結果、保険ではないがいざというときにケアできる体制をとりたかったことと、世に出す前に誰かに確認してもらいたいと思い、自分とは全く異なるタイプの人に見てもらった方がよいと判断した」と、ねとらぼとのインタビューの中で述べている[4]。
本作のストーリーは、あるテレビ番組において、フェラーリの修理工が「なぜフェラーリは複雑な作りなのか」という質問に対して「複雑に作れるからだ」と答えたことに着想を得たものである[5]。 中澤は「本作の根底は単純だが、それに複雑な着物を着せたら面白いかなと思った」とねとらぼとのインタビューの中で述べており、人間関係がこねくり回されるアニメを見たことがなかったことも本作を作るきっかけだったとも述べている[5]。
本作のモチーフを「黒」にした理由について、中澤一登は「様々な色が混ざると黒になる感覚が面白いと感じた」と複数のメディアの取材に対して述べている[1][4]。
美術
本作の舞台となる群島国家「クレモナ」は、イタリアのクレモナやキューバの市街地などがモデルとなっている[1][5]。 王立警察の建物は新旧の建物が混在する地域にあるという設定から、様々な建築様式が融合したような外観となった[1]。 また、王立警察特殊犯罪捜査課の部屋のうち、広さと照明はProduction I.Gの制作現場が、内装は三菱一号館内のカフェ「Café 1894」がモデルとなっている[1]。 リリィの実家であるバイオリン工房は、昼間は自然光と床からの光の反射によって暖かな雰囲気が出された一方、夕方から夜間の場面では、仕事をするには暗すぎるほど照明が抑えらえた[1]。
演出
映像外部リンク | |
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中澤一登監督とProduction I.Gが夢のタッグ!『B: The Beginning』本予告編 |
監督である中澤の方針により、本作は話が進むにつれて全貌が明らかになる仕掛けが施されているため、第1話から第3話におけるサイコスリラーの要素は世界観にとどめられている[2]。 皆月役の石川界人はワールドプレミア試写会の中で、場面同士のつながりを確認できるため前回の話を確認するのが楽しいと述べている[2]。 中澤はネットフリックスが配信する他の作品に過激な描写が含まれていたことを知っていたうえ、シナリオ上で残酷な描写が発生した場合の回避方法も用意していたため、ネットフリックスに対しては「ダメな場面があったら直すので教えてほしい」との気持ちでネットフリックスとの打ち合わせにあたっていた[5]。 その一方、中澤はネットフリックスにおいてポケモンチェック(光感受性発作対策チェック)がないことを知った際、「『光の点滅が使えると電のかっこよさが増す』と考え、飛び上がるほどうれしかった」と、ねとらぼとのインタビューの中で述べている[5]。
キャラクター設定
キャラクターのうち、黒羽はダークヒーローのイメージから孤独・虚無という単語に発展する形で作られた。「黒羽」という名前は「虚空」と読みを同じくできることから、黒羽には翼をはやす能力が設定された[3]。キースは黒羽の対になるキャラクターとして作られており、人物像は数学者ポール・ディラックをモデルとしている[2][3]。
公開
ネットフリックスでの配信に先駆け、2018年2月21日に本作のワールドプレミア試写会が実施され、第1話から第3話が上映された[2]。
主題歌
- 「The Perfect World」
- 歌 - マーティ・フリードマン feat. Jean-Ken Johnny, KenKen
評価
IGNの葛西祝はプレミア試写会で上映された第1話から第3話のうち、戦闘シーンにについて特に印象的だったと評価した。
脚注
- ^ a b c d e f “「B: The Beginning」キャラ設定&美術設定公開、中澤一登らのコメントも”. ナタリー (2018年2月19日). 2018年2月25日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “連続殺人事件をテーマにしたProduction I.Gの新作アニメ「B: The Beginning」プレビュー”. IGN (2018年2月23日). 2018年2月25日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s “平田広明さん、梶裕貴さん、瀬戸麻沙美さん、石川界人さんが登壇した『B: The Beginning』トークイベントをレポート!”. アニメイトタイムズ (2018年2月22日). 2018年2月25日閲覧。
- ^ a b c 西尾泰三 (2018年3月3日). ““独りぼっちの絵描き”が生み出した逸物 中澤一登、「B: The Beginning」を語る (1/2)”. ねとらぼ. ITメディア. 2018年3月3日閲覧。
- ^ a b c d e 西尾泰三 (2018年3月3日). ““独りぼっちの絵描き”が生み出した逸物 中澤一登、「B: The Beginning」を語る (2/2)”. ねとらぼ. ITメディア. 2018年3月3日閲覧。
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- B:The Beginning (@b_the_beginning) - X(旧Twitter)