オホーツクとっかりセンター
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オホーツクとっかりセンター | |
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施設情報 | |
愛称 | ゴマちゃんランド |
専門分野 | 海獣専門保護 |
事業主体 | 北海道紋別市 |
開館 | 1987年 |
所在地 | 北海道紋別市海洋公園2番地 |
位置 | 北緯44度20分0.9秒 東経143度22分24.7秒 / 北緯44.333583度 東経143.373528度座標: 北緯44度20分0.9秒 東経143度22分24.7秒 / 北緯44.333583度 東経143.373528度 |
オホーツクとっかりセンターは北海道紋別市海洋公園2番地にある日本で唯一の海獣専門保護施設。
概要
[編集]名前の「とっかり」は「アザラシ」を意味するアイヌ語「トゥカラ(tukar)」に由来する北海道方言。愛称はゴマちゃんランド。 2022年現在、指定管理者であるオホーツク・ガリンコタワー株式会社が運営している。
施設の運営費については入場料のほかクラウドファンディング[1]の活用、ふるさと納税も充当されている[2]。
飼育生物
[編集]ゴマフアザラシを中心にアザラシのみを飼育している。
- オホーツクとっかりセンター(以下「とっかりセンター」)で最も多く飼育されているアザラシ。飼育されている個体の他に、怪我をした個体や魚網に絡まって保護された個体が収容される。これらの個体は野生に戻るために治療と訓練を施されたのち、ガリンコ号に乗せて紋別沖の海に返される。
施設
[編集]「アザラシランド」「アザラシシーパラダイス」の2施設で構成される形である。
アザラシランド(アザラシの観察・保護施設)
[編集]- プール
- 水深3mの屋外プール4つと10個の屋内プールからなる。
- 屋外プール(以下のプールは飼育しているアザラシの状態や保護しているアザラシの数により流動的に使われる場合もある)
- リハビリプール…海に帰る予定のアザラシがいる場合、生きた魚を自力でとったり、潜る練習をする。
- 治療プール…軽いケガや病気を治療中のアザラシが入る。
- 観察プール…プールには3か所の大きな窓がついていて、泳ぐアザラシの姿を見ることができる。
- 出産プール…育児のための岩が3か所が設置されている。妊娠したアザラシがいない場合は通常のアザラシが入れられる。
- 10個の屋内プール
- アザラシペン…病気のアザラシや保護されたアザラシが収容される。
- 屋外プール(以下のプールは飼育しているアザラシの状態や保護しているアザラシの数により流動的に使われる場合もある)
- ふれあい広場
- 給餌や調教を行う場所。とっかりセンターはショーのための調教ではなく、健康管理に必要な訓練(口の状態を見るために口を開けるといったような)を行っている。
- 冷凍庫
- アザラシの餌である1.5トンくらい(約2週間分)の魚が冷凍されている。とっかりセンターでは主にホッケを与えているが、アザラシの体調や魚の旬に合わせて与える魚も変化する。
- 休憩室
- パンフレット・子供達が書いた絵・保護の様子等の展示物がある。とっかりセンターは屋外展示が中心だが、休憩室は冬季になると暖房が入る。
- 入館料
- 大人200円、小人(高校生以下)100円
- 営業時間
- 10:00 - 16:00(年中無休)
アザラシシーパラダイス(アザラシとのふれあい体験施設)
[編集]2023年現在、「アグ」(オス、36才)、「日和」(メス、10才)、「キョロ」(メス、11才)の3頭を飼育。いずれもゴマフアザラシ。
簡単な芸を見ることができるほか、給餌体験もできる。
- 入館料
- 大人500円、小人(高校生以下)300円
- 営業時間
- 10:00 - 16:00(年中無休)
歴史
[編集]脚注
[編集]- ^ “【寄附控除あり】日本で唯一のアザラシ保護施設「とっかりセンター」を応援しよう!”. 紋別市 (2019年). 2022年8月8日閲覧。
- ^ “ふるさと納税、北海道が突出…巣ごもりで「お取り寄せ」感が人気”. 読売新聞 (2022年8月8日). 2022年8月8日閲覧。