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O・R・タンボ国際空港

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
O・R・タンボ国際空港
O.R. Tambo International Airport
Ekurhuleni_Aerotropolis
IATA: JNB - ICAO: FAOR
概要
国・地域 南アフリカ共和国の旗 南アフリカ共和国
所在地 ハウテン州エクルレニ都市圏
母都市 ヨハネスブルグ
種類 商業
運営者 南アフリカ空港会社(ACSA)
拠点航空会社 南アフリカ航空
標高 1,694 m (5,558 ft)
座標 南緯26度8分21秒 東経28度14分45秒 / 南緯26.13917度 東経28.24583度 / -26.13917; 28.24583座標: 南緯26度8分21秒 東経28度14分45秒 / 南緯26.13917度 東経28.24583度 / -26.13917; 28.24583
公式サイト O.R.Tambo International Airport
地図
空港の位置(南アフリカ)
空港の位置(南アフリカ)
JNB
空港の位置(南アフリカ)
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
03R/21L 3,400×60 アスファルト
03L/21R 4,418×61 アスファルト
統計(2024年)
旅客数 1,853万人
統計[1]
リスト
空港の一覧
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地図
地図

O・R・タンボ国際空港(O・R・タンボこくさいくうこう、英語: O.R. Tambo International Airport)は、南アフリカ共和国ヨハネスブルグ近郊にある国際空港である。ハウテン州エクルレニ都市圏に位置している。南アフリカ最大の航空会社である南アフリカ航空を筆頭に国内の航空会社の多くがハブ空港としている。

歴史

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それまでヨハネスブルグ周辺の主要空港であったランド空港や欧州便を取り扱っていたパルミエトフォンテーン国際空港に代わり、1952年にイーストランド地域のケンプトン・パークに開港した。当初の空港名は南アフリカ連邦の首相を務め、第2次ボーア戦争の指揮官であったヤン・スマッツの名前にちなみ、「ヤン・スマッツ国際空港Jan Christiaan Smuts International Airport)」であった。

最初のフライトは、イギリスヒースロー空港から英国海外航空デ・ハビランド DH.106 コメットによって行われた。

1970年代に入るとコンコルドのテスト空港として利用され、高高度で飛行する航空機が離着陸する時にどう機能するのかを明らかにした。

しかし1980年代に入り、アパルトヘイト政策への国際的批判の高まりにより、国際連合が経済制裁を決定した。それに伴い、航空会社の多くは南アフリカ発着便の運航をやめなければならなかった。欧州方面へ向かうフライトなどで南アフリカ航空などは、安全上の問題やアフリカ諸国からの拒否などでアフリカ大陸上空の飛行ができなかったため、いったん大西洋上へ出るなどしてアフリカ大陸の膨らみを迂回飛行しなければならず、長距離飛行に優れたボーイング747-SPを当時よく使っていた。

1994年、アパルトヘイト撤廃後の総選挙を経て発足した新政府は、政治家の人名を空港の名称に使用しないことを表明した。そのため、「ヤン・スマッツ国際空港」は「ヨハネスブルグ国際空港」に改称された。しかし、2005年後半、アパルトヘイト闘争の英雄であるオリバー・タンボの名をとって「オリバー・タンボ国際空港」に変更することが提案された。2006年6月30日に改称の実施が公布され、2006年10月27日に新しいサインなども整えられたうえで名称変更がなされたが、名称変更には多額の費用が掛かることや1994年の表明と矛盾していることに関して批判があった[誰?]

1996年に当空港の旅客数はカイロ国際空港を上回った。2006年には、3月までの段階で既に1610万人の旅客を取り扱い、前年同期比で11 %の増加を記録した。2010年のFIFAワールドカップ南アフリカ大会までには、年間2100万人となることが予想された。

2006年11月26日には、アフリカ大陸にある空港としては初めて、エアバスA380が飛来した。これは、南極を通過してシドニーへ向かう試験飛行中に寄港したものだった。

2011年、スカイトラックス社が実施した空港部門の評価で、アフリカ域内第1位となった。

ターミナル

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国際線ターミナル

空港のターミナルは、国際線ターミナル、国内線ターミナル、中央ターミナルの3つの主要エリアに分かれる。中央ターミナルは、国内線の古く使われなくなったエリアを取り壊し建設された。国内線ターミナルと国際線ターミナルの屋内連絡路とチェックインエリア、多くの搭乗ゲートがある。

当空港は南アフリカ航空博物館の一部として利用されており、南アフリカ航空の記念物で満たされている。1987年のヤン・スマッツ国際空港の時代の建物の時に二人の航空ファンの考えによって始められた。

拡張工事

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空港を管理している南アフリカ空港会社(Airports Company South Africa ACSA)は、2010 FIFAワールドカップの開催前にターミナルの大規模な拡張を行った。これには国際線ターミナルの拡張も含まれていた。これは、A380の就航に対応したもので新しいピアによって旅客処理能力を引き上げた。新しい中央ターミナルの反対側には立体駐車施設が4億7000万ランドで建設された。

中央ターミナル(建設費200億ランド)では処理能力が引き上げられ国内線と国際線の旅客が直接行き来出来るようになり、A380対応の荷物コンベアも追加された。到着エリアは1Fに設置され、出発エリアは3Fに拡張された。2Fには商業施設などが入居した。ハウトレインの駅もターミナル内にある。

新しい国際線ピア(建設費5億3500万ランド)は、A380対応の4箇所のボーディング・ブリッジが追加され処理能力が増加した。免税品店街も拡張され、ラウンジなどは上階に建設された。新しい国際線ピアと改良された中央ターミナルは2009年に完成した。国内線と国際線のチェックイン施設、乗り場、店舗、ラウンジなどの整備にかかった費用は約10億ランドとされている。南アフリカ航空のハブとして機能している[2]

交通

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O・R・タンボ国際空港駅

道路

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空港と市内を結ぶ公的なシャトルバスは存在しないため、タクシーまたは各ホテルの送迎バスを利用することになる。タクシーでヨハネスブルグ市内まで約25分、料金は300 - 350ランド

鉄道

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  • ハウトレイン・・・ヨハネスブルグ中心部とプレトリアを結ぶハウトレイン空港線が2010年6月に開通し、O・R・タンボ国際空港駅として空港ターミナルビルに乗り入れている。サントン駅まで所要14分、運賃は142ランド。ヨハネスブルグ中央駅まではサントン駅で乗り換えが必要となり、乗り換え時間を含めない所要時間は22分、運賃は153ランド。プレトリアまではマールボロ駅で乗り換えが必要となり、乗り換え時間を含めない所要時間は33分。運賃は164ランド。運賃はメトロレールと比べるとかなり高いが安全に利用できる。
  • メトロレール・・・空港から西に徒歩15分のところにメトロレールのISAND駅とRHODESFIELD駅がある。ヨハネスブルグパーク駅(ヨハネスブルグ中央駅)まで直通で約30分 - 45分、運賃は7.5ランド - 12ランド。プレトリア駅までは直通で43分 - 1時間程度、運賃は8.5~15ランド前後である。空港ターミナルビルには乗り入れておらず、本数が少ないため空港アクセス駅としてよりは空港関連の従業員が利用する程度である。しかし、ハウトレインに比べると運賃ははるかに安い。

就航航空会社と就航都市

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国際線路線図
国際線(南部アフリカ)路線図
国内路線図

デルタ航空アメリカ合衆国ジョージア州アトランタ国際空港と当空港(ダカール経由)との間で2006年12月4日より就航を開始しているが、2009年6月2日からBoeing777-200LRを投入し、直行便に切り替えた。デルタ航空アメリカ合衆国のメジャーな航空会社では唯一南アフリカ路線に就航している。

南アフリカ航空ワシントン・ダレス国際空港ジョン・F・ケネディ国際空港との間に既に毎日就航している。日本との間では南アフリカ航空が以前は関西国際空港までバンコク経由で乗り入れていたが、現在は運休中である。香港発がNH6665/SA287便、ヨハネスブルグ発がNH6666/SA286便で、毎日運航している[3]

ターミナルA

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航空会社就航地
南アフリカ共和国の旗 南アフリカ航空 アブダビ国際空港(アブダビ)、フランクフルト国際空港(フランクフルト)、香港国際空港(香港)、ロンドン・ヒースロー空港(ロンドン)、ミュンヘン空港(ミュンヘン)、ジョン・F・ケネディ国際空港(ニューヨーク)、パース国際空港(パース)、グアルーリョス国際空港(サンパウロ)、ダレス国際空港(ワシントンD.C)
南アフリカ共和国の旗 エアリンク イヴァト空港(アンタナナリボ))、ベイラ空港(ベイラ)、ブラワヨ空港(ブラワヨ)、ハラレ国際空港(ハラレ)、カサネ国際空港(カサネ)、ルサカ国際空港(ルサカ)、キング・ムスワティ3世国際空港(マンジニ)、モショエショエ1世国際空港(マセル)、ンドラ空港(ンドラ)、ナンプラ空港(ナンプラ)、ペンバ空港(ペンバ)、テテ空港(テテ)、ヴィランクロス空港(ヴィランクロス)、セントヘレナ空港(セントヘレナ)
エジプトの旗 エジプト航空 カイロ国際空港(カイロ)
エチオピアの旗 エチオピア航空 ボレ国際空港(アディスアベバ)
ケニアの旗 ケニア航空 ジョモ・ケニヤッタ国際空港(ナイロビ)
モザンビークの旗 LAMモザンビーク航空 マプート国際空港(マプート)、ナンプラ空港(ナンプラ)、ペンバ空港(ペンバ)、ベイラ空港(ベイラ)、テテ空港(テテ)、ヴィランクロス空港(ヴィランクロス)、イニャンバネ空港(イニャンバネ)
ジンバブエの旗 エア・ジンバブエ ハラレ国際空港(ハラレ)、ビクトリアフォールズ空港(ビクトリアフォールズ)、ブラワヨ空港(ブラワヨ)
ボツワナの旗 エア・ボツワナ セレツェカーマ国際空港(ハボローネ)、マウン空港(マウン)、フランシスタウン空港
ナミビアの旗 ナミビア航空 ウィンドフック・ホセア・クタコ国際空港(ウィントフック)、ウォルビスベイ空港(ウォルビスベイ)
ルワンダの旗 ルワンダ航空 ルサカ国際空港ルサカ)、キガリ国際空港(キガリ)
マダガスカルの旗 マダガスカル航空 イヴァト空港(アンタナナリボ)
セーシェルの旗 エア・セイシェル セイシェル国際空港(ヴィクトリア)
タンザニアの旗 ファストジェット ジュリウス・ニエレレ国際空港(ダルエスサラーム)
アンゴラの旗 TAAGアンゴラ航空 ルアンダ国際空港(ルアンダ)
マラウイの旗 マラウイ・エアラインズ チレカ国際空港(ブランタイヤ)、リロングウェ国際空港(リロングウェ)
ナイジェリアの旗 アリク・エア ムルタラ・モハンマド国際空港 (ラゴス)
イスラエルの旗 エル・アル航空 ベン・グリオン国際空港(テルアビブ)
カタールの旗 カタール航空 ハマド国際空港(ドーハ)
アラブ首長国連邦の旗 エミレーツ航空 ドバイ国際空港(ドバイ)
アラブ首長国連邦の旗 エティハド航空 アブダビ国際空港(アブダビ)
サウジアラビアの旗 サウディア キング・アブドゥルアズィーズ国際空港(リヤド)、プリンス・モハンマド・ビン・アブドゥルアズィーズ国際空港(マディーナ)
トルコの旗 ターキッシュエアラインズ アタテュルク国際空港(イスタンブール)
イギリスの旗 ブリティッシュ・エアウェイズ ロンドン・ヒースロー空港(ロンドン)
イギリスの旗 ヴァージンアトランティック航空 ロンドン・ヒースロー空港(ロンドン)
フランスの旗 エールフランス航空 パリ=シャルル・ド・ゴール空港(パリ)
フランスの旗 エール・オーストラル ローラン・ギャロス空港(サン・ドニ)
オランダの旗 KLMオランダ航空 アムステルダム・スキポール空港(アムステルダム)
ドイツの旗 ルフトハンザドイツ航空 フランクフルト空港(フランクフルト)
スイスの旗 スイス国際航空 チューリッヒ空港(チューリッヒ)
中華人民共和国の旗 中国国際航空 深圳経由北京首都国際空港(北京市)、深圳宝安国際空港 (深圳市)
香港の旗 キャセイパシフィック航空 香港国際空港(香港)
シンガポールの旗 シンガポール航空 シンガポール・チャンギ国際空港(シンガポール)、ケープタウン国際空港(ケープタウン)
オーストラリアの旗 カンタス航空 シドニー国際空港(シドニー)、パース空港 (パース) (2025年12月7日より運航開始予定)[4]
アメリカ合衆国の旗 デルタ航空 ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港(アトランタ)

ターミナルB

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航空会社就航地
南アフリカ共和国の旗 南アフリカ航空 フェリックス・ウフェ=ボワニ国際空港(アビジャン)、ンナムディ・アジキウェ国際空港(アブジャ)、コトカ国際空港(アクラ)、チレカ国際空港(ブランタイア)、マヤマヤ空港(ブラザヴィル)、ケープタウン国際空港(ケープタウン)、カジェフォウン空港(コトヌー)、レオポール・セダール・サンゴール国際空港(ダカール)、ジュリウス・ニエレレ国際空港(ダルエスサラーム)、ドゥアラ国際空港(ドゥアラ)、キング・シャカ国際空港(ダーバン)、イーストロンドン空港(イースト・ロンドン)、エンテベ国際空港(エンテベ)、ハラレ国際空港(ハラレ)、ヌジリ国際空港(キンシャサ)、ムルタラ・モハンマド国際空港(ラゴス)、クアトロ・デ・フェベレイロ空港(ルアンダ)、リーブルヴィル国際空港(リーブルビル)、リロングウェ国際空港(リロングウェ)、リビングストン空港(リビングストン)、ルサカ国際空港(ルサカ)、マプト国際空港(マプト)、サー・シウサガル・ラングーラム国際空港(モーリシャス)、ジョモ・ケニヤッタ国際空港(ナイロビ)、ンドラ空港(ンドラ)、ポワントノワール空港(ポアントノアール)、ポートエリザベス国際空港(ポートエリザベス)、ヴィクトリアフォールズ空港(ヴィクトリアフォールズ)、ウォルビスベイ空港(ウォルビスベイ)、ウィンドフック・ホセア・クタコ国際空港(ウィントフック)
南アフリカ共和国の旗 サウスアフリカンエクスプレス ブルームフォンテーン空港(ブルームフォンテーン)、キング・シャカ国際空港(ダーバン)、イーストロンドン空港(イーストロンドン)、セレツェカーマ国際空港(ハボローネ)、ジョージ空港(ジョージ)、イーストゲート空港(フートスプレイト)、キンバリー空港(キンバリー)、ルブンバシ国際空港(ルブンバシ)、クルーガームプマランガ国際空港(ネルスプロイト)、ピーターマリッツブルグ空港(ピーターマリッツブルグ)、ポートエリザベス空港(ポートエリザベス)、リチャーズ・ベイ空港(リチャーズベイ)、ピラネスブルグ国際空港(サンシティ)
南アフリカ共和国の旗エアリンク ケープタウン国際空港(ケープタウン)、 クルーガームプマランガ国際空港(ネルスプロイト)、ヘンドリック・ヴァン・エック空港(ファラボルワ)、ピーターマリッツブルグ空港(ピーターマリッツブルグ)、ポロクワネ国際空港(ポロクワネ)、スククーザ空港(スククザ)、ウムタタ空港(ウムタータ)、アピントン空港(アピントン)
南アフリカ共和国の旗 コムエアー ケープタウン国際空港(ケープタウン)、キング・シャカ国際空港(ダーバン)、ポートエリザベス空港
モーリシャスの旗 モーリシャス航空 サー・シウサガル・ラングーラム国際空港(ポートルイス)
コンゴ民主共和国の旗 コンパニ-・アフリキャン・ダビアシオン ヌジリ国際空港(キンシャサ)、ルブンバシ国際空港(ルブンバシ)

貨物

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アフリカ
アジア
中東・西アジア
アメリカ
ヨーロッパ

脚注

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  1. O.R. Tambo Airport Passenger Statistics”. Airports Company South Africa. 2025年10月14日閲覧。
  2. ヨハネスブルグ空港、新ターミナルオープン、SAの全路線が集結 トラベルビジョン 2009/04/06
  3. ANAと南アフリカ航空のコードシェア開始について ANA・南アフリカ航空 共同リリース 2007年2月28日
  4. カンタス航空、パース〜オークランド・ヨハネスブルグ線を開設”. 2025年5月7日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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