NEW GAME!

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NEW GAME!
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ジャンル 4コマ漫画日常系コメディ
漫画
作者 得能正太郎
出版社 日本の旗 芳文社
掲載誌 まんがタイムきららキャラット
レーベル まんがタイムKRコミックス
発表期間 2013年3月号 -
巻数 既刊5巻(2016年7月現在)
アニメ:NEW GAME!(第1期)
NEW GAME!!(第2期)
原作 得能正太郎
監督 藤原佳幸
シリーズ構成 志茂文彦
脚本 志茂文彦、藤原佳幸
永井真吾、山田由香
得能正太郎
キャラクターデザイン 菊池愛
音楽 百石元
アニメーション制作 動画工房
製作 NEW GAME!製作委員会(第1期)
NEW GAME!!製作委員会(第2期)
放送局 AT-XTOKYO MXほか
放送期間 第1期:2016年7月4日 - 9月19日
第2期:2017年7月 -
話数 第1期:全12話+OVA
ゲーム:NEW GAME! -THE CHALLENGE STAGE!-
ゲームジャンル アドベンチャーゲーム
対応機種 PlayStation 4
PlayStation Vita
開発・発売元 5pb.Games(MAGES.)
メディア [PSVita]PSVitaカード
発売日 2017年1月26日
レイティング CEROC(15才以上対象)
キャラクターボイス あり
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

NEW GAME!』(ニューゲーム)は、得能正太郎による4コマ漫画作品。『まんがタイムきららキャラット』(芳文社)にて、2013年3月号から5月号までの読み切り掲載を経て、同年7月号より連載中。

概要[編集]

ゲーム会社舞台として、若い女性社員ばかりのチームに配属されたヒロインの日常・勤務生活を描く、4コマ漫画である。作者の得能は3年間、ゲーム会社に勤務した経験があり[1][2]、その経験が基になっている[1]。企画時には作者の辛い実体験に基づいた「ほのぼの社畜漫画」という路線が予定されていたものの[1]、連載が始まると登場人物たちの仲の良さに引っ張られ、予定よりも楽しげな作風で描かれることとなった[1]。ゲームソフトの開発環境やハードウェアの推移は移り変わりが激しく[注釈 1]、月刊誌連載のペースでは執筆から単行本に収録されるまでの間に情勢が変わってしまうことから、ゲームの時事ネタは扱わない方針で[3]、劇中におけるゲームの制作場面は普遍的な内容のみが描かれている[3]

物語の方向性は女性中心の人間関係を描くことに置かれており[3][4]、社会人ドラマ的な内容よりも、各話で特定のシチュエーションに置かれた登場人物がどうするかという内容を念頭に置いた話作りが指向されている[5]。物語は基本的にヒロインの視点で描かれているが[6]、本作では上司と部下という上下関係が軸となっており[7]、周囲の先輩社員から見た、初心を思い出させてくれる仲間としてのヒロインの姿を印象づける内容にもなっている[6]。基本的に性格の良い人物しか登場しないという作風になっているが[8]、主要な登場人物が学生のような仲良しグループとは異なり[9][7]、プロとしての責任を背負って人間関係のトラブルにも向き合わなければならない間柄であることも意識して描かれた[9]。一方、部分的には生々しい実体験に基づいたエピソードも盛り込んではいるが[注釈 2]、作者の実体験では失敗した事柄を主人公たちが円満に解決する形などに改変した上で反映されており[7]、ゲーム業界の悲惨なエピソードの暴露といった内容は避けられ[10]、残業や休日出勤を楽しんでこなすヒロインや[6]、キラキラとした[10]女性社会人たちの姿を、ほのぼのとした[11]作風で描いている。

作者の得能は本作より以前に手掛けた『こもれびの国』の反省点から、主人公にぶれのない目的を持たせ、ストーリーを成り行きではなく全体の見通しをつけてから進めるようにした[7]。物語上のポイントのみを押さえ、後は登場人物の立場から人物を動かしていくという方針の話作りがされているものの[12]、単行本1冊(各巻13話)ごとにすっきりとした区切のつく構成が意識して描かれている[13]。また物語の第1話から読者によって好き嫌いの分かれるセクシャルな場面を挿入することで、今後の作風を明確にする方針を打ち出しつつ[7]、セクシャルな場面でも下品にならない程度の匙加減が意図された[14]

作者の得能は影響を受けた作品として、女性ばかりの日常ものの漫画を描くことになった最初のきっかけは天野こずえによる漫画『ARIA』であったとしており[2]、また各話のストーリーの流れは、女児向けのアニメや男児向けの特撮ヒーローものの様式美を参考にするところが多いとしている[15]

反響[編集]

第3話までの内容は中編のゲスト作品として掲載され、読者からのアンケートの反響を見て長期連載化するかどうかが決まることになっていた[16]。実際に連載が決定したのは、アンケートの結果のおかげであったという[17]。この時には下着が丸見えになるようなセクシャルな描写や出番の多い主要登場人物の八神コウよりも、無口で台詞も少ない主人公の同僚、滝本ひふみに対する反響が多かったという[18]

雑誌連載開始から2014年2月に単行本第1巻が発売された直後までの反響は、それほど大きなものではなかった[19]。しかし2014年5月末頃になってから[20]、単行本第1巻82ページ1コマ目(#9話)の、主人公である涼風青葉が両手を握り締めて「今日も一日がんばるぞい!」と自分を励ます場面[注釈 3]インターネット・ミームとして流行し[11][20][22]、前後の文脈から切り離された1コマだけがTwitterなどのSNS上で挨拶として盛んに転載されるようになり[20][6]、パロディも数多く作られた[23][注釈 4]。劇中においては登場人物の口癖というわけではなく[20]、たった一度きりの台詞であったが[20][25]、キャラクターの可愛らしさや親近感から[20][6]、気合いの入れすぎにならない程度に前向きで使いやすい画像として評判を呼んだ[20][6][26]。当初は出典が明示されないまま流行として一人歩きし[20]、あまり漫画を読まない層にまで広まるが[20]、やがてこの1コマが本作からの引用であることが知られて本作自体も話題となり[20]、作品の内容も評価されるようになる[11][20][6]

評判と共に単行本も発売から数か月遅れで売れ始め[23][20]、特に2014年8月から9月頃にかけては[20]、幾度も重版を繰り返してもすぐに完売するなど、熱狂的な人気によって一時的に入手困難な状況となった[11][20][27]。これに乗じてインターネット上での転売価格が高騰したため、そのことに対する作者からの警告も寄せられている[28][11]。なお作者である得能自身は、このコマ自体は次の場面のための繋ぎとして描いたもので[19]、特に上手く描けたコマという訳でもなく[29]、人気はラッキーパンチに過ぎなかったと述べており[19]、また今後も本編の中で登場人物に「がんばるぞい」という台詞を言わせる予定はないと語っている[30][31][20]。ただし作品外においては、SNS上での流行に乗る形で「がんばるぞい」のフレーズが宣伝として用いられることもあり[19][30]、発端となった場面が2016年7月25日放送のテレビアニメ版第4話にて映像化された際には、原作者の得能自身もTwitter上で、この場面にちなんだイラストを公開した[32]。なおテレビアニメ版本編では、この台詞は原作に沿った形で映像化されており、原作同様に全話を通して一度きりの台詞という扱いとなっている[25]。テレビアニメ版で声優として主人公の涼風青葉役を演じた高田憂希は第4話の収録に当たり、これが人気の台詞であることを意識して収録前に何度も練習していたものの、本番は1回でOKが出るなど、拍子抜けするほど淡々としたものであったと語っている[25]

2014年10月に発売された『まんがタイムきららキャラット』2014年12月号では初めて表紙・巻頭カラーに登場し[23]、未アニメ化作品としては10年ぶりに単独で表紙を飾った[注釈 5]。これも「がんばるぞい」が流行した影響で重版を繰り返したため、急遽決まったものであったという[33]。なお、本作のテレビアニメ化が発表されたのは、翌年の2015年10月[27]である。

作者の得能は、単行本の第1巻がイレギュラーな話題性で売れたため、第2巻以降が売れるかどうかには不安もあったと回顧しているが、第2巻は多めに部数を用意したにもかかわらず、発売翌日に重版がかかったという[34]

2016年12月2日には、アニメ流行語大賞2016で「今日も一日がんばるぞい!」が銅賞を獲得したことが報じられた[35]

あらすじ[編集]

主人公が春に入社する場面から物語が始まり、年単位の時間が経過していく。主人公には「キャラクターデザイナーになる」という明確な目標が設定されており[7]、第3巻ではいったん目標が成就するものの、物語はそこでゴールとはならず、実はその役職についてからが真の苦労を味わうスタートラインであるという展開が用意されている[36]。第5巻の「THE SPINOFF!」は、主人公が就職する前の1年間を描いた前日譚で、本編冒頭で主人公がどのような心境で入社したのかを描くこと[37]がテーマとなっている。

本編[編集]

主人公の涼風青葉高校を卒業後、小学生の頃から好きだったコンピュータRPG『フェアリーズストーリー』シリーズを制作しているゲーム開発会社「株式会社イーグルジャンプ」にグラフィッカー[38]として就職する。若い女性ばかりで友好的な雰囲気のチームに配属された青葉は、彼女にとって憧れであり目標だった[39]キャラクターデザイナーの女性、八神コウの部下として働くことになるが、仕事のことには自分にも他人にも厳しく有能なのに、私的な事柄になるとルーズなコウの言動に困惑する。を描くのは好きだがゲーム制作の経験はない青葉は、既に開発後半に差し掛かっていた最新作『フェアリーズストーリー3』の仕事で端役キャラクターモデリング作業を任され、慣れないビジネスマナーや3DCGに悪戦苦闘しつつも、先輩社員たちの協力や叱咤を得て、グラフィッカーとしてのスキルを磨いていく。かつて周囲と対立しながらキャラクターデザイナーの地位を勝ち取ってきたコウは、青葉の出世欲の弱さを不安視するが[40]、青葉は持ち前のコミュニケーションスキルを発揮して周囲と打ち解けていき、過去のコウとは異なった道を歩み始める[41]。やがて青葉の存在は、過去に人間関係で失敗したことのあるコウに自信を取り戻させることとなり[29]、また隣席となった同僚の先輩社員たちも、青葉と打ち解け合ったりする中で彼女に触発されて自分を見つめ直す。

やがて、新作『フェアリーズストーリー3』の納期に向けてスケジュールが厳しくなっていく中、青葉の様子を心配した親友の桜ねねがデバッグチームのアルバイトにやって来る。ねねは常識の欠如や[42]、青葉のプロ意識とのずれ[43]が元で幾度かトラブルを起こしつつも、正社員たちとの交流を経てゲーム制作に興味を抱くようになり、アルバイトを終えた後も自主的にプログラミングを勉強し始めるようになる[44]

その後、『フェアリーズストーリー3』は発表会を経て無事に発売日を迎え、打ち上げの祝賀会を終えた後には、次回の新規タイトルとなるアクションゲーム『PECO』に向けた企画が立ち上がる。青葉も企画のコンペティションにデザインを提出するが、落書きで付け足したアイデアが思いがけずゲームの基幹として採用されたことで、それまで憧れであり頼れる上司であったコウとキャラクターデザイナーの地位を巡ってぎくしゃくする局面を経験し、青葉が今まで憧れて目指してきた夢とは、今その立場にいるコウを蹴落として成就するものであるという現実に直面する[45]。その一方、コウもアートディレクターという要職を任され、かつて青葉の入社以前に挫折を経験した過去に向き合い、また青葉の目標として追われる立場からの葛藤を味わう。結果的には青葉とコウは衝突を避けて協力し、共同でのメインキャラクターデザイナーという道を選ぶが[46]、青葉は「ゲーム会社に就職してキャラクターデザイナーになる」という夢が叶ってから見えてきた新しい目標を自覚する[47]。青葉の同僚たちもまた、それぞれの抱える課題に向き合いながら、ステップアップを目指していく。

『PECO』は出資会社(パブリッシャー)からの期待も集めることとなり、青葉は周囲との相談を密にすることによって実力不足を補いながら[48]、入社から1年を迎えて周囲からも貢献を評価されていく。しかし高まった期待は『PECO』を失敗のできないプロジェクトにしてしまい、無名の青葉ではなく知名度の高いコウを前面に立てた商業戦略を立てなければ、開発予算に見合った宣伝効果を見込めないという、制作チームにとって不本意な決断を迫られる[49]。コウは決定に憤るが、青葉は自分たちが納得するためにも、コウとキービジュアルを賭けてもう一度コンペティションで勝負させて欲しいと申し出て[50]、青葉の意気込みを汲んだコウも全力で応じる[51]。結果的に青葉はコウとの圧倒的な実力差に打ちのめされ[52][注釈 6]、脚光の当たらない内部デザイナーという立場に甘んじる結果となるが、再びアルバイトとして採用されてきたねねから「大出世」と評され、心を救われる[54]

ねねの採用と時を同じくして、青葉の所属するチームもゲーム専門学校からの研修生を受け入れることになり[55]、青葉もまた後輩から目標として追われる立場となる。

第5巻「THE SPINOFF!」[編集]

物語は青葉がイーグルジャンプに入社する前年、ゲーム『フェアリーズストーリー2』の設定資料集[注釈 7]が発売された日に遡る。高校3年に進級し、ゲームのキャラクターデザイナーになる夢を恥じらいながらも諦められない青葉は、進路希望調査の稚拙な回答を親友のねねに目撃され、まずは美術大学に進学し、そこからゲーム会社へ就職するという現実的な進路を提案される。美大受験について質問するために美術教師の元を訪れた青葉は、廃部寸前の美術部をひとりで切り盛りする星川ほたると出会い、優れた美術の技量を持ち恥じることなく将来の夢を語る彼女に感銘を受ける。青葉はねねと共に美術部に入部し、ほたるに倣って美大受験のための美術を学び始める。

季節が巡る中、青葉とほたるは部活や学校生活や合宿を通じて絆を深め、互いに影響を受けながら精神的にも成長し、技術を磨いていく。他人と対立することを避けがちだったほたるは、青葉との交流を経て、面と向かって言いづらかったことも指摘できるようになる。一方で、ねねの画力は美大合格レベルには程遠く、3人揃って同じ大学に進学することはできないという現実にも直面する。3人は互いに友情を確認しつつもそれぞれの進路を固めていくが、あるときねねは青葉が、ほたると同じ美大に進学してから就職するという進路にとらわれすぎていることを指摘する。青葉はねねが示した『フェアリーズストーリー2』の設定資料集[注釈 7]を読み返し、憧れの人である八神コウが、高卒ですぐにキャラクターデザイナーに抜擢されていたことを初めて知る。青葉は、自分にコウのような才能はないと考え、高卒からの就職試験をためらうが、ほたるは青葉が才能の有無を言い訳にしていることを指摘する。青葉は考えを改め、ねねやほたるの「不採用でも大学卒業後にまた再挑戦できるのだから、記念受験だと思えばいい」という助言にも後押しされ、美大受験と就職試験を併願することにする。

面接日に、待合室で時間を待たされていた青葉は、正体を隠して面接本番前に現れたコウ本人と人事担当者の葉月しずくから、高卒で就職に挑戦する理由を尋ねられ、友人たちに背中を押されてここに来た経緯と自分の意気込みを、恥じることなく語る。青葉は直後の面接本番でしどろもどろになって失敗してしまうが[注釈 8]、葉月の目には留まり、結果的にはほたると一緒の美術大学の合格発表と同時にイーグルジャンプの採用通知も受け取る。夢か友情かという選択を迫られた青葉は就職を選択し、ほたるとねねもそれを祝福する。本編冒頭の場面に戻ってエピソードが終わる。

登場人物[編集]

本作の主な登場人物はほとんどが女性で[注釈 9]、男性の多くは一部の劇中ゲームキャラクターや動物(ペット)などの例外を除いて名前などの個性が描写されず、端役としてのみ登場する。本作は百合女性同士の同性愛)ジャンルの漫画として受け取られることもあるものの[58]、作者の得能は、意図的に百合として描いている遠山りんと八神コウの関係性を除けば、他は友情のつもりで描いているとしている[58]。主要な登場人物の名前は姓が漢字・名が仮名という命名規則で統一されているものの、主人公の涼風青葉は字面を優先したため姓も名も漢字表記となっており[4][注釈 10]、また劇中2年目に登場する望月紅葉も、やがて青葉にとって重要な立ち位置となっていくことを示すために、対になる名前が与えられている[59]。登場人物の服装は、キャラクター紹介ページやイラストではお洒落に、本編中は勤務中であることを意識して、やや野暮ったくも可愛らしい服装という匙加減を意図して描き分けられている[60]

テレビアニメ化の際には、主要な登場人物の誕生日やABO式血液型、身長、食べ物の好き嫌い、出身地の都道府県といったプロフィールが設定され、アニメ版公式サイトで公開された。年齢は劇中で年齢が明かされた時点でのもの。「声」はテレビアニメ版で役を担当した声優

グラフィックチーム[編集]

主な登場人物はゲーム会社・イーグルジャンプのグラフィックチーム[61]に所属しており、その関係の中で物語が進行する。

涼風 青葉(すずかぜ あおば)
声 - 高田憂希
年齢 - 18歳 / 誕生日 - 2月2日 / 星座 - みずがめ座 / 血液型 - O型 / 身長 - 149cm / 役職 - キャラ班モデラー[61][62] → キャラクターデザイナー兼モデラー[62]
出身地 - 東京都 / 特技 - いつも前向き思考 / 苦手なこと - 運動全般 / 好きな食べ物 - せんべいようかんハンバーグ / 嫌いな食べ物 - 辛いもの、苦いもの、刺激物
本作の主人公。一人称は「私」で。コウからは「青葉」、ひふみ、ゆん、はじめ、りんからは「青葉ちゃん」と呼ばれている。
小学生の頃に『フェアリーズストーリー』というゲームを好きになり、そのキャラクターデザインを担当していたコウに憧れたことがきっかけでキャラクターデザイナーを志すようになり[39][63]、高校卒業後に美術大学の現役合格を蹴って[64][注釈 11]、そのゲームを制作していたイーグルジャンプに就職した[68]。入社後はコウと同じチームに部下として配属されることとなり、コウとは師弟のような間柄となっていく。
就職するまでバイトもしたことがなかったが[69]コミュニケーション能力が高くて周囲に対する気配りができ[19]、同僚や上司が抱えている心の垣根を超えていくことができる。言動には少し天然なところがあり[70]、危なっかしく見える一面もあるが[71]、性格は素直で[71]、仕事に対するモチベーションも強く[71][注釈 12]、同僚からは大きな夢を持って仕事に取り組む姿勢を評価され[73][74]、上司からも将来を期待されている[75]。時折、サディスティックな一面やブラックユーモアを披露することがあり[76][77][78]、後にはそれがゲーム制作のアイデアにも生かされていく[78]
職場では紺色のレディーススーツを襟元のリボンタイと合わせて学生服風に着こなしており[79][注釈 13]、彼女のトレードマークとなっている[90]。背が低く、童顔とツインテールの髪型もあいまって、社会人はおろか高校生にすら見えないと言われることがある[91][92][93]運動神経ゼロを自認しており[94]、登場人物の中でも特に飛び抜けて劣っている[注釈 14]ブラックコーヒーが苦手で[97]、入社初日に大人ぶって無理に飲もうとしたこと[98]を後々までコウにからかわれている[99][86][注釈 15]。父や母(声 - 山村響)と同居[101][102]する一戸建ての自宅から電車で通勤している。
滝本 ひふみ(たきもと ひふみ)
声 - 山口愛
年齢 - 20歳以上 / 誕生日 - 1月23日 / 星座 - みずがめ座 / 血液型 - AB型 / 身長 - 162cm / 役職 - キャラ班メンバー[61] → キャラ班リーダー[62]
出身地 - 新潟県 / 特技 - メール・メッセの早打ち / 苦手なもの - 人 / 好きな食べ物 - お米日本酒
青葉の2年以上先輩の同僚で、劇中1年目では青葉の真後ろ(ブース内での対角位置)に席がある[103]。一人称は「私」。立場は青葉・はじめ・ゆんよりも先輩で、実力もあるが[104][注釈 16]、人と対面で話すことが苦手[注釈 17]。いつも硬い表情でぼそぼそとしか喋ることができず、社内での会話は主にインスタントメッセンジャー(メッセ)を介して行う。メッセでは打って変わってフランクな口調となり、顔文字も多用する[注釈 18]。年齢は明かされていないが、入社時期はコウの入社よりも数年後の[110]、青葉が高校生の頃に発売された『フェアリーズストーリー2』の開発時期のことで[111]、当時のコウの挫折を実際に見ているひとり[112]。先輩のコウ、りんとはタメ口で接しており[注釈 19]、コウからは「ひふみん」と呼ばれる。
家で宗次郎という名前のハリネズミを飼っており[113]、小動物的なところが似ている青葉には親近感を覚えている。青葉と打ち解けたことで、次第に柔らかい表情を作れるようになり[114]、また人付き合いの苦手を克服したいと思うようになる[115]。第3巻#38話からはコウを引き継いで『PECO』のキャラ班リーダーに昇進[116]、他人に対して厳しく接することができない弱点を危惧されつつも奮闘する[117]。劇中2年目では研修生の紅葉に席を譲り、青葉のいるブースからコウのいるブースへと移動する[118]
異性と交際した経験がなく[113]、男性と一緒にいるのは落ち着かないという先入観を持っている[113]。自分に話しかけてこない相手は良い人という価値観を持つ[119]コスプレが趣味だが、その姿を職場の知り合いに披露することには抵抗を感じている[120][121]。コスプレのキャラクターになりきれば喋れるが、職場で応用しようとしてもうまくいかない[122]
右胸に目立つほくろがあり[注釈 20]、肌を露出させる場面では露わになる。
作者の得能によれば、当初の構想では他の登場人物と対立を起こすこともなく、主人公が困った時にだけ手助けしてくれる穴埋め的なサブキャラクターという位置づけであったものの[124][注釈 21]、描き始めると想定以上に活躍し[124]、おどおどとした話し方も読者に受け[126]、特に序盤では筆頭の人気キャラクターであったという[18][127]。しかし、当初の立ち位置のままでは毎回おどおどしているだけで話が膨らまずマンネリ化してしまうため、おどおどしながらも周囲に対して能動的に関わらざるを得ない立場に昇進するという展開が設けられた[128]
飯島 ゆん(いいじま ゆん)
声 - 竹尾歩美
年齢 - 21歳 / 誕生日 - 12月6日 / 星座 - いて座 / 血液型 - A型 / 身長 - 151cm / 役職 - キャラ班モデラー[61][62]
出身地 - 三重県[注釈 22] / 特技 - お裁縫・家事全般 / 苦手なこと - 運動・水泳 / 好きな食べ物 - ラーメン / 嫌いな食べ物 - 納豆
青葉から見て左隣の席[103]にいる1年先輩[131]の同僚で、はじめと同期[132]関西弁(テレビアニメ版では三重県訛りの関西弁という設定[注釈 22])で話し、一人称は原作では「私」、テレビアニメ版では「うち」。しっかり者で[74]、主要登場人物の中では比較的現実的な価値観を持つ[12]。勤務中はフリルやレースがついた服を好んで着用しているが、かつて地方から家族と共に上京するまでは地味でおしゃれとは無縁だった過去があり[注釈 23]、その反動で気合いが過剰な方向に服飾のセンスがずれている[136]。根は家庭的かつ庶民的な性格で[12]、幼い双子の弟と妹がおり[73][注釈 24]、面倒見のいいお姉ちゃんである[134][139]
モンスターのモデリングが専門で[140]、自分のデスクを骸骨やぬいぐるみ、ハーリキンチェック柄の壁紙で飾っている。職場にティーセットを持ち込み[132]、同じブースの青葉、ひふみ、はじめと、おやつの時間によく一緒にお茶を飲んでいる。はじめと共に、青葉からは良い意味で年上の感じがしないという印象を持たれている[141][注釈 25]
モンスターや動物を描くのは好きで、上司のりんからも熱意も評価されている一方[142]、漠然とした動機で入社しその後も明確な目標を持てずにいることを内心では負い目に感じており[143]、目標に向かって邁進するモチベーションを持った青葉やはじめのことを時には冷めた目で見つつ[144]、まぶしくも思っている[143][144]
青葉ほどではないが運動が得意ではない[145]。原作第2巻やテレビアニメ版ではダイエットに気を遣っているという描写が繰り返されている。
作者の得能によれば、連載開始前の初期設定では「浮き世離れした価値観を持っており、青葉にとって一番の親友となる」という旨の立ち位置が予定されていたものの、はじめと共に設定が大きく変更され、いずれも性格を掴むまでに手間のかかった登場人物であったとされる[12]
篠田 はじめ(しのだ はじめ)
声 - 戸田めぐみ
年齢 - 21歳 / 誕生日 - 1月1日 / 星座 - やぎ座 / 血液型 - O型 / 身長 - 167cm / 役職 - モーション班メンバー[61][62]
出身地 - 徳島県 / 特技 - スポーツ全般 / 苦手なもの - 小説 / 好きな食べ物 - お肉ファーストフード
青葉から見て通路を挟んで右隣の席[103]にいる1年先輩[131]の同僚で、ゆんと同期[132]。一人称は「私」。ボーイッシュな外見と服装をしている。青葉たちのブースの中では唯一のモーション班で、モーション班に空席がないことから、壁を隔てた隣にあるキャラ班のブースに席を置いている[146]。与えられたキャラクターに動きをつける仕事は気に入っており[147]、また企画の仕事にも強い興味を持っているが[148][149]、新規にデザインを描き起こすことは苦手[147]
仕事の資料を兼ねた趣味として[150]、自身のデスクに多数のフィギュアと模造剣を飾っており、給料を注ぎ込んでいる[151]。お調子者で[152]、初めての後輩である青葉[153]に良いところを見せようとして失敗するおっちょこちょいな一面もある[154]
学生の頃は隠れオタクで[注釈 26]、髪を伸ばして女子高校生らしいファッションをしていたという過去がある[113]
八神 コウ(やがみ コウ)
声 - 日笠陽子
年齢 - 25歳 / 誕生日 - 8月2日 / 星座 - しし座 / 血液型 - A型 / 身長 - 164cm / 役職 - キャラクターデザイナー兼キャラ班リーダー[61] → キャラクターデザイナー兼アートディレクター[62]
出身地 - 東京都 / 特技 - いつでもどこでも眠れる / 苦手なもの - 人ごみ・騒音が激しい場所 / 好きな食べ物 - りんの手料理
青葉の上司で、りんとは同い年の同期[156][157]。一人称は「私」。青葉にとってゲーム会社への就職を志望するきっかけになった、憧れのキャラクターデザイナー[39]。物語開始時点ではキャラ班のリーダーを務めている。
自分という壁を越えて欲しいという期待も込めて、本来なら及第点の仕事に敢えてリテイクを出すなど、青葉に対しては厳しくも愛情を持って接している。プライベートな事柄に関しては大雑把で忘れっぽいが、仕事に対する熱意は本物で、ひとりで数人分の作業をこなし[38][注釈 27]、会社に連日泊まって作業をすることも厭わない[注釈 28]。普段はラフな格好を好み[注釈 29]、職場で寝泊まりする際には、その方がすっきりする[159]という理由でスカートを脱ぎたがり、青葉の入社初日にもパンツ丸出しの格好で現れて[160]、彼女を困惑させた。一方でメディアに露出する際には、別人のようにフェミニンな格好をさせられている[161][162][注釈 30]
他人と密に相談しなくても、少ない情報から意図を汲んだキャラクターデザインができ[48]、絵を描くのも速く、青葉が何日も悩むような課題を一瞬で描き上げることができる[163][164]。その反面、実は陰では行き詰まって悩んでいることも多い[165][166]。絵は素晴らしいが完成されすぎていると指摘される場面もあり[167]、上司の葉月からはもっと作風を広げることを期待されている[168]
物語開始から約7年前[169]に青葉と同じく高卒でイーグルジャンプに入社し[156]、入社翌月に『フェアリーズストーリー』のメインキャラデザを社内コンペで勝ち取ったという経歴を持つ[170][171]。当時は人間関係が苦手で態度も刺々しく[172]、生意気な態度から先輩社員との軋轢が絶えなかった[173]。一方、かつて要職を任された際には周囲に厳しく当たりすぎてしまい、当時入社したばかりの後輩を潰してしまって自己嫌悪に陥った過去がある[174]。青葉にとっての上司として、あるいは超えるべき壁としてのあり方に悩みつつも、良き先輩として振る舞おうと奮闘する。実は一番胸が小さい。
遠山 りん(とおやま りん)
声 - 茅野愛衣
年齢 - 25歳 / 誕生日 - 12月3日 / 星座 - いて座 / 血液型 - B型 / 身長 - 158cm / 役職 - アートディレクター+背景班リーダー[61] → アシスタントプロデューサー[62]
出身地 - 愛知県名古屋市 / 特技 - 数学・人付き合い / 苦手なこと - 軽く方向音痴 / 好きな食べ物 - パスタ
コウと同い年[156]の同期[124][注釈 31]。一人称は「私」。コウに対して同性としての恋愛感情を抱いているかのように振る舞い[58][注釈 32]、ともに初任給をつかって旅行に出かけたり[注釈 33]、休日に彼女の家に出向き夕食を作ったりするほど親密な仲である。コウと今の関係が続いていくことを望んでいることを上司の葉月から見抜かれており、コウが男性社員と親密になってしまうような状況に耐えられそうにない性格と思われているため[178]、青葉たち女性ばかりのチームを割り当てられている[注釈 34]。ひふみの見立てによれば、コウが鈍感でりんの気持ちに気がつかないために、二人の関係は長年に渡って進展していないとされる[108]
温和な性格で、『フェアリーズストーリー3』の開発では初めてのアートディレクターとして内心は苦労しつつも、グラフィックチームの個性的な面々をまとめ上げている。スケジュール管理やマネジメントの能力の高さを周囲から評価されているほか[181][182]、うまく仕事が進まずに悩んでいた青葉や、上司としてのあり方に悩むコウの相談にも乗っている。ただし、が入ると横暴な性格に変貌する。
ゲーム『PECO』の開発ではプロデューサーに抜擢され、グラフィックチームを抜ける。
望月 紅葉
#研修生」を参照。

その他の社員[編集]

阿波根 うみこ(あはごん うみこ)
声 - 森永千才
誕生日 - 7月20日 / 星座 - かに座 / 血液型 - AB型 / 身長 - 162cm / 役職 - プログラマー[183] → プログラムチーフ[62]
出身地 - 沖縄県 / 特技 - 射撃 / 苦手なもの - ムカデ系の虫 / 好きな食べ物 - カレー・辛いもの
ねねの上司。沖縄県出身で[184]、日焼けした肌の持ち主。一人称は「私」。姓で呼ばれることを嫌がっており、周囲には「うみこ」と名で呼ぶよう強要している[184][注釈 35]。ひふみの入社よりも後に他社からの転職で入社した立場だが[注釈 36]、肝が据わっており[186]、上司である葉月に対してもずけずけと意見を言う。仕事に厳しく、バグに繋がる他人のミスや、手間を増やす仕様の変更に対しては辛辣な物言いをしてしまう反面、根は善良で[注釈 37]、棘のある態度を自省する配慮も持ち合わせている。
サバイバルゲームや、FPSが趣味のミリタリーマニアで[注釈 38]、趣味の話になると饒舌になり話が終わらなくなる[189]。自分のデスクには多くのモデルガンが飾ってあり、激昂すると相手に銃口を向けて撃ちたがる。
原作では第2巻#15話から登場。テレビアニメ版では第1話から顔を見せている。テレビアニメ版では、ビルの屋上にサバイバルゲームの訓練場を作っているというエピソードが描かれている[190][注釈 39]
作者の得能によれば、連載中にねねの立ち位置が変更されてアルバイトとして入社する展開になったため、ねねをコントロールするために設定された登場人物とされる[191]。辛辣に描きすぎないよう苦労して調整を重ねたものの[191]、結果的にねねとのうみこはペアでの人気が登場人物の中でも特に高いという[192]
葉月 しずく(はづき しずく)
声 - 喜多村英梨
年齢 - 永遠の20歳(自称)[193][注釈 40] / 誕生日 - 5月22日 / 星座 - ふたご座 / 血液型 - AB型 / 身長 - 161cm / 役職 - ディレクター[195][62]
出身 - 東京都 / 特技 - 可愛い女の子のプロフィールを覚える / 好きな食べ物 - チョコレート / 嫌いな食べ物 - 熱いもの
『フェアリーズストーリー』シリーズの企画担当ディレクターで[196]、『PECO』でも引き続きディレクター[197]として製作スタッフをまとめ、青葉たちの提案を検討したり、ゲームのストーリーに反映させたりできる立場にある人物[198][199]。一人称は「私」。ウェーブのかかったロングヘアで、眼鏡ストールを身に着けている。
青葉とは素性を隠して採用面接直前に会っており[200]、彼女の採用を決めた人物でもある[201]。可愛い女の子が大好きで、麾下のメンバーを女性で固めており[202][203][201]、一言で言い表せば「ヘンタイ[204]。青葉からは「変わった人」と認識されている[205]。社内において他者の反論を許さない高い地位にあるものの、劇中ではあまり強い発言力を見せつけることはなく周囲を立てており[204]、誰よりも部下たちのことを気にかけている[204]。一方、ゲームを面白くするためには仕様の変更は仕方がないという考えを持っており[188]、軽々しく仕様変更を繰り返してうみこを怒らせている[206]
原作では第2巻#25話の『フェアリーズストーリー3』完成後の打ち上げパーティで初登場し、初対面を装って青葉と言葉を交わしている[207][注釈 41]。一方でテレビアニメ版では第1話から飼い猫のもずくと共に青葉を取り巻くレギュラーキャラクターのひとりとして登場し、入社間もない青葉を気遣う上司という役回りで描かれている。
桜 ねね(さくら ねね)
役職 - デバッガー → 雑用(プログラマー候補)
アルバイトとして入社した青葉の友人。「#青葉の友人や知人」を参照。
大和・クリスティーナ・和子(やまと・クリスティーナ・わこ)[208]
声 - 名塚佳織
役職 - プロデューサー(パブリッシャー社員)[62]
出資会社である芳文堂のプロデューサーで[209][210]、ゆん曰く「チームで一番偉い人」[210]。ただし彼女自身は会社の要求を現場に伝える立場でもあり、企業の意向に逆らえない場合もある[78]
黒のレディーススーツを着用している。フランス人と日本人のハーフで[208]、フランス在住の家族がいる[208]。葉月からはミドルネームで呼ばれており、葉月と話すときには親しげな口調になる。
第3巻#38話から登場するが、当初は意図的に読者から共感されないような登場人物として描かれている[204]。第4巻#49話では出資会社の代弁者として、読者に憎まれる悪役という立ち位置で登場し[204]、青葉が実質的なメインキャラクターデザイナーを努めたゲーム『PECO』のキービジュアルを、商業的な理由からコウに任せるという決定を二人に伝えた[211]。ただし大和自身は内心でこの決定を理不尽に感じており、酒の席で葉月と二人きりになった際には、自分の力では出資会社を動かせなかったことに対して号泣している[78]
テレビアニメ版第1期では第12話の、『フェアリーズストーリー3』完成後の打ち上げパーティの場面で端役として初登場し、会場の受付をしている姿が描かれた。
花ちゃん(はなちゃん)
葉月とは別のチームのディレクター[212]。第5巻「THE SPINOFF!」で青葉の本番の面接を担当した人物で[71][注釈 42]、第1巻#2話では青葉の入社時挨拶で端役として登場している[213][212][注釈 43]。面接時の青葉に対しては一定の評価を下していたものの、若さゆえの危うさを危惧しており、青田買いを狙った葉月のチームに青葉の採用を譲った[214]
性別は明言されておらず、男色趣味で女性のような口調の男性なのか、喉仏のある男性のような体格の女性なのかは、曖昧に描写されている。葉月とは逆に可愛い男の子が大好きで[201]、麾下のメンバーを男性で固めており[212]、利害の一致する葉月と好みの新入社員を分け合っている[201]。裏設定によれば、葉月のチームの女性に手を出そうとする男性社員を陰で始末しているとされる[212]
企画時の初期設定では桜庭花男という本名が設定されており、はじめの上司という地位が設定されていた[212]

研修生[編集]

劇中2年目の第4巻#51話では端役として登場し、面接を受けに来ている様子が描かれる[215]。その後東京ゲーム専門学校からのインターンシップという形でイーグルジャンプに入社し[216]、青葉にとって初めての後輩となる[217]。いずれもゲーム専門学校の生徒としては優秀と評されるだけの技術を習得している[218]

望月 紅葉(もちづき もみじ)
声 - 鈴木亜理沙
年齢 - 19歳[219] / 役職 - グラフィック志望[219]
イーグルジャンプ研修生。青葉と同じく、コウへの憧れをきっかけにしてキャラクターデザイナーを目指している[86]。青葉の作風を「ばかっぽい」が「いいデザイン」と評しており[220]、同い年で既に内部キャラクターデザイナーを任されている青葉に対して一方的なライバル意識を抱く[221]。コミュニケーションが苦手で[222]、メモを取らないと他人の名前を覚えられなかったり[223][224]、とっさの挨拶ができなかったりする[225]。砂糖を入れた紅茶が苦手[226]
鳴海 ツバメ(なるみ ツバメ)
声 - 大和田仁美
年齢 - 20歳[227] / 誕生日 - 5月[227] / 役職 - プログラマー志望[219]
紅葉の幼馴染で[219]、青葉や紅葉よりも誕生日が早いが同学年[227]。紅葉とは「もも」「なる」と呼び合う間柄で、中学生の頃から紅葉と共にゲームを制作している[228]。実力で正社員の座を勝ち取り、紅葉と共にゲームを作るという目標を抱いてイーグルジャンプに研修生として入社する[229]
ねねとは研修初日にいったん打ち解けかけるが[230]、明確な将来の夢もなく成り行きでゲーム会社に来ているように見えるねねに対して「コネ入社」というネガティブな印象を抱く[231]

青葉の友人や知人[編集]

桜 ねね(さくら ねね)
声 - 朝日奈丸佳
誕生日 - 5月5日 / 星座 - おうし座 / 血液型 - B型 / 身長 - 144cm
出身 - 東京都 / 特技 - 元気 / 苦手なこと - 朝起きること / 好きな食べ物 - コーラポテトチップス・甘いもの
青葉とは小学校に進学する前[232](テレビアニメ版では幼稚園に入る前[233])からの幼馴染で、お互い「あおっち」「ねねっち」と呼び合う間柄。物語開始時点ではきらら女子大学[234]の大学生で、青葉とは進路が分かれた後も、互いを思いやり、電話での交友を続けている。一人称は「私」。ドジでわがままな性格で[235]、小柄で子供っぽく見られがちなため[注釈 44]、大学では中学生扱いされてからかわれている[238]。子供向けアニメを好む[239]。高校時代は青葉に付き合う形で美術部に在籍していたが[66]、絵心には欠けている[240][241]。枠にとらわれず[242]、機転が利き[243]、高校時代には漠然と進路に迷っていた青葉に対して幾度か具体性のある助言をしている[244]
第2巻では夏休みのアルバイトとして『フェアリーズストーリー3』のテストプレイヤーとして採用され[171]、プロ意識の欠如を怒られながらも、うみこの下でデバッグの仕事を経験する。その後デバッグが専門の会社に委託されることになったためにイーグルジャンプ社との接点を失うが、第3巻以降もうみことは個人的な交流を続け[245][246]、助言を貰いながらゲームプログラマーを目指すようになる。第4巻ではうみこから向上心を認められ、学業と平行しつつ下積みからのスタートという形ながら、再びイーグルジャンプの契約アルバイトとして働くことを認められる[247]。プログラムを勉強し始めて半年余り[248]で自作のアクションゲーム[注釈 45]を完成させて青葉を驚かせており[250]、うみこからもテストプレイヤーとしての能力や[251][注釈 46]、プログラマーとしての成長の速さを評価されている[247]
星川 ほたる(ほしかわ ほたる)
声 - 石見舞菜香
青葉、ねねが高校3年生で美術部に入部した頃[252]からの親友で、二人からは「ほたるん」と呼ばれている。一人称は「私」。かつて高校時代の青葉が志望していた芳文美術大学へと進学し[47][253]、物語本編1年目の時点ではフランス留学している[254][62]
身体が弱く、高校時代は体育の授業や行事も休みがちだったが、不得意な運動にも前向きに楽しんで取り組むことができる[94]。イラストレーターを目指しており[255]、青葉と知り合う前から美術大学を目指して研鑽を積んでいた[256]。美術の力量は青葉より高く[257]、高校在学中にネットに発表したイラストが元でライトノベルの仕事が来るほどだが[258]、努力の結果を「才能」として括られるのは心外だと感じている[259]。駄洒落を思いつくと一人笑いが止まらなくなるという一面がある[250][260]
本編では第3巻から、高校卒業後も交流が続いている親友として登場。青葉の高校時代を描いた第5巻「THE SPINOFF!」では、美術部の部長[261]として青葉やねねと共に主要登場人物を努め、青葉の先を歩いている人物という立ち位置を担い[212]、青葉の進路に大きな影響を与えた人物として描かれる。
日高 ちなつ(ひだか ちなつ)
青葉、ねね、ほたるが高校時代に在籍していた美術部の顧問教師で、青葉の学生時代を描いた第5巻「THE SPINOFF!」に主要登場人物として登場する。当時のほたるの学級(3年3組)の担任でもあり[262]、ほたるが2年生だった頃に新任教師として赴任し、その時点で既に廃部が決まっていた美術部の顧問を任せられていた[261]
生徒と友達感覚で接し[注釈 47]、美術部の活動も放任気味で、教え子からはもっと教師らしく振る舞うよう催促されている。自分の容姿を生徒と同じくらい若々しいく[262]、スタイル抜群であると自己認識しているが[263]、生徒からは気まずいリアクションを返されている[262][263]。学生時代から何でも万能にこなせるジェネラリストであるがスペシャリストにはなれず、美術大学で挫折して教師になったという経歴を持ち[264]、自身のことをそれほど絵が上手くないと評している[265][261]。一方、成り行きな人生でも前向きだったとも自負しており[264]、高校卒業後の進路のことで将来の夢を描けずにいた頃のねねを諭した[264]

その他の登場人物[編集]

山田
声 - 藤田咲
単行本第2巻に登場。胸に「山田」という名札をつけた眼鏡の女性。#16話では健康診断で採血を担当するそそっかしい新人看護師として[266]、#23話ではインタビュー記事の写真を撮影するためのカメラマンとして登場する[267]。また、第2巻巻末では同じ容姿の人物が女性警察官として登場しており[268]、テレビアニメ版第12話Cパートとして映像化された際にはこの人物も「山田」としてクレジットされている[269]。本編ではそれぞれが同一人物なのか、別人であるのかは明かされていない。作者の得能は、おそらく親戚であろうと説明している[270]

動物[編集]

テレビアニメ版では、劇中に登場するペットの鳴き声を演じる声優は、すべて飼い主と一人二役となっている[271]

宗次郎(そうじろう)
声 - 山口愛[271]
ひふみが家でペットとして飼っているハリネズミ[113]。臆病でいつも隠れているが、素手で触れるまでには人に慣らしている[272]。青葉からはひふみに似ているという印象を持たれているが[272]、ひふみからは青葉が宗次郎に似ているという印象を持たれている[273]
各巻の単行本あとがきでは、作者の代理という設定で登場する[1]。テレビアニメ版では原作者代理として登場する場面こそないものの、本編での登場場面が原作よりも増えている。
もずく
声 - 喜多村英梨[274][275]
葉月が飼っている太った猫[271][276]。当初はテレビアニメ版のオリジナルキャラクターとして登場したが[277]、テレビアニメ版の放送が始まって以降は原作にも登場している[278][注釈 48]
テレビアニメ版では葉月が毎日[193]職場に連れてきているという設定で、第1話からレギュラーキャラクターとして登場し、しばしば青葉をなごませている。テレビアニメ版では、幕間などにもずくの仕草や職場内を歩き回る様子を描写することで、アニメとして描くと画面が単調になりがちな職場内の風景に動きや変化を与えるという、演出上の役割も意図された[281]。原作においては劇中2年目に登場し、葉月の計らいで、『PECO』のキービジュアルを巡って青葉やコウと気まずくなってしまった大和との仲裁役を担った[282]

劇中作品の登場人物[編集]

『フェアリーズストーリー3』の登場人物[編集]

青葉が入社1年目に関わることになる劇中ゲームソフト。かつて葉月が初めてディレクターを務めた『フェアリーズストーリー』シリーズ1作目は社内での期待が低く、開発予算もほとんど割り当てられなかったが[50]、当時は新人であったコウをメインキャラクターデザイナーに抜擢するなどの思い切った人選が行われ[50]、発売後は話題作となり[283]、当時まだ小学生であった青葉に「キャラクターデザイナーになる」という夢を抱かせた。また、シリーズ2作目の『フェアリーズストーリー2』は青葉が高校3年生に進級した頃に設定資料集[注釈 7]が発売され[284]、コウにとって過去の挫折に関わる作品として幾度か言及されている。『フェアリーズストーリー3』はシリーズ3作目の続編という設定で、青葉より1年先輩のゆん、はじめもこの作品の開発期間中に入社したと言及されている[131]

劇中ゲームのキャラクターは3DCGで描かれているという設定で、本編の主要登場人物のうち青葉のいるブースの4人は、主にモブキャラクターやモンスターのモデリングやモーション付けを行っている。本編のテレビアニメ版では実際に3DCGで描かれたゲームキャラクターが描写されているほか、第11話では劇中ゲームソフトのオープニングムービーという体裁でアニメ化されて登場している。劇中オープニングムービーでは内容は本編原作で語られた断片的な情報を膨らませて、典型的なファンタジーを意識したストーリー性が持たせられているほか[285][注釈 49]、同じく第11話では劇中で出版されたコウへのインタビュー記事という体裁で、劇中ゲームソフトのストーリーに言及した記述が画面に映り込むカットがある。

ナイト
ゲーム『フェアリーズストーリー3』の主人公(プレイヤーキャラクター[287][288]。両刃の剣[289]プレートアーマーを装備している。平和主義的な信念を持っているという設定[288]
カレン
ゲーム『フェアリーズストーリー3』のメインヒロイン[288]。髪型をサイドアップにしている[290]。原作の劇中ではショップ店員(声 - 角元明日香[269])のコスプレとして登場し、ゲーム中には両手で伸びをするようなモーションのポーズがあるという言及がある[290]。テレビアニメ版では「冒険に出たお姫様」という設定がされており[286]。本編テレビアニメ版ではコウのデスクに設定画が貼られている描写があるほか[193]、劇中ゲームのパッケージやオープニングムービー、ポスターなどにも登場し[291]、髪を下ろしたドレス姿も描かれている。
コナー
ゲーム『フェアリーズストーリー3』のラスボス。ナイトの親友だが異なる信念を持っており、物語の途中でダークサイドに堕ちる[288]。ゲームの発売前にはナイトと敵対することが伏せられ、主人公やヒロインと並び立つ主要登場人物として店舗別限定版特典グッズも販売されたと言及されているが、発売日当日の朝にはネタバレSNS上で拡散してしまった[292]。ねねのお気に入り[288]
原作本編では容姿が描かれていないが、本編ゲーム版『THE CHALLENGE STAGE!』のキービジュアル[293]や本編テレビアニメ版の第11話では片目を前髪で隠し、護拳のついた細身の剣を装備した姿で描かれている。
村人(A)[294]
ゲーム『フェアリーズストーリー3』の端役NPC。胸元にリボンをつけた若い女性。青葉がOJTの一環として初めてモデリングを担当したが、青葉には通常の合格ラインで満足して欲しくないというコウの意向もあり[75]、表情やパーツのバランスで容赦なく駄目出しされ[295]、完成までに1週間以上を要している[296]。その後もキャラクターにモーションがつけられ[297]、マップに配置されてゲーム本編へと組み込まれていく様子が描写され[298]、ねねが青葉の仕事内容に気がつく場面にも登場している[299]
本編テレビアニメ版では第2話以降に登場し、原作よりも素朴[300]な衣装に変更されているものの、同じ役回りで登場する。アニメ版では、『フェアリーズストーリー』シリーズはモブキャラクターにも詳細な設定が作り込まれていると言及されており[301]、この村人も親の店を手伝っている商人の娘で[294]、親孝行でしっかり者[301]という設定が描写されている。本編テレビアニメ版では、このキャラクターの作業に行き詰まっていた青葉がねねとの会話を通し、モブキャラクターの必要性や意義に気付くエピソードが追加され[294]、その後も印刷されたものが青葉のデスクに貼られていることが描写されている。原作者自身が脚本を担当した第9話では、段差と壁を利用するとパンツが丸見えになる「仕様」がねねに発見され、うみこの目に留まったことを発端としたエピソードが描かれた。
ソフィア
ゲーム『フェアリーズストーリー3』の重要NPC[302]。ツインテールの髪型に小さなシルクハットを乗せた、サーカス団の新米の少女。ナイトをダンジョンに案内する道半ばで盗賊団に襲われ、ナイトの奮戦むなしく命を落とすという役回り[70]。仕様書で指定された髪型や性格などの設定は青葉にそっくりで[303][207][注釈 50]、青葉が初めてモデリング前工程からのキャラクターデザインから命名までを任せられた[304]。同作において青葉が携わった中では唯一、モブキャラクターではなく名前のあるNPCで[299]、青葉にとっての渾身の作となる[305]β版前日のバージョンには、ソフィアが盗賊に殺害されるはずの場面でハメ技を使うと、ソフィアが死なずゲームも進行しなくなるというバグがあり、ねねの報告によってデバッグされた[289]。ゲーム展示会の新作発表デモにも登場し[131]、人気も出たと言及されている[207]
本編テレビアニメ版では、第10話で青葉と喧嘩したねねが、ソフィアがサーカス団員と死別する直前の場面を見て和解を決意するという役回りが追加されているほか、第11話で描かれた劇中ゲームのオープニングムービーにも姿を見せている。
キーちゃん
本編テレビアニメ版に登場。ゲーム『フェアリーズストーリー3』の洞窟エリアに出現する設定の、上半身が人型、下半身が蜘蛛型の雑魚モンスターで、ゆんがモデリングを担当し、はじめがモーションを担当した。第3話ではゆんとはじめの見解の相違で、モーションを巡って口論になりかける場面がある。第11話では劇中ゲームのオープニングにやられ役として登場するほか、共に第3話で発注されたモンスター・ゴームと共に展示会の新作発表デモに登場し、はじめとゆんを感激させた。

『PECO』の登場人物[編集]

『フェアリーズストーリー3』に続いて青葉たち制作に関わる劇中ゲームで、続編ではない新規のタイトル。ステージクリア制のアクションゲームであるという設定[149]。ディレクターとして続投する葉月を筆頭に、『フェアリーズストーリー3』に関わった制作スタッフを引き継ぐ。青葉の思いつきがゲームコンセプトに関わるアイデアとして採用され、本編で彼女と親しい同僚たちも重要な仕事を任されている。ゲームのバックストーリーは『不思議の国のアリス』をモチーフにしたものとなっている[306]

ペコ
ゲーム『PECO』の主人公(プレイヤーキャラクター)。頭の上に大きなリボンをつけた、現代人[307]の少女。生きたぬいぐるみのモンスターたちが徘徊する異世界へと迷い込んでしまい、世界の謎を解き明かしながら生還を目指しているという設定[308]。倒したモンスターを着ぐるみとして装備することで[308]、同じ種類のモンスターからの攻撃を受けなくなったり[306]、多種多様なモンスターの特殊能力を行使したりすることができる[149][306]
当初はモンスターの能力を吸収するという漠然としたゲームコンセプトしか決まっておらず、青葉の案を下敷きにしてコウが助言や修正を加える形で[46]、二人の諍いを乗り越えてデザインが完成した。着ぐるみを着込んだ少女というコンセプトは青葉のアイデアによるもので、彼女が会社に泊まり込んで残業する際に使用しているクマの歩ける寝袋がモチーフとなっている[309]。葉月にはコウを青葉と競わせて新しい作風を開拓させたいという目論みがあったものの[168][310]、そうした思惑以上に青葉のデザインやコウとの協調性が評価され[310]、結果としては知名度のあるコウを前面に立てたいという商業的な思惑との齟齬を生むことになってしまう[311]
女王
ゲーム『PECO』のラスボス。ペコと同じ時代のヨーロッパ出身の女性で、異世界を作り出して閉じこもり、ぬいぐるみの住人たちをこき使っているという設定[307]。当初は意地の悪く恐ろしげな中年女性という人物像が想定されていたが[312]、青葉が聞き役として葉月とアイディアを出し合った結果、寝たきりで動けず身寄りもいない境遇にある、寂しがり屋の少女という設定が与えられた[313]。キャラクターデザインは青葉が3日がかりで描き[164]、モデリングはゆんが担当した[314]

その他の劇中作品[編集]

キュアレンジャー(原作)[134] / 信号戦隊シグナルスリー(テレビアニメ版)[315]
声 - 濱野大輝[316]
劇中1年目で、はじめが熱狂している戦隊ヒーロー[134]。原作とテレビアニメ版では劇中番組名やコスチュームが異なるが、「赤」「青」などの漢字をモチーフにしたマスクを被っている点は共通する。テレビアニメ版では、はじめが机の脇にこの作品のマスクを飾っている描写があるほか、第6話に登場する以外に、第9話、第10話で名前に言及されている。
劇中2年目には、昆虫をモチーフにした新たな戦隊ヒーロー『インセクトブラック』という作品が登場し、はじめやゆんの弟妹がショーに熱中する場面が描かれている[317]
魔法少女ムーンレンジャー
声 - 山村響[318]
ねね、はじめ、ひふみ、ゆんの弟妹が熱狂している戦闘美少女ものの劇中アニメ[239][319][137]。青葉もねねに誘われて劇場版を鑑賞し「感動した」と評している[320]。マイナーな女児向けアニメとしてスタートしたものの大人のファンからの支持も獲得してシリーズ化し[321]、シリーズ開始当初はたどたどしかったヒロイン役の声優が歌う劇中歌の人気も高いという設定[322]。劇中でヒロインを演じた声優(声 - 山村響[269])は『フェアリーズストーリー3』にも出演しており、打ち上げで青葉と対面している[319]。ヒロインの決め技は、両手でハート型を作るポーズから攻撃を繰り出す「メガ粒子レクイエムシュート」[323][319][324]。劇中2年目の4月の時点で2年半(10クール)の放送を終えて新主人公への交代があったと言及されている[321]
劇中ではヒロインの姿がコウと似た容姿で描かれているが、これは没になったエピソードの名残とされる[325]
ダンディーマックス
声 - 三宅健太[318]
テレビアニメ版に登場。はじめの机の上にフィギュアが飾られている、コートを着て頭に包帯を巻いた壮年男性のキャラクター。原作者が脚本を担当したテレビアニメ版第9話では、はじめ、ゆん、ねねがファンだったカルト映画に登場するキャラクターであったという背景が語られ、青葉も子供の頃に一度見たことがあったと言及されている。

舞台[編集]

テレビアニメ版に登場する阿佐ケ谷駅南口

青葉たちが働くゲーム会社「株式会社イーグルジャンプ」は、東京都[136]の都市部に所在しているという設定になっている。原作では具体的な地名に触れる場面がないものの、テレビアニメ版では青葉が阿佐ケ谷駅(東京都杉並区)で下車して南口経由で出勤していることが描写されている[326][301][注釈 51]。イーグルジャンプはゲームの制作部分を担当するデベロッパー企業で、劇中ゲーム『フェアリーズストーリー』や『PECO』は「芳文堂」というパブリッシャー企業が出資を行っているという設定となっている。劇中では「大きな会社ではない」[328]と言及されているイーグルジャンプだが、劇中の描写からは中小企業の規模ではないと解釈できるものもあり[26]、一般向けのテレビゲームを複数開発する規模の企業であることが描写されている[26]

社内の入退場および出退勤の記録は全てIDカードで記録されている[79]。テレビアニメ版では、正規の勤務時間は10時00分から19時00分(実働8時間)という設定[注釈 52]。劇中の登場人物はほとんどが女性だが、男性の社員もいることが言及されている[201]。チームを率いるディレクターが人事に関して決定権を持っており[201]、実力や相性を考慮したチーム分けがされている[178]。青葉の所属するチームが女性ばかり[203]なのは、ディレクターの葉月の「失敗を許容できるような可愛い子を部下にしたい」という意向や[185][201]、要職にあるコウとりんの人間関係を考慮した結果であることが示唆されているが[178]、男性中心のチームもある[201]。なお新入社員の採用は不定期であると言及されており[328]、人材の募集は一年を通して行っている[329]。未経験者の採用にも積極的である[注釈 52]。青葉が入社した年には、採用は青葉一人であった[328]

社員の労働環境については、正社員アルバイトでは賃金形態が異なるとされ、時給制となっているアルバイトが正社員と同じように残業や休日出勤を繰り返すと、正社員と給料の額が逆転してしまうという言及がある[330]。テレビアニメ版では正社員が月給制、アルバイトが時給制とされている[注釈 52]。正社員は睡眠時間を削っての夜遅くまでの残業が多く、マスターアップ(ゲームの完成)が近づくと泊まり込みの作業もあるという描写がされており[26]、劇中では遠回しに「ブラック企業ではないか」というニュアンスの指摘をされる場面もある[331][26]。ただし昇級や有給休暇の制度が健全に機能している描写もあるため、ゲーム会社という特殊性も加味すると、劇中で描かれる労働環境の善し悪しは読者の解釈が分かれるものとなっている[26]。マスターアップを迎えた後には有休休暇をまとめて消化する描写がある[332]

なお、本作の作者である得能はゲーム会社の取材に当たって、得能の知人が在籍する3DCGモデリング会社、株式会社フライトユニット(東京都杉並区)から取材協力を得ており[333]、登場人物たちのデスクの上の光景や[333]、社員の採用基準[334]、(テレビアニメ版での)猫のいる職場環境[335]などの設定に反映されている。またテレビアニメ版の劇中において、本編の登場人物たちが3DCGを制作している劇中ゲームキャラクターも、フライトユニットが協力している[333][336]。ただしフライトユニット代表の松本浩幸(安堂ひろゆき)[337]によれば、取材が反映されているのは部分的な要素であり、フライトユニットがそのまま劇中ゲーム会社のモデルとなっているわけではなく[335]、細かくパーティションで仕切られた、社員が女性ばかりの社内風景などは現実のフライトユニットの社内風景と異なっているとされる[335]

本作では、ゲーム開発を取り巻く環境については普遍的な内容に徹する方針で描かれており[3]、劇中で用いられている開発環境についてははっきりとした描写が少ないものの、第4巻にはAutodesk社の3Dモデリングソフト「Maya」のスクリプト言語であるMEL(Maya Embedded Language英語版)に言及する場面がある[105]。なお本作のテレビアニメ版では、「Maya」の市販教本『Autodesk Maya トレーニングブック3』の出版元のボーンデジタル社が協力しており[338]、ソフト名こそ実名ではないものへと改変されているものの、前述の教本をはじめ、ソフト関係の書籍が何種類か実物の装丁や丁割(ページレイアウト)で登場している。

漫画の中で実在の地名に言及される場面としては、第3巻#36話、第5巻#SP10話で青葉、ねね、ほたるが初日の出参りをするために高尾山(東京都八王子市)に登山する場面がある[注釈 53]

書誌情報等[編集]

単行本[編集]

得能正太郎 『NEW GAME!』芳文社〈まんがタイムKRコミックス〉、既刊5巻(2016年7月現在)

「THE SPINOFF!」の副題で出版された第5巻は、全ページが書き下ろしのエピソードの[340]、主人公である青葉の学生時代を描いた外伝的な作品(前日譚)となっており、読者が時系列に沿って第1巻の前に読んでも差し支えない内容が意図されている[340][341]。当初はこれを「第0巻」として出版することも検討されていたものの、出版上のルールで実現しなかった[342]。単行本の目次は裏表紙カバー袖にあり、各話サブタイトルと第1巻から通しで振られたエピソード番号がつけられているが、外伝である第5巻には「SP」で始まるエピソード番号がつけられ、本編と区別されている。

電子書籍[編集]

電子書籍版は2015年3月13日コミックシーモアが他の電子書籍ストアに先駆けて、単行本第1巻を独占先行配信するという形で開始された[343][2]。その後は他の電子書籍ストアでも販売が行われている。

関連書籍[編集]

  • アンソロジー『NEW GAME! アンソロジーコミック 第1巻』芳文社〈まんがタイムKRコミックス〉 2016年8月27日発売[344] ISBN 978-4-8322-4740-6
  • 得能正太郎『NEW GAME!画集 FAIRLYS STORY』芳文社〈まんがタイムKRコミックス〉 2016年10月12日発行(2016年9月27日発売[345]ISBN 978-4-8322-4752-9
  • 『NEW GAME! TVアニメオフィシャルガイド』芳文社〈まんがタイムKRコミックス〉 2016年12月27日発売 ISBN 978-4-8322-4790-1

テレビアニメ[編集]

第1期は2016年7月から9月まで、全12話が放送された。また、BD / DVDの全巻購入特典として約1話分相当のOVAが2017年5月に発送された[346][347]

第2期『NEW GAME!!』は2017年7月より放送予定[348]

製作・プロモーション[編集]

テレビアニメ化の発表は2015年10月28日発売の『まんがタイムきららキャラット』12月号にて行われた。2016年3月27日にはAnimeJapan 2016「NEW GAME!」のステージにてキャストや主要スタッフが発表された[349]。監督は藤原佳幸、シリーズ構成は志茂文彦、キャラクターデザインは菊池愛など、2014年に放送した『未確認で進行形』の一部スタッフが名を連ねている。原作者である得能も、脚本のチェックやブラッシュアップのための会議や声優の選考にも参加した[350]ほか、第9話では初めて脚本の執筆にも関わった[350]。得能によれば、こうした経験が原作に逆輸入され、登場人物の掘り下げなどに反映されたこともあったという[8]

2017年2月に行われたイベント『「NEW GAME!」ファン感謝イベント〜Next Level〜』にて、第2期の制作が発表された[351]

作風[編集]

原作単行本第1巻から第2巻の終わり(原作#25話)までの内容が、おおむね原作に沿った形で映像化された。ただし、原作では第2巻#25話(アニメ第12話相当)から青葉たちのチームの上司として登場した葉月しずくが、アニメでは第1話から主要登場人物に加わるといった変更も行われたほか、アニメで初登場した葉月の飼い猫のもずくが、アニメの放送期間中に出版された原作の連載にも登場するという逆移入も行われている。原作第2巻の最後は劇中ゲーム『フェアリーズストーリー3』の完成を祝う祝賀会までの出来事を描いており(「#あらすじ」も参照)、主人公の存在がきっかけで上司の八神コウが過去の挫折を乗り越えるという[29]、新章への導入を前にした節目となるエピソードでもあった[352][29]

第9話は原作者の脚本によるアニメオリジナルエピソードで[350][353]、シリーズ構成を担当する志茂文彦からの申し出という形で実現した[350]。青葉の高校時代を描いた第5巻「THE SPINOFF!」の内容にも触れつつ[354]、原作では良いオチが思いつかずに没になったエピソードを元にしたサービス回という位置づけになっている[355]。厳密には全編が完全なオリジナルではなく、原作単行本から4コマ1本分の内容が引用されており[356]、具体的にはCパートの内容の一部には原作#20話の一場面[357]が反映されている。

第11話は、ゲームソフトの展示会を描いた原作#20話が映像化され、劇中で主要登場人物たちが苦労して[285]作り上げてきた劇中ゲームソフト『フェアリーズストーリー3』が完成して日の目を見るというエピソードとなっており、本編の冒頭でも通常のオープニングに代わって劇中ゲームソフトのオープニングムービーが流れる構成となっている。ムービーは本格的な映像として見せることが意図され[285]、この回限りの主題歌が使用された[285]。映像に登場する劇中ゲームキャラクターのデザインは、総作画監督の岡勇一が担当している[285]。また、現実の東京ゲームショウ2016が開催される週に放送されたが、原作者の得能はこれは意図したものではなく偶然の一致であるとしている[358]

OVAの内容は原作第3巻#28話「社員旅行前編」、#29話「社員旅行後編」の映像化であることが予告されている[359]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

本作のメインキャラクターである、涼風青葉(高田憂希)、滝本ひふみ(山口愛)、篠田はじめ(戸田めぐみ)、飯島ゆん(竹尾歩美)によるユニットfourfolium(フォーフォリウム)が主題歌を歌っている。ユニット名の「fourfolium」は、数字の4を意味する英語のfourシャジクソウ属の植物(シロツメクサなど)の学名であるラテン語のTrifoliumかばん語にして、四つ葉のクローバーの意味を持たせた造語で[360]、本作の公式サイトにて公募の上で決定された[361]

第1期
オープニングテーマ
「SAKURAスキップ」(第1話 - 第10話、第12話)
作詞 - KOCHO / 作曲・編曲 - 奥井康介 / 歌 - fourfolium
「祈りの羽」(第11話)
作詞 - 紘瀬さやか / 作曲 - 加藤賢二 / 歌 - en
劇中ゲームソフト『フェアリーズストーリー3』オープニングテーマという体裁の曲。
エンディングテーマ「Now Loading!!!!」
作詞 - 烏屋茶房 / 作曲 - 和田たけあき / 編曲 - やしきん / 歌 - fourfolium
第3話では未使用。
挿入歌「CONTINUE...?」(第3話)
作詞・作曲・編曲 - ヒゲドライバー / 歌 - 涼風青葉(高田憂希)
第3話のクライマックスで、青葉がねねからの電話で村人(A)の設定について語っているうちに、自分の与えられた仕事の意義に気付く場面で流れる。
第2期[362]
オープニングテーマ「STEP by STEP UP↑↑↑↑」
歌 - fourfolium
エンディングテーマ「JUMPin' JUMP UP!!!!」
歌 - fourfolium

各話リスト[編集]

エピソードの順序は原作とテレビアニメ版で差異がある。各話サブタイトルは原作でのサブタイトルと異なっており、エピソード中の登場人物の台詞から取られている。

話数 サブタイトル[363] 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 総作画監督 原作話
第1話 なんだかホントに入社した気分です! 志茂文彦 藤原佳幸 山野雅明 菊池愛 #01、#02
#03
第2話 これが大人の飲み会…… 竹下良平 海保仁美、高柳久美子
藤原奈津子
菊永千里 #10、#05
第3話 遅刻したらどうなるんだろう 藤原佳幸 博多正寿 原口浩 天﨑まなむ、久保茉莉子
中川洋未、武藤幹
佐藤このみ
岡勇一 #07、#04
第4話 初めてのお給料…! 永井真吾 上坪亮樹 山野雅明、市原圭子
三島千枝
天﨑まなむ
岡勇一
#08、#09
第5話 そんなに泊まり込むんですか? 藤原佳幸 原口浩 寒川歩 山中いづみ、朱原デーナ
岡本恵里香、和田清美
菊池愛 #06
#13、#14
第6話 発売……中止とか? 山田由香 竹下良平 中川洋未、藤原奈津子
岡郁美、佐藤このみ
本多みゆき、池田広明
冨田泰弘、寿門堂
天﨑まなむ #11
青葉・はじめ・ゆん
ひふみ・コウ・りんの休日
#番外編、#12
第7話 新人の教育はしっかりしてください 志茂文彦 サトウシンジ 原口浩 渡邊祐記、久保茉莉子
中野裕紀
岡勇一 #15、#16
第8話 夏休みだぁああ!! 永井真吾 おざわかずひろ 野木森達也 海保仁美、金璐浩
菅原美智代、吉村恵
菊永千里 #17、#18
第9話 出勤しちゃいけないんですか? 得能正太郎 博多正寿 守田芸成 山野雅明、三島千枝
市原圭子、高柳久美子
藤原奈津子、立口徳孝
菊池愛
天﨑まなむ
岡勇一
アニメオリジナル
第10話 正社員ってお給料を安くするための法の抜け穴… 山田由香 上坪亮樹 仁井学、中野裕紀
藤原奈津子、山野雅明
中川洋未、岡郁美
天﨑まなむ
岡勇一
菊池愛
#19、#21
第11話 リーク画像が昨日、ネットに出てましたよ! 永井真吾 原口浩 久保茉莉子、藤原奈津子
奥田陽介、板倉健
澤田謙治、中川洋未
高柳久美子、三島千枝
岡勇一
天﨑まなむ
菊池愛
#20、#23
#22[注釈 54]
第12話 ひとつ夢が叶いました! 志茂文彦 藤原佳幸 菊池愛、岡勇一
天﨑まなむ、山野雅明
久保茉莉子、藤原奈津子
高柳久美子、中川洋未
武藤幹、渡邉祐記
- #24、#25
きらら警察24時!
OVA 私、社員旅行って初めてなので… 山田由香 平牧大輔 山野雅明、天﨑まなむ
久保茉莉子、橋口隼人
菊池愛  

放送局[編集]

日本国内 テレビ / 第1期 放送期間および放送時間[364]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [365] 備考
2016年7月4日 - 9月19日 月曜 22:30 - 23:00 AT-X 日本全域 製作委員会参加 / CS放送 / リピート放送あり
2016年7月6日 - 9月21日 水曜 0:30 - 1:00(火曜深夜) TOKYO MX 東京都
水曜 1:35 - 2:05(火曜深夜) テレビ愛知 愛知県
水曜 2:30 - 3:00(火曜深夜) 毎日放送 近畿広域圏 アニメ特区』第1部
2016年7月7日 - 9月22日 木曜 0:00 - 0:30(水曜深夜) BS11 日本全域 BS放送 / 『ANIME+』枠
日本国内 インターネット放送 / 第1期 放送期間および放送時間
放送期間 放送時間 放送局 備考
2016年7月6日 - 9月21日 水曜 23:00 - 23:30 AbemaTV[366] リピート配信あり
2016年7月9日 - 9月24日 土曜 0:00 - 0:30(金曜深夜) ニコニコ生放送
2016年7月13日 - 9月28日 水曜更新
2016年7月14日 - 9月29日 木曜 0:30(水曜深夜) 更新 ニコニコチャンネル 最新話限定で無料配信
日本国内 テレビ / 第2期 放送期間および放送時間[367]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [365] 備考
2017年7月11日 - 火曜 21:30 - 22:00 AT-X 日本全域 CS放送 / リピート放送あり
2017年7月12日 - 水曜 0:30 - 1:00(火曜深夜) TOKYO MX 東京都
水曜 1:35 - 2:05(火曜深夜) テレビ愛知 愛知県
水曜 2:30 - 3:00(火曜深夜) 毎日放送 近畿広域圏 『アニメ特区』第1部
2017年7月13日 - 木曜 0:00 - 0:30(水曜深夜) BS11 日本全域 BS放送 / 『ANIME+』枠
日本国内 インターネット / 第2期 放送期間および放送時間
配信期間 更新時間 配信サイト 備考
2017年6月29日 - 木曜 21:00 - 21:30 AbemaTV リピート配信あり

関連商品[編集]

BD / DVD[編集]

発売日[368] 収録話 規格品番
BD DVD
第1期
1 2016年9月28日 第1話 - 第2話 ZMXZ-10831 ZMBZ-10841
2 2016年10月26日 第3話 - 第4話 ZMXZ-10832 ZMBZ-10842
3 2016年11月25日 第5話 - 第6話 ZMXZ-10833 ZMBZ-10843
4 2016年12月21日 第7話 - 第8話 ZMXZ-10834 ZMBZ-10844
5 2017年1月25日 第9話 - 第10話 ZMXZ-10835 ZMBZ-10845
6 2017年2月24日 第11話 - 第12話 ZMXZ-10836 ZMBZ-10846
第2期
1 2017年9月27日予定 第1話 - 第2話 ZMXZ-11401 ZMBZ-11411
2 2017年10月25日予定 第3話 - 第4話 ZMXZ-11402 ZMBZ-11412
3 2017年11月29日予定 第5話 - 第6話 ZMXZ-11403 ZMBZ-11413
4 2017年12月22日予定 第7話 - 第8話 ZMXZ-11404 ZMBZ-11414
5 2018年1月24日予定 第9話 - 第10話 ZMXZ-11405 ZMBZ-11415
6 2018年2月23日予定 第11話 - 第12話 ZMXZ-11406 ZMBZ-11416

CD[編集]

発売日[362] タイトル 規格品番
2016年6月22日 TVアニメ「NEW GAME!」ドラマCD1 MFCZ-1070
2016年7月27日 SAKURAスキップ ZMCZ-10785
2016年7月27日 Now Loading!!!! ZMCZ-10786
2016年9月28日 TVアニメ「NEW GAME!」ドラマCD2 MFCZ-1071
2016年11月25日 TVアニメ「NEW GAME!」ドラマCD3 MFCZ-1072
2017年2月8日 ミニアルバム「Now Singing♪♪♪♪」 ZMCZ-10927
2017年2月22日 ラジオCD「RADIO NEW GAME! コウとりんの進捗報告会」Vol.1 HBKM-0121
2017年7月26日予定 STEP by STEP UP↑↑↑↑ ZMCZ-11295
JUMPin' JUMP UP!!!! ZMCZ-11296
2017年8月23日予定 VOCAL STAGE 1 ZMCZ-11301
VOCAL STAGE 2 ZMCZ-11302
2017年9月27日予定 VOCAL STAGE 3 ZMCZ-11303
VOCAL STAGE 4 ZMCZ-11304
2017年10月25日予定 オリジナルサウンドトラック ZMCZ-11624

Webラジオ[編集]

RADIO NEW GAME! 〜コウとりんの進捗報告会!〜』のタイトルで、2016年7月5日より響 - HiBiKi Radio Station -にて配信された[369]。隔週火曜日更新。パーソナリティは日笠陽子(八神コウ 役)と茅野愛衣(遠山りん 役)。2017年4月18日からは『RADIO NEW GAME! イーグルジャンプの進捗報告会』にリニューアルされ、イーグルジャンプの先輩と後輩が月替わりで番組を担当する[370]

コウとりんの進捗報告会[編集]

ゲスト
コーナー
  • ふつおた - 作品や番組への感想など、普通のお便りを紹介するコーナー。
  • 今月のコンペ - 毎月お題を提示し、投稿された作品の中からNO.1を決めるコーナー。
  • りんはなんでもお見通し! - 仲良しなコウとりんのような関係を見習い、「こんな時どうする?」のようなお題に対して、日笠の回答を茅野が当てるコーナー。
  • 先輩に話してみなさい! - 後輩の相談に乗るコウとりんのように、リスナーの相談に乗るコーナー。どんな設定で相談に乗るかはくじで決める。

イーグルジャンプの進捗報告会[編集]

パーソナリティ

ラジオCD[編集]

ラジオCD「RADIO NEW GAME! コウとりんの進捗報告会」Vol.1 - 2017年2月22日発売。CD2枚組。1枚目は高田憂希(涼風青葉 役)と朝日奈丸佳(桜ねね 役)による新規録り下ろし「あおっちとねねっちの進捗報告会」を、2枚目は通常配信回の第1回から第12回を収録。

ゲーム[編集]

NEW GAME! -THE CHALLENGE STAGE!-』(ニューゲーム ザ チャレンジステージ)のタイトルで5pb.より2017年1月26日に発売された。対応機種はPlayStation VitaPlayStation 4、ジャンルはアドベンチャー

「フェアリーズストーリー3」の予約が好調なことから追加ストーリーをダウンロードコンテンツとして制作することになり、そのアートディレクターとなったという設定の青葉たちのストーリー。

育成パートでは青葉を育成する。会社の先輩に仕事を教わることで青葉の能力が上昇していく。誰から教わるかによって青葉の能力値が変化する。育成パートの合間にはアドベンチャーパートがあり、ここでは他のキャラクターとの会話イベントとなる。会話の選択肢によって、親密度が変化する。ストーリーの後半ではキャラクターの個別ルートに進行する。個別ルートはゲーム完成後の社員旅行という設定で、様々なイベントが発生する。

オープニング主題歌「ググッとワーク☆彡」
作詞 - KOCHO / 作曲・編曲 - 奥井康介 / 歌 - fourfolium[涼風青葉(高田憂希)、滝本ひふみ(山口愛)、篠田はじめ(戸田めぐみ)、飯島ゆん(竹尾歩美)]

コラボレーション[編集]

鉄道
2015年3月28日より叡山電鉄デオ720形723号車ラッピングヘッドマークを施して運行、出町柳駅に青葉の等身大パネルを設置[371]。テレビアニメ化決定後の同年10月28日よりヘッドマークデザインを変更している[372]。2017年4月からは再度ヘッドマークデザインが変更される[373]
2016年にはコラボ1日乗車券・特別入場券が2か月連続(第1弾:8月27日、第2弾:9月18日)で発売された[374][375]
ゲーム
2016年7月15日より31日までスマートフォン用ゲームアプリ『乖離性ミリオンアーサー』でコラボレーションされ、ログインキャンペーンやスペシャルクエスト、ガチャ提供された[376]
2016年8月3日よりスマートフォン用ゲームアプリ『jubeat plus』でTVアニメ「NEW GAME!」の楽曲のOPテーマ『SAKURAスキップ』、EDテーマ『Now Loading!!!!』、さらにカップリング曲の『Shake!』『ほっしーの!』を加えた4曲がmusic packとしてが配信開始[377]。また期間限定のコラボとして9日から、楽曲の先行配信や、専用QUBEがプレイできてQUBEを進めることでNEW GAME専用マーカー&背景が入手できた他、専用QUBEを選択した際には青葉の限定ボイスが収録された[378]
2016年11月11日より12月7日までスマートフォン用ゲームアプリ『ウチの姫さまがいちばんカワイイ』でコラボレーションされ、ログインキャンペーンや特別ステージ、ガチャが提供された[379]
カフェ
2016年9月21日より10月4日まで東京都杉並区阿佐ヶ谷に位置するアニメコラボカフェ『SHIROBACO』でコラボレーションカフェが行われた[380]
イヤフォン
オンキヨー&パイオニアイノベーションズよりコラボレーションしたパイオニアブランドのイヤフォン4製品を直販サイト「ONKYO DIRECT」で2017年2月13日より3月31日までの期間に予約販売し、製品発送を5月中旬に行った[381]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 作者は単行本第3巻発売時点での一例として、連載開始時はまだ任天堂Wii Uが発売直後、『艦隊これくしょん -艦これ-』の運営開始前であり、スマートフォンを使った携帯電話ゲームが増加する兆候はあったものの主流になるとは想像できなかったと述べている[3]。また、作者がゲーム会社に勤務していた頃の体験と、現役でゲームの開発に携わっている友人から聞かされる開発環境にもギャップを感じているという[3]
  2. ^ 例えば、単行本第3巻の後半で青葉とコウがキャラクターデザイナーの地位を巡って険悪になる場面は、状況は異なるものの実体験が反映されたエピソードとされる[9]
  3. ^ 場面自体は、朝早くから意気込んで出社した主人公が、前日から職場に泊まり込んでいた上司2人の、あられもない格好でもつれ合って身動きできずにいる姿を目撃してしまい、状況を誤解して赤面するという展開の一部となっている[21]
  4. ^ 例えば商業作品でも、大川ぶくぶの漫画『ポプテピピック』第3話では、ポプ子がこの場面の流行に言及するエピソードがある[24]。2015年のテレビアニメ『ハッカドール THE あにめ〜しょん』第11話では多くの作品のパロディに混じって、ハッカドール1号がこの場面の真似をし、2号と3号が次のコマの台詞で応じる場面がある。
  5. ^ 2004年12月号から2014年11月号までの10年間はアニメ化された『ひだまりスケッチ』『GA 芸術科アートデザインクラス』『Aチャンネル』『キルミーベイベー』の4作品(2012年7月号は『はるみねーしょん』と『キルミーベイベー』の合同表紙)が表紙を飾っていた。
  6. ^ この場面は画力ではなく構図によって、商業作品を手掛けた経験の有無を見せつけるような演出が意図された[53]
  7. ^ a b c その実体はゲームが完成した後に書き下ろされたり修正されたりした「設定っぽい画集」であったと語られている[56]。これは作者である得能の体験が反映されているエピソードとされる[2]
  8. ^ 面接本番でのできごとは第1巻表紙のカバー裏で描かれている。
  9. ^ 作者曰く「男禁止」[57]
  10. ^ 作者の得能によれば、第1話のネーム段階までは「涼風あおば」という表記になる予定であったものの、敬称をつけると「おばちゃん」「おばさん」のように見えてしまうことにネーム段階で気がつき、名前自体は変えたくなかったために漢字表記に変更されたという[4]
  11. ^ 在学中は美術大学に進学してから就職することも選択肢に入れていたため[47][65]、美術の経験を積んでいる[66]。前日譚となる第5巻では、美術大学の合格通知とイーグルジャンプからの採用通知を同日に受け取って選択を迫られ、就職の道を選んだエピソードが描かれている[67]
  12. ^ 入社時には未経験であった3Dモデリング[72]にも意欲的に取り組んでいる。
  13. ^ ブラウスのボタンを全て閉め、襟をスーツの外に出さず、白いソックスの上にスニーカーを履いている。スーツは父母から代金を出してもらい[80][81]、面接を受ける前に友人のねね、ほたるにも見立ててもらって選んだもので[82]、襟元のリボンはねねの発案による[83]。なお高校時代の制服はセーラー服であった[66]。入社時にはコウから着こなしが間違っており学生服にしか見えないと指摘され[79]、一般的なレディーススーツの着こなしに修正されるが、童顔のせいで似合わないという理由で元に戻された[84]。その後何度か他の登場人物から学生服と間違われるたびに「スーツです」と言い張る描写が繰り返されている[85][86]。なお青葉自身はこれがフォーマルな装いではないことも認識しており[87]、過去にイーグルジャンプの面接を受けた際にはリボンを外してレディーススーツらしい着こなしに改めていた[88][89]
  14. ^ ひらひらした服を着ていて走ることが苦手なゆんより足が遅く[95]、在学時には体育の授業を休みがちだったほたるともドッヂボールで互角であった[96]
  15. ^ ただし#50話では決意の表明として、表情を歪ませながらも飲み干している[100]
  16. ^ スクリプト言語[105]ショートカットキー[106]を使った仕事効率化に詳しく、動かしやすいモデルの作り方に関してもアイデアを持っている[107]、という描写がされている。
  17. ^ ひふみ自身の表現では「コミュ障[104]。ただし、他人の顔色をうかがう観察眼には長けているとされる[108]
  18. ^ 遅刻届の理由にも顔文字を使い、コウに叱られたことがある[109]
  19. ^ かつてコミュニケーションが苦手であったコウが、ひふみに会話の練習をしてもらったことがあり、その流れで先輩のコウやりん相手にタメ口でちゃん付けで話すようになったという経緯が語られている[110]
  20. ^ 一部の男性読者から反響のあった設定だという[123]
  21. ^ 物語序盤においてはひふみの性格が完全に定まっておらず、描写にぶれもあったという[125]
  22. ^ a b テレビアニメ化が決定する以前の原作では、ゆんは関西弁を喋る描写がされていたものの、出身地については「関西出身」[129]という言及しかなかった。テレビアニメ版では、役を演じた竹尾歩美が辛うじて関西圏内と言える三重県(東海地方に分類する場合もある)の出身であったことから、三重県の方言のイントネーションを基本にしつつも、関東圏の人にも馴染みのある関西弁を意識した口調で喋る、という方針で演出されている[130]。テレビアニメ版公式サイトのプロフィールでは、ゆんは三重県出身という設定になっている。
  23. ^ 瓶底眼鏡にお下げという学生時代の出で立ちが描かれている[133]。物語開始時点でも、自宅では名札のついたジャージを着ている描写があり[134]、また学生時代とはデザインの異なるものの、家では眼鏡を使っていることが明かされている[135]
  24. ^ 名前はれん(声 - 松田利冴)、みう(声 - 川上千尋)といい[137]、劇中1年目の年末の時点では来年から小学生だと言及されている[138]
  25. ^ ゆんとはじめは「青葉が接しやすいように子供っぽく振舞っているだけ」と主張しているものの、以前から彼女の上司であったりんからは即座に「初耳」と突っ込まれている[141]
  26. ^ 実際には隠せていなかったが、当時の友人は見て見ぬふりをしていた[155]
  27. ^ 困ったときには何でも任されている状態が続いていたため、かえって後継が育たない点を指摘される場面もあった[74]
  28. ^ はじめ曰く「会社に住んでる」[38]
  29. ^ コウ自身は、自分には胸もなく色気がないと自己評価しており、男っぽい格好の方が合っていると主張している[158]
  30. ^ 入社前からコウに憧れていた青葉すら、初対面の際にはラフな格好で現れたコウが、攻略本のインタビュー記事で見知っていた「八神コウ」と同一人物であることに、言われるまで気がつかなかった[161][162]
  31. ^ 作者の得能によれば、当初はコウとは同期ではなく、ひふみの入社より後に別のゲーム会社から転職してきたという裏設定で描かれていたが、劇中で過去の経緯を詳しく描く機会がなかったことから没設定となり、その後コウとは同期という設定に変更されたという[124]。原作本編では第3巻以降に、コウと同期で入社したという描写[175]がされている。
  32. ^ 作者の得能によれば「百合[176]ボーイズラブ風にカップリング表記すれば「りんコウ」[177]
  33. ^ ただし、当の本人であるコウはなにに使ったか、どこへ行ったかも覚えていなかった。
  34. ^ なお、葉月自身はりんとコウの間柄を全面的に応援しているわけではなく、「つきあってられない」[179]「爆発しろ」[180]とも言っている。
  35. ^ 青葉やねねに「うみこ」と呼ぶように言っており、執拗に「アハゴン」という姓で呼ぼうとするコウに対しては暴力も辞さない。
  36. ^ 過去に『フェアリーズストーリー2』でコウがアートディレクターの仕事を上手くこなせず役職を降りた時、ひふみは既に社員であったが[112]、うみこが転職してきたのはそれより後だった[185]と言及されている。
  37. ^ コウ曰く「あれでもいい人」[187]。葉月曰く「仲間思い」[188]
  38. ^ 作者自身がFPSやTPSを趣味としていたことが、うみこの趣味に投影されているとされる[57]
  39. ^ 原作では、青葉たちがうみこに誘われてFPSやTPSに挑戦するというエピソードの構想があったものの、作品の方向性に沿ったエピソードとして面白くならなかったという理由で没となった[57]。一方でテレビアニメ版第7話では、青葉とコウがサバイバルゲームの練習に付き合うエピソードに尺が取られている。
  40. ^ テレビアニメ版第4話では、年齢を問われて「永遠の20歳」と誤魔化す場面がある。テレビアニメ版第7話では、会社の健康診断で慣れないバリウムを飲まされたという言及があり、原作の該当エピソードには葉月は登場していないものの、「30歳未満はバリウムの検査がない」という言及がある[194]
  41. ^ 後に発売された第5巻で、実は入社前に会っていたことが描写された[200]
  42. ^ 同じ場面を描いた第1巻表紙カバー裏でも後ろ姿で登場している[212]
  43. ^ テレビアニメ版第1話の該当場面には登場していない。
  44. ^ ただし原作ではあまり強調されないものの、実は胸が大きいという設定で[236]、劇中でも水着姿になった時にそのように評される場面がある[237]。テレビアニメ版では設定が反映され[236]小柄でもグラマーに描かれている。
  45. ^ 劇中ゲームのタイトルは『NENE QUEST』で、効果音とBGM以外は全てねねの自作であると言及されている[249]
  46. ^ 原作では、フェアリーズストーリーシリーズの旧作を熟知していなければ分からないような不具合の報告もあり、企画から評価されたという言及がある[251]。テレビアニメ版では原作と同様の言及に加え、第8話にねねの書いた報告書が具体的に読み取れる場面があり、アイテムや地名などの固有名詞における前作との齟齬などを、多岐に渡って指摘していることが描写されている。
  47. ^ 作者の得能によれば、本編が上司と部下という関係を描いていることから、ちなつの場合は本編とは異なる立場を意図したという[212]
  48. ^ 原作ではテレビアニメ版と設定が異なり、物語開始から2年目の時点でコウはもずくのことを知っているが[279]、青葉、ゆん、はじめはもずくと初対面[280]という描写になっている。
  49. ^ アニメ化に当たって原作者の得能により、裏設定として大まかなバックストーリーが設定されたものの、内容は既存のゲームソフトの内容を組み合わせたオマージュであるとされる[286]
  50. ^ 原作では、ソフィアの設定を作った葉月は青葉との面識に乏しく、コウはソフィアの設定が偶然にも青葉に似ていることに気がついて仕事を割り振ったが[207]、葉月は青葉に、わざと似せて死なせたわけではないと弁明している[207]
  51. ^ テレビアニメ版の第3話には駅名標が大写しされるカットや、「阿佐ケ谷駅 南口」などの文字が読み取れる看板が描かれたカットがある。なお原作の第1話では駅名の看板が空白になっているのに対し[327]、テレビアニメ版第1話の同じ場面では看板に駅名の一部が映り込んでいる。
  52. ^ a b c テレビアニメ版の第8話アバンタイトルで、イーグルジャンプの正社員・アルバイトの募集のチラシをねねが見ている描写があり、採用基準や労働条件などの募集要項が明かされている。
  53. ^ 第3巻では地名は明示されず「去年と同じ場所」と言及されるのみであるが、その1年前を描いた第5巻「THE SPINOFF!」では「高尾山」という具体的な地名に言及されている[339]。劇中では青葉たちが電車で高尾山へ向かう様子や、リフト山頂駅付近で初日の出を迎え、高尾山薬王院で初詣する様子が描かれている。
  54. ^ 原作の#23話は#22話の後日談であったが、テレビアニメ版では出来事の順序が入れ替わっている。

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参考文献[編集]

外部リンク[編集]