血液型性格分類

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血液型性格分類(けつえきがたせいかくぶんるい)とは、血液型によって人の性格を分類したものを指す。一般的にはABO式血液型によって性格特性を分類し、A型は~な性格、B型は~な性格、などといった具合に言及される。1971年以降、大きな影響力を持った能見正比古(1925年 - 1981年)と能見俊賢(1948年 - 2006年)の親子が提唱したのは血液型人間学であり、新たな学問であるかのように提唱していたが、正比古の死後、1980年代には日本の心理学側からこれを否定した研究結果が登場するようになった。本項ではそれ以外の判断法も広く話題として扱う。

血液型性格判断も広く血液型占いと呼ばれることがあるが、占いの方の記事では、血液型同士の相性や運勢、血液型の星座との組み合わせの占いを扱う。

概要[編集]

日本の心理学が出した結論として、血液型性格分類と血液型には統計的な関連は認められていない(ただし、自己成就現象についてこの注釈も参照)[1]。血液型性格分類が広まっているのは、日本とその影響を受けた韓国といった一部地域だけであり[2]、それ以外の地域では性格と血液型を関係づける習慣がなく、日本の血液型性格分類は奇妙に思われている[3]。そもそも血液型への関心自体が無く、その大半が自分の血液型を知らない。(輸血が必要な時などは、その場で血液型検査が行われる)[注釈 1][4]

能見の血液型人間学について心理学側からの検証が行われた理由には、大衆娯楽的なほかの著者とは違い、著名人の血液型の統計分布を比率として示しデータを中心としていたことが挙げられる[5]。一方、単に占いであれば学術的な検討の土壌に上げることは躊躇される[6]。1970年代から2000年代前半にかけて、多くのテレビや書籍が根拠なく分類を広めた[7]

血液型性格分類の受容[編集]

日本の心理学では、血液型性格分類が人々の間どのように受容されているのかということも心理学的探究のテーマのひとつとなっており、コミュニケーションのためということや、この考え方を取り入れることで役立っていると解される[8]

誰しもに血液型はあるため、話題にしやすく、会話も弾みやすいという利点がある[8]

血液型性格分類を信じる心理状態[編集]

心理学者の大村政男が、1984年にNHK総合でも実施した実験では、気質と血液型の説明を別の血液型とで入れ替えても、90%前後の人々が自分に該当すると答えたという。血液型性格分類以外の様々な性格テストや占いにおいて生じる現象だという。[9]

大村政男の実験例では、学生(対象:四年制大学生・短期大学生279人)を対象にアンケートの形で「質問紙のA・B・AB・O型それぞれの欄に性格特性と呼ばれるもの(能見正比古のあげたもの)が列挙したものを学生に渡し、『あなたの実際の性格はどの血液型のものに当てはまるか?』と質問した」ところ、どの型の学生も「自分の実際の血液型の欄にある性格特性が一致している」と回答した者が多かったが、このとき意図的にOとA・BとABの血液型のラベルを入れ替えた(つまり「A型の性格特性があてはまる」と答えた人は実際にはO型が一致していると回答していた。)にもかかわらずこのような結果が出ていた[10]

大村はこういった分類法が当たっているように感じる理由として、以下のFBI効果を上げている[11][12]。こうした効果によって血液型性格分類が人々に受容されると、大村は考えている[8]

  • フリーサイズ効果(Freesize):「誰もが着られるフリーサイズのTシャツ」のように、各血液型の特徴として挙げられているものが誰にでも当てはまるものである汎用性がある[11]。「堅実な暮らしを望む」「マイペースな暮らしを望む」という特徴では、どの血液型でも70%、80%と多くの人が該当すると答えたということで「フリーサイズ効果」だとしている[12]バーナム効果とも言う[8]
  • ブラックボックス効果(Blackbox):2012年にBにはこれを当てはめ、人の心もとても理解できないブラックボックスで、しかしどの血液型をここから取り出して見てみようとしても実際にあるのは自分自身であるというよくわらかない文章である[12]。1992年では、ラべリング効果(Labeling)として「張られたラベルを信じ込む」ように、「これがA型の特徴」といわれると実際に合ってなくてもそう思ってしまうとしていた[11]
  • インプリンティング効果(Imprinting):暗示性が強い人が当てはまってしまいやすい、「刷り込み」のようにいったん信じ込むとその印象がずっと残る。

サトウタツヤによれば、複雑に考えることを避けるために権威に従うという心理が背景にあると考えた[8]

血液型による差別[編集]

血液型性格分類が普及すると、血液型が人事の採用や配置の決め手に使われるようになり、差別だと問題提起されるようになった。

2004年には、放送倫理・番組向上機構が、非科学的であり差別につながりかねないとし放送の自粛を求めた[13]。採用試験の応募用紙に血液型の記入欄があったため、改善するよう労働局から指導された企業もある[14]厚生労働省熊本労働局は「血液型は職務能力や適性とは全く関係ない」と呼びかけている[14][15]

血液型のように本人によって選択できない遺伝情報に基づいて、人を否定的に捉えた場合には差別行為となるという意見がある[16]。このような「血液型差別」は人種差別と同様の構図を持っており、実際に欧米における血液型性格分類は人種差別を肯定するために研究されてきた歴史があるという意見がある(#西洋における類型学[16]

大学生を中心とした6660人での調査では、血液型によって馬鹿にされた差別されたといった不快な経験をしたという自己評価の平均値については、AB型よりもB型で最多である[17]

2010年に約100名の大学生を対象とし、採用担当者の役、あるいは恋人選択の役を振る舞ってもらい、与えられたプロフィールを見たとき、主に重要となったのは容姿や大学名、趣味となっていて血液型の重要度は10%以下であり、重要性は低いが就職ではA型・O型はA型を好み、B型・AB型はこれを嫌い大きく異なった[18]

ブラッドタイプ・ハラスメント[編集]

ブラッドタイプ・ハラスメントは、日本において少数の血液型であるAB型に対する不当な評価であり、そのことが心理的な苦痛を与えていることである[19]。血液と性格に関係があるかどうかではなく、少数派の集団の方が評価が低くなる傾向があるため、日本で小集団のAB型の人々は苦痛になっている可能性が高い。このように福島大学行政社会学部の助教授であった佐藤達哉がこの用語を作り問題提起したものである。先だって特徴を点数で評価した平均点はAB型の特徴で低かったためである。[19]

血液型性格分類の統計関係の研究[編集]

能見の血液型人間学について心理学側からの検証が行われた理由には、大衆向けのほかの著者とは違い、能見らが著名人の血液型の統計分布を比率として示しデータを中心としていたことが挙げられる[5]。1984年から1985年には、テレビなどでも心理学者による批判がはじまったが、この時点では能見も当初から統計データとして提示してきたものなので、反論を行った[20]

心理学者の松井豊は、ランダムに対象が選ばれたJNNのデータを用いた統計解析を行い、1980/1982/1986/1988年の合計約1万2千人分が対象となっており、性格に関する質問24項目と血液型の質問によって、各年度共に3-4項目に統計的に有意な共通性があったが、全年度では1項目のみでそれも各年度で最高の比率である血液型が年度ごとに異なるため一貫性がないとされ、この結果は1991年の『立川短大紀要』に掲載された[21]。また同時に、A型とその他型に分けて分析すると、予言の自己成就現象がみられることを注釈に記した[21]。この研究は九州大学社会心理学の講師の縄田健悟が「最も重要な国内研究」とする[14]

予言の自己成就についてほかの研究で分かったことは、JNNデータを使った長崎大学教育学部の武藤らの研究(2011年)は、1988年まで10年間で約32000人のデータとされる研究をさらに2000年まで拡張しても(人数未掲載)有意な差が見られたとし[22]、2014年には縄田によるランダムに選ばれた有効人数約9700人での日米の2004-2005年のデータでは有意な差は見られなかった[14]

日本の心理学が出した結論として、血液型性格分類と血液型には統計的な関連は認められていない(ただし、自己成就現象についてこの注釈も参照)[1]

医学の分野においては、血液型ではないが1990年代にはセロトニンやアドレナリンに影響することで性格行動に影響する遺伝子の存在は指摘されている[23]。1978年まででは脳細胞との関りについて際立った研究結果はなかった[注釈 2]。免疫学の専門家である高橋利忠は、2009年までの状況で、専門分野である血液型によるピロリ菌の感染しやすさの違いなどを説明した後、知る限り血液型と脳細胞の活動の関係を証明した報告はないとした[27]。2010年代に研究が進み、神経伝達物質であるドーパミンと血液型遺伝子が関係しているという仮説などは提唱されている[28]

なお病気では、2000年に科学雑誌『Nature』の「遺伝」についての総説では「胃腸管に関するいくつかの形質に弱い相関が確認できるが、血液型と疾患の相関については再現性よく示されたものはない」とされた[29]。2016年の「血液型」に関する総説では多様に30種類ほどの病気との関係性を示す研究が網羅されている[30]

統計の解釈[編集]

1991年に松井豊は血液型性格の論争には決着がついていないと記しており、データの収集法に問題あるとして、JNNのデータを使った統計解析を行った[21]。テレビや雑誌などの調査では「関連性がある」とする科学的根拠が具体的に提示されない場合がある[6]

賛成者、批判者共にデータに問題がある。サンプリングの問題としては母集団からデータの対象を偏って抽出していて、それは自らの性格分類の信奉者であったり、所属大学の大学生を対象にすれば[21]、既に授業により否定的な知識を得ているかもしれないため、ランダムサンプリングが必要である[31]。妥当性の問題として、測定指標が個々の研究で異なるため[21]、信頼性の高い方法を使う必要がある[31]

心理学者の菊池聡によればあくまで統計的な傾向であり、「女性より男性のほうが筋力がある」「何型はどういう傾向」という統計的な傾向であるため、「一般男性より筋力の強い女性」のような個々の例を示す形での反証はなりたたず、必要とされるのはあくまで統計的な事実である[32]

日本パーソナリティ心理学会ホームページのQ&Aでは、2009年に理事の渡邊芳之が、こうして厳格な科学のルールに則って出された結果によって「血液型と性格は関係ない」と断言することはできないものの、「いまのところ血液型と性格に関係があるとは言えない」という考えがおおむね支持されているとしている[33]。研究者の多くは血液型性格分類による血液型と性格の間に関係があるとは考えておらず、多くの研究において、血液型と性格の間に関係があるとは結論づけられていないため、血液型性格分類は疑似科学だと言われることもある[34]

パーソナリティの類型論の誤りの事例(体型など、本来パーソナリティとは関係ない要素をパーソナリティと結びつけようとするもの)のひとつとして、心理学教育の場で血液型性格判断が紹介されることもある。

心理学者のサトウタツヤと上村は2006年に、能見らの血液型性格学については、第三者による検証可能な論文が提示されていないので科学的だとはできないが、血液型と性格の関係について将来に何かが発見される可能性まで否定するものではないとし、また一方で実証されていないので可能性を受け入れる必要もないとしている[6]。実際、流行していた性格分類には否定派だった大村も海外で開発された性格因子を使って、血液型ごとの傾向を探る研究を実施したこともあり、特徴の強い・弱いが判明し、それをテレビ番組で紹介したこともある[6]。この研究は論文発表はされておらずお蔵入りしている[35]

心理学会の閉鎖性[編集]

そうした背景から、工科学者の石川幹人は清水武との共同研究で、社会流行を追った形での学術的研究だという批判もあるため、血液型と性格の関連性についての新たな研究を実施した[5]。2009年に、血液型と性格の5因子モデルとの関連において、効果量が小さいため予測力は小さいが統計的には関連が有意であった結果を、2つの心理学の学会誌に投稿したが、いずれも掲載を断られている[35]。通常、問題点の指摘の後、再度投稿する機会が与えられることが多いが、それもなかったとして信念の対立があったとしてそれを公開した[35]

  • 内容が正しくても学会として掲載を認められず、データに一貫性がないというこれまでの血液型性格研究の結果の全てを覆しているものではないことが理由だとされたので、清水は研究にお蔵入り効果が生じている可能性も指摘した[35]
  • 社会文化の影響が、血液型が本来持つ生物学的な影響から分離できていないと指摘された[35]
  • 説明として両立できることなのだが、予測力が低く関連がないとしたいのか、統計的に関連があるとしたいのかのどちらかの選択を迫られた[35]

性格の5因子モデルの研究[編集]

台湾の研究では、176名の学生を対象として血液検査を実施し、血液型と性格の5因子モデルの外向性の関連性を否定する結果が出た[36]

血液型性格分類が広まった経緯[編集]

西洋における類型学[編集]

西洋では歴史的に見て、性格を類型に分類し、それとは別の類型との関係を論じる説が提唱されてきた歴史がある(類型学[37]。例えば、医学の基礎を作ったヒポクラテスは「体内には血液、黄胆汁、黒胆汁、粘液という4種類の体液があり、これらのバランスが崩れると病気にかかる」と述べ、また「体液のバランスが性格にも関わる」と述べた(四体液説)。ヨーロッパでは中世まで、こうした説が信じられていた(現代の医学は、医聖ヒポクラテスに敬意を払ってはいても、これらの説に関してはナンセンス、と判断している)[37]

ABO式の血液型が発見されるのは1901年のドイツでのことである[38]。ドイツでは当時ハイデルベルク大学のガン研究所の教授だったE・フォン・デュンゲルン(Emil von Dungern)博士が、動物の血液型を調べたところ「チンパンジーは全て同一の血液型であることがわかり、他の動物はチンパンジーと異なる血液型であることが多い」ことを発見した[39]。ドイツに留学しデュンゲルン博士のもとで学んだ医師の原来復(はら・きまた)は[40][信頼性要検証]1916年に「血液ノ類属的構造ニツイテ」という論文を発表し、血液型と気質の関連を研究対象にしようとする試みについて語った[12]。しかし、原のこの論文では、まだ関係性を断定するような言い回しは使っていなかった[38]

この年代には白人A型人種優秀論として、実際とは異なるが白人にA型が多く東洋人にB型が多いと提唱されて人種差別につながっていた[38]。原は1916年の『医事新聞』で血液型で知的レベルを決定してしまうのは厳しすぎると、人種差別を批判した[38]。「○○人は血液型が...型だから優秀なのだ。○○人は血液型が...型だから劣るのだ」といったような説明(現在では間違いとされる病的科学)がまことしやかに学説として唱えられていた[注釈 3]

ナチス・ドイツも人種差別を正当化するために、血液型性格診断を利用していた[37]。血液型の遺伝の仕組みは当時から知られていたため、「血液型=性格」であれば性格は遺伝で決まることになり、「ゲルマン系ドイツ人の血統が優れている」としたい彼らにとって好都合だった[37]1932年にドイツで出版された『血液型便覧』には「ドイツ人に多い血液型」を優れた血液型とし、「高い知能」「勤勉」などと肯定的なことが書かれ、一方で「ユダヤ人やアジア人に多い血液型」を劣った血液型として、「暴力犯罪者」「精神薄弱」「感染に弱い」などと非常に否定的なことが書かれた[37]

古川竹二の『血液型と気質』[編集]

昭和初期には、東京女子高等師範学校(現お茶の水女子大学)教授であった教育学者古川竹二が、血液型と気質の関連を科学的な研究対象にしようとする一連の試みが広く注目を浴びた。古川の最初の論文は、1927年に『心理学研究』誌上に発表された「血液型による気質の研究」である[注釈 4]。その後に一連の試論の集大成として1932年に『血液型と気質』が出版された。同書の内容が古川学説とされることが多い[注釈 5]

古川学説は、当時金沢医科大学教授であった古畑種基らに支持され、心理学だけではなく、医学、教育など多くの分野で注目を集め、その影響下で多くの調査がなされた[注釈 6]。このため数多くの追試が行われたが、血液型と気質の関連を論じる際に例外が多過ぎることから最終的に古畑は懐疑的になり、結果的には当時の学会で古川学説は否定された。

大日本帝国陸軍においても古川学説の影響を受け、血液型から将兵の気質・能力を分類することで、部隊編成の際に最も適した兵科・任務にあてることができるとの考えから、各部隊から将兵の調書を集め研究が行われた。1926年、当時の大日本帝国陸軍軍医の平野林と矢島登美太が、「人血球凝集反応ニ就テ」を『軍医団雑誌』に発表した。これは、血液型から兵隊としての資質を判定したものであった。統計的に意味のある結果は出なかったものの、科学的考察を加えるに足るものとして唱えられていた[43]。しかしその後の同様の研究では、期待した結果は得られず、1931年に中止された。

また東京朝日新聞に、「児童の気質調べに奇怪な血液検査-小石川窪町小学校の保護者から厳重な抗議申し込み」という記事が掲載された(1928年)。このように当時から一般庶民からの批判もあった。最終的には、1933年日本法医学会総会において古川学説は正式に否定された[44][注釈 7]

能見正比古による再度の注目[編集]

第二次世界大戦後は長らく取り上げられることがなかったが、古川学説に影響を受けた能見正比古が、1971年に『血液型でわかる相性』、続いて1973年に『血液型人間学』など一般人向けの著作を発表・出版。これによって血液型性格分類が広く知られることとなった。また戦前の「血液型と気質」という言い方が「血液型と性格」という言い方に替えられたのも、この能見正比古の著書からである。

これらの本で能見正比古・能見俊賢親子は、様々な調査を行い独自の理論を展開したが、現在では多くの専門家や学会からは正当性のないものだとされている。能見正比古・俊賢親子は、10万人分以上のデータを集めているため、一見母集団からの標本抽出にムラがないものと感じられる。しかし能見親子のデータの収集は、能見の著書『血液型でわかる相性』などの読書カードを送り返してきた人だけを対象に行ったものだと息子の俊賢が語っている(その他に講演会の参加者や協力者などもある)。そのため最初から母集団に大きな偏り(バイアス)が生じており、偏りのないことを前提とした通常の統計手法を用いたこと自体が間違いだったと指摘されている。[注釈 8]。その後、台湾、韓国、中国でも若干数、血液型と性格に関する書籍や論文が書かれている。

ブームの到来[編集]

テレビ番組は頻繁に血液型による性格分類やそれによる相性などを紹介してきた。例えば捏造で話題となった『発掘!あるある大事典』の報道が代表として挙げられる。地上アナログ放送では2004年2月21日からの1年間だけでも、約70本もの血液型性格関連説に関するテレビ番組が放映された[6][注釈 9]。中には特定の血液型を肯定的に扱い、特定の血液型を差別的に扱ったものもあった。

  • 1985年、シンガー・ソングライターのさだまさしによるヒット曲「恋愛症候群」(および同年の「もーひとつの恋愛症候群」)では恋愛感情を血液型で分析した歌詞が歌われた。
  • 同じく1985年、コミックバンドのバラクーダーが「演歌・血液ガッタガタ」を発売。ABO式の各血液型の特徴とされる性格を歌詞にして男性が女性を揶揄する内容。1989年、女性お笑いコンビのピンクの電話が、同じ曲で男女の立場を入れ替えた歌詞の「血液ガッタガタPARTII」を発売。2曲とも、4つの血液型すべて「嫌いな性格」と歌っている。
  • 1987年、三菱ミラージュで血液型別のCMを放送していたことがある。
  • 1988年、アイドル歌手相川恵里が本人の血液型にちなんだ「ABコンプレックス」を発売。しかしながら、後に調べたところ本人の血液型はB型だったことが判明。
  • 1990年前後、森永ハイチュウで血液型別のCMを放送していたことがある。
  • 1990年に丹羽兵助が刺され失血死した事件の際に、異なる型の血液が輸血されるという医療事故が生じた。 議員が公表していた血液型が実際とは異なっていたからであるが、これは選挙における有権者への印象を考慮したためで、背景には当時流行していた血液型占いがあるのではないか、という指摘がある[45]
  • 1990年福岡ダイエーホークスの監督に就任した田淵幸一は、血液型を考慮に入れてメンバーを決めたことがある。また、2011年東北楽天ゴールデンイーグルスのコーチになったときも血液型による捕手の配球を選手に指導した。田淵は2002 - 2003年期の星野仙一政権下の阪神タイガースでコーチを務めた時にも血液型性格分類に凝っており、星野から否定的な指摘を受けたことがある。
  • 1991年嘉門達夫のアルバムに収録された「血液型別ハンバーガーショップ」では、前奏で「人間の性格がたった4種類に分類されるわけがない」と前置きした上で、各血液型の性格の「欠点」とされる行動・言動をコミカルに風刺した。
  • 1980~90年代に活動したオウム真理教は、信者の分類に血液型を取り入れていた[46]
  • 2005年はなわのアルバムに収録された「B型ロックンロール」は特定の血液型に対する偏見や差別意識を助長させる可能性のある内容であった。
  • 2005年、韓国で映画『B型の彼氏』が公開された。翌年には日本でも公開された。
  • 2008年には、『○○型の説明書』シリーズがすべて年間売上10位以内に入った[14]
  • 2009年、フジテレビで2月の23日から26日の四夜連続ドラマ『血液型別 オンナの結婚する方法』が放送された。

日本人を対象にした調査では、過半数が血液型性格分類に肯定的な態度を示すとともに血液型性格分類の話を好んでいるという報告もあった[注釈 10]

能見の親子が死去した後もこれを引き継ぐアボ・ファン(ABO FAN)が根強い力を持っていると、2012年に大村政男が記している[47]

社会問題化[編集]

一般社会への浸透には、テレビ放送が大きな役割を果たし、これらの番組が血液型への偏見、固定観念を広めたとされる[39]。そして、テレビ番組によって、いじめや差別が助長されたと感じる人々から、放送局は視聴者からのクレームを受けることとなった。

2004年(平成16年)にBPO(放送倫理・番組向上機構)は、「血液型によって人間の性格が規定されるという見方を助長することのないよう要望する」との声明を発表[13]民放連の放送基準「第8章 表現上の配慮」54条に抵触するとして、「血液型判断に対し、大人は“遊び”と一笑に付すこともできるが、判断能力に長けていない子どもたちの間では必ずしもそういうわけにはいかない。こうした番組に接した子どもたちが、血液型は性格を規定するという固定観念を持ってしまうおそれがある」とした。

性格分類の肯定者の中には「血液型による性格分類は根拠がないという立証はされていない」(ゆえに間違いではない=悪魔の証明#消極的事実の証明)といった見解を述べる人もいる[要出典]。テレビ番組制作側は、こうした意見を後ろ盾に血液型性格分類を扱う番組を作っていた部分もある[要出典]。実際、BPOからの指摘に対し、一部のテレビ局はそのような趣旨の回答をしていた[要出典]

しかし、非科学的で根拠のないことを時事かのようにメディアが流し、差別意識を世間に植え付けたと人々から批判を受けることとなった。こうした指摘を受け、一部の番組では「血液型ですべてが決まるというわけではありません。決めつけや偏見は絶対にやめましょう」等といった形ばかりの注意喚起がなされるケースもあった。[13]

偏見ステレオタイプや認知の歪みといった問題を、重要な研究テーマとしている社会心理学科学社会学)でも近年研究が進んでいる。血液型性格分類が社会に流布する仕組みや、このような説が流布することによって、人の認知にどのような歪みが生じるのか、あるいは「信じているように振舞う人の動機は何か」といった角度から研究されており、論文が多数書かれている。近年では、「血液型」および「性格」という言葉がタイトルに含まれる論文では、こういった社会心理学側からの論文が主流になりつつある。

  • 2002年大学入試センター試験の「現代社会」の設問において、大村政男による血液型性格分類についての否定的な調査結果(バーナム効果を示したもの)が資料問題として使われたことがある[48]
  • 2006年、血液型性格分類のブームが過熱しすぎた日本を描いた松岡圭祐の小説『ブラッドタイプ』が出版された。白血病の女性が骨髄移植により血液型がB型に変わるのを嫌い(骨髄移植は白血球抗原 (HLA) 型の一致が必要とされるため、赤血球の型であるABO式の血液型より優先される)、輸血を拒否し生命の危機に陥るなど、迷信に基づく騒動が頻出、臨床心理士らがその非科学性をどう証明し混乱を鎮めるか、というストーリーである。なお、松岡はこの小説を執筆する前に、「 究極の血液型心理検査」という血液型性格診断を行うウェブサイトを立ち上げた。それをのべ450万人が利用し、診断後にこのサイトの血液型診断が当たっているのかという問いに対して、9割以上の利用者が「この血液型性格診断は当たっている」と答えた。だが、後に松岡がこのウェブサイトについての仕掛けを公表、心理診断は行っているものの血液型の問いに関する分析はプログラム上で全く行っていないことを明らかにした。
  • 2011年7月4日には、岩手・宮城両県知事への発言を問題視された松本龍復興担当大臣(当時)が記者会見で、自身の血液型と出身地を発言の原因だとする弁明を行なった。欧州メディアからは「失敗を血液型のせいにできるのか」といった反応があった[49]BBC東京特派員のローランド・バークは松本復興担当大臣の弁明の解説として「血液型のせいにするなど荒唐無稽に聞こえるかもしれないが、日本では血液型は性格に影響すると信じられている」とコメントしている[50]

注釈[編集]

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  1. ^ ただし十分な医療支援なしに輸血を行う蓋然性が高い軍隊では認識票(ドックタグ)に刻印する、ブーツなどに自分の血液型を書くなどの対策がなされることがある
  2. ^ 1978年までにはABO式血液型の反応率は、胃に対する反応率を100%とすれば、十二指腸(90%)などと比較して脳細胞は最も低く、有無の判定ができない程度の反応(8%)しか検出できなかった[24][25][26]
  3. ^ ドイツのクレッチマーは、体型と気質の関連に関する分類を行い、1921年に『体型と性格』という書を出版した。
  4. ^ 古川は東京女高師に訓導(教師)として任官し、児童の選抜(入学試験)にも関わることになって、知能検査を補うものとして気質に着目した。古川は児童の親などから何か言われたような節があり、根拠を説明するために気質論が必要になった、ともされる[41]
  5. ^ 主な手法は、ABO式血液型別の質問項目(自省表)をそれぞれ10項目程度ずつ作成し、質問紙法により血液型との一致率を測定するものである。古川の発表によると、自省表は80%以上の一致率があるとされた。これとは別に、職業別にABO式血液型を調査して、職業特性と比較したりしたが、被験者の数は30人未満であり、現在の統計学からすると有効なデータではない。なお、当時の心理学会には古川を否定する論文は以下の2件のみであり、実質的に否定したのは日本法医学会である。
    • 岩井勝二郎(京都帝国大学心理学教室)「血液型と気質-京都に於ける心理学関係者に於て試みられたる一調査の報告」、『応用心理研究』第1巻第2号、1932年、 16-21頁。
    • 守安直孝(岡山県庄内小学校訓導)「血液型と個性標徴との関係」、『応用心理研究』第1巻第3号、1932年、 63-78頁。
  6. ^ 古川説の影響力の大きさについて。1928年(昭和3年)から1935年(昭和10年)の間に、血液型気質相関説の影響下に書かれた論文の数は、医学、心理学、教育学などを分野を中心に総計約290にもおよぶと言う[42][41]
  7. ^ 現在一般的に使われているχ2-検定のFisherによる最初の発表は1934年であるため、現在の統計学によって否定されたのではないことに注意。また、心理学会では肯定的な論文も出されていた。
  8. ^ また能見は、「特定の血液型に偏った人口構成になっている各国と比べて、4種類の血液型いずれもが一定数の割合を占めているアジア諸国の方が多様な性格の人で構成されている」としているが、この説が学術の体をなしていないという批判も存在する。ただし本格的な批判は彼の死去後(1981年以降)のことである。白佐俊憲&井口拓自(1993)『血液型性格研究入門』の文献目録によると、能見正比古の存命中は心理学者の批判はほとんど存在しない。
  9. ^ この論文の末尾には(論文中で言及されている)TV番組名が20ほど一覧として記載されている。捏造で話題になった『発掘!あるある大事典』も含まれている。
  10. ^ Yahoo!リサーチ(2008年12月25日発表)「「血液型本」に関する調査」 - 「自分の性格が適切に表現されており、共感・納得する」(66%)、「自分の性格を客観的に把握できたり、新たな発見がある」(59%)、「個性などを表現する手段や方法のひとつだと思う」(50%)、「友人付き合いで役立つ」(48%)、「恋愛関係で役立つ」(47%)
    上瀬由美子、松井豊「血液型ステレオタイプ変容の形―ステレオタイプ変容モデルの検証」、『社会心理学研究』第11巻第3号、1996年、 170-179頁。 - 「血液型性格判断は楽しい」(83.6%)、「血液型性格判断が好き」(61.5%)
    山下玲子 (2008)「血液型性格判断はなぜすたれないのか」日本社会心理学会第48回大会発表論文集 - 自身が参加した血液型性格分類の話題を「面白い、続けたい」と思ったことがある人は51.3%(全体の261人中134人)。また、調査対象である大学生は「相応の知識を持ってよく話題にし」「血液型と性格の間には多少の関係があり」「自身の血液型についてもある程度当てはまる」という結果が示されている。

出典[編集]

  1. ^ a b
    意見
    • 大村政男 『血液型と性格 新訂』 福村出版、1998年ISBN 4-571-24034-1 1990初版。この分野の主要な研究者の大村は、血液型性格判断を偽科学だとしていて、サンプリングに偏りがあり、能見はデータを公開していないといった理由である。
    • 『「心理テスト」はウソでした。』 日経BP社、2005年ISBN 4-8222-4446-6 JNNデータを使った1991年の松井の研究を肯定し、一貫した結果がないので性格との関係は確認できないとする。自分の学生の136名の学生を対象とした研究を紹介しているが、これとは別に母集団が200人は必要、ランダムサンプリングが必要という点について記している。
    • 上村晃弘、サトウタツヤ「疑似性格理論としての血液型性格関連説の多様性」、『パーソナリティ研究』第15巻第1号、2006年、 33-47頁、 doi:10.2132/personality.15.33 第三者による検証可能な学術論文が発表されていないと記している。
    自己成就論の研究
    • 山崎賢治、坂元章「血液型ステレオタイプによる自己成就現象~全国調査の時系列分析 (口頭発表 対人行動II 3)」、『日本社会心理学会大会発表論文集』第33巻、1992年、 342-345頁。 - 血液型性格関連説が社会的に広まり始めた数年後の1978年を起点に1988年まで、JNNデータを使って日本人延べ32,347人の自己評価による性格の経年変化を調べた。血液型性格分類を信じ、自分の性格をそれに合わせて振る舞っている人が有意に多いこと(自己成就現象)を示した。英語論文では、Sakamoto, A., Yamazaki, K. (2005年). “Blood-typical personality stereotypes and self-fulfilling prophecy: A natural experiment with time-series data of 1978–1988”. Progress in Asian Social Psychology 4: 239–262. 
    • 武藤浩二、長島雅浩他 (2012) (PDF). 教員養成課程における科学リテラシー構築に向けた疑似科学の実証的批判的研究 (2011年度科研費研究成果報告書) (Report). https://kaken.nii.ac.jp/ja/file/KAKENHI-PROJECT-22650191/22650191seika.pdf 2018年9月8日閲覧。.  - 前述の山崎ら(1992)による1988年まで10年間32,347人の解析を、さらに2000年代にまで拡張して解析しても、同様の結果がでることが判明した(詳細な人数・年数は未掲載)。
    • 山岡重行、大村政男、浮谷秀一「血液型性格判断の差別性と虚妄性」、『日本パーソナリティ心理学会発表論文集』第18巻0、2009年、 11頁、 doi:10.24534/amjspp.18.0_11 - 大学生を対象とし(ランダムではない)1999年から2009年までの6600人を調べたところ、血液型性格分類に対するステレオタイプを持つ被験者に限り多くの項目で有意差が出た(自己成就減少)。
    • 縄田健悟「血液型と性格の無関連性―日本と米国の大規模社会調査を用いた実証的論拠」、『心理学研究』第85巻第2号、2014年、 148-156頁、 doi:10.4992/jjpsy.85.13016 - ランダムに選ばれた2004-2005年の日米約1万人のデータを調べたが自己成就現象について有意差は出なかった。
  2. ^ 朝日新聞 2017年4月26日
  3. ^ 海外記事を紹介するnewSphereの記事(血液型に対する海外メディアの反応)では「海外では血液型と性格を結びつけることはないためか、日本のこうした慣習は新鮮なようだ」としている。しばしば海外メディアは日本の奇妙(Weird)な習慣として血液型性格診断を紹介している
  4. ^ Ruth Evans Japan and blood types: Does it determine personality?, BBC NEWS, 2012-12-5.
  5. ^ a b c 清水武、石川幹人 「ABO 式血液型と性格との関連性―主要5因子性格検査による測定」『よい教育とは何か』 北大路書房、2011年ISBN 978-4-7628-2754-9
  6. ^ a b c d e 上村晃弘、サトウタツヤ「疑似性格理論としての血液型性格関連説の多様性」、『パーソナリティ研究』第15巻第1号、2006年、 33-47頁、 doi:10.2132/personality.15.33
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  8. ^ a b c d e 小山由「トーテミズムとしての血液型人間分類」、『常民文化』第37号、2014年3月、 1-30頁。
  9. ^ 大西赤人 『「血液型」の迷路』 朝日新聞社、1986年、86-87頁。ISBN 4-02-255472-X 該当箇所で心理学者の大村政男が語っている。
  10. ^ 高田明和 、大村政男 協力『Newton別冊 人体の不思議 からだと脳の秘密/がんとエイズは治るか?』、編集人 竹内均、株式会社教育社、1992年、雑誌07048-10、P.106-107・107表「「あなたにあてはまる性格は?」日本大学、大村政男教授が行ったアンケートより」。
  11. ^ a b c 高田明和 、大村政男 協力『Newton別冊 人体の不思議 からだと脳の秘密/がんとエイズは治るか?』、編集人 竹内均、株式会社教育社、1992年、雑誌07048-10、P.107。
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  14. ^ a b c d e 縄田健悟「血液型と性格の無関連性――日本と米国の大規模社会調査を用いた実証的論拠――」、『心理学研究』第85巻第2号、2014年、 148-156頁、 doi:10.4992/jjpsy.85.13016
    “科学 血液型と性格「関連なし」…日米1万人超を調査”. 読売新聞(YOMIURI ONLONE). http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20140722-OYT8T50051.html 2014年8月17日閲覧。 
  15. ^ 厚生労働省の「血液型は職務能力や適性とは全く関係ない」という発表内容は以下:公正な採用選考のために熊本労働局、2015年10月12日閲覧
    ただし、全国の労働局を総括する厚生労働省本省のサイトでは同様の発表内容は確認できない。2015年10月19日閲覧
  16. ^ a b 山岡重行(2001)「第二夜 血液型性格診断に見るダメな大人の思考法―思いこみと勘違いのメカニズム」 『ダメな大人にならないための心理学』(pp.35-73)
  17. ^ 山岡重行、大村政男、浮谷秀一「血液型性格判断の差別性と虚妄性」、『日本パーソナリティ心理学会発表論文集』第18巻0、2009年、 11頁、 doi:10.24534/amjspp.18.0_11
  18. ^ 大瀬幸則、瀧川哲夫「血液型ステレオタイプが就職採用課題に与える影響 (ポスター発表) (PDF) 」 、『日本社会心理学会大会発表論文集』第51巻、2010年、 424-425頁。
  19. ^ a b 佐藤達哉「ブラッドタイプ・ハラスメント」、『現代のエスプリ』第324号、1994年、 154-164頁。
  20. ^ 大村政男 『血液型と性格 新訂』 福村出版、1998年、215-219頁。ISBN 4-571-24034-1
  21. ^ a b c d e 松井豊「血液型による性格の相違に関する統計的検討」、『立川短大紀要』第24巻、1991年、 51-54頁。 全年度で有意に共通するのは1項目のみで、それも各年度で最高の比率である血液型が年度ごとに異なるため一貫性がないとされ、その結論とは別に注釈部分で予言の自己成就の可能性が示された。
  22. ^ 武藤浩二、長島雅浩他 (2012) (PDF). 教員養成課程における科学リテラシー構築に向けた疑似科学の実証的批判的研究 (2011年度科研費研究成果報告書) (Report). https://kaken.nii.ac.jp/ja/file/KAKENHI-PROJECT-22650191/22650191seika.pdf 2018年9月8日閲覧。.  - 山崎ら(1992)による1988年まで10年間32,347人の解析を、さらに2000年代にまで拡張して解析しても、同様の結果がでることが判明した(詳細な人数・年数は未掲載)。
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  43. ^ 安斎育郎 (2007年)『だまし博士のだまされない知恵』など
  44. ^ 松田薫 『血液型と性格」の社会史―血液型人類学の起源と展開』 河出書房新社、1994年ISBN 4-309-24145-X
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参考文献[編集]

出典で扱われていない学術書・論文[編集]

  • 白佐俊憲&井口拓自(1993)『血液型性格研究入門―血液型と性格は関係ないと言えるか』川島書店 - 2人の心理学者による検討
  • 前川輝光(1998)『血液型人間学―運命との対話』松籟社 - 肯定的な見解
  • 詫摩武俊&佐藤達哉編(1999)『現代のエスプリ 血液型と性格―その史的展開と現在の問題点』至文堂 - 海外の学術文献リストも収録
  • Sung Il Ryu, Young Woo Sohn (2007). A Review of Sociocultural, Behavioral, Biochemical Analyses on ABO Blood-Groups Typology. The Korean Journal of Social and Personality Psychology. - 先行研究を著者独自のメタアナリティックな方法(メタアナリシスのことではない)で分析したもの。心理学者による肯定的な見解
  • 鈴木芳正(2008)『血液型別ウラ血液型診断書』ミヤオビパブリッシング
ABO式以外の血液型と性格・気質の相関についての研究を含むもの

血液型性格分類はABO式血液型による分類を指すことが大半であるが、白血球型なども含めた血液型全般による分類を指すこともあった。

  • 溝口元(1993)「ABO式以外の血液型と性格との関連をめぐって」『日本性格心理学会大会発表論文集』2, 7.。
  • Cattell, R. B. et al. (1980). The realation of blood types to primary and secondary personality factors. Mankind Quarterly, 21, 35-51. - ABO式血液型、MN, Rh, P, Kell, Duffy, Colton, 血清型5種、酵素型5種との一時的および二次的性格要因との関係があるかどうかの研究。ただしMankind Quarterlyは優生学と人種隔離政策を擁護する団体 (International Association for the Advancement of Ethnology and Eugenics) によって設立された雑誌であるため、ほとんどの学会で学術雑誌として認められていない。
  • Harburg, E. et al. (1982). Twelve blood markers and measurement of temperament. J. Psychiat, 140, 401-409. - ABO式血液型、MN, Rh, P, S, Kell, Kidd, Duffy, Lewis, 血清型3種と気質との関係があるかどうかの研究

関連項目[編集]