ヨーク (小売業)
本社の入居するテレコムセンター | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒135-0064 東京都江東区青海2-5-10 テレコムセンター西棟12階 |
設立 | 1975年12月 |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 8010001088324 |
事業内容 | 食料品中心のスーパーマーケットチェーン |
代表者 | 代表取締役社長 大竹正人 |
資本金 | 30億円 |
売上高 | 1449億7500万円(2019年02月28日時点)[1] |
営業利益 | 16億0300万円(2019年02月28日時点)[1] |
経常利益 | 16億2200万円(2019年02月28日時点)[1] |
純利益 | ▲7億4600万円(2019年02月28日時点)[1] |
純資産 | 268億1300万円(2019年02月28日時点)[1] |
総資産 | 470億0900万円(2019年02月28日時点)[1] |
従業員数 | 6214人(2017年度) |
主要株主 | セブン&アイ・ホールディングス 100% |
外部リンク | https://www.york-inc.com/ |
株式会社ヨークは、日本のスーパーマーケットチェーン。セブン&アイ・ホールディングスの完全子会社である。
概要
店舗網
関東地方南部を中心に「ヨークマート」等の店舗を展開(2020年12月時点で100店 - 東京都 22、神奈川県 30、千葉県 26、埼玉県 22)。同じセブン&アイ系列のスーパーマーケットにヨークベニマルがあり、こちらは関東地方では茨城県と栃木県にのみ出店していて、棲み分けがされている。しかし、茨城県に関しては、2005年の「ヨークベニマル赤塚店」の開店から、2009年の「新取手店」の閉店までの約4年間はエリアが重複していた。
食品スーパーマーケットが中心だが、店舗によっては衣料品も扱っている。中には、ヨークベニマルと同様に「ヨークタウン」として広大なロードサイド店舗として営業しているところもある。
セブン&アイグループの事業再編
2020年6月、セブン&アイグループは首都圏の食品スーパーマーケット事業をヨークマートに集約する事業再編を実施する[2]。
食品スーパーマーケット事業としてヨークマートの他に、イトーヨーカ堂本体で2010年代以降展開している「食品館イトーヨーカドー」、同じくイトーヨーカ堂直営のディスカウント型スーパーマーケット「ザ・プライス」、2019年に新規業態の実験店としてオープンした「コンフォートマーケット」がグループ内に存在していた。今回の事業再編ではこれら全てをヨーク(ヨークマートから社名変更)に事業譲渡し[3]、将来的に「ザ・プライス」を除く店舗のブランド名を「ヨークフーズ」に統一する予定である。(「ザ・プライス」は「ヨークプライス」に変更)[2]
ロゴ
イトーヨーカ堂(以下「IY」)と同じく、鳩のロゴマーク(ただし IY が赤と青なのに対しヨークマートはヨークベニマルと同様の赤と緑でヨークベニマルとは色が逆)から、セブン&アイ・ホールディングス(以下「7&iHD」)のロゴに変更された。しかし店舗では鳩のマークがそのまま使われている。
2020年から展開する「ヨークフーズ」および「ザ・プライス」から転換された「ヨークプライス」では、セブン&アイ・ホールディングスのコーポレートカラーである赤・オレンジ・緑の鳩のマークが使用されている[4]。
電子マネー
セブン&アイ・ホールディングスグループの電子マネーであるnanacoは、2012年3月19日より全店で利用できるようになった[5]。レジやサービスカウンターにてチャージが可能。
沿革
- 1975年 - 首都圏をテリトリーとする食品専門のスーパーマーケットを運営する子会社として、イトーヨーカ堂全額出資により株式会社ヨークマート設立。
- 1976年7月 - 1号店の勝田台店が開店。
- 1998年4月 - 「毒蝮三太夫のミュージックプレゼント」(TBSラジオ)の冠スポンサーとなる。放送の中継は、ヨークマートからとなる。これは東食が経営破綻(現・カーギルジャパンとして再建)したことにより撤退した後の受け皿として協賛したもので、東食時代から取引のあった食品メーカー数社がサブ協賛していた。
- 2006年3月 - 持株会社制移行。イトーヨーカ堂の一部を分割して、セブン&アイ・ホールディングスが吸収合併したことでヨークマートの株式を取得したため、ヨークマートはセブン&アイ・ホールディングスの100%子会社となる。
- 2007年3月 - 「毒蝮三太夫のミュージックプレゼント」のスポンサーを降板。
- 2008年11月 - 初めて大型ショッピングセンターへ出店。フードセントラルララガーデン川口店とフードセントラルモラージュ菖蒲店の2店舗が続けてオープン。
- 2009年2月 - 茨城県唯一の店舗であった新取手店が閉店し、茨城県から撤退。
- 2012年3月 - 全店で電子マネー「nanaco」の利用開始。
- 2018年1月 - 群馬県唯一の店舗であった玉村店が閉店し、群馬県から撤退。
- 2020年5月13日 - 新業態となる「ヨークフーズ」1号店(ちはら台店)をオープン[6]。
- 2020年6月1日
- 2020年6月5日 - ヨーク運営の「食品館イトーヨーカドー」のブランド名を「ヨークフーズ」に、「ザ・プライス」を「ヨークプライス」に変更[6]。
POSシステム
店舗一覧
現在の店舗
閉店した店舗一覧
この節の加筆が望まれています。 |
- 茨城県
- 水海道店(営業当時は水海道市・現在の常総市、閉店時期不明) - 水海道駅前のショッピングセンター「みつかいどうプラザ」のキーテナント。
- 新取手店(取手市、2009年2月22日閉店) - 跡地はスーパーマーケットのマスダを経て、現在はTAIRAYA。
- 結城店(結城市、1984年10月[8] - 1990年に閉店) - 後にイトーヨーカドー結城店に業務転換し[9]、2004年7月に閉店。その後、コモディイイダが出店するが、2019年2月28日に閉店[10]。
- 群馬県
- 埼玉県
- 高坂店(東松山市、1990年代前半頃閉店) - 公団高坂ニュータウン内にあり、閉店後入れ替わりでマミーマート松風台店(現店舗の場所とは異なる)となった。
- 若葉店(鶴ヶ島市、1990年代前半頃閉店) - 公団富士見団地内にあり、現在のデニーズ若葉店の西側のマンションの場所にあった。
- 常盤町店(深谷市、2003年2月閉店)
- 深谷西店(深谷市、2008年12月31日閉店) 深谷市から完全撤退した。
- 幸手店(幸手市、2011年6月26日閉店) - 同年6月29日に新幸手店開業に伴う閉店。
- 武里店(春日部市、2012年1月22日閉店)
- 南桜井店(上記画像の店舗。春日部市、2012年5月27日閉店)春日部市から完全撤退した。
- 東京都
- 千葉県
- 増尾店(柏市、閉店時期不明) - 跡地は温泉施設「南増尾健美の湯」。近隣には現在も営業している新柏店・青葉台店がある。
- 道野辺店(鎌ケ谷市、2009年10月18日閉店) - 同年10月28日に東道野辺店(ヨークタウン東道野辺)開業に伴う閉店。
- みどり台店(千葉市稲毛区、閉店時期不明) - ユニマートになったのちに、営業譲渡の後に現在はマルエツとなっている。
- 緑が丘店(八千代市、1997年3月開店 - 2019年2月17日閉店) - 周辺の経営環境の変化と今後の動向を見据えた結果閉店。跡地は居抜き出店という形でOKストア八千代緑が丘店となっている。
ヨークマート足立加平店
ヨークマートグリーンプラザ松戸稔台店 1987年 9月3日開店 96年3月3日閉店 跡地は解体パチンコ店オープン
1995年頃には ヨークデリカとして お惣菜店を関東と長野県に出店していたが2006年に撤退している
ヨークマート 蓮田店 2003年7月3日開店2009年10月3日閉店
脚注
- ^ a b c d e f 株式会社ヨークマート 第44期決算公告
- ^ a b “セブン&アイHD「ヨークフーズ」誕生で食品スーパー再成長へ、ヨークマート・食品館・コンフォートマーケットを集約”. 食品産業新聞社 (2020年5月14日). 2020年5月19日閲覧。
- ^ 食品館イトーヨーカドーのうち、ららぽーと新三郷店・ららぽーと湘南平塚店・埼玉大井店・川越店・おおたかの森店・瀬谷店を除く。
- ^ “セブン、新食品スーパー「ヨークフーズ」1号店。首都圏食品戦略”. Impress Watch. インプレス (2020年5月12日). 2020年5月12日閲覧。
- ^ “電子マネー『nanaco』がますます便利に!ヨークマートで『nanaco』が利用可能に!3月19日より、ヨークマート全68店舗でスタート” (PDF). 株式会社セブン・カードサービス (2012年3月1日). 2012年3月1日閲覧。
- ^ a b “セブン&アイ、首都圏スーパーの新型店「ヨークフーズ」開店”. 日本経済新聞 (2020年5月12日). 2020年5月13日閲覧。
- ^ a b "新会社「(株)ヨーク」のもとでグループの首都圏食品スーパーを再編~首都圏食品戦略を新たな店舗フォーマットで推進" (Press release). セブン&アイ・ホールディングス. 9 April 2020. 2020年5月13日閲覧。
- ^ ショッピングセンター「しるくろーど」リニューアル事業の軌跡
- ^ ショッピングセンター「しるくろーど」リニューアル事業の軌跡
- ^ 結城駅北口 コモディイイダ閉店 茨城新聞 2019年2月28日[1]