高円寺

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高円寺北
—  町丁  —
高円寺純情商店街
高円寺北の位置(東京23区内)
高円寺北
高円寺北
高円寺北の位置
座標: 北緯35度42分21.01秒 東経139度38分59.98秒 / 北緯35.7058361度 東経139.6499944度 / 35.7058361; 139.6499944
日本の旗 日本
都道府県 Flag of Tokyo Prefecture.svg 東京都
特別区 Flag of Suginami, Tokyo.svg 杉並区
人口 (2017年(平成29年)12月1日現在)[1]
 - 計 16,176人
等時帯 日本標準時 (UTC+9)
郵便番号 166-0002[2]
市外局番 03[3]
ナンバープレート 杉並
高円寺南
—  町丁  —
高円寺パル商店街
座標: 北緯35度42分17.6秒 東経139度39分0.14秒 / 北緯35.704889度 東経139.6500389度 / 35.704889; 139.6500389
日本の旗 日本
都道府県 Flag of Tokyo Prefecture.svg 東京都
特別区 Flag of Suginami, Tokyo.svg 杉並区
人口 (2017年(平成29年)12月1日現在)[1]
 - 計 31,445人
等時帯 日本標準時 (UTC+9)
郵便番号 166-0003[4]

高円寺(こうえんじ)は、東京都杉並区にある地名・地区名。地内にある曹洞宗寺院宿鳳山高円寺」に由来する。公称町名としては、高円寺駅を中心とするJR中央線北側に高円寺北(こうえんじきた)一丁目から四丁目、南側に高円寺南(こうえんじみなみ)一丁目から五丁目が存在する(いずれも住居表示実施済み区域)。

地理[編集]

南北では概ね早稲田通りから青梅街道までのエリア。東は中野区中野、西は杉並区阿佐谷に接する。行政上の高円寺は東京都道318号環状七号線(環七通り)の東側にも及んでおり、交通アクセスとしては中野駅の方が近い場所もある。地域内にある桃園川暗渠化されていて川面は見えず、上部は緑道などになっている。

高円寺駅など駅周辺と幹線道路沿いには店舗が多く、その周辺は住宅街である。一戸建て住宅のほかに家族向けマンション、学生・独身者用のアパートワンルームマンションも多く、独り暮らしの若者に人気がある。

大規模小売店舗は少なく、後述するように高円寺駅周辺は商店街が発達している。若者向けの衣料品(古着屋)・雑貨店や安価な献立の飲食店書店古書店、小さなライブハウスなどが目立ち、特に休日になると多くの若者でにぎわう。

新しい店の新陳代謝は激しいものの、戦前からの老舗や古くからの名店も多い。1923年大正12年)創業の天名家総本店の漉し餡入りの大きめのみたらし団子「お狩場もち」は、江戸幕府三代将軍の徳川家光鷹狩の途中に「宿鳳山高円寺」へ立ち寄ったという故事を由来にしている。1960年昭和35年)創業の喫茶店「トリアノン」や、東京の「沖縄料理の老舗」の一つ「抱瓶」、またエスニックブームが到来する以前から存在するインド東南アジア雑貨店「元祖仲屋むげん堂」、東京におけるカフェ文化の先駆けとも言える「Yonchome Cafe」など文化的特徴のある店が存在している。東京メトロ丸ノ内線東高円寺駅近くには、光塩女子学院と高円寺カトリック教会がある。

杉並区の人口統計によると、人口に占める20代-30代の若者の比率が多いとされる杉並区内の中でも高円寺周辺が際立って高くなっており、杉並区内139街区中、高円寺南二丁目が1位、高円寺北三丁目が3位である。

ねじめ正一の『高円寺純情商店街』は当地の雰囲気を綴った小説である。高円寺駅北口にある「高円寺銀座」商店街は、小説刊行後に「高円寺純情商店街」を愛称に採用した。

地域内の町名[編集]

高円寺北[編集]

地域北部で、一丁目から四丁目まである。北隣は中野区大和町野方。東部は中野区中野に、南部はJR中央線線路を境に杉並区の高円寺南と阿佐谷南にそれぞれ接する。西隣は杉並区阿佐谷北である。高円寺北一丁目と二丁目を分ける形で環七通りが縦貫している。高円寺駅の北側にあたり、駅周辺に商店などが広がる他は住宅地になっている。

高円寺南[編集]

地域南部で、一丁目から五丁目まである。北側はJR中央線を境に杉並区高円寺北となっている。東部は中野区中央に接し、南部は青梅街道を境に杉並区の和田梅里にそれぞれ接し、西部は杉並区阿佐谷南に接する。高円寺南一丁目及び五丁目と二丁目及び四丁目を分ける形で環七通りが縦貫している。高円寺駅の南側にあたり、駅周辺に商店などが広がる他は住宅地になっている。

歴史[編集]

かつては高円寺村と呼ばれていた。それより以前の江戸時代初期まで当地は「小沢村」と呼ばれていた[5]。江戸幕府三代将軍・徳川家光鷹狩りでしばしば村内を訪れ、村内にある宿鳳山高円寺を度々休憩に利用した。家光はこの寺院が気に入り、ついには境内に仮御殿が作られるようになった。そのような経緯からやがて寺の名前が有名になり、正保年間の頃には当地の地名が小沢村から寺の名前に因み高円寺村に変更され、これが現在の「高円寺」の地名のルーツになった。

高円寺[編集]

現在の高円寺は高円寺駅を中心に、住所表記上は高円寺北と高円寺南がある。これは戦後の町名変更に基づくもので、それ以前の高円寺は、宿鳳山高円寺曹洞宗)を中心に駅の南北共に「高円寺」(旧高円寺村)だった。高円寺と阿佐谷の間には馬橋(旧馬橋村)があり、馬橋が町域変更によって高円寺及び阿佐ヶ谷(阿佐谷)に併合された際、南北に町名が分かれた。馬橋三丁目には小林多喜二1931年(昭和6年)に移り住み、母や弟と共に暮らした。馬橋は小学校名、神社及び、バス停留所(都バス・京王バスの西馬橋停留所)の名として残っている。

神社[編集]

高円寺駅南口にある氷川神社境内に日本で唯一の気象神社がある。1938年(昭和13年)に現高円寺北4丁目(旧馬橋4丁目)に設立された旧陸軍気象部(陸軍気象第三連隊等在駐)構内で、1944年(昭和19年)4月10日に造営・奉祀された。翌1945年(昭和20年)4月13日空襲で焼失。終戦直後に再建されたが、終戦後「神道指令」により廃棄されるはずのものを、旧陸軍気象部だった人たちが中心となって、連合軍宗教調査局に申請し払い下げをうけて現在の場所に移設されたもの。戦時中は陸軍気象予報担当者が予報が当たるよう毎日お参りをした。旧陸軍気象部はその後気象庁気象研究所となり、現在は茨城県つくば市に移転し、跡地は馬橋公園となっている。また一丁目には高円寺天祖神社がある。

高円寺のイベント[編集]

高円寺 阿波おどり

高円寺阿波おどり[編集]

毎年8月下旬(最終の土曜日日曜日)に、高円寺駅前の通りなどを舞台に、「東京高円寺阿波おどり」が開催される。

開催年を経るごとに知名度が上がり、現在では阿波踊りの本場である徳島県からも集団参加が見られるなど、遠方からの参加者も多い。見物客は本場徳島の阿波踊りを超える120万人以上とされ、駅構内や周辺の店舗での大規模な混雑を伴う。約1万人の連が次々に踊り歩き、東京の晩夏の風物詩として定着している[6]

主な商店街[編集]

高円寺地区には17の商店街がある[7]

  • 高円寺純情商店街
  • 高円寺パル商店街
  • 高円寺ルック商店街
  • 高円寺あづま通り商店街
  • 高円寺庚申通り商店街振興組合
  • 高円寺中通り商店街
  • 高円寺北中通り商店街

地域振興券販売での一部商店街の失態[編集]

高円寺北仲通り商店街は、2010年平成22年)10月2日に発売されたプレミア付き杉並区内共通商品券地域振興券)であるなみすけ商品券を、早朝から行列を作っていた客のほぼ全員に誤って多く販売して自ら損害を蒙るという失態を演じた。

翌日の3日杉並区役所から誤販売事件が公式に発表され、3日の夕刊各紙の地方版で報道された。

世帯数と人口[編集]

2017年(平成29年)12月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

高円寺北[編集]

丁目 世帯数 人口
高円寺北一丁目 1,587世帯 2,584人
高円寺北二丁目 3,137世帯 4,400人
高円寺北三丁目 3,882世帯 5,605人
高円寺北四丁目 2,242世帯 3,587人
10,848世帯 16,176人

高円寺南[編集]

丁目 世帯数 人口
高円寺南一丁目 4,244世帯 6,307人
高円寺南二丁目 4,639世帯 6,823人
高円寺南三丁目 5,124世帯 7,603人
高円寺南四丁目 2,870世帯 4,197人
高円寺南五丁目 4,115世帯 6,515人
20,992世帯 31,445人

小・中学校の学区[編集]

区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[8]

高円寺北[編集]

丁目 番地 小学校 中学校
高円寺北一丁目 全域 杉並区立杉並第四小学校 杉並区立高円寺中学校
高円寺北二丁目 全域
高円寺北三丁目 1~4番
17~25番
32~35番
43~45番
その他 杉並区立馬橋小学校 杉並区立杉森中学校
高円寺北四丁目 全域

高円寺南[編集]

丁目 番地 小学校 中学校
高円寺南一丁目 全域 杉並区立杉並第三小学校 杉並区立高南中学校
高円寺南二丁目 全域 杉並区立杉並第八小学校
高円寺南三丁目 1~3番
17~23番
35~37番
44~48番
55~60番
その他 杉並区立杉並第六小学校 杉並区阿佐ヶ谷中学校
高円寺南四丁目 全域 杉並区立杉並第八小学校 杉並区立高円寺中学校
高円寺南五丁目 全域 杉並区立杉並第三小学校

交通[編集]

高円寺駅北口前(2009年(平成21年))
鉄道
道路

高円寺が舞台となっている作品[編集]

作中では高円寺と明言されていない(単なるロケ地である等)ものを含む。

脚注[編集]

  1. ^ a b c 町丁別世帯数及び人口”. 杉並区 (2017年12月1日). 2017年12月26日閲覧。
  2. ^ 郵便番号”. 日本郵便. 2017年12月26日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年12月26日閲覧。
  4. ^ 郵便番号”. 日本郵便. 2017年12月26日閲覧。
  5. ^ この「小沢」の名には、現在暗渠化されたが地形的に小さな沢となっていた桃園川流域を開墾して出来た村という説と、近隣の梅里にある真盛寺の弁天池から流れていた小川が小沢村の名の起源だという説がある。
  6. ^ 産経新聞 「高円寺阿波踊り、地元連が一足早く」
  7. ^ 【ぐるっと首都圏・旅する・みつける】高円寺北中通り商店街周辺/気取らず居心地よく話題の店、ユニークな店も『毎日新聞』朝刊2018年2月18日(首都圏面)
  8. ^ 区立学校学区域一覧”. 杉並区 (2016年1月14日). 2017年12月26日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]