上井草

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上井草
かみいぐさ
上井草駅南口
Flag of Japan.svg 日本
都道府県 Flag of Tokyo Prefecture.svg 東京都
市町村 杉並区
等時帯 JST (UTC+9)
郵便番号 167-0023
ナンバープレート 杉並

上井草(かみいぐさ)は、東京都杉並区の地名。現行行政地名は上井草一丁目から四丁目。住居表示実施済み区域である。

地理[編集]

上井草駅とサンライズ本社を結ぶ商店街の店のシャッターに描かれたガンダムとザクの絵(2014年7月6日)

杉並区の北部に位置する。町域の北部は西武新宿線を境に井草に、南部は早稲田通りを境に今川と接している。東部は環八通りを境に下井草に接している(以上の町名はいずれも杉並区)。また、町域西部は練馬区関町南上石神井南町下石神井に接している。かつては町域内をほぼ東西に井草川が流れていたが、現在は暗渠化され、河道上を利用した遊歩道が整備されている。町域内の多くは住宅地として利用される。

町域内にはスポーツ施設として上井草スポーツセンターが置かれている。ここは、かつての上井草球場であり、戦前のプロ野球団の東京セネターズの本拠地として知られていたが、後に上井草給水所配水池となり廃止された。配水池の跡地に建つ上井草スポーツセンターに向かう形で早稲田大学の上井草グラウンドがある。このグラウンドは早稲田大学のラグビー部が使用しているグラウンドでもある(2002年に東伏見より移転)。

アニメ制作会社のサンライズがある事から、機動戦士ガンダム町おこしとして使用している(上井草駅発車メロディがガンダムの主題歌、駅前のガンダムの銅像[1]、ガンダムのスタンプラリーイベント[2]、商店街のガンダムののぼり、店舗のシャッターにガンダムのイラストが描いてある[3]など)。

歴史[編集]

江戸時代[編集]

江戸時代多摩郡上井草村の流れを汲む地名である。江戸時代初期に井草村が分割され、上井草村と下井草村が成立した。

ただし、江戸時代の「上井草村」の範囲は現在の「上井草」の範囲とは異なっており、より広い範囲をさした。現在の今川善福寺桃井上荻四丁目、上井草の西部(三丁目から四丁目)、西荻北の一部(三丁目から五丁目)が、かつての上井草村である。現在の上井草の東部(一丁目・二丁目)は、江戸時代には下井草村の一部であった。

江戸時代には上井草村の別名として「遅野井(おそのい)村」という名称も使われていた[4]。『武蔵名勝図会』によれば、もともと「尾園」「小園」という地名があり、土地の人々が用水に用いる沼地を「尾園井」と呼んだことから、地名にも「井」の字を加えたという[5]善福寺公園にある善福寺池は「遅野井」と呼ばれ、井草八幡宮は遅野井八幡宮と呼ばれていた。

近代[編集]

1889年町村制施行により、上井草村・下井草村・上荻窪村・下荻窪村が合併し、東多摩郡井荻村となった。1896年に東多摩郡は豊多摩郡になり、井荻村は1926年に井荻町となる。

1927年には川越鉄道村山線(現・西武新宿線)が開通し、上井草駅が開業する。

1932年、豊多摩郡井荻町は東京市に編入され、杉並区の一部となる。

交通[編集]

町域内には西武新宿線上井草駅が置かれている。東部では井荻駅、西部では上石神井駅(練馬区)が近い。

施設[編集]

アニメ制作会社[編集]

サンライズ本社(2014年7月6日)

サンライズなどを初めとして、アニメ制作会社が多く存在し、ゆえにアニメの町として知られている[6]。 また、それらの各制作会社の作品の中に上井草という地名が出てくる事が多くある。

参考文献[編集]

  • 『日本歴史地名大系13 東京都の地名』(平凡社、2002年)
  • 冨澤智宏「今川知行所四か村の概観」(大石学監修、東京学芸大学近世史研究会編『高家今川家の知行所支配』(名著出版会、2002年)所収)

脚注[編集]

外部リンク[編集]