上石神井駅
上石神井駅 | |
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北口(2012年4月) | |
かみしゃくじい Kami-Shakujii | |
◄SS12 上井草 (1.1 km) (1.3 km) 武蔵関 SS14► | |
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所在地 | 東京都練馬区上石神井一丁目2-45 |
駅番号 | SS13 |
所属事業者 | 西武鉄道 |
所属路線 | ■新宿線 |
キロ程 | 12.8 km(西武新宿起点) |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面3線 |
乗降人員 -統計年度- |
44,893人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1927年(昭和2年)4月16日 |
備考 | ホーム有効長は10両編成分。 |
上石神井駅(かみしゃくじいえき)は、東京都練馬区上石神井一丁目にある、西武鉄道新宿線の駅。駅番号はSS13。練馬区最南端の駅である。
上石神井駅管区をまとめる駅であり、野方 - 武蔵関間を管轄している。
歴史[編集]
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- 1927年(昭和2年)4月16日 - 開業。
- 1960年代前半頃 - 島式ホーム1面2線を島式ホーム2面3線に変更[1]。
- 1965年(昭和40年)3月7日 - 橋上駅舎が完成する[1]。
- 1993年(平成5年)9月1日 - 自動改札機の使用を開始する。
- 1995年(平成7年)頃 - 南口にエスカレーターが設置される。
- 2004年(平成16年)3月 - エレベーターの設置、トイレの移設・改装など、駅舎内を改装する。
- 2012年(平成24年)3月2日 - 定期券発売窓口の営業を終了する。
駅構造[編集]
改札内コンコースとホーム、改札外コンコースと南口・北口地上部とをそれぞれ連絡するエレベーターが設置されている。また、南口地上部と改札外コンコースをそれぞれ連絡するエスカレーターも設置されている。
トイレは改札内コンコース(ホーム行エレベーターへの通路部)にあり、「だれでもトイレ」(多機能トイレ)も設置されている。
駅の立体交差化計画があり、立体交差化後は島式ホーム2面4線となる予定[2]。
のりば[編集]
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1・2 | ![]() |
下り | 所沢・本川越・拝島方面 | 2番線は朝・夕のみの使用 |
3・4 | 上り | 高田馬場・西武新宿方面 | 日中の各駅停車は3番線 |
- 下り本線が1番ホーム、上り本線が4番ホーム。2・3番ホームは1つの線路を共用しており、上下線共通の待避線(中線)となっている。よって、中線に入る列車は方向に応じて客扱いするホームが変わる。2番ホームに限り特急待避のために急行も停車する。2016年3月26日改正までは3番ホームに特急待避のために朝ラッシュ時の準急が停車していた。2020年3月14日ダイヤ改正から交互発着のためラッシュピーク時の通勤急行1本が3番ホームを使用する。
- 平日は9:42-16:21、土休日は10:52-16:12の全ての各駅停車は、3番線を使用する。平日の下り各駅停車は17:35-22:06、土休日は7:18-10:39と17:09-20:49の全ての各駅停車は2番線を利用する。9:12、17:15発の急行列車は、2番線を利用して特急列車を待避する。これ以外にも利用する列車がある。
- 当駅折り返しが2・3番ホームを用いて行われている。2012年6月30日ダイヤ改正で昼間時の準急が廃止されたため、昼間時の当駅折り返し各停は消滅した。ただし、ダイヤが乱れた場合に本来田無駅で折り返す列車が当駅で西武新宿方向に折り返すことがある。また、上石神井車両基地が併設されているため、当駅発着の一部は車庫に回送される(なお、拝島線小平駅終着の一部列車も当駅まで回送される)。
- 朝6本と夜1本の列車は2番ホームから当駅始発として発車する。一部列車は10両編成で運用され、10両固定車の数少ない各駅停車運用である。夜の1本は2019年3月16日のダイヤ改正で設定された列車である。2012年6月のダイヤ改正まで平日の朝2本のみ当駅で増結する列車も設定されていた。高田馬場-当駅間の各駅のホーム有効長は、鷺ノ宮駅が10両編成分であるほかは8両編成分となっている。
- 上石神井乗務所が併設されているため、運転士・車掌は当駅で交代する場合がある。
利用状況[編集]
2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は44,893人であり[3]、西武鉄道全92駅中21位。
近年の1日平均乗降人員・乗車人員の推移は下表の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[5] |
1日平均 乗車人員[6] |
出典 |
---|---|---|---|
1990年(平成 | 2年)22,907 | [* 1] | |
1991年(平成 | 3年)23,219 | [* 2] | |
1992年(平成 | 4年)23,142 | [* 3] | |
1993年(平成 | 5年)22,729 | [* 4] | |
1994年(平成 | 6年)22,510 | [* 5] | |
1995年(平成 | 7年)22,669 | [* 6] | |
1996年(平成 | 8年)22,441 | [* 7] | |
1997年(平成 | 9年)44,216 | 22,340 | [* 8] |
1998年(平成10年) | 43,719 | 21,989 | [* 9] |
1999年(平成11年) | 43,576 | 21,913 | [* 10] |
2000年(平成12年) | 43,419 | 21,805 | [* 11] |
2001年(平成13年) | 43,828 | 21,951 | [* 12] |
2002年(平成14年) | 43,404 | 21,677 | [* 13] |
2003年(平成15年) | 43,727 | 21,833 | [* 14] |
2004年(平成16年) | 43,355 | 21,627 | [* 15] |
2005年(平成17年) | 43,294 | 21,625 | [* 16] |
2006年(平成18年) | 43,386 | 21,652 | [* 17] |
2007年(平成19年) | 43,987 | 22,000 | [* 18] |
2008年(平成20年) | 44,668 | 22,351 | [* 19] |
2009年(平成21年) | 44,329 | 22,184 | [* 20] |
2010年(平成22年) | 43,382 | 21,723 | [* 21] |
2011年(平成23年) | 42,287 | 21,232 | [* 22] |
2012年(平成24年) | 43,091 | 21,510 | [* 23] |
2013年(平成25年) | 43,643 | 21,868 | [* 24] |
2014年(平成26年) | 42,451 | 21,269 | [* 25] |
2015年(平成27年) | 43,369 | 21,721 | [* 26] |
2016年(平成28年) | 44,202 | 22,145 | [* 27] |
2017年(平成29年) | 44,573 | 22,323 | [* 28] |
2018年(平成30年) | 44,959 | 22,532 | [* 29] |
2019年(令和元年) | 44,893 |
駅周辺[編集]
駅周辺は商店などが密集する。駅北側にはバスロータリー(バス操車場)がある。駅南側にも若干のスペースがあるが、非常に狭い。
- 公共施設
- 練馬区立上石神井児童館
- 練馬区立上石神井体育館
- 上石神井郵便局
- 交通機関
- 西武鉄道上石神井車両基地
- 西武バス上石神井営業所
- 関東バス青梅街道営業所
- 商業施設
- 学校
- 道路
- 金融機関
バス路線[編集]
北口西武バス操車場内と南口駅前ロータリー奥にそれぞれ「上石神井駅」停留所があり、西武バスと関東バスにより運行される以下の路線が発着する。なお、のりば番号については関東バス公式サイト「関東バスナビ」で表示されている便宜上の番号であり[7]、実際は停留所に番号は表記されていない。特に記載が無い場合は西武バスの運行である。
北口[編集]
西武バス操車場内(2番のりば)
- 吉60:石神井公園駅北口・谷原三丁目経由 成増町行き
- 吉60-2:石神井公園駅北口経由 谷原三丁目行き ※土曜・休日のみ
- 吉60-3:石神井公園駅北口行き ※平日のみ
- 西03:大泉学園駅南口行き(西武バス・関東バスの共同運行)
- 泉35-1・深夜バス:大泉学園駅南口経由 長久保行き
- 吉60-1・泉35-3:西武車庫前行き
- みどりバス関町ルート:武蔵関駅南口経由 関町福祉園行き / 練馬高野台駅経由 順天堂練馬病院行き
南口[編集]
携帯電話販売店前(1番のりば)
三菱UFJ銀行前(3番のりば)
将来の計画[編集]
上石神井駅周辺地区は、西武新宿線の急行停車駅でもあることから練馬区南西部の拠点となっている。しかし、商店が密集しており、駅周辺の道路は狭隘で、かつ路線バスも通っている関係で危険な箇所もある。そのため、練馬区では周辺道路の整備、再開発、駅付近の立体交差化による開かずの踏切問題の解消を含めた構想を策定しているが、この地区を縦断する「東京外かく環状道路(以下、外環)」の計画による建築制限により、長期にわたってまちづくりの進展に制約を受けてきた[9]。
こうした中、外環については、2009年4月には国および都より、地域の課題への「対応の方針」が示され、さらに2009年4月27日に開催された「第4回国土開発幹線自動車道建設会議」では、整備計画が了承された[9][10]。
なお、外環の地上部街路(外環の2)については、2014年11月に都により鉄道の立体化を前提にした都市計画の変更が決定され、さらに2018年12月25日に都が、国から都市計画事業の認可を取得し、事業に着手した(千川通り〜新青梅街道)。また駅周辺では、交通広場のスペースが確保されており、区が同日付で事業に着手した[9][11][12][13]。
一方、西武新宿線の立体化に関しては、井荻駅から西武柳沢駅までの約5.1kmの区間で鉄道を高架化する構想があり、2021年度の都市計画決定、2022〜2023年度頃の事業認可が予定されている[9][11][14]。
付記[編集]
- 1977年頃から、当駅以東の現行線の直下に急行線を増設して輸送力増強を図る計画を立てていたが、地下水脈などの難題も相次いで見つかり、当初の予算を大幅に上回ることや、景気低迷で輸送需要が予想以上に伸びなかったことなどの理由により、1995年に計画は白紙撤回された。詳細は「西武新宿線#複々線構想」を参照。但し、井荻 - 東伏見駅間の立体交差化が計画されている。
- かつて、多摩川線を武蔵境駅から当駅まで延伸する計画があった。詳細は「西武多摩川線#歴史」を参照。
- 上石神井駅の略称を2020年現在、利用客の概ね50代以降の年輩世代は「しゃくじい」と、概ね40代以下の若輩世代は「かみしゃく」と発言する傾向がある。
隣の駅[編集]
脚注[編集]
- ^ a b 『写真で見る西武鉄道100年』(ネコ・パブリッシング)96ページ
- ^ 西武鉄道新宿線(井荻駅 - 西武柳沢駅間)連続立体交差化計画および関連する道路計画について (PDF) - 東京都都市整備局、p.5、2019年2月18日閲覧。
- ^ 駅別乗降人員(2019年度1日平均) (PDF) - 西武鉄道
- ^ 練馬区統計書 - 練馬区
- ^ レポート - 関東交通広告協議会
- ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
- ^ 「関東バスナビ」での表記例
- ^ 西武バスのポールにも西03の時刻表は掲示されている。
- ^ a b c d “上石神井駅周辺のまちづくり:練馬区公式ホームページ”. www.city.nerima.tokyo.jp. 2020年12月11日閲覧。
- ^ 東京外環プロジェクト. “東京外環プロジェクト”. tokyo-gaikan-project.com. 2020年12月11日閲覧。
- ^ a b “まちづくり構想:練馬区公式ホームページ”. www.city.nerima.tokyo.jp. 2020年12月11日閲覧。
- ^ “区内の都市計画道路:練馬区公式ホームページ”. www.city.nerima.tokyo.jp. 2020年12月11日閲覧。
- ^ “練馬区における外環の地上部街路(外環の2)に関する動きについて:練馬区公式ホームページ”. www.city.nerima.tokyo.jp. 2020年12月11日閲覧。
- ^ “西武新宿線(井荻駅~西武柳沢駅間)”. www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp. 2020年12月11日閲覧。
出典[編集]
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成30年)
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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