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第72回菊花賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

第72回菊花賞(だい72かいきっかしょう)は、2011年10月23日京都競馬場で施行された競馬競走である。オルフェーヴル皐月賞東京優駿に続き優勝し、クラシック三冠を達成した。

第72回菊花賞
最後の直線に向かうオルフェーヴル
開催国 日本の旗 日本
主催者 日本中央競馬会(JRA)
競馬場 京都競馬場
施行年 2011年
施行日 11月23日
距離 芝3000m
格付け GI
賞金 1着賞金1億1200万円
出走条件 サラ系3歳(国際)(指定)
負担重量 定量
天候
馬場状態
優勝馬 オルフェーヴル
優勝騎手 池添謙一栗東
優勝調教師 池江泰寿栗東
優勝馬主 (有)サンデーレーシング
優勝生産者 社台コーポレーション白老ファーム
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映像外部リンク
2011 菊花賞
レース映像 jraofficial(JRA公式YouTubeチャンネル)による動画

レース施行時の状況

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同年の競馬は3月11日に発生した東日本大震災の影響を受け、中山競馬場が使用中止に追い込まれたため、皐月賞東京競馬場の芝2000メートルで行われた。

この皐月賞と東京優駿を共にオルフェーヴルが制し、春の二冠を達成した。同馬は夏を順調に過ごし、トライアル競走である神戸新聞杯も快勝。クラシック三冠が達成されるかに注目が集まった。

他の有力馬には、東京優駿、神戸新聞杯でオルフェーヴルには敗れたもののいずれも2着だったウインバリアシオンきさらぎ賞ではオルフェーヴルを破り、セントライト記念でも2着とまずまずの結果を残したトーセンラー、そのセントライト記念でトーセンラーなどを破り、重賞2勝目を挙げたフェイトフルウォーラジオNIKKEI賞の勝ち馬でここまで4戦3勝のフレールジャックなどが挙げられた。

トライアルレースは春の実績馬が上位を占め、目立った上がり馬は見当たらなかった。

トライアルの結果

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第59回神戸新聞杯 2011年9月25日 阪神芝外2,400 m
着順 競走馬名 騎手 タイム 着差
1着 オルフェーヴル 牡3 池添謙一 2.28.3
2着 ウインバリアシオン 牡3 安藤勝己 2.28.7 2馬身1/2
3着 フレールジャック 牡3 福永祐一 2.29.1 2馬身1/2
第65回セントライト記念 2011年9月18日 中山芝外2,200 m
着順 競走馬名 性齢 騎手 タイム 着差
1着 フェイトフルウォー 牡3 柴田善臣 2.10.3
2着 トーセンラー 牡3 蛯名正義 2.10.5 1馬身1/4
3着 サダムパテック 牡3 岩田康誠 2.10.7 1馬身1/4

出走馬と枠順

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フランスに遠征したナカヤマナイト、左前球節部の痛みのために東京優駿を回避しその後の回復が遅れたダノンバラードの姿はなかったが、その他の有力馬は概ね出走した。

※全頭とも性齢は「3歳」、斤量は57kg。

枠番 馬番 競走馬名 騎手 オッズ 調教師
1 1 トーセンラー 蛯名正義 12.2(3人) 藤原英昭
2 ルイーザシアター 岡部誠 172.5(16人) 加藤征弘
2 3 スーサングレート 和田竜二 254.2(18人) 鈴木孝志
4 ユニバーサルバンク 田辺裕信 120.2(11人) 松田博資
3 5 フェイトフルウォー 柴田善臣 17.1(4人) 伊藤伸一
6 シゲルリジチョウ 藤田伸二 166.8(15人) 小島貞博
4 7 ゴットマスタング 国分恭介 140.9(13人) 木原一良
8 ベルシャザール 後藤浩輝 21.9(6人) 松田国英
5 9 ダノンミル 浜中俊 102.6(10人) 藤原英昭
10 ロッカヴェラーノ 川田将雅 185.5(17人) 中村均
6 11 サダムパテック 岩田康誠 24.0(7人) 西園正都
12 ハーバーコマンド 木村健 166.5(14人) 加用正
7 13 ウインバリアシオン 安藤勝己 7.8(2人) 松永昌博
14 オルフェーヴル 池添謙一 1.4(1人) 池江泰寿
15 サンビーム 秋山真一郎 121.9(12人) 山内研二
8 16 ダノンマックイン 小牧太 39.7(9人) 橋口弘次郎
17 フレールジャック 福永祐一 17.6(5人) 友道康夫
18 ショウナンマイティ 武豊 33.8(8人) 梅田智之

レース展開

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スタートは横一線で、出遅れはなかった。スタート直後はサンビームがハナを切ったが、1周目のスタンド前からフレールジャックが先頭に立つ。オルフェーヴルは好スタートを切り、やや行きたがる素振りも見せたが、その後抑えて馬群の中団につけた。一方、ウインバリアシオンは馬群から離れた最後方を追走した。

向こう正面に入るとロッカヴェラーノが先頭を奪う。そして、2周目の坂を下りる頃からオルフェーヴルがポジションを上げていき、直線に向く辺りで早くも先頭に並びかける。そこから一気に後続を突き放し、最大で5~6馬身程の差をつける。最後は池添が手綱を抑える余裕を見せたが、レコードに0.1秒と迫る3分2秒8でオルフェーヴルが優勝、見事にクラシック三冠を達成した。

レース結果

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全着順

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着順 枠番 馬番 競走馬名 タイム 着差 上3F
1 7 14 オルフェーヴル 3.02.8 34.6
2 7 13 ウインバリアシオン 3.03.2 2 1/2 34.3
3 1 1 トーセンラー 3.03.5 1 3/4 35.2
4 6 12 ハーバーコマンド 3.03.6 クビ 35.5
5 6 11 サダムパテック 3.03.8 1 1/2 35.9
6 4 7 ゴットマスタング 3.03.8 アタマ 35.0
7 3 5 フェイトフルウォー 3.04.0 1 1/4 35.4
8 8 18 ショウナンマイティ 3.04.0 ハナ 35.6
9 2 4 ユニバーサルバンク 3.04.2 1 1/4 35.9
10 8 17 フレールジャック 3.04.5 1 3/4 36.4
11 5 10 ロッカヴェラーノ 3.04.9 2 1/2 37.2
12 1 2 ルイーザシアター 3.05.4 3 36.7
13 2 3 スーサングレート 3.06.0 3 1/2 37.4
14 3 6 シゲルリジチョウ 3.06.3 1 3/4 37.6
15 8 16 ダノンマックイン 3.06.4 3/4 37.8
16 5 9 ダノンミル 3.07.7 8 39.1
17 4 8 ベルシャザール 3.08.1 2 1/2 40.1
18 7 15 サンビーム 3.13.6 大差 44.7

データ

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1000m通過タイム 60.6秒(フレールジャック)
2000m通過タイム 2分02秒7
上がり4ハロン 47.2秒
上がり3ハロン 35.1秒
優勝馬上がり3ハロン 34.6秒
最速上がり3ハロン 34.3秒(ウインバリアシオン)

払戻金

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単勝式 14 140円
複勝式 14 110円
13 140円
1 230円
枠連 7-7 320円
馬連 13-14 330円
ワイド 13-14 170円
1-14 320円
1-13 740円
馬単 14-13 400円
3連複 1-13-14 1,050円
3連単 14-13-1 2,190円

達成された記録

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テレビ・ラジオ中継

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本競走の実況担当者

脚注

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  1. ^ ソングオブウインドドリームパスポートが記録
  2. ^ 第75回でトーホウジャッカルが更にレコードを更新したため
  3. ^ 競馬「第72回菊花賞」 - NHKクロニクル

関連項目

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