岩沼駅

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岩沼駅
Iwanuma sta cropped.jpg
東口(2008年6月1日)
いわぬま
Iwanuma
所在地 宮城県岩沼市館下一丁目[1]
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
日本貨物鉄道(JR貨物)
電報略号 イワ
駅構造 地上駅
ホーム 3面5線[1]
乗車人員
-統計年度-
7,093人/日(降車客含まず)
-2018年-
開業年月日 1887年明治20年)12月15日[1]
乗入路線 2 路線
所属路線 東北本線
キロ程 334.2km(東京起点)
槻木 (6.5km)
(3.7km) 館腰
所属路線 常磐線
キロ程 343.1km(日暮里起点)
逢隈 (5.3km)
(-km) (館腰)*
備考 直営駅管理駅
みどりの窓口[1]
* 全列車が仙台駅まで乗り入れ[1]
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岩沼駅(いわぬまえき)は、宮城県岩沼市館下(たてした)一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)のである[1]

東北本線常磐線が乗り入れており、このうち東北本線を所属線としている[2]。正式には常磐線の終点であるが、同線の列車はすべて東北本線を経由して仙台駅へ乗り入れている[1]

概要[編集]

当駅は岩沼市の中心駅であり、同市中心市街地、竹駒神社の最寄り駅である。

歴史[編集]

  • 1887年明治20年)12月15日日本鉄道の駅(一般駅)として開業。当時は後に東北本線となる路線のみが開業していた。
  • 1897年(明治30年)11月10日:日本鉄道磐城線(後の常磐線)が開業。
  • 1906年(明治39年)11月1日:日本鉄道が国有化
  • 1909年(明治42年)10月12日線路名称制定、東北本線所属駅となる。
  • 1978年昭和53年)10月2日ダイヤ改正で、特急列車が停車となる。
  • 1980年(昭和55年)3月1日:現駅舎が使用開始。
  • 1984年(昭和59年)2月1日荷物の取扱いを廃止。
  • 1986年(昭和61年)8月5日:集中豪雨(8.5水害)により駅構内が水没[3]
  • 1987年(昭和62年)4月1日国鉄分割民営化によりJR東日本・JR貨物の駅となる。
  • 1988年(昭和63年)3月13日:コンテナ貨物の取扱いを開始。
  • 1999年平成11年)3月12日:東西自由通路が完成。
  • 2003年(平成15年)
    • 7月3日:1階改札口に自動改札機設置。
    • 10月21日:2階改札口に自動改札機設置。
    • 10月26日:仙台地区のSuica供用開始に伴い、当駅でも利用可能になる。
  • 2009年(平成21年)12月10日:指定席券売機設置。
  • 2011年(平成23年)
    • 9月22日:台風15号による浸水で、当駅構内の信号制御設備で火災、これにより東北本線・常磐線が3日間に渡り終日運休となる。
    • 9月26日:運転再開(朝・晩のみの暫定)。東北本線上りは3番線、下りは4番線発着とし、当駅構内は代用手信号を使用。常磐線は逢隈 - 当駅間で当駅を棒線駅とするスタフ閉塞式を施行し、1番線発着とした。
    • 9月27日:常磐線が台風前の通常ダイヤ、東北本線は当駅折り返しの一部列車を除きほぼ通常ダイヤで運転再開。当駅折り返しの一部列車は運休または南仙台駅折り返しに変更され、また、一部は当駅に到着した後、大河原駅 まで回送して折り返しとなった。東北本線上り方面は通常3番線発着となるが、復旧工事が並行して行われたため、1番線からの発着となった。
    • 11月1日:信号設備復旧工事が終了し、東北本線が通常ダイヤに、ホームの運用も通常通りとなる。
  • 2012年(平成24年)12月25日:東口の駅前広場が完成。
  • 2013年(平成25年)4月1日:東口駅舎内にエフエムいわぬまサテライトスタジオが開設される[4]
  • 2014年(平成26年)10月1日:大河原駅・船岡駅の業務委託化に伴い、大河原駅 - 槻木駅間が当駅管理となる。
  • 2015年(平成27年)3月31日:びゅうプラザ岩沼駅が営業終了。

駅構造[編集]

単式ホーム1面1線、島式ホーム2面4線、合計3面5線のホームを持つ地上駅。1番線が常磐線上り本線、2番線が常磐線下り本線、3番線が東北本線上り本線、4番線が東北本線下り本線、5番線が東北本線下り1番線(副本線)となっている。5番線は仙台方面だけでなく、福島方面や常磐線への折り返し運転が可能。また、1番線と2番線の間にホームのない中線がある。

線路東側に2階建ての駅舎があり[1]、ホームとは跨線橋で繋がっていて、ホーム上に待合室がある。駅舎内にはニューデイズと、エフエムいわぬまサテライトスタジオが設置されている[1]

直営駅駅長助役配置)で、旅客扱いおよび運転扱いを行う。管理駅でもあり、東北本線の大河原駅 - 槻木駅間と常磐線の宮城県内所在駅である坂元駅 - 逢隈駅間の各駅を管理する。

みどりの窓口(営業時間 6時 - 21時)・指定席券売機1台・自動改札機自動券売機4台(東口2台・西口2台)・自動精算機があり、自動改札機・自動券売機・自動精算機はSuicaに対応している。

跨線橋と接続している西口(2階)の改札口の業務はJR東日本東北総合サービスに委託されている(営業時間 6時30分 - 21時30分)。この改札口は、駅舎と反対側の岩沼駅西側の利用者の便を図るために跨線橋と自由通路を1番線の真上で連絡する形で設置された。また、西口にもロータリー・バスプール・タクシー乗り場がある。

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先 備考
1 常磐線 上り 原ノ町方面[5]
2 下り 仙台利府塩釜方面[5] 山下方面からの列車
3 東北本線 上り 白石福島方面[5] 一部列車は1番線
4・5 下り 仙台・利府・塩釜方面[5] 5番線は当駅始発

当駅における輸送上の特徴[編集]

当駅は前述のように、東北本線・常磐線の2路線が乗り入れ宮城県内における主要駅である。 当駅が常磐線の終着駅であるが全列車は仙台まで乗り入れている。そのため当駅-仙台間の列車本数は多くなっている。

  • 東北本線上り(槻木大河原白石福島郡山方面)
    • 日中は概ね1時間に2 - 3本の普通列車(主に白石行と福島行)が停車する。一部列車は福島以南の郡山行も設定されていて、朝と夕方には、隣駅の槻木より阿武隈急行線梁川行も乗り入れている。一部時間帯は快速「仙台シティラビット」も当駅に停車する[6]
  • 東北本線下り(名取長町仙台方面)
    • 日中は常磐線からの列車を含めて、概ね1時間に2 - 3本の普通列車(仙台行)が停車する。一部時間帯は快速「仙台シティラビット」も当駅に停車する。朝と夕方の一部列車には、仙台より先の利府小牛田にも乗り入れ、ラッシュ時間帯には当駅始発の列車も設定されている[6]
  • 常磐線上り(亘理山下相馬原ノ町浪江方面)
    • 日中は概ね1時間に1-2本の普通列車(主に原ノ町行)が停車する。一部列車は山下行、新地行と原ノ町以南の浪江行も設定されている[6]東日本大震災発生前は、特急「スーパーひたち」の一部列車が当駅に停車していた。

貨物駅[編集]

製紙工場に向かう貨車(2009年)

JR貨物の貨物駅は、旅客駅舎の南側にある。1面1線のコンテナホーム(ヤード)があり、ホーム上に荷捌き用の上屋が設置されている。ホームの長はコンテナ車4両分ほどと短い。駅の業務は仙台臨海鉄道が受託している。また、JR貨物の入換動車(スイッチャー)が配置されており、構内の入換作業を行っている。

駅の南東より日本製紙岩沼工場へ至る専用線が分岐している。全長3kmほどのこの専用線は、コンテナによる工場で生産された紙製品の輸送で使用されている。かつては工場で使用される液体塩素タンク車で到着していたが、2007年度に廃止された。

駅付近の本線西側から丸昭興業の専用線が分岐し、液体アンモニアの荷役設備が設置されていたが、こちらも2007年度に廃止された。この専用線では、扇町駅発送の液体アンモニアを取り扱っていた。また日清製粉小麦粉貯蔵施設へ続く専用線もあったが、1997年(平成9年)6月限りで廃止された。

当駅に停車する貨物列車は、2014年(平成26年)3月時点で高速貨物列車のみである。1日1往復仙台貨物ターミナル駅との間に設定されているほか、仙台貨物ターミナル駅から郡山貨物ターミナル駅へ向かう上り列車も1日1本停車する[7]。2015年には、隅田川行きの高速貨物列車も追加された。

取扱う貨物の種類[編集]

利用状況[編集]

JR東日本によると、2018年度(平成30年度)の1日平均乗車人員は7,093人である[利用客数 1]

近年の推移は以下のとおりである。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
2000年(平成12年) 7,341 [利用客数 2]
2001年(平成13年) 7,257 [利用客数 3]
2002年(平成14年) 7,094 [利用客数 4]
2003年(平成15年) 7,130 [利用客数 5]
2004年(平成16年) 7,133 [利用客数 6]
2005年(平成17年) 7,198 [利用客数 7]
2006年(平成18年) 7,153 [利用客数 8]
2007年(平成19年) 7,157 [利用客数 9]
2008年(平成20年) 7,088 [利用客数 10]
2009年(平成21年) 7,011 [利用客数 11]
2010年(平成22年) 6,743 [利用客数 12]
2011年(平成23年) 6,498 [利用客数 13]
2012年(平成24年) 6,933 [利用客数 14]
2013年(平成25年) 7,098 [利用客数 15]
2014年(平成26年) 6,978 [利用客数 16]
2015年(平成27年) 7,146 [利用客数 17]
2016年(平成28年) 7,123 [利用客数 18]
2017年(平成29年) 7,205 [利用客数 19]
2018年(平成30年) 7,093 [利用客数 1]

駅周辺[編集]

当地の仙台平野名取平野)の西縁となっている高舘丘陵から小規模な舌状丘陵が東に延びているが、その東端にかつて「岩沼城」(鵜ケ崎城、岩沼要害)があった。同城は、寛文2年(1662年)から延宝9年(1681年)まで、岩沼藩仙台藩支藩[注釈 1]の藩主・田村氏の居城だった。その城址に設置されたのが当駅である[8][9]

バス路線[編集]

  • 岩沼市民バス「岩沼駅東口」停留所
    • 駅東・中央循環線
    • 東西循環線(大回りコース)
    • 東西線
    • 南長谷線
    • 空港線
    • 玉浦循環線
    • 震災復興路線(矢野目線、新浜線)
  • 岩沼市民バス「駅西口」停留所
    • 東西循環線
    • 東西線
    • 大師線
    • 南長谷線
  • 仙台バス「岩沼駅東口」停留所
    • 臨空循環バス

隣の駅[編集]

東日本旅客鉄道(JR東日本)
東北本線
快速「仙台シティラビット
槻木駅 - 岩沼駅 - 名取駅
普通
槻木駅 - 岩沼駅 - 館腰駅
常磐線(当駅 - 仙台駅間東北本線)
逢隈駅 - 岩沼駅 - 館腰駅

脚注[編集]

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記事本文[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 延宝9年(1681年)に現・岩手県一関市に移封され一関藩となった。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i 『週刊 JR全駅・全車両基地』50号 郡山駅・会津若松駅・三春駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年8月4日、22頁。
  2. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
  3. ^ 宮城水害記録集 (PDF)”. 宮城県 (2013年12月2日). 2019年10月13日閲覧。
  4. ^ “岩沼のFM、身近に/駅舎に参加型の新スタジオ”. 河北新聞 (河北新報社). (2013年4月7日) 
  5. ^ a b c d 時刻表 岩沼駅”. 東日本旅客鉄道. 2019年8月6日閲覧。
  6. ^ a b c 岩沼駅時刻表”. 駅探. 2019年9月22日閲覧。
  7. ^ 『貨物時刻表 平成26年3月ダイヤ改正』、鉄道貨物協会、2014年、 119-128頁。
  8. ^ 図表でわかる 岩沼藩三万石(岩沼市)
  9. ^ a b 岩沼藩三万石ものがたり(岩沼市)

利用状況[編集]

  1. ^ a b 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月11日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月10日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月10日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月10日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月10日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月10日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月10日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月10日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月10日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月10日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月10日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月10日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月10日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月10日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月10日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月10日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月10日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月10日閲覧。
  19. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月10日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]