岩沼市民バス
岩沼市民バス | |
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![]() 岩沼市民バス(ミヤコーバス所有の車両。岩沼駅東口にて) | |
基本情報 | |
国 |
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所在地 | 宮城県岩沼市 |
運行範囲 | 宮城県岩沼市・名取市[1] |
種類 | コミュニティバス |
開業 | 1999年4月1日 |
所有者 |
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運営者 | ミヤコーバス名取営業所 |
公式サイト | 岩沼市HP |
詳細情報 | |
路線数 |
13系統 (2022年度)[2][3] |
輸送人員 |
117,922人 (2020年度)[2] |
1日利用者数 |
323人 (2020年度)[2] |
岩沼市民バス(いわぬましみんバス)は、宮城県岩沼市が運行するコミュニティバス(自治体バス)である。愛称は「iBUS(あいばす)」。
運転業務はミヤコーバス(名取営業所)に委託している。過去には宮交バスシステムに委託していた。
沿革[編集]

- 1999年(平成11年)4月1日 - 宮城交通名取営業所および宮交バスシステム本社営業所の市内廃止路線を再編し、5路線で運行開始。車両は日野・リエッセ4台と日野・レインボーRJ1台の新規導入車5台であった。
- 2001年(平成13年) - 1台増車(日産ディーゼル・スペースランナーRMを新規導入)。
- 2007年(平成19年)4月 - 1台増車(宮城交通名取営業所より、いすゞ・ジャーニーKが移籍。)
- 2009年(平成21年)8月 - 新しく日野・リエッセ4台と、日野・レインボーII2台を導入し、既存車両を置き換え。スペースランナーRMは2001年導入のため残された。
- 2011年(平成23年)
- 2018年(平成30年)3月12日 - 運行体系を再編するとともに運賃を改定[5][6]。
- 2023年(令和5年)4月1日 - この日より市所有の車両とバス事業者(ミヤコーバス)所有の車両が混在しての運行となる。それに伴い乗降方式を前乗り中降り前払いから中乗り前降り後払いに変更[7]。
運賃[編集]
2018年3月12日改定[5]。
- 1乗車200円、小中学生及び70歳以上100円
- 1日フリー乗車券:400円
- 定期券は全路線共通で、1か月、3か月、6か月用がある。
- 回数券は2018年3月11日限りで販売終了(2019年3月11日まで使用可能)。
路線[編集]
2018年3月12日現在、以下の7路線がある。年末年始(12月31日 - 1月2日)は全路線が運休となる。
- 駅東・中央循環線
- (
1 相の原・梶橋経由):岩沼駅東口→相の原→梶橋→岩沼駅東口
- (
2 市民会館・藤浪経由):岩沼駅東口→桜五丁目→市民会館→里の杜→阿武隈→藤浪→竹駒神社前→中央一丁目→岩沼駅東口
- (
3 吹上経由):岩沼駅東口→竹駒神社西→桑原一丁目→吹上二丁目→吹上三丁目→吹上二丁目中・北→南小学校前→竹駒神社前→中央一丁目→岩沼駅東口
- (
4 市民会館・市役所経由):岩沼駅東口→桜五丁目→市民会館→市役所前→中央一丁目→岩沼駅東口
- 各便とも1→2→3→4の順に通し運行となる。
- 東西循環線
- (
1 小回りコース / 平等団地入口経由):駅西口→西小学校前→平等団地入口→平等団地→たけくま南→たけくま東→駅西口
- (
2 大回りコース / 岩沼高等学園・駅東口・市民会館経由):駅西口→西小学校前→松ケ丘→北長谷畑向山南→平等団地→大窪→朝日山公園入口→あさひ野→栄町→岩沼駅東口→桜五丁目→市民会館→市役所前→市民図書館入口(二木の松前)→たけくま南→松ケ丘→西小学校前→駅西口
- 各便とも1→2の順に通し運行となる。
- 玉浦小学校前 - 前条 - 押分団地前 - 桜五丁目 - 岩沼駅東口 - 亀塚跨線橋東 - あさひ野 - 名取高校前 - 駅西口 - 平等団地入口 - 高等学園正門前 - グリーンピア岩沼
- フリー区間:玉浦小学校前 - 前条、高等学園正門 - グリーンピア岩沼
- 駅西口 - たけくま東 - たけくま南 - たけくま西 - 西小学校前 - 平等団地入口 - 平等団地 - 三色吉北 - 大師
- フリー区間:三色吉北 - 大師

玉崎西付近にて
南長谷線
- 岩沼駅東口 - 竹駒神社西 - 桑原一丁目 - 岩沼中学校前 - 南小学校前 - 吹上三丁目 - 大昭和 - 玉崎西 - 根方 - 高等学園正門前 - 松ケ丘 - 西小学校前 - たけくま西 - たけくま南 - たけくま東 - 駅西口
- フリー区間:大昭和 - 高等学園正門前
- 駅東口行:仙台空港→矢野目集会所前→矢野目→玉浦小学校前→前条→押分団地前→市民会館→市役所前→中央一丁目→岩沼駅東口
- 仙台空港行:岩沼駅東口→桜五丁目→押分団地前→前条→西土手→矢野目→北谷地→仙台空港
- フリー区間:関迎 - 前条
- 左回り(午前):市民会館→里の杜→早股中→曲戸→長者森→玉浦小学校前→西土手→竹の内→前条→押分団地前→市民会館→市役所前→中央一丁目→岩沼駅東口→桜五丁目→市民会館
- 右回り(午後):市民会館→押分団地前→前条→竹の内→西土手→玉浦小学校前→長者森→曲戸→早股中→里の杜→市民会館→市役所前→中央一丁目→岩沼駅東口→桜五丁目→市民会館
- フリー区間:里の杜 - 曲戸 - 玉浦小学校前 - 竹の内 - 前条
震災復興路線[編集]
上記のほか、岩沼デマンドタクシー(2018年2月13日運行開始)の車両を用いて、以下の2路線を運行する。1回乗車200円、土曜日・日曜日・祝日および年末年始は運休[8]。
- 矢野目線:岩沼駅東口 - 桜五丁目 - 押分団地前 - 前条 - 竹の内 - 矢野目 - 北谷地
- 新浜線:岩沼駅東口 - 桜五丁目 - 里の杜 - 早股中 - 曲戸 - 新浜
過去の路線[編集]

2018年3月11日までは以下の7路線を運行していた。 ※ - ( )は不経由便あり。年末年始 (12/31 - 1/2) は全路線運休。
大師線
- 市民会館前 - 中央一丁目 - 土ヶ崎北 - 名取高校前 - 駅西口 - (武隈) - 西小学校前 - 平等団地入口 - 平等団地 - ハナトピア前 - 大師
南長谷線
- 市民会館前 - 中央一丁目 - 岩沼駅前 - 二木 - 南小学校前 - 大昭和 - 玉崎西 - 根方 - (グリーンピア岩沼) - グリーンピア入口 - 松ケ丘 - 西小学校前 - (武隈) - 駅西口
西部線
- 市民会館前 - 中央一丁目 - 岩沼駅前 - 土ヶ崎北 - ハナトピア前 - 大窪 - ハナトピア前 - 平等団地 - (グリーンピア岩沼) - 松ケ丘 - 西小学校前 - 駅西口
東部線
- 市民会館前 - 中央一丁目 - 岩沼駅前 - 市民会館北 - 前条 - 玉浦中学校前 - 寺島 - 押分 - 市民会館前
- グリーンピア岩沼 - グリーンピア入口 - 武隈 - 中央一丁目 - 岩沼駅前 - 市民会館北 - 前条 - 玉浦中学校前 - 寺島 - 押分 - 市民会館前
- グリーンピア岩沼系統は日祝の一部のみ。
- 東日本大震災以前は二野倉線と称し、玉浦中学校以東の藤曽根まで運行していた。
空港線
- 市民会館前 - 中央一丁目 - 岩沼駅前 - 市民会館北 - 前条 - 谷地 - 新田(空港行)/矢野目集会所前(空港発) - 関迎 - 相野釜橋 - 仙台空港
- グリーンピア岩沼 - グリーンピア入口 - 武隈 - 中央一丁目 - 岩沼駅前 - 市民会館北 - 前条 - 谷地 - 新田(空港行)/矢野目集会所前(空港発) - 関迎 - 相野釜橋 - 仙台空港
- グリーンピア岩沼系統は日祝の一部のみ。
納屋線
- 市民会館前 - 中央一丁目 - 岩沼駅前 - 市民会館北 - 市民会館前 - 押分 - 寺島 - 新浜
南北線
- 市民会館前 - 阿武隈 - 中央一丁目 - 岩沼駅前 - 中央三丁目北 - 北中学校前 - 梶橋 - 中央三丁目北 - 岩沼駅前 - 中央一丁目 - 阿武隈 - 市民会館前
- 市民会館前 - 阿武隈 - 中央一丁目 - 岩沼駅前 - 中央三丁目北 - 北中学校前 - 梶橋 - 中央三丁目北 - 岩沼駅前 - 二木 - 武隈 - グリーンピア岩沼 - 松ケ丘 - 駅西口
車両[編集]
- 現行車両
- 日野・リエッセ:4台(2009年導入)
- 日野・レインボーII:1台(2009年導入)
- 日産ディーゼル・スペースランナーRM:2台(2001年導入1台、ミヤコーバスからの移籍車1台)
- 過去の車両
- 日野・リエッセ:4台(1999年導入)
- 日野・レインボーRJ:1台(1999年導入)
- いすゞ・ジャーニーK:1台(2007年に宮城交通名取営業所から移籍)
2009年の車両代替前は、運行開始時に導入されたリエッセ4台と日野・レインボー1台で、いずれも登録番号は希望ナンバー・抽選ナンバーで1 - 5の連番であった。
2007年には宮城交通名取営業所からいすゞ・ジャーニーKが1台移籍して使用された。かつては車両検査時等は宮城交通または宮交バスシステム(現:ミヤコーバス)名取営業所所属の中型車が代走に入ることがあったが、ジャーニーKの移籍後は代走の機会が減った。
ただし、自治体所有の自家用自動車による有償運送では本来、車両検査時等の代替車両は自治体側で準備する必要があり、他の自治体で同様に受託事業者が緑ナンバー車両で代替車両運行を行っていた例が全て是正されたため、今後は営業用ナンバー(緑ナンバー)の車両での代走は行われない。車両検査時は市がレンタカーのマイクロバスを手配して市民バス車両として運行しており、市民バスのページにもその旨が記載されている。
2023年4月より、市所有の車両とバス事業者所有の車両が混在して運行されるようになったため、ミヤコーバス所有の車両も市民バスとして運行している[7]。
-
1999年当時の車両
日野・レインボーRJ -
1999年当時の車両
日野・リエッセ -
2009年に更新された車両。現在はiバスカラーのままミヤコーバス籍となり、営業ナンバーに変更されている。
日野・リエッセ
脚注[編集]
- ^ “岩沼市民バスの設置及び管理に関する条例”. 岩沼市. 2022年11月26日閲覧。
- ^ a b c “岩沼市民バス運行業務 評価報告書”. 岩沼市. 2022年11月26日閲覧。
- ^ 岩沼市 生活環境課: “市民バス”. 岩沼市. 2022年11月26日閲覧。
- ^ “岩沼市 - ―地震から i で家族を守りたい―” (PDF). 岩沼市. 2019年10月13日閲覧。
- ^ a b 平成30年3月12日から市民バスの運行体系(経路・時刻等)が変わります 岩沼市
- ^ “<岩沼市民バス>新運行体系、高齢者の足確保 免許返納も促進”. 河北新報. (2018年3月13日) 2018年3月15日閲覧。
- ^ a b “令和5年度の市民バス運行車両等について”. 岩沼市. 2023年4月15日閲覧。
- ^ “平成30年3月12日から震災復興路線「矢野目線」及び「新浜線」の運行を開始します”. 岩沼市. 2018年3月15日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 市民バスの運行体系(経路・時刻等)について(30.3.12見直し運行開始) 岩沼市
- 岩沼市民バス路線図・時刻表 岩沼市(2018年3月11日までの運行内容)
- 岩沼市民バスの設置及び管理に関する条例 岩沼市
- 岩沼市民バスの設置及び管理に関する条例施行規則 岩沼市