富士飛行社

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富士飛行社(ふじひこうしゃ、Fuji Airways)は、2014年7月18日富士急ハイランドに開業したフライトシミュレーター型アトラクション。

キャッチコピーは「絶景にも、ほどがある。

概要[編集]

直径約20メートルの巨大スクリーンに富士山周辺の上空を飛行する映像が映し出され、それに合わせて10人掛けのシートが動く日本初となるタイプのアトラクション。「富士山を五感で体感」とあるように、飛行中は常に風が吹き付け、湖面が近づいたり霧の中を飛んでいる時はミストが噴射される、樹海や芝桜のシーンでは森林や花の香りが出るなどの仕掛けがある。

乗車中の映像は東京の上空から始まり、富士山周辺では青木ヶ原樹海を始め、山中湖河口湖本栖湖の畔の芝桜や愛鷹山といった名所、富士山上空では火口の上や夕日に染まった赤富士、雪の積もった冬の富士山など、四季折々の富士山の映像を楽しむ事ができる。

乗車中に流れる音楽は、音楽家である久石譲が書き下ろした。タイトルは「Mt. Fuji」。

2016年7月16日、初のリニューアルが行われた。解像度がこれまでの4Kから6Kとなり、モーターパラグライダーやドローンで撮影された新たな映像が追加され、楽曲も「Mt. Fuji 2016」として新たに作編曲されている。また、始まりと終わりの映像が富士急ハイランド上空となった。

物語[編集]

今から200年ほど前の1814年、富士山麓の地主だった富士三太夫が、空から富士を眺めたい想いを胸に、にぶら下がって飛ぶ「鶴飛行」を考案する。
その後、二代目によって遊覧飛行のビジネスを確立するも、三代目が起こした不祥事によって大量の鶴が逃げ出し、責任を問われた三代目自身も失踪してしまう。
急遽、四代目が大勢の客が一度に乗せられる飛行機を開発したが、持病の悪化で息子(当時2歳)に五代目を託して引退。その直後、失踪していた三代目が戻った途端、様々な問題が交錯し、会社は経営難に陥ってしまった。
時は流れ2014年の夏、現在の社長である六代目富士三太夫(現在も独身)が、最新鋭旅客機「大鶴223」の就航を宣言し、富士飛行社は営業再開の日を迎えた…。

設定[編集]

富士飛行社は、江戸時代から続く富士山上空を飛行する伝統と格式のある会社で、歴代の富士三太夫は、全員雪が積もった富士山をイメージの髪型で、大きな黒いサングラスを付けていたという設定である。訪れた客は、旅客機「大鶴223」の両翼に設置された座席に乗り込む事となっている。アトラクションの待ち列に設置されているモニターや公式サイトでは「富士飛行社ノ歴史」という映像を見る事ができる。

その他[編集]

  • アトラクション導入のきっかけは、幅広い年齢層に体感してもらう事、悪天候でも富士山を見られる事である。
  • アトラクション搭乗中の映像は、ヘリコプターに高解像度カメラを設置し、約1年間かけて撮影されている。未使用となった映像もあり、今後は映像を入れ替えていくとの事だったが、2016年に初のリニューアルが実施された。
  • 観光バス会社では、富士山周辺を巡るツアーが用意されているが、一部には富士飛行社の体験が組み込まれたプランがある。園内のアトラクション入口とは別に園外にバスツアー専用入口があり、ツアー利用客はそちらから入場し、ほぼ待ち時間なくアトラクションを利用する事ができる。
  • リニューアルと同時期に開業した「テンテコマイ」及びさがみ湖リゾート プレジャーフォレストの「極楽パイロット」のライドは、富士飛行社が開発した訓練用機という設定となっており、待ち列のモニターで紹介されている。
  • 2018年7月14日、入園無料化に伴い時間指定券が導入された(フリーパスを持っていない場合のみ)。

スペック[編集]

  • 所要時間:約7分15秒(リニューアル前は約5分20秒)
  • 定員:40名(1台10人×4台)
  • 総工費:約13億円
  • 料金:1,500円
※2018年7月13日までは1,000円
※2019年2月8日までは大人(中学生以上)1,800円、小人(小学生以下)1,300円
  • 乗車規定:身長110cm以上(未就学児は中学生以上の付き添いが必要)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]