スティーヴ・ハウ (ギタリスト)

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スティーヴ・ハウ
Steve Howe
Steve Howe Beacon Theater 2013-04-09 3.jpg
イエスでのパフォーマンス(2013年、ビーコンシアターにて)
基本情報
出生名 Stephen James Howe
生誕 (1947-04-08) 1947年4月8日(71歳)
出身地 イングランドの旗 イングランド ロンドン
ジャンル プログレッシブ・ロック
職業 ギタリスト
担当楽器 ギター
スティール・ギター
マンドリン
シタール
リュート
ボーカル
活動期間 1964年 -
共同作業者 シンディキャッツ
ジ・イン・クラウド→トゥモロウ
イエス
エイジア
GTR
アンダーソン・ブラッフォード・ウェイクマン・ハウ
公式サイト Guitar Rondo (Official)
著名使用楽器
ギブソン・ES-175
ギブソン・ES-335
フェンダー・テレキャスター・カスタム
リッケンバッカー
コーラル・エレクトリックシタール

スティーヴ・ハウSteve Howe 本名:Stephen James Howe1947年4月8日 - )は、ロンドン出身のギタリスト1960年代から様々なプロジェクトに参加、特にイエスエイジアでの活動が有名である。

「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において2003年は第69位だったが、2011年の改訂版では削除された。

経歴[編集]

演奏するスティーヴ・ハウ (1977年)

1964年シンディキャッツというビート・バンドでプロ・デビュー。シングルを幾つか発表。1965年キース・ウェストなどと共にジ・イン・クラウドを結成。1967年にグループ名をトゥモロウと改め、サイケデリックなサウンドで注目を集めた(後にイギリスのサイケデリック・ロック界の大物となるトゥインクとともに活動した)。トゥモロウではアルバム1枚と、キース・ウェストをメインに立てたロック・オペラ作品『A Teenage Opera』に関わる。その後はボダストP・P・アーノルドデラニー&ボニーのツアー・バンドなどを経て、1970年ピーター・バンクスに替わってイエスに加入。アルバム『危機』や『海洋地形学の物語』などでの他の追随を許さない多彩なギター・サウンドと優れた作詞作曲の能力でバンドの躍進に大きく貢献し、黄金期の一翼を担った。

イエス脱退後の1980年代は、スーパーグループエイジアで大成功を収めた。その他にも、スティーヴ・ハケットと組んだGTRトレヴァー・ホーンが起こしたレーベル「ZTTレコーズ」の関連アーティスト作品や、I.R.S.レコーズのアニマル・ロジック(レーベル経営者の弟であり、ポリスドラマーとして名を馳せた、スチュワート・コープランドスタンリー・クラークのバンド)へのゲスト参加、I.R.S.傘下のインストゥルメンタル専門レーベル「ノー・スピーク」シリーズに関わるなど、さまざまなプロジェクトで精力的に活動した。

1988年にイエスの分家バンド、アンダーソン・ブルーフォード・ウェイクマン・ハウ結成に関わり、紆余曲折を経て1996年イエスに再加入、現在に至る。この間に、クイーンのアルバム『イニュエンドウ』に参加する。

また、2006年にはエイジアのオリジナル・メンバーによる再結成に参加、精力的にライヴツアーを行いながら2008年4月に新作アルバム『フェニックス』を発表。2008年夏にはイエス久々の再始動となるアメリカ・ツアーを交え、エイジアとしても2013年に脱退するまで活動を継続していた。

ソロ活動は1970年代から行ってはいるが、バンド活動と並行して精力的に開始したのは1990年代に入ってからである。

2007年にはドラマーである長男のディラン・ハウ、そしてハモンド・オルガン奏者のロス・スタンリースティーヴ・ハウ・トリオを結成して、2008年にかけてヨーロッパをツアーした(ディラン・ハウのドラムの先生はビル・ブルーフォード)。またキーボード奏者である次男ヴァージル・ハウ、それとディラン・ハウをメンバーに加えたファミリー・バンド「スティーヴ・ハウ・レメディ」としても活動を行なっている。ヴァージル・ハウはその後(2008年)に、ドラマーとしてリトル・バーリーのメンバーになっている。

2009年のイエスとエイジアの合同アメリカツアーでは、両バンド在籍者として全編の演奏を務めあげ、2010年はイエス、エイジア、スティーヴ・ハウ・トリオのツアーに参加して世界中を飛び回るなど、60歳を過ぎてなお精力的な活動を展開している。

奏法[編集]

プレイはロック・ギターの定石に捕われず(本人がいわゆるロック的なプレイを好まないという点も大きい)、カントリージャズクラシックフラメンコ、トラッドなどの手法をロック・ミュージックに溶け込ませるのが特徴。

様々な種類の弦楽器をレコーディングで使用するだけでなく、ライブでも1曲の中でさえ何度となく持ち替える。エレクトリック/アコースティック・ギターだけでも何種類となく用い、他にもエレクトリック・シタールペダル・スティールリュートマンドリンなどを巧みに弾きこなす。

ディスコグラフィ[編集]

ソロ[編集]

  • ビギニングス』 - Beginnings (1975年)
  • スティーヴ・ハウ・アルバム』 - The Steve Howe Album (1979年)
  • 『タービュランス』 - Turbulence (1991年)
  • 『グランド・スキーム・オブ・シングス』 - The Grand Scheme of Things (1993年) ※旧邦題『大いなる陰謀』
  • Not Necessarily Acoustic (1994年) ※ライブ・アルバム
  • Mothballs (1994年) ※シンディキャッツでのデビューから、イエス加入以前までのコンピレーション。
  • 『ホームブリュー1』 - Homebrew (1996年)
  • 『クォンタム・ギター』 - Quantum Guitar (1998年)
  • 『ポートレイツ・オブ・ボブ・ディラン』 - Portraits of Bob Dylan (1999年)
  • 『ライヴ・イン・アメリカ - プリング・ストリングス』 - Pulling Strings (1999年) ※ライブ・アルバム
  • 『ホームブリュー2』 - Homebrew 2 (2000年)
  • Natural Timbre (2001年)
  • Skyline (2002年)
  • 『エレメンツ』 - Elements (2003年)
  • Spectrum (2005年)
  • Homebrew 3 (2005年)
  • Remedy Live (2005年) ※ライブ・アルバム
  • Motif Volume 1 (2008年)
  • Homebrew 4 (2010年)
  • 『コンプリート・オブ・ホームブリュー』 - Complete of Homebrew (2010年) ※『Homebrew』1から4までを収録。
  • 『タイム』 - Time (2011年)
  • Homebrew 5 (2013年)
  • 『アンソロジー』 - Anthology (2015年) ※ベスト・アルバム
  • Homebrew 6 (2016年)

スティーヴ・ハウ・トリオ[編集]

  • The Haunted Melody (2008年)
  • Travelling (2010年)

コラボレーション[編集]

  • ポール・スーティン & スティーヴ・ハウ『天使たちの詩』 - Seraphin (1988年)
  • ビリー・カーリー・ウィズ・ゲスト・スティーヴ・ハウ『トランスポーテイション』 - Transportation (1988年)
  • ポール・スーティン & スティーヴ・ハウ『青き世界の旅人』 - Voyagers (1995年)
  • スティーヴ・ハウ/マーティン・テイラー『マスターピース・ギターズ』 - Masterpiece Guitars (1996年)
  • オリヴァー・ウェイクマン The 3 Ages of Magick (2001年)

トゥモロウ[編集]

  • 『トゥモロウ』 - Tomorrow (1968年)
  • 『総天然色の夢』 - 50 Minute Technicolor Dream (1998年) ※1967年の未発表音源集。
  • サウンドトラック:マーク・ワーツ A Teenage Opera (1996年) ※1967年と1968年の音源。再編集され1996年にリリース。

ボダスト[編集]

  • 『ジ・アーリー・イヤーズ』 - The Early Years : Steve Howe with Bodast (1990年) ※1969年のレコーディング当時は未発表。後にハウ自身がリミックスを施し、1981年に『The Bodast Tapes』としてチェリーレッドから発表したもののCD再発盤。

イエス[編集]

エイジア[編集]

GTR[編集]

  • GTR』 - GTR (1986年)
  • 『キング・ビスケット・ライヴ』 - King Biscuit Flower Hour (1997年)

アンダーソン・ブルーフォード・ウェイクマン・ハウ[編集]

セッション、ゲスト参加[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]