バグルス
バグルス The Buggles | |
---|---|
出身地 |
![]() |
ジャンル |
ニュー・ウェイヴ シンセポップ |
活動期間 | 1977年 - 1981年 |
レーベル |
アイランド・レコード Carrere ZTTレコーズ |
共同作業者 | イエス |
メンバー | トレヴァー・ホーン(ボーカル、ベース、ギター) |
旧メンバー |
ブルース・ウーリィ(ギター) ジェフ・ダウンズ(キーボード) |
概要[編集]
1970年代にトレヴァー・ホーン(ベース)、ジェフ(ジェフリー)・ダウンズ(キーボード)、ブルース・ウーリィ(ギター)の3人は、イギリスのシンガー、ティナ・チャールズのバック・バンドとしてキャリアをスタートさせている。
1977年、ホーン、ダウンズ、ウーリィによりバグルスを結成。トレヴァー・ホーンは当初よりプロデューサー志向であり、3人で多くのCM関係の音楽を制作している。現在、ハリウッドで映画音楽作曲家として活躍するハンス・ジマーも裏方として参加しており、ホーンとジマーは後に映画『トイズ』で共作もしている。
1979年にデビュー曲の「ラジオ・スターの悲劇(Video Killed The Radio Star)」が全英1位の大ヒットを記録。きっちりと計算された音作りのエレクトリック・ポップは、ニュー・ウェイヴの時代を象徴する一曲となった。
当時、ダウンズの名前は日本では "ジェフ(ジェフリー)・ダウネス" と記載されていた場合もある。
ファースト・アルバム『ラジオ・スターの悲劇』(The Age of Plastic)発表後の1980年、ホーンとダウンズの2人はそろってイエスに加入する(バグルスはイエスと同じくブライアン・レーンのマネージメント・オフィスに所属していた関係があった)。ホーンがボーカル、ダウンズがキーボードを担当したイエスはアルバム『ドラマ』を発表し、欧米のツアーを行なった。しかし、従来のイエス・ファンからはボーカリストの交代が不評をもって迎えられ(ステージに登場したホーンに対してのかなりの罵声があったと言われている)、ツアー終了後にホーンが脱退し、イエスは解散状態になった。
1981年、2人は再びバグルスとしてセカンド・アルバム『モダン・レコーディングの冒険』を発表するが、まもなく活動を停止した。モダン・レコーディングの冒険を編集している頃は、ダウンズは既に制作から去ってエイジアの結成に参加しており、ホーン一人での作業だった。このため、当時、実質的にバグルスはホーンの個人バンドであったと認識されるに至っている。
その後、ホーンは売れっ子プロデューサーとして一時代を築くことになる(後の再結成イエスのプロデュースも担当し「ロンリー・ハート」などのヒット曲を制作)。一方、ダウンズはエイジアの中心人物として現在も活動中である。
1981年8月1日にアメリカで開局したMTVが放送を開始した際の記念すべき一曲目が、「ラジオ・スターの悲劇」のミュージック・ビデオだった。
その後、「ラジオ・スターの悲劇」は多くのアーティストによってカバーされた。2000年6月、ブロード・バンド(The Broad Band)によるパロディー音楽「ビデオ・スターの悲劇(Internet Killed The Video Star)」としてカバーされ、Shockwave.comでFlashアニメーションとして配信された。
2004年11月11日、ホーン、ダウンズ、ウーリィはウェンブリー・アリーナで行われたチャールズ皇太子信託基金(プリンス・トラスト)のチャリティーコンサートに再びバグルスとして参加し、「ラジオ・スターの悲劇」他を演奏した。
2010年にホーンはバグルスの再結成を宣言し、9月28日、ロンドン郊外にあるThe Supperclub Londonにて、31年目にして初のフルライブ「The Lost Gig」が行われた(ダウンズ、ウーリィも参加)。この頃、3枚目のアルバム制作についても示唆されている。
2011年、イエスのアルバム『フライ・フロム・ヒア』に、ダウンズがメンバーとして参加し、ホーンがプロデュースを担当した。表題曲は2人がイエスに参加していた頃に作られた楽曲をベースに再構成されている。原曲のバグルス・ヴァージョンは2010年に発売された『モダン・レコーディングの冒険』再発CDにボーナストラックとして収録されている。
前年のように一夜限りの再結成ライブを10月25日に開催すると発表された。
ディスコグラフィ[編集]
アルバム[編集]
発表年 | タイトル(邦題) | タイトル(原題) | 最高順位 (UK) |
---|---|---|---|
1980年 | ラジオ・スターの悲劇 (かつての邦題は『プラスティックの中の未来』) |
The Age of Plastic | 27 |
1981年 | モダン・レコーディングの冒険 | Adventures In Modern Recording | - |
シングル[編集]
年 | 曲目 | 音楽チャート最高位 | アルバム | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
イ ギ リ ス |
オ l ス ト ラ リ ア |
ス イ ス |
フ ラ ン ス |
ド イ ツ |
ア イ ル ラ ン ド |
イ タ リ ア |
オ ラ ン ダ |
ニ ュ l ジ l ラ ン ド |
ス ウ ェ l デ ン |
ア メ リ カ |
南 ア フ リ カ | |||
1979 | "Video Killed the Radio Star" | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 | 1 | 1 | 16 | 2 | 1 | 40 | 6 | ラジオスターの悲劇 |
1980 | "Living in the Plastic Age" | 16 | — | — | 5 | 29 | — | — | 29 | — | — | — | — | |
"Clean Clean" | 38 | — | — | — | 60 | — | — | — | — | — | — | — | ||
"Elstree" | 55 | — | — | — | — | — | — | — | — | — | — | — | ||
1981 | "I Am a Camera" | — | — | — | — | — | — | — | 46 | — | — | — | — | モダン・レコーディングの冒険 |
"Adventures in Modern Recording (song)" | — | — | — | — | — | — | 27 | — | — | — | — | — | ||
1982 | "On TV" | — | — | — | — | — | — | — | — | — | — | — | — | |
"Lenny" | — | — | — | — | — | — | — | 17 | — | — | — | — | ||
"Beatnik" | — | — | — | — | — | — | — | — | — | — | — | — | ||
"—" チャート圏外 |