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コーヒーフレッシュ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
コーヒーフレッシュ

コーヒーフレッシュまたはフレッシュは、コーヒーなどに加えるクリームである。食品分類上の区分は「植物性油脂食品」や「植物性油脂クリーミング食品」である。

ポーションクリーム和製英語potion cream)と呼ばれることもある。

液体タイプがポーションクリーム で、粉末タイプの商品がクリーミングパウダーである。日本以外では粉末タイプと液体タイプは区別されずに「クリーマー」「coffee whitener」などと称される。

歴史

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コーヒーフレッシュが開発されるまでは、牛乳や生クリームを用いたが、流通や保存に冷温保存を要するため、1950年代に代替品としてクリーミングパウダーが開発され、共に使われるようになった。

液体タイプはアメリカ練乳会社であるカーネーション社英語版が、1958年に「コーヒーメイト英語版 」のブランドで発売したものが最初である。

カーネーション社は後にネスレが買収し、コーヒーメイトはアメリカではクリーマーの代表的な製品である。


日本では1975年日興乳業が「メロディアンミニ」を1976年名古屋製酪が「スジャータ」を、それぞれ発売してコーヒーフレッシュが広まった。

1970年代に他社の製品も販売され、安さと便利さで家庭や業務用ともに全国で使用されている。

成分

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乳脂肪を主原料とする生クリームと異なり主原料は植物性脂肪である。

森永乳業が販売していたクリープポーションは乳由来で「ミルク生まれ」と宣伝された。

製法

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植物性油脂と水に乳化剤を加えクリーム状にした後、着色料および香料で色合いや香りを調整する。トランス脂肪酸含量0.0gの商品もある。

日本の主要メーカー

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脚注

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注釈

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  1. ^ 2014年終売

出典

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  1. ^ メロディアン株式会社 コーヒーフレッシュ”. 2025年4月13日閲覧。
  2. ^ スジャータめいらく株式会社 商品情報”. 2025年4月13日閲覧。
  3. ^ 「ネスレ ブライト」おいしさのヒミツ”. 2025年4月13日閲覧。
  4. ^ 「マリーム」ポーション18個”. 2025年4月13日閲覧。
  5. ^ 森永クリープ 商品ラインアップ”. 2025年4月13日閲覧。