どんぐりコーヒー

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ドングリが含まれる代用コーヒー「Koff」(J.J. Darboven社製、ドイツ、20世紀中頃)

どんぐりコーヒーとは、どんぐりを材料にしたコーヒーである。代用コーヒーのひとつ。

作り方は、ドングリの渋みの基のタンニンを抜くのに流水にさらしたり、水に浸けたりし、その後、天日に干し、乾燥したものを煎ったり、ローストして、コーヒーとして用いる[1][2]

歴史[編集]

プロシア(現ドイツ)はコーヒーの産地に植民地を持っておらず、18世紀にコーヒーの消費が増加し外貨が減っていくため、フリードリッヒ大王は、1777年9月13日にコーヒーの禁止令を布告、更に1781年には「王室以外でのコーヒーの焙煎を禁止」し、不法焙煎の取り締まりが行われた[3]。そのため、代用コーヒー産業が発展し、代用コーヒーの材料の中にドングリが登場した[3]。ドイツではその後のナポレオン1世による大陸封鎖でも、ドングリなどの代用コーヒーが飲まれた。アメリカ合衆国では南北戦争の頃にもドングリの代用コーヒーが登場している[4]。 さらに、ドングリの代用コーヒーは第二次世界大戦のドイツと日本とで飲まれている。

21世紀には、ドングリの代用コーヒー、又は、ドングリも含んだ穀物コーヒーが市販されている[5]。 日本の長野県では、妊娠した女性がコーヒーの代用品を探してドングリを用い、後に、どんぐりコーヒーとして市販するまでなった[6]

脚注[編集]

  1. ^ どんぐりを食べよう〜埼玉森林インストラクター会/森のコラム
  2. ^ 香川の環境> どんぐりを食べよう> どんぐりコーヒー香川県
  3. ^ a b 珈琲コラム - バッハのコーヒーカンタータとコーヒー禁止令UCC上島珈琲
  4. ^ Confederate Coffee Substitutes The University of Texas at Tyler
  5. ^ 穀物コーヒー ノンカフェイン/オーガニック - 商品詳細SoooooS. ※ドングリを含む穀物インスタントコーヒーの例(スイスMORGA社製)。
  6. ^ どんぐりコーヒーにほんの〜り幸せ2011年10月20日 13:18 『echoes』 FM長野

関連項目[編集]