アルビオン級揚陸艦

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アルビオン級揚陸艦
HMS Bulwark MOD 45154839.jpg
艦級概観
艦種 ドック型輸送揚陸艦(LPD)
就役期間 2003年 - 就役中
前級 フィアレス級
次級 最新
性能諸元
排水量 基準:14,600 t
満載:16,981 t
漲水時:18,500 t
全長 178.00 m
全幅 28.9 m
吃水 6.1 m
機関 ディーゼル・エレクトリック方式
バルチラ-バーサ16V32LNEディーゼル発電機 (8,377 bhp / 発電容量6,250 kW) 2基
バルチラ-バーサ4R32LNEディーゼル発電機 (2,172 bhp / 発電容量1,560 kW) 2基
電動機 (8,047 shp / 6 MW) 2基
スクリュープロペラ 2軸
バウスラスター (294 shp) 1基
速力 最大18ノット
航続距離 8,000海里 (15kt巡航時)
乗員 個艦要員: 325名
揚陸部隊: 305名 (最大710名)
兵装 ゴールキーパーCIWS 2基
GAM-B01 20mm機銃 2基
12.7mm機銃 4基
C4I CSSスカイネットSATCOM
ADAWS 2000 mod 1
レーダー 996型997型「ARTISAN 3D」 低空警戒・洋上捜索用 1基
1007型 航海・航空管制用 2基
電子戦 UAT(7)電波探知装置
DLJ(2) デコイ発射システム

アルビオン級揚陸艦 (英語: Albion-class assault ships) は、イギリス海軍が運用するドック型輸送揚陸艦(LPD)の艦級[1]

来歴[編集]

イギリス海軍では1965年よりフィアレス級揚陸艦2隻を運用してきたが、老朽化を受けて、1981年、それぞれ1984年1985年に退役する方針が発表された。1982年フォークランド紛争での活躍を受けてこの退役計画は先延ばしにされたものの、老朽化は覆うべくもなく、1988年より代艦の検討が着手された[2]

1992年ヤーロウ社とVSEL社、ダウティSEMA社に対して設計が発注された。そして長い議論ののち、1996年7月18日、建造契約が発注された[1]

設計[編集]

イギリス海軍において初めて統合された電気推進システムを持ち、その結果機関部要員がそれまでの3分の2に減少し、艦全体では40%の要員削減が達成された。艦首にはバルバス・バウが付されている[1]

指揮統制システムとして、イギリス海軍で標準的なCSS(Command Support System)を備えている。本級搭載のシステムではワークステーション72基を備えている[1]

車両甲板は、駐車レーンとして使った場合には550メートル分に相当しており、チャレンジャー2主力戦車であれば6両、軽車両であれば2トントラック16両、小型トラック36両、糧食30トンに相当する。ウェルドックには、戦車輸送可能な揚陸艇LCU Mk.10を4隻、人員あるいは軽車両を輸送する揚陸艇LCVP Mk.5を4隻搭載できる。またアメリカ海軍LCAC-1級エア・クッション型揚陸艇を受け入れることもでき、この場合は2隻を収容できる。艦尾門扉は17.2メートル幅がある[1]

艦尾甲板は、CH-47の運用にも対応できるヘリコプター甲板とされており、長さ64メートル、2個の発着スポットが設定されている。ただしハンガーは備えていない[1]

同型艦[編集]

バロー・イン・ファーネスにあるBAEシステムズの造船所で2隻建造された。

2004年11月、内戦が発生したコートジボワールからの在留イギリス人の脱出を、「アルビオン」が支援している。

# 艦名 発注 起工 進水 就役
L 14 アルビオン
HMS Albion
1996年
7月18日
1998年
5月23日
2001年
3月9日
2003年
6月19日
L 15 ブルワーク
HMS Bulwark
2000年
1月27日
2001年
11月15日
2004年
12月10日

参考文献[編集]

  1. ^ a b c d e f Eric Wertheim (2013). The Naval Institute Guide to Combat Fleets of the World, 16th Edition. Naval Institute Press. p. 804. ISBN 978-1591149545. 
  2. ^ 藤木平八郎「生まれ変われるか?英揚陸作戦部隊」、『世界の艦船』第479号、海人社、1994年4月、 82-85頁。

外部リンク[編集]