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主力戦車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
MBT
レオパルト2A7V(2024年)
主力戦車のレオパルト2A7V(2024年)
正式名称 主力戦車
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主力戦車(しゅりょくせんしゃ、英語main battle tank、略称:MBT)は、戦車の分類の1つ。

第二次世界大戦以降に成立した分類であり、機動性・防護力・攻撃力などの性能を十分なレベルで備えており、戦車に求められるあらゆる任務をこなすことができる。

現代の戦車はほとんどが主力戦車に分類され、戦力の要となっている。

来歴

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第二次世界大戦までは、エンジン性能に起因する設計の制限から、機動性・防護力・攻撃力などの条件を全て満たす戦車を設計することが出来なかった。そのため、戦術に応じた優先順位に応じて、重戦車中戦車軽戦車豆戦車駆逐戦車などの多様な戦車が造られた。

イギリス陸軍は、巡航戦車と、歩兵戦車に分けられていた。しかし、双方ともに欠陥があり、機動力重視と装甲、火力重視のようになっていた。そのため、イギリス陸軍はその中間となる中戦車に近い戦車を開発し、それをセンチュリオンと名付けた。ここから主力戦車というカテゴリーが確立された。

戦後、戦術の確立と技術の発展(特に1,000馬力以上のエンジン)を背景に、戦車に求められるあらゆる任務をこなせるようにバランス良く備える主力戦車へ統合が進んでいった。

主力戦車は第3世代までとそれ以後におおよそ区分される。これは冷戦中の東側西側2大陣営に割拠された構造において、同盟軍としての共同交戦を念頭に共通化・平準化が志向されたこと、対抗陣営の新兵器に拮抗しうる装備が求められたことによる。特に消費が大きい、戦車砲を含む銃砲弾は幅広く共通化がなされた。

冷戦終結後は、主要国では主力戦車をはじめ重装備の新規開発が停滞気味であることと、同盟の統制が緩み横並び志向が働かなくなり、各国は独自の思考のもとに戦車開発を進めるようになったことで従来のような明確な世代区分が現れがたい状況になっている。また、特に第3世代からの改修型で重量は60~70トンと往年の重戦車並みに肥大化し、運用での支障や高コスト化の弊害が現れており、補完戦力としてより軽量な装輪戦車軽戦車も開発されている。

脚注

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注釈

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出典

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