セントー級航空母艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
セントー級航空母艦
HMS Hermes 1982 DN-SN-82-04757s.jpg
航行中のハーミーズ (HMS Hermes)
基本情報
種別 航空母艦
運用者 イギリス海軍
インド海軍
就役期間 1953-1984(イギリス海軍)
1987-現在 (インド海軍)
同型艦 4隻
計画数 8隻
建造数 4隻
前級 マジェスティック級航空母艦
次級 オーディシャス級航空母艦
フィアレス級揚陸艦(コマンド母艦)
要目
基準排水量 22,000トン
満載排水量 28,700トン
全長 685 ft (208.8 m)
全幅 90 ft (27.4 m)
吃水 28.5 ft (8.7 m)
ボイラー 三胴式ボイラー×4基
主機関 ギヤード蒸気タービン×2軸
出力 78,000 hp (58,000 kW)
最大速力 28 ノット (52 km/h)
テンプレートを表示

セントー級航空母艦 (Centaur class aircraft carrier) は、イギリス海軍が運用していた航空母艦。イギリス海軍の従来型軽空母としては、最後のクラスとなる。同型艦4隻。セントー級は、排水量2万トンクラスの軽空母としては大型であるものの、正規空母よりも小型であり、ジェット艦載機の運用が困難であったことから、空母としてよりもコマンド母艦(強襲揚陸艦)としての運用期間が長かった。

概要[編集]

第二次世界大戦中に建造計画が開始され、各艦とも1944年に起工された。計画当初は8隻の建造が予定されていたものの、戦局の進展に伴い4隻はキャンセルされ、4隻のみの建造となった。この4隻も第二次世界大戦の終戦に伴い、建造は大幅に長期化し、竣工は1953年から1959年にかけてのものとなっている。ただし、建造期間の長期化に伴い、各種の改設計が盛り込まれ、同型艦でも違いがある。

一番艦セントーは、1954年に就役した。改装により、飛行甲板にアングルド・デッキを装備した艦となり、後に蒸気カタパルトの装備も行われた。ただし、そのような新技術を導入したものの、艦が小型であるため、ジェット機の運用には適さず、1964年には退役した。コマンド母艦(強襲揚陸艦)への改装も検討されたが、この計画も1965年に中止された。

アルビオンとブルワークも、当初は空母として用いられたものの、航空機の運用が困難なため、まもなくコマンド母艦へと改装された。

4番艦のハーミーズは、起工後15年経過した1959年に就役した。就役当初よりアングルド・デッキや舷側エレベーターなどを装備しており、改セントー級とも呼ばれる。1971年にはコマンド母艦へ改装され、1981年にはホーカー・シドレー ハリアーを運用するV/STOL空母に改装された。フォークランド紛争では第317任務部隊の旗艦として活躍した。その後インヴィンシブル級航空母艦が就役を始めると、インドに売却されてヴィラートと改名された。

設計[編集]

船体[編集]

兵装[編集]

防御[編集]

機関[編集]

航空艤装[編集]

その他[編集]

同型艦一覧[編集]

同型艦一覧
# 艦名 起工 進水 就役 退役 備考
R06 セントー
HMS Centaur
1944年
5月30日
1947年
4月22日
1953年
9月1日
1965年 1973年解体
R07 アルビオン
HMS Albion
1944年
3月22日
1947年
5月16日
1954年
5月26日
1973年
R08 ブルワーク
HMS Bulwark
1945年
5月10日
1948年
6月22日
1954年
11月4日
1981年
4月10日
1984年スクラップとして売却、解体
R12 ハーミーズ
HMS Hermes
1944年
6月21日
1953年
2月16日
1959年
11月25日
1984年 1985年インドに売却、ヴィラート (INS Viraat R22)として再就役
N/A マンモス
HMS Mammoth
- - - - 建造中止
N/A ポリフェムス
HMS Polyphemus
- - - - 建造中止
N/A エレガント
HMS Arrogant
- - - - 建造中止
N/A ハーミーズ
HMS Hermes
- - - - 建造中止

脚注[編集]

[ヘルプ]

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

ウィキメディア・コモンズには、セントー級航空母艦に関するカテゴリがあります。