白川村
しらかわむら ![]() 白川村 | |
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国 |
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地方 | 中部地方、東海地方 |
都道府県 | 岐阜県 |
郡 | 大野郡 |
市町村コード | 21604-6 |
法人番号 | 1000020216046 |
面積 |
356.64km2 |
総人口 |
1,421人 [編集] (推計人口、2024年6月1日) |
人口密度 | 3.98人/km2 |
隣接自治体 |
高山市、飛騨市 南砺市 白山市 |
村の木 | ブナ |
村の花 | 白山シャクナゲ |
白川村役場 | |
村長 | 成原茂 |
所在地 |
〒501-5692 岐阜県大野郡白川村鳩谷517番地 |
外部リンク | 白川村 |
ウィキプロジェクト |
白川村(しらかわむら)は、岐阜県北西部の大野郡にある村。北は富山県、西は石川県に接する山村である。
地理
白川村は、白山を主峰とする両白山地により石川県と区切られ、北を人形山によって富山県の五箇山と区切られている山村である。村の面積の95.7%を山林が占めており、それも急峻なところが多いのが特徴である。山々の間を縫うように庄川が流れ、北に隣接する富山県南砺市へと続いている。庄川沿いのわずかな平坦地に集落が散らばっている。
白川村は世界的にも有数の豪雪地帯であり、このような風土から合掌造りという独特な家屋が生み出された。合掌造り集落は世界文化遺産に登録されている。白山国立公園の山並みを背景としたその姿は観光資源としても重要である。また庄川の上流には白水湖、御母衣湖といったダム湖がある。
岐阜県内にあるが、自動車で往復3時間ほどかかる同じ飛騨地域の高山市よりも、1時間ほどで行ける富山県南砺市との結びつきが強い。1999年には、富山県城端町・平村・上平村・福光町(いずれも現在は南砺市)とともに「南砺広域連合」を結成している。
歴史
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/a5/Shirakawagou_winter.jpg/270px-Shirakawagou_winter.jpg)
1875年(明治8年)の町村制施行の際に、芦倉村、有家ヶ原村、飯島村、牛首村、内ヶ戸村、大窪村、大牧村、尾神村、荻町村、加須良村、小白川村、木谷村、島村、椿原村、野谷村、鳩谷村、平瀬村、福島村、馬狩村、牧村及び御母衣村が合併してできた。以前より飛騨国の庄川流域は白川郷と呼ばれており、その内「下白川郷」と呼ばれる川下側(北側)が白川村、「上白川郷」と呼ばれる川上側(南側)が荘川村(現:高山市)となった。
飛騨地域の全ての市町村で結成した「飛騨地域合併推進協議会」にも参加していたが、南砺市との結びつきや世界遺産でもある白川郷のイメージを損ねてほしくない、という内外の声もあり2003年に離脱し、単独村制を維持することにした。現在、岐阜県北部の飛騨地域で唯一の町村となっている(その他の町村は合併により高山市・飛騨市・下呂市に)。
これには合掌造り集落による観光関連収入により、財政状態が良好であることが大きい。以前より合掌造り集落は観光地として有名であったが、世界遺産登録以降、以前にも増して多くの観光客が訪れるようになった。この盛況ぶりが観光関連収入を生む反面、観光客が合掌造りの家に(中は普通に生活している家にも関わらず)勝手に上がりこみ写真を撮る等のマナーの悪さによる被害が発生したり、合掌集落の住民が勝手に自宅内などでみやげ物屋や駐車場を開設するため、世界遺産登録がいずれ取り消されることになるのではないか(世界遺産はあくまで「保護・保存」が目的であり、「観光地化」はその趣旨に反しうる)、また観光地化により素朴さ・日本の原風景であることが損なわれ魅力が低下しているのではないかという危惧を生んでいる。
人口
白川村(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
行政
- 谷口尚(1999年4月26日から)
友好都市
教育
中学校
- 白川中学校
小学校
- 白川小学校
- 平瀬小学校
交通
交通は道路のみ。下記のバス会社の運行する路線バスが村へのアクセス手段であり、村民の足となっている。
道路
- 高速道路
- 一般国道
- 県道
- 村内を走る県道:岐阜県道451号白山公園線
- 道の駅
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 世界遺産「白川郷・五箇山の合掌造り集落」として登録されている白川郷(荻町集落)が有名。
- 和田家住宅 - 白川郷最大級の合掌家屋。
- 温泉は国民保養温泉地に指定されている白川郷平瀬温泉がある。
- 御母衣ダム、御母衣湖
- 飛騨トンネル
- 白山スーパー林道
- 天生峠 紅葉の名所で、徒歩30分ほどの所にある高層湿原も有名。
- 白川八幡神社にて、毎年10月14・15両日に「どぶろく祭り」が開催される。
白川村が舞台となっている作品
- 高野聖 - 泉鏡花の小説で、主人公が天生峠で蛭に襲われる。
- ひぐらしのなく頃に - 同人サークル『07th Expansion』により製作されたサウンドノベル、及びそれを原作とした漫画、テレビアニメ。架空の村『雛見沢村』のモデル、及びゲーム中の背景写真のロケ地となっている(公式製作日記2002/5/15他参照)。