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大野郡

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岐阜県大野郡の位置(緑:白川村 薄黄:後に他郡に編入された区域 水色:後に他郡から編入した区域)

大野郡(おおのぐん)は、岐阜県飛騨国)の

人口1,481人、面積356.64km²、人口密度4.15人/km²。(2021年9月1日、推計人口

下記の1村を含む。

郡域

1879年明治12年)に行政区画として発足した当時の郡域は、上記1村のほか、以下の区域にあたる。

  • 高山市の大部分(国府町各町・上宝町各町・奥飛騨温泉郷各町・高根町各町・朝日町各町・久々野町久須母・久々野町柳島・久々野町大西・久々野町小屋名・久々野町辻を除く)
  • 下呂市の一部(萩原町山之口)

歴史

近世以降の沿革

知行 村数 村名
幕府領 灘郷 16村 ○一之町村[2]、二之町村[3]、三之町村、片野村、○石浦村、花里村、○西之一色村、○千島村、○冬頭村、春国村、上岡本村、七日町村、○下岡本村、桐生村、本母村、江名子村
三枝郷 5村 前原村、赤保木村、下切村、中切村、○上切村
大八賀郷 11村 山口村(現・高山市大名田地区)、塩屋村(現・高山市大名田地区)、大島村、滝村、大洞村、岩井村、○三福寺村、松本村、松之木村、○五名村、○漆垣内村
小八賀郷 27村 小野村、根方村、白井村、芦谷村、板殿村、○日面村、日影村、駄吉村、○旗鉾村、久手村、岩井谷村、池之俣村、瓜田村、法力村、大萱村、○坊方村、○山口村(現・高山市丹生川地区)、大谷村(現・高山市丹生川地区)、塩屋村(現・高山市丹生川地区)、○町方村、桐山村、新張村、細越村、下保村、殿垣内村、○小木曾村、下坪村
河内郷 7村 ○有道村、小坊村、引下村、木賊洞村、長淀村、渚村、阿多粕村
久々野郷 5村 ○宮村、○山之口村、久々野村、山梨村、無数河村
川上郷 17村 下林村、○山田村、○新宮村、○下之切村、○八日町村、三日町村、○牧ヶ洞村、○藤瀬村、福寄村、○三ツ谷村、○下本村、坂村、○有巣村、二俣村、中野村(現・高山市清見地区)、○楢谷村、○大原村
小鳥郷 6村 江黒村、○大谷村(現・高山市清見地区)、○池本村、○二本木村、○夏厩村、○上小鳥村
白川郷 42村 森茂村、○六厩村、○三尾河村、○寺河戸村、○黒谷村、惣則村、一色村、猿丸村、町屋村、○新淵村、野々俣村、中畑村、牧戸村、○牛丸村、○岩瀬村、○赤谷村、○中野村(現・高山市荘川地区)、○海上村、○尾上郷村、○尾神村、○平瀬村、○御母衣村、○牧村、○福島村、○長瀬村、○木谷村、保木脇村、○野谷村、大牧村、大窪村、○馬狩村、○荻町村、島村、牛首村、○鳩谷村、○飯島村、○内ヶ戸村、○加須良村、○椿原村、○有家ヶ原村、○芦倉村、○小白川村
  • 慶応4年
  • 明治4年11月20日1871年12月31日) - 第1次府県統合により、筑摩県の管轄となる。
  • 明治8年(1875年) - 以下の町村の統合が行われる。(1町6村)
    • 高山町 ← 一之町村、二之町村、三之町村
    • 大名田村 ← 片野村、石浦村、花里村、西之一色村、千島村、冬頭村、春国村、上岡本村、七日町村、下岡本村、桐生村、本母村、江名子村、山口村(現・高山市大名田地区)、塩屋村(現・高山市大名田地区)、大島村、滝村、大洞村、岩井村、三福寺村、松本村、松之木村、五名村、漆垣内村
    • 位山村 ← 宮村、山之口村、久々野村、山梨村、無数河村、有道村、小坊村、引下村、木賊洞村、長淀村、渚村、阿多粕村
    • 清見村 ← 森茂村、下林村、山田村、新宮村、下之切村、八日町村、三日町村、牧ヶ洞村、藤瀬村、福寄村、三ツ谷村、下本村、坂村、有巣村、二俣村、中野村(現・高山市清見地区)、楢谷村、大原村、江黒村、大谷村(現・高山市清見地区)、池本村、二本木村、夏厩村、上小鳥村、前原村、赤保木村、下切村、中切村、上切村
    • 荘川村 ← 六厩村、三尾河村、寺河戸村、黒谷村、惣則村、一色村、猿丸村、町屋村、新淵村、野々俣村、中畑村、牧戸村、牛丸村、岩瀬村、赤谷村、中野村(現・高山市荘川地区)、海上村、尾上郷村
    • 白川村 ← 尾神村、平瀬村、御母衣村、牧村、福島村、長瀬村、木谷村、保木脇村、野谷村、大牧村、大窪村、馬狩村、荻町村、島村、牛首村、鳩谷村、飯島村、内ヶ戸村、加須良村、椿原村、有家ヶ原村、芦倉村、小白川村
    • 丹生川村 ← 小野村、根方村、白井村、芦谷村、板殿村、日面村、日影村、駄吉村、旗鉾村、久手村、岩井谷村、池之俣村、瓜田村、法力村、大萱村、坊方村、山口村(現・高山市丹生川地区)、大谷村(現・高山市丹生川地区)、塩屋村(現・高山市丹生川地区)、町方村、桐山村、新張村、細越村、下保村、殿垣内村、小木曾村、下坪村、吉城郡折敷地村、大沼村、森部村、三之瀬村、柏原村
  • 明治9年(1876年8月21日 - 第2次府県統合により、岐阜県の管轄となる。
  • 明治12年(1879年2月18日 - 郡区町村編制法の岐阜県での施行により、行政区画としての大野郡が発足。「大野益田吉城郡役所」が高山町に設置され、吉城郡益田郡とともに管轄。
  • 明治16年(1883年) - 位山村が分割し、一部(宮組)が宮村、一部(無数河組・山梨組・久々野組)が久々野村、一部(山之口組)が山之口村、残部(阿多粕組・渚組・長淀組・木賊洞組・引下組・小坊組・有道組)が河内村となる。(1町9村)
  • 明治20年(1887年) - 高山町の一部(町方)が大名田村に合併。

町村制以降の沿革

1.荘川村 2.白川村 3.宮村 4.久々野村 5.河内村 6.山之口村 7.大名田村 8.丹生川村 9.上枝村 10.清見村 11.高山町(紫・高山市 赤:下呂市 青:合併なし)
  • 明治22年(1889年7月1日 - 町村制の施行により、荘川村(現・高山市)、白川村現存)、宮村久々野村河内村(現・高山市)、山之口村(現・下呂市)、大名田村丹生川村上枝村清見村高山町(現・高山市)が発足。それにともない以下の変更が行われる。(1町10村)
    • 清見村の一部(下林組・山田組・新宮組・下之切組・八日町組・前原組・赤保木組・下切組・中切組・上切組)が分立して上枝村が発足。
    • 久々野村が益田郡朝日村の一部(久須母組・柳島組・大西組・小屋名組・辻組)を合併。
    • 高山町と大名田村との間で境界変更が行われる。
  • 明治25年(1892年5月19日 - 大名田村の一部(上岡本・下岡本・松本・桐生・本母・冬頭)が分立して灘村が、一部(三福寺・松ノ木・五名・漆垣内・大洞・塩屋・山口・大島・岩井・滝)が分立して大八賀村(おおはちがむら)がそれぞれ発足[4]。 (1町12村)
  • 明治30年(1897年
    • 4月1日 - 久々野村・河内村が合併し、改めて久々野村が発足。(1町11村)
    • 8月1日 - 郡制を施行。郡役所が高山町に設置。
  • 大正12年(1923年
    • 4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
    • 10月10日 - 大名田村が町制施行して大名田町となる。(2町10村)
  • 大正15年(1926年
    • 7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
    • 10月1日 - 灘村が高山町に編入。(2町9村)
  • 昭和10年(1935年) - 面積1,606.88平方km、人口58,937人(男30,571人・女28,366人)[5]
  • 昭和11年(1936年11月1日 - 高山町・大名田町が合併して高山市が発足し、郡より離脱。(9村)
  • 昭和18年(1943年)4月1日 - 上枝村が高山市に編入。(8村)
  • 昭和25年(1950年)4月1日 - 益田郡朝日村高根村の所属郡が本郡に変更。(10村)
  • 昭和29年(1954年)4月1日 - 久々野村が町制施行して久々野町となる。(1町9村)
  • 昭和30年(1955年)4月1日 - 大八賀村が高山市に編入。(1町8村)
  • 昭和31年(1956年8月25日 - 山之口村が益田郡萩原町・川西村と合併し、改めて益田郡萩原町が発足。(1町7村)
  • 平成17年(2005年2月1日 - 丹生川村・清見村・荘川村・宮村・久々野町・朝日村・高根村が高山市に編入。(1村)

変遷表

自治体の変遷
明治22年以前 明治22年7月1日 明治22年 - 明治45年 大正1年 - 大正15年 昭和1年 - 昭和64年 平成1年 - 現在 現在
上枝村 上枝村 上枝村 昭和18年4月1日
高山市に編入
高山市 高山市
高山町 高山町 高山町 昭和11年11月1日
高山市
大名田村 明治25年5月19日
灘村
大正15年10月1日
高山町に編入
大名田村 大正12年10月10日
町制
明治25年5月19日
大八賀村(おおはちがむら)
大八賀村(おおはちがむら) 昭和30年4月1日
高山市に編入
久々野村 明治30年4月1日
久々野村
久々野村 昭和29年4月1日
町制
平成17年2月1日
高山市に編入
河内村
丹生川村 丹生川村 丹生川村 丹生川村
宮村 宮村 宮村 宮村
清見村 清見村 清見村 清見村
荘川村 荘川村 荘川村 荘川村
益田郡
朝日村
益田郡
朝日村
益田郡
朝日村
昭和25年4月1日
大野郡 朝日村
益田郡
高根村
益田郡
高根村
益田郡
高根村
昭和25年4月1日
大野郡 高根村
白川村 白川村 白川村 白川村 白川村 白川村
山之口村 山之口村 山之口村 昭和31年8月25日
益田郡
萩原町の一部
平成16年3月1日
下呂市の一部
下呂市

行政

大野・吉城・益田郡長
氏名 就任年月日 退任年月日 備考
1 明治12年(1879年)2月18日
明治30年(1897年)7月31日 廃官
大野郡長
氏名 就任年月日 退任年月日 備考
1 明治30年(1897年)8月1日
大正15年(1926年)6月30日 郡役所廃止により、廃官

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 領主から年貢免除の特権を与えられた土地。
  2. ^ 記載は壱之町村。
  3. ^ 記載は弐之町村。
  4. ^ 大八賀村の読み方については『高山市史』など正しく扱われているものもあるが、平凡社・角川書店の地名辞典では「だいはちがむら」と誤っているので注意を払う必要がある。なお、河川の大八賀川も「おおはちが―がわ」が正しい[要出典]
  5. ^ 昭和10年国勢調査による。国立国会図書館の近代デジタルライブラリーで閲覧可能。

参考文献

  • 角川日本地名大辞典』21 岐阜県、「角川日本地名大辞典」編纂委員会、角川書店、1980年9月1日。ISBN 4040012100
  • 旧高旧領取調帳データベース

関連文献

  • 『飛騨国大野郡史. 上巻』田中貢太郎、升重書店、1925年。NDLJP:1020720
  • 『飛騨国大野郡史. 中巻』田中貢太郎、升重書店、1925年。NDLJP:1020751
  • 『飛騨国大野郡史. 下巻』田中貢太郎、升重書店、1925年。NDLJP:1020763

関連項目