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同2006年、「大舞台で得点し、世界に[[在日韓国人]]の可能性をアピールしたい」と[[サッカー日本代表|日本代表]]入りを希望。[[U-23サッカー日本代表|U-22日本代表]]監督[[反町康治]]からの勧誘もあって日本への帰化を決意し<ref name="sportsnavi20110116">[http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/2011/text/201101150006-spnavi.html 李忠成、アジアカップのラッキーボーイを目指して (1/2)] - スポーツナビ、2011-01-16</ref>、2006年9月22日に申請し2007年2月9日に認められた<ref name="kika"/>。
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日本名は[[通名]]の大山忠成<ref name="SANKEI080807"/>あるいは橋本忠成<ref name="japanesejoins20110131">[http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=137098&servcode=600&sectcode=610 日本サッカーの英雄になった李忠成、「私の姓はLEE」] - [[中央日報]]、2011年1月31日</ref>も考えていたが、「韓国姓を隠す必要がないことを示したい」との理由から、李忠成とした。また自身は「[[近代オリンピック|五輪]]がなければ国籍変更していない」<ref>[http://web.archive.org/web/20080801082844/http://www.sponichi.co.jp/soccer/flash/KFullFlash20080714132.html 李 国籍変更し五輪へ…北京でゴール量産を] - [[スポーツニッポン]]（Internet Archive）、2008-07-14</ref>とも語っている。日本に帰化をしようとしたら親戚から猛反対され迷っていたが、母親から「思いを貫け」と言われたことで帰化を決意した<ref name="japanesejoins20110131" />。6日後の2月15日に、[[北京オリンピックサッカーアジア予選|北京オリンピックアジア予選]]に臨む、U-22日本代表メンバーに追加招集された<ref>[http://www.reysol.co.jp/about/news/2007/newslog/070215_4.html 李忠成選手 U-22日本代表選出] - 柏レイソル公式サイト、2007-02-15</ref>。
日本名は[[通名]]の大山忠成<ref name="SANKEI080807"/>あるいは橋本忠成<ref name="japanesejoins20110131">[http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=137098&servcode=600&sectcode=610 日本サッカーの英雄になった李忠成、「私の姓はLEE」] - [[中央日報]]、2011年1月31日</ref>も考えていたが、「韓国姓を隠す必要がないことを示したい」との理由から、李忠成とした。また自身は「[[近代オリンピック|五輪]]がなければ国籍変更していない」<ref>[http://web.archive.org/web/20080801082844/http://www.sponichi.co.jp/soccer/flash/KFullFlash20080714132.html 李 国籍変更し五輪へ…北京でゴール量産を] - [[スポーツニッポン]]（Internet Archive）、2008-07-14</ref>とも語っている。日本に帰化をしようとしたら親戚から猛反対され迷っていたが、母親から「思いを貫け」と言われたことで帰化を決意した<ref name="japanesejoins20110131" />が、韓国を母国と呼び続けており、将来は[[Kリーグ]]でのプレイすることを望んでいる<ref>[http://www.daily.co.jp/soccer/2012/01/24/0004764547.shtml] デイリースポーツ ２０１２年１月２４日 独占激白！李忠成「世界一のリーグで」</ref>。6日後の2月15日に、[[北京オリンピックサッカーアジア予選|北京オリンピックアジア予選]]に臨む、U-22日本代表メンバーに追加招集された<ref>[http://www.reysol.co.jp/about/news/2007/newslog/070215_4.html 李忠成選手 U-22日本代表選出] - 柏レイソル公式サイト、2007-02-15</ref>。


J1復帰を果たした2007年には、10ゴールを挙げて柏のエース格となる。2008年には[[北京オリンピックにおけるサッカー競技|北京オリンピック]]本大会に日本代表として出場を果たしものの、柏では北京五輪出場など過密日程からくる疲労に負傷も重なり、わずか4ゴールに終わる。2009年、試合にこそコンスタントに出場するものの、[[ネルソン・バプティスタ・ジュニオール|ネルシーニョ]]への監督交代後はベンチ入りもままならなかった<ref name="TYUGOKU090827" /><ref name="sportsnavi20110116" />。
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2012年1月28日 (土) 12:30時点における版

李 忠成
名前
愛称 チュン、チュンソン、ただなり
カタカナ リ タダナリ
ラテン文字 LEE Tadanari [注 1]
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1985-12-19) 1985年12月19日（38歳）
出身地 東京都田無市 (現・西東京市)
身長 182cm
体重 74kg
選手情報
在籍チーム イングランドの旗 サウサンプトンFC
ポジション FW
背番号 19
利き足 左足
ユース

1998-2000
2001-2003		 こみねFC (東京朝鮮第九初級学校)
横河電機ジュニアユース
FC東京U-18 (都立田無高)
クラブ1
年 クラブ 出場 (得点)
2004
2005-2009
2009-2011
2012-		 日本の旗 FC東京
日本の旗 柏レイソル
日本の旗 サンフレッチェ広島
イングランドの旗 サウサンプトンFC		 0 (00)
108 (24)
70 (26)
()
代表歴2
2004
2011-		 大韓民国の旗 韓国U-19
日本の旗 日本		 1 (0)
10 (2)
1. 国内リーグ戦に限る。2012年1月13日現在。
2. 2011年11月15日現在。
■テンプレート（■ノート ■解説）■サッカー選手pj

李 忠成（り ただなり、1985年12月19日 - ）は、東京都田無市（現・西東京市）出身のプロサッカー選手。フットボールリーグ・チャンピオンシップ・サウサンプトンFC所属。ポジションはフォワード。東京都立田無高等学校卒業。

かつては韓国籍であったが、2007年に日本国籍を取得して帰化した[3]。

来歴

プロ入り前

大韓民国国籍の在日韓国人4世として生まれる[4]。名前はゴルファーの陳志忠と高橋勝成に由来する[5]。韓国語名はイ・チュンソン（이충성、Lee Chung-Sung）[6][注 1]。実家は西東京市田無で焼肉店を経営[7]。経営者である父、李鉄泰（イ・チョルテ）も、かつて横浜トライスターSCでプレーしたサッカー選手という経歴を持つ[4][8]。

少年時代は東京朝鮮第九初級学校に在学し[注 2]、地元・こみねFCに在籍[注 3]。小学5年生で横河電機（現・横河武蔵野FC）ジュニアユースのセレクションに合格したため、6年生から同チームの練習に参加するようになる[8]。練習生として出場したFC東京U-15との練習試合で活躍し、相手監督の柴田峡から勧誘を受けたが、地元の田無から江東区のFC東京深川グランドに通う負担を考え[注 4]、中学時代は横河電機ジュニアユースでプレーした[10]。

2001年、東京都立田無高等学校に入学と同時にFC東京U-18に加入[注 5]。在籍時の3年連続で国体東京都選抜に選ばれ、2001年には第25回クラブユース選手権優勝、高円宮杯およびJユースカップ準優勝に貢献した。2002年、関東サッカーリーグ得点王に輝き、2003年にはプリンスリーグの優秀選手に選出された。

FC東京

2004年、トップチームに昇格[6]。同年にU-19韓国代表候補に選ばれトレーニングキャンプに参加する[11]。この際、在日韓国人をさげすむ「パン（半）チョッパリ」という悪口まで耳にし、祖国での冷たい扱いにショックを受けた[注 2][12]。結局、FC東京では出場機会は得られず、わずか1年で退団を志望した[8]。

柏レイソル

2005年に柏レイソルへ完全移籍[13]。同年に柏はJ2へ降格するが、主力選手の多くが抜けたこともあり、2006年にはレギュラーに定着した。2006年から柏で付けていた背番号20番は、元韓国代表および元柏の英雄洪明甫が付けていた番号で、李自身や柏にとって特別な番号として捉えていた。

同2006年、「大舞台で得点し、世界に在日韓国人の可能性をアピールしたい」と日本代表入りを希望。U-22日本代表監督反町康治からの勧誘もあって日本への帰化を決意し[14]、2006年9月22日に申請し2007年2月9日に認められた[3]。

日本名は通名の大山忠成[4]あるいは橋本忠成[12]も考えていたが、「韓国姓を隠す必要がないことを示したい」との理由から、李忠成とした。また自身は「五輪がなければ国籍変更していない」[15]とも語っている。日本に帰化をしようとしたら親戚から猛反対され迷っていたが、母親から「思いを貫け」と言われたことで帰化を決意した[12]が、韓国を母国と呼び続けており、将来はKリーグでのプレイすることを望んでいる[16]。6日後の2月15日に、北京オリンピックアジア予選に臨む、U-22日本代表メンバーに追加招集された[17]。

J1復帰を果たした2007年には、10ゴールを挙げて柏のエース格となる。2008年には北京オリンピック本大会に日本代表として出場を果たしものの、柏では北京五輪出場など過密日程からくる疲労に負傷も重なり、わずか4ゴールに終わる。2009年、試合にこそコンスタントに出場するものの、ネルシーニョへの監督交代後はベンチ入りもままならなかった[18][14]。

サンフレッチェ広島

移籍期限が迫る2009年8月26日、怪我人などで前線の駒不足に陥っていたサンフレッチェ広島へ完全移籍した[18]。移籍金は3,000万円（推定）[19]。広島移籍は「広島のサッカーが好き」という理由と、Jリーグ草創期の小学校低学年で"血"を強く意識し憧れた盧廷潤が在籍したチームということもあるという[20][21][22]。背番号は広島でも20番を希望したが、すでに使用されていたため、かつて盧廷潤が付けていた9番を選んだ[23][24]。しかし、広島移籍後は佐藤寿人の前にほとんどが途中出場であり[14]、得点を挙げられなかった[25]。

翌2010年4月13日ACL2010山東魯能泰山戦において広島での公式戦初得点を挙げるものの、その後一時はベンチ入りさえままならなかった[26]。同年9月、佐藤および山崎雅人の怪我による離脱に伴い先発メンバーに抜擢される[27]と、リーグ戦5試合連続得点をマークするなどシーズン終了までリーグ戦12試合で11得点、また同年のナビスコカップ決勝戦においてもチームは敗れたがゴールを奪うなどゴールを量産した[26]。

同年オフ、AFCアジアカップ2011に臨む日本代表に初選出[26]。2011年1月9日のグループリーグ第1戦ヨルダン戦の後半開始から途中出場で国際Aマッチ初出場を果たした。1月29日の決勝戦オーストラリア戦では、延長前半9分から途中出場し、同後半4分に長友佑都からのクロスをボレーシュートで合わせ代表初得点を挙げる。これが決勝点となり、日本代表は同大会で4度目の優勝を成し遂げた[12]。2011年のリーグ戦でも好調を維持し、リーグ3位タイの15得点を挙げた。

サウサンプトンFC

2012年1月25日、イングランド2部・フットボールリーグ・チャンピオンシップのサウサンプトンFCへ完全移籍[28]。

プレースタイル

豊富な運動量で前線から激しいプレッシングをかけ、機敏な動きと溢れる闘争心でゴールに迫る泥臭いストライカー。日本人ストライカーには稀有な左利きでありウイングでも機能する、闘えるフォワードでもある[20][18]。

所属クラブ

ユース経歴
プロ経歴

個人成績

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 ナビスコ杯天皇杯 期間通算
2004 FC東京 27 J1 0 0 0 0 0 0 0 0
2005 柏 25 8 0 3 0 0 0 11 0
2006 20 J2 31 8 - 0 0 31 8
2007 J1 30 10 5 0 1 0 36 10
2008 19 4 4 0 4 1 27 5
2009 20 2 5 3 - 25 5
広島 9 8 0 - 2 0 10 0
2010 30 11 3 2 2 0 35 13
2011 32 15 1 0 0 0 33 15
イングランド リーグ戦 FLカップFAカップ 期間通算
2011-12 サウサンプトン 19 FLC -
通算 日本 J1 147 42 21 5 9 1 177 48
日本 J2 31 8 - 0 0 31 8
イングランド FLC
総通算 178 50 21 5 9 1 208 56

その他の公式戦

国際大会個人成績
年度 クラブ 背番号 出場 得点
AFCACL
2010 広島 9 6 3
通算 AFC 6 3

経歴

代表歴

出場大会

試合数

  • 国際Aマッチ 10試合 2得点 (2011年 -)


日本代表国際Aマッチ
年出場得点
2011 10 2
通算 10 2

ゴール

# 開催年月日 開催地 対戦国 勝敗 試合概要
1. 2011年1月29日 カタール、ドーハ オーストラリアの旗 オーストラリア ○1-0 (延長) AFCアジアカップ2011
2. 2011年10月7日 日本、神戸 ベトナムの旗 ベトナム ○1-0 キリンチャレンジカップ2011

脚注

注釈

[脚注の使い方]
  1. ^ a b 姓のラテン文字表記は、2007年版の各社の選手名鑑では 「RI」だが日本代表のユニフォーム（背番号上）では「LEE」となっている。日本サッカー協会は「Lee」と表記しているが、Jリーグでの登録は帰化当初「Ri」となり[1]、代表とリーグで登録名が異なっていた。その後、リーグでの登録名も「LEE」に変更された[2]。
  2. ^ a b 韓国語はあまり得意でなく、FC東京ユースで同期だった韓国代表の呉章銀とも日本語で会話していた[9]。なお、呉はインタビューで「僕の日本語の方が、彼の韓国語よりうまかった」と回想している。のちに年代別韓国代表候補の合宿の招集された時も、「韓国代表では言葉も通じないので…」と、言葉の壁があったとしている。
  3. ^ 当時のチームメイトに市川雅彦がいる。
  4. ^ 当時は主に東京都西部の中学生を対象とする「FC東京U-15むさし」が発足していなかった。
  5. ^ 同期生に梶山陽平、呉章銀、鎌田次郎、斎藤雅也らがいる。

出典

  1. ^ ニュースリリース - 登録選手追加・変更 Jリーグ公式サイト、2007年2月16日付
  2. ^ ニュースリリース - 登録選手追加・変更 Jリーグ公式サイト、2007年5月11日付
  3. ^ a b 李忠成選手が日本国籍取得 - 柏レイソル公式サイト、2007年2月9日
  4. ^ a b c 五輪ピッチに「新日本人」…在日のルーツと誇り胸に - 産経新聞、2008年8月7日
  5. ^ 「週刊サッカーダイジェスト No.1099」日本スポーツ企画出版社、2011年2月8日、p.19
  6. ^ a b 李忠成選手（FC東京U-18）・来季新加入内定のお知らせ - FC東京公式サイト、2003年10月28日
  7. ^ 柏FW李ニンニクパワーで連敗止める - ニッカンスポーツ（Internet Archive）,2007年4月28日
  8. ^ a b c SPECIAL INTERVIEW 李忠成 大きな壁を乗り越えて 東京都サッカー協会広報誌2008 Vol.8
  9. ^ 365日 FC東京 - 中日新聞社、2007年2月11日
  10. ^ 加部究『忠成 生まれ育った日本のために』ゴマブックス、2008年、77-78頁
  11. ^ 李忠成選手 U-19韓国代表候補のトレーニングキャンプに参加のお知らせ - FC東京公式サイト、2004-08-23
  12. ^ a b c d 日本サッカーの英雄になった李忠成、「私の姓はLEE」 - 中央日報、2011年1月31日
  13. ^ 柏レイソルへ移籍決定のお知らせ - FC東京公式サイト、2005-01-14
  14. ^ a b c 李忠成、アジアカップのラッキーボーイを目指して (1/2) - スポーツナビ、2011-01-16
  15. ^ 李 国籍変更し五輪へ…北京でゴール量産を - スポーツニッポン（Internet Archive）、2008-07-14
  16. ^ [1] デイリースポーツ ２０１２年１月２４日 独占激白！李忠成「世界一のリーグで」
  17. ^ 李忠成選手 U-22日本代表選出 - 柏レイソル公式サイト、2007-02-15
  18. ^ a b c 柏の李忠成を完全移籍で獲得 北京五輪日本代表FW - 中国新聞、2009年8月27日
  19. ^ 燃える李忠成「早く点取る」入団会見後、実戦練習に合流 - 中国新聞、2009年8月28日
  20. ^ a b 【広島：李忠成選手移籍加入会見】出席者コメント - J's GOAL、2009年8月27日
  21. ^ 李忠成「紫の9」背負う 12日 - 中国新聞、2009-9-12
  22. ^ 日刊スポーツ、2011年1月31日3面
  23. ^ 出番激減の李忠成 柏→広島“超〜電撃移籍!” - スポーツニッポン、2009年8月26日
  24. ^ 【広島：李忠成選手移籍加入会見】出席者コメント - J's GOAL、2009年8月27日
  25. ^ 移籍ゴール最終戦こそ　李忠成、5日京都戦 - 中国新聞、2009-12-03
  26. ^ a b c 李、ゴールこそ使命 ザックJ合宿開始 - 中国新聞、2010-12-29
  27. ^ 前線トリオ乗ってます ここ6戦7得点3アシスト - 中国新聞、2010-10-23
  28. ^ 李忠成のサウサンプトン移籍が完了 Goal.com、2012年1月26日

関連項目

外部リンク

 
日本代表 - 出場大会
U-23日本代表 - 2008 北京五輪 サッカー競技
日本の旗
日本代表 - AFCアジアカップ2011 優勝 (4回目)
日本の旗
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